真白に格闘術を教えることとなった静は早速学校の武道場で格闘術の基本を教えていた
「なるほど・・・結構覚えが早いね」
「有難うございます」
と言って真白の習熟の速さに静は舌を巻いていた
「・・・よし、じゃあ今日はここまで、また明日同じ時間にここに来て」
「わかりました」
と言って柔道着から真白は制服に着替えた
「そういえば静さん」
「ん?何?」
「真冬姉さんなんですけど・・・一体どんな訓練をしたのですか?あんなに怯えている姉さんは初めて見たもので・・・」
と言って比叡の時を思い出していた
「ああ、そうか真白ちゃんは知らないのか・・・じゃあ、何やったか教えてあげるよ」
と言って昔話をし始めた
数年前・・・
「教官をして欲しい・・・ですか?」
「ああ、そうだ・・・君と前田くんが適任だと思ってね」
いきなり軍令部に呼ばれた静と前田は茂から新しい要請があった
「これはブルーマーメイドからの要請でね、ちょうど関係強化にいいかなと思ってな。それで君たちを呼んだんだ」
と言って今度新しく新設される特別執行課・・・いわゆるブルーマーメイドの特殊部隊の様なところの訓練をして欲しいと言われた
「・・・分かりました、しばらくの間教官として訓練を行いたいと思います」
「よろしく頼んだ」
と言ってそのままブルーマーメイドの訓練施設へと向かった
車に乗ってブルーマーメイドの訓練場に着くと早速挨拶をした
「今日からここで教鞭を取ることとなった大石 静と前田 啓介だよろしく頼む」
と言って早速訓練をしようとした時であった、突如後ろから気配を感じたので咄嗟に腕を掴むと
「いてて・・・何でわかったんだ!」
と言って1人の女性が掴まれた腕をさすっていた
「全く、お前はいつから変態になったんだ。真冬・・・」
と言って掴んだ相手の名前を言った
「全くお前と言う奴は・・・」と言って呆れ
「訓練を行う」
と言って外に出て早速訓練を開始した
「ほれ、どうしたまだ始まったばっかだぞ」
と言って地面に倒れているブルーマーメイド隊員を見ていた
「きょ、きょうかーん・・・初日からこれですか・・・」
と言って今までの数時間で行ったことを思い出していた
「腕立て伏せ、腹筋共に2000回に加えベンチプレスですか・・・」
と言ってそのまま倒れた
「ふん、こんなもんですぐ息を上げているとは。まだまだ足りんな」
「そうですね、明日からもっと叩き上げますか・・・」
と言って初日は解散した
次の日になって訓練を行うためにまずは柔軟を行った、しかし昨日の疲れが取れていないのか
「ぎいやぁぁぁぁぁぁぁ!」
と所々から悲鳴が上がっていた
「よし今から訓練を行うぞ!」
「「ええ〜!」」
訓練を行おうとしたときに先程柔軟をしていた特別執行課の面々は驚いていた
「今からですか!」
「もうちょっと休憩させてくださいよ!」
と駄々をこねてが
「五月蝿い!いちいち文句を言うな。文句があるならさっさと動け!」
と言って近くにあった木に殴ってしまい殴られた木にヒビが入った。それを見た面々は顔を青くしてせかせかと訓練を始めた、そんな中
「おい、真冬ちょっといいかい?」
と言って訓練生にセクハラをしようとしていた真冬を静達は捕まえた
「な、何でしょう教官・・・」
と言ってこの後真冬には特別キツくしたメニューをやらせた
それからしばらく時が過ぎ訓練場にいた面々は段々と訓練にも慣れ、対人戦闘用に前田が格闘技を教え静は剣道を教えた、そして真冬には他よりもきつい訓練を課し、そろそろ最後の訓練を考えていた。
「「旅行!?」」
静の発言に訓練をしていた執行課の隊員は驚いた
「一体どこに行くんですか?」
と1人の隊員が聞くと
「フフフ、聞いて驚け、海外に行くぞ!」
「「・・・え!?」」
突然海外に行くと言うことに隊員が驚いた
「海外に遠征に行くんですか!」
と言って次の旅行場所に驚いた
「ああ、そうだ来月ウラジオストクに行くぞ準備をしといてくれ」
と言って静は教官室に戻っていった
「「・・・や、やったー!」」
海外に行けると思った訓練生はウキウキした様子で準備をしていた、しかし真冬は
『おかしい、教官がわざわざ旅行に海外に行くなんて・・・きっと何かあるに違いない!』
と思って色々と考えを巡らせていた、そしてついに一ヶ月が経ち一行はロシアのウラジオストクに着いた
「何処ですか・・・ここ」
と言って訓練生が着いたのは真っ白な平野が永遠と続く大地だった
「何言ってんだ、今からここでキャンプをするんだよ」
「「へ?」」
と言って何言ってんだこの人は、と言った表情で静を見た
「今からここシベリアにて10日間のキャンプをする!」
「「はぁー!」」
と言って訓練生は
「騙されたーーーー!」
「チックショー!帰らせてくれー!」
と言って今すぐ帰りたいと言ったが
「ちなみに逃げようとしてもパスポートは私が持っているし、もし逃げたら真冬と同じ目に遭わすから」
と静に言われ回収されていたことを思い出して肩をガックリと落として逃げることを諦めた
「早く急いで!夜になっちゃう」
と言って所々にテントが設営されキャンプの準備が整った
「じゃあ準備出来たらそのままテントに入って休憩!」
と言ってこれからここの訓練名物となる地獄のシベリアキャンプが始まった
夜になってテントで休んでいたある訓練生は
「寒!一体どうなってるの!」
と言って今の気温を見た
「ま,マイナス20度・・・」
と言って今の気温に絶句した
「もっとあったかくしないと」
と言ってテントの中で重ね着をした
重ね着をしていると、ふと空が晴れていることに気づいたある訓練生が外に出ると
「わぁ〜すごい星空・・・」
と言って空一杯の星を見ていたそしてそれに気づいた他の訓練生も外に出て星空を観ていた
「日本の田舎でもこんなに見れないですもんね」
と言って作ったココアを飲みながら外に出た全員で上を向いていた、ちなみにその時真冬は静と前田によってセクハラ未遂による現行犯で追加訓練をさせられていた
そしてあっという間にシベリアキャンプも終わり日本に帰国し指導最後の日になった
「教官、ちょっときてもらっていいですか?」
と言われて目隠しをされて2人は腕を引っ張られた、そして目隠しを取ると其処には飾り付けされた部屋があった。そして
「「教官、今まで有り難うございました!」」
と言って小さなパーティーが開かれた
「お、おうありがとう・・・」
と静が言って訓練生から花束を貰った、そしてパーティーが始まった
パーティーも終わり訓練場の門に車が来ると門まで真冬達が着いてきてそのまま車に乗り込むと
「またここに来れたらきてください!」
「ああ、また来れたら来るよ」
と言ってそのままっ車は訓練場から去っていった
「・・・・ってことがあったのよ」
「姉さん・・・」
と言って既にその時からセクハラをしていた事に呆れていた
「まぁ、今となっては良い思い出だけどね」
と言って武道場の電気を落とした
「じゃあ、また明日」
「はい、では」
と言って2人とも帰路についた
静の士官学校時代は必要か否か
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読みたい!!
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要らない