平賀達と生徒間でビーチバレーで楽しんでいる頃、明乃はパラソルの下で地図の採点をしている古庄に話しかけた
「古庄教官!」
「ん?」
「古庄教官も水着なんですね」
「ああ、あの子達が持ってきたのよ。まあ、どんな格好でも採点できるから仕方なくね」
と言ってブランケットを羽織ると明乃が心配そうな顔で
「あの、この実習の結果次第でさらに実習なんて可能性も?」
と聞くが古庄は
「それはないわ、元々この実習自体補修みたいなものだし。点数をつけると言っても、判断能力や適性を見るのが目的だから」
と言って古庄はこれ以上の実習がないことを伝えるとホッとした顔をした
「チーム分けの方法も採点基準よ」
「え!?それって、もしかしてマイナスなんじゃ・・・」
「ふふっ、そうかしら?」
と言って古庄は笑みを浮かべて誤魔化すと
「岬さーん!」
「艦長も一緒にやろう!」
と言って鈴と若狭が呼ぶと明乃は古庄も一緒に遊ぼうと誘った後にビーチバレーに参加した
「ふう、まずは採点ね」
と言って地図を開くと其処にはフレミングチームの書いてある地図で『まいぞー金』『温泉足湯サイズ』と書かれており古庄は思わず首を傾げた
そして実習も終わり、それぞれ解散しようとした時。静が平賀達と古庄にカードを渡していた
「ああ、そうだ。はいこれ」
「なんですか?これ?」
「明日空港に入る時に必要になるから無くさないでね」
「分かりました」
と言って受け取ると空港という単語に明乃達晴風クラスは驚いた
「「ええー!古庄教官空港に行くの!」」
「ええ、そうよ。明日、建設中の東京海上空港に視察に行くのよ」
と言うと明乃達は羨ましそうな目でカードを見ていた
「いいなあー、空港かー」
「行ってみたいよねー」
と言って各々空港の話をしていると静が
「あ!そう言えば空港の完成した時に抽選で空港の内覧会があるからその時に応募すればいいよ」
と言って近くにあったカモフラージュした航空機のカモフラージュを取ると明乃達は物珍しそうに見ていた
「もしかして昨日これで来たんですか?」
と明乃が聞くと
「ええ、だから今日は特別に航空機の飛んでいるところが見られるわよ」
と言うと明乃達は急いでカメラを取りに行った。そんな様子を見て静達は笑っていた
「あはははは!みんな同じこと考えていたんだね。あははははは!」
「そうですね・・・私も航空機が飛んでいるのは気になりますし・・・」
と言っているとカメラを持ってきた明乃達はウキウキした様子で見ていた
「じゃあ少し離れててね、あと風で物とかが吹っ飛ばない様に気をつけて」
と言ってエンジンを起動すると途端の強い風が吹いた
「うお!これは凄い風っす!」
「飛んで行っちゃいそうだよー」
と言っていると航空機が徐々に前に出ていき少し沖まで行くと途端に物凄い勢いで水飛沫を立てながら飛んで行った
「「おおー!」」
そんな様子を明乃達はただただ驚いた様子でカメラに収めていた
次の日、軍令部の前では3人の女性が集まっていた
「もうすぐですね」
と言って古庄が時計を見ながら言うと軍令部の前に車が止まった。そしてその車から静と輝が出てくると
「皆さん集まっていますね。それじゃあ早速参りましょうか」
と言うと古庄、平賀、福内の3人を車に乗せるとそのまま車は発進し高速道路に乗った
高速道路に乗っている間、静は今回の視察の資料を平賀達に渡し今回巡る場所を教えた
「今回あなた達には空港の保安検査場と空港内の建物などを見てもらいます」
「分かりました、では今日へよろしくお願いします」
と言っていると車は空港へつながる道へと入って行った
「しかし随分と厳重な警備ですね」
と言って平賀は空港につながる高速道路に止まっている軍用車の数を見てそう言った
「そりゃ国家事業ですし、それに今までに何人かの工作員の拘束もありました。これくらいの警備じゃないと情報が盗まれてしまうんですよ」
と言って厳重な理由を言うと平賀達は料金所へと到着した
「・・・では入場許可証を提示してください」
と言って昨日渡されたカードを見せるとそのまま空港内へと車は入って行った
「おお、これは凄いですね!」
「なかなか広いわね」
「あ!此処売店とかもありますよ!」
と言って少し興奮気味の平賀を福内が抑え、古庄は空港の大きさに驚いていた
「それじゃあ、早速保安検査場に行きましょう」
と言って保安検査場と書かれている場所へと向かうと其処には金属探知機にX線検査機の置かれた大きな部屋があった
「おお、此処が保安検査場ですか・・・」
と言って感心をしていると
「此処で全員の荷物検査を行い、さらに体内に金属などを持っていないかなどの検査を行います」
と言って解説をした
「成程・・・これだと危険物を中に持ち込む事はなさそうね」
と言って古庄達は保安検査場から出てそのまま屋上へと向かった
「おお、眺めがいいですね」
と言って屋上に出ると福内は滑走路の長さに驚いた
「随分と大きな道路ですね・・・」
「それは滑走路と言って其処から航空機が飛んでいくんですよ」
「「ヘェ〜」」
と言っていると滑走路にいたクレーンから何かが運ばれているのが見えた
「あれは何を運んでいるんですか?」
「ああ、あれは航空兵学校に使う訓練機ですよ」
と言って貨物船から徐々に荷下ろしされている航空機を見てそう言った
「元々は私たちの艦隊で使っていた電征と呼ばれるプロペラ機をそのまま学校に使うんです」
「そのプロペラ機ってなんですか?」
と言って古庄がプロペラ機とは何かを聞くと
「ああ、そうでしたね。プロペラ機って言うのはあんな風に航空機の前についている棒みたいなのを回転させて飛んでいくものでプロペラ機の他に昨日私たちが乗ってきたジェット機と呼ばれるものがあります」
「そうなんですね」
と言っていると一行は視察を続けた
静の士官学校時代は必要か否か
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読みたい!!
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要らない