空港視察を終えた平賀達は真霜に静との思い出を聞くといろいろな思い出を語り始めた
「でもいろんな思い出があるけど、一番忘れられないのが動物園の時かしら」
「「動物園?」」
「ええ、あの時の記憶は忘れられないわね」
と言うと真霜はその時の記憶を話し始めた
〜真霜が小学3年生の頃〜
初めて会った日から何度か遊びに行った時、私が母に
「ねえ、今度静お姉ちゃんとどっか遊びに行けないかな?」
「え?静さんと?」
と言って母は少し心配しましたが静さんなら大丈夫だと思い茂さんに連絡を取ると、OKという返事があったので
早速何処か空いているところが無いか調べると
「あ、此処がいい!」
「え?此処でいいの?」
「うん、此処に行きたい!」
「・・・わかったわ、じゃあそのように伝えておくから」
「わーい、やったー!」
と言って母の開いていたパソコンには『新上野海上動物園』と書かれていた
そして少し日が経ち、いよいよ動物園で静と一緒に遊ぶ日がやってきて私はウキウキした気分で待ち合わせ場所に向かった
「あ!静お姉ちゃん!」
「お!真霜、元気してたか?」
「うん!元気してた、お姉ちゃんは?」
「ええ、私も元気よ」
「じゃあ今日はその子のことお願いね。今日は手の離せない仕事があって・・・」
「大丈夫ですよ真雪さん、仕事頑張ってください」
と言って静は真霜と一緒に動物園へと入っていった。まさか今日、あんなことがあるとも知らずに・・・
動物園に入った静と真霜はいろいろな動物を写真を撮ったり見たりして楽しんでいた
「あ!お姉ちゃん、しろくまだよ!しろくま!」
「ええ、そうね」
「なんかかっこいいね」
「確かに、なんかかっこいい気もするわね」
と言っていろいろな動物を見ている時だった。突如真霜が
「お、お姉ちゃん」
「ん?どうしたの?」
「と、トイレ行きたい・・・」
「え!?」
と真霜が言うと慌てて近くのトイレに駆け込み用を足している時だった。
パンっ!パンっ!
と言う乾いた音がしたと思うと、一斉に動物園に来ていた人たちが一斉に入口の方へ逃げ出していた
「っ!何?」
「これは・・・ちょっと待っててね」
と言ってそっと静が外を見ると
「あれは銃声だった・・・まさか!」
と言っていると真霜が
「どうしたのお姉ちゃん?」
と言って近づこうとしたが
「危ないから近づかないで!」
と小さな声で言うと私をそのままトイレの奥の道具入れのところに隠れた
「ど、どうしたの!?お姉ちゃん!?」
「シーっ!」
と言って静が静かにするように言うと小さな声で
「今此処は・・・海賊がいる・・・」
「え!・・・」
突然のことに驚いた、此処に海賊がいるとは思って見なかったのである
「お、お姉ちゃん・・・ど、どうしたらいの?」
と言って少し泣き目になりながら聞くと
「まずは落ち着いて深呼吸しよ」
「うん」
と言って2回ほど大きく深呼吸をすると静は
「いいかい?まずは此処からでちゃだめよ、私はトイレの出口から外の様子をそっと見てくる。動かないでね」
「うん・・分かった」
と言うと静はゆっくりと動き出してトイレの出入り口からゆっくりと外の様子を見るとそのまま戻ってきて
「やっぱり間違いない、此処は海賊が周りにいっぱいいる」
「そんな・・!」
と言っているとトイレに何かが近づいてくる気配がした
「まずい!」
「か、隠れなきゃ!」
と言って咄嗟に道具入れの中にあった段ボールを頭にかぶって様子を見た
カチャ・・・カチャ・・・
「・・・・」
『どうか見つかりませんように・・・』
と言ってそのまま通り過ぎるのを待っていると誰かの呼ぶ声がし、近づいてきたテロリストはそのままいそうでトイレを出ていった
「・・・言ったようね・・どう?体調は?」
「うん・・大丈夫、お姉ちゃん・・・」
と言うと静は独自に考え始めていた
「あれはソ連製のAK 47・・・とM1911・・・どっちも裏では何処でも買える代物・・・」
「ねえお姉ちゃん・・これからどうすれば良い?」
と聞くと静は
「うーん、とりあえず何か情報がないか調べてみるか・・連絡は危ないからできたらお父さんにメールを送信してみるか・・・」
と言って携帯を見ると其処には今の状況が記事となって載っていた
『動物園のレストランで立て篭もり事件発生?』
『立て篭っているのはこの前、摘発されたテロリストとの見解も』
『すでに犠牲者が多数いる可能性が』
などとまだ発生したばかりだったので情報が錯綜していた
「・・・取り敢えずまだ詳しいことはわからないか・・・取り敢えずメールで人数と配置を送っとこ」
と言って反対側にあった従業員用出入り口をみると真霜に
「ねえ。ちょっと裏を見るからダンボール被ってて」
「分かった!」
と言って私は静に渡されたダンボールを被って静の帰りを待った。
時は少し遡り、静と真霜が段ボールで隠れている時、真冬と茂は急遽設営された作戦本部で話し合っていた
「どうですか?」
「いや、まだわからん。なんせまだ事件が起きたばかりだからな。情報が足りん」
「あの子達・・大丈夫かしら・・・」
「何、アイツなら大丈夫さ」
と言っていると茂の携帯にメールが送られてきた
「お!無事だったか!」
と言いてメールを開けて真紙を読むと途端に顔が青くなった
「どうしましたか?中将殿(この時はまだ総長ではなかった)」
と言って真雪もメールを読むと其処には
『トイレ 避難 テロ八人 あk47、1911』
と書かれていた
ちなみに真霜は何回か静の家に遊びに行っているうちに、言い方がお姉ちゃん呼びするようになりました
静の士官学校時代は必要か否か
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読みたい!!
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要らない