演習
平賀達の空港視察が終わってから1ヶ月ほど経ったある日、静達は硫黄島要塞である話をしていた
「しかし、本当に驚きました。まさか招待されるなんて・・・」
「ああ、全くだ」
と言って目の前にあった紙を見た。其処にはある内容が書かれていた
『招待状
今回、菊花艦隊司令長官 雷樹静中将に今秋に開催される競闘遊戯会の来賓として招待いたします。
横須賀女子海洋学校校長 宗谷真雪』
「来賓として呼ばれているが、その日はまゆみが歓迎祭に行くんだ」
「じゃあ旦那さんに任せれば良いじゃないですか」
「まあ、そうだな。仕方ない・・・とりあえず今日はこの後訓練だったな」
そう言うと静は座っていた席を立ち、艦橋へと向かった
艦橋に上がった静は艦隊の現状を聞いた
「雷樹司令長官殿、ただいま艦隊は全艦乗員の乗り込み完了。出撃準備完了」
「了解した。よし、全艦に通達。菊花艦隊、出撃!」
「了解しました司令長官、これより菊花艦隊は軍事演習を行うため、予定地点まで進路を向かいます」
「ああ、頼んだぞ」
「はっ!航海参謀、進路決定せよ!」
そして要塞から菊花艦隊が演習のために出撃をして行った
硫黄島要塞を出撃してから少し経った頃、静は香織にあることを聞いた
「日本武尊の様子はどうだ?」
「はっ!通信は安定している模様です」
と言って香織が右斜め後ろの方を見ると其処には日本武尊がいた、ただその様子は人の気配がなかった
「通信誘導装置は無事、機能しているわね」
「はい、後は潜航実験のみです」
「そうか・・・」
と言っていると艦隊は無事予定地点につき、目標の島に向かって航空機を飛ばし始めた
『総飛行機発動!総飛行機発動!』
と言ってマストに旗が上がると艦隊旗下の航空機が全て発艦準備を始め、準備が終わると
『発艦はじめー!発艦はじめー!』
と言い艦隊の航空機が空に飛び上がり、島にある目標目掛けて模擬爆弾や機銃を撃っていた。そんな様子を艦橋上の見張り台から見ていた静は
「いつも思うが凄い光景だな・・・」
「はい、まるで映画のワンシーンのようです」
そんな感想を言っていると見張り台に珍しい人物が上がってきた
「司令、艦長」
「お?何で森さんがここに?」
「実はちょっとお話が・・・」
と言って二人を食堂に呼び出すと森は事情を話し始めた
「実は今日ここに来てもらったのは他でもありません。実は田嶋さん達から相談がありまして・・・」
と言って森は田嶋達給糧員が新しい料理を制作しているとのことでその試食をお願いされた
「ほうほう、じゃあ早速試食してみたいな」
「はい、分かりました。じゃあ田嶋さんお願いできますか?」
「分かりました」
と言うと田嶋は冷蔵庫から皿に乗った野菜みたいなものがケーキの形に盛り付けられている食べ物があった
「ケーキ?」
「野菜・・・」
それを見た二人は頭に?マークが大量に生まれたが森の説明で納得した
「これはサラダケーキと言って野菜をケーキに見立てて作ったんですよ」
「「なるほど〜!」」
と言って詳しい中身を話した
「まずこの白い部分は豆腐で作って、周りの緑色の部分はきゅうりを薄切りにして被せたもので、これはイチゴに見立てて乗せたトマト、中にはいろいろ詰めた野菜が何層にも重なっています」
と言ってケーキを切ると断面からカラフルな色が出てきた
「凄い、本当に野菜だ」
「ここも凄い細かいですね」
「さあ、どうぞ。上からドレッシングをかけて食べてみてください!」
と言ってフタチが一口食べると驚いた顔で二人はお互い顔を見合った
「「え!?なにこれ、美味しい」」
と言ってガツガツ食べて感想を言った
「どうでしたか?司令、艦長」
「「めっちゃ美味かった!」」
と言って満足だったと言うと、田嶋達は嬉しそうに
「じゃあこれは新しいメニューに追加できますね」
と言って満足そうだった
食堂を後にした二人は再び艦橋に上がり、状況を聞いた
「航空参謀、状況説明を頼む」
「はっ!現在演習を行った航空機の収容完了、後は基地に帰投し今度は陸上での訓練を行います」
「了解、それではこれより基地に帰投する。航海参謀は最短進路の決定、通信参謀は要塞へ通信」
「了解しました」
と言うとしおり達は各々部署に指示を出し、艦隊は問題なく硫黄島要塞内部ドックに到着した
静の士官学校時代は必要か否か
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要らない