ハイスクール・フリート 菊の艦隊   作:Aa_おにぎり

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競闘遊戯会前日

演習を行った日より2週間ほど経ったある日、静はいよいよ明日開催される競闘遊戯会に参加するため、準備を行ってきたがその前に別の仕事に追われていた

 

「全く、どうしてこんな時に北中国の情報が入ってくるのよ!!」

 

「それは、タイミングですからね・・・運が悪かったかのかと・・・」

 

「はぁ〜、取り敢えず今わかっている範囲の情報全部持ってきて!!」

 

「了解しました」

 

と言って香織が部屋を出て少し経ち香織と葵が一つづつ段ボール箱を持って入ってきた

 

「はい、司令。言われた通り全部持ってきましたよ」

 

「え!そんなに有るの!!」

 

「ええ、なんせいろんな情報が収集艦から来ますからね」

 

「ああ、そういう事か」

 

と言って納得すると静は早速、運ばれて来た段ボールの中身を読み始めた

 

 

 

 

 

 

そして渡された資料を読んでいると静があることに気づいた

 

「あれ?此処の通信で使っているFって何だろう・・・」

 

「海賊が使っている暗号でしょうか?」

 

「Fは何かの頭文字?」

 

「「うーん・・・」」

 

と言って3人は考えが詰まってしまった。すると部屋の時計が4時を示す音が鳴り静は

 

「あ、時間だ。じゃああとはお願いできる?」

 

「はい、あとはお任せ下さい。司令」

 

「ええ、頼んだわ」

 

と言うと静は部屋を出て輝と合流をするとそのまま水上機の止めてある桟橋へと向かった

 

「じゃあ今日は俺が操縦するよ」

 

「ええ、頼んだわ」

 

と言って水上機に乗り込み発動機をつけるとプロペラが動き出しそのまま空へと飛び上がって行った

 

 

 

 

そして静達の乗った水上機は途中、邪魔もなく無事に東京水上機基地へと着いた

 

「んー、着いたわね」

 

「ああ、此処まで特に邪魔もなかったしな」

 

「よし、じゃあこのまま和樹達のところに行きましょ」

 

と言うとそのまま静達は雷樹邸へと向かって行った

 

 

 

 

 

家に着くと早速和樹達が飛んできた

 

「「パパー、ママー!」」

 

「おお、和樹。ただいま」

 

「おかえり、ママ」

 

と言うと後ろから茂が出てきて

 

「おお、思ってたより早かったな。さあ輝くんも夕食の準備ができてる、みんな食堂に来てくれ」

 

「「はーい!」」

 

と言うと和樹達は走って食堂まで行って

 

「こら!家の中で走らないの!」

 

その後を静夫婦もついて行って行くと其処には茂夫婦意外にも2人の人物が来ていた

 

「あ、お義母さんお義父さん」

 

「お袋と親父。今日来ていたのかい?」

 

「ああ、久々に孫の顔も見たくなってな。さっきまで久々に遊んでいたわい」

 

「ごめんなさいね、主人が如何しても孫に会いたいって言うので・・・」

 

「いえいえ、大丈夫ですよ。お義母さん、最近忙しくてなかなか行けなかったですし」

 

と言って家に輝の両親の大石亜由美と大石蔵良が来ていた

 

「しかしお袋が来ていたとは・・・」

 

「あら、私が来て何か問題でも?」

 

「いや、久々に会えて嬉しいだけだよ」

 

と言って早速8人で夕食が行われた

 

 

 

 

 

夕食が進み箸が進んでいる中、蔵良が

 

「そう言えば静くん、明日競闘遊戯会に来賓として出るんだろ?」

 

「ええ、そうですね。明日の午前中は来賓として参加しますね」

 

と言うと蔵良が

 

「そうか・・・あ、いや。なんせ今日はこの後総理から呼ばれててな。明日、札幌に帰るんだ」

 

「そうなんですか、総理に・・・」

 

と言って要件は何だろうと考えていると亜由美が

 

「ちょっと貴方、今は食事の時間です。ちゃんと夕食を楽しみましょ、折角真澄さんが作ってくれたのだから」

 

「あ、ああ。そうだな、すまないね静くん」

 

「いいえ、大丈夫ですよ」

 

「ああ、そうだ。たまにはうちの実家にも来てくれよ。まあ周りには畑しかないがな」

 

「ええ、ちょうど再来月に空港もできますし。そうなったら北海道まで4時間くらいで行けますし」

 

「おお、そうだったな・・・空港が開港したら簡単に此処まで来れるのか・・・」

 

「だからって毎日のように飛行機に乗らないでくださいね」

 

「「あはははは」」

 

と言って全員が笑い夕食を楽しんだ

 

 

 

 

 

そんな楽しい夕食が終わり、和樹達を風呂に入れている時。静は茂に呼ばれて書斎へと入っていくと、其処には蔵良をソファーに座っていた

 

「お父さん、何でしょう」

 

「ああ、まずはこれを見てくれ」

 

と言って茂は静に紙を渡し、内容を見ると同じ内容を渡された蔵良も驚いた顔で詳しい話を聞いた

 

「まずは、その紙に書かれている通り。とある海賊がフィリピン沖にある米国のモースボール状態の要塞を奪取したとの情報があった」

 

「おと・・いえ、総長殿。この情報は確かなものですか?」

 

「ああ、この情報は間違いない」

 

「しかし如何して海賊が、しかも米国の要塞を・・・」

 

「米国ではこの情報はまだ公式には公表していない」

 

「しかし海賊に如何して要塞の攻略が出来たのか・・・」

 

「それに関しては前々から資金の動きを監視してきましたが、北中国が資金援助をしていたとの疑いがありますがまだ確証には至っておりません」

 

「そうか・・・まあ取り敢えずは海賊の動きに注意が必要だ。蔵良、この後総理に会ったらこの件を伝えといてくれ」

 

「ああ、分かった。この事は総理に伝えておくが、政府は如何動くだろうな・・・」

 

「慎重に海賊の動向を伺うだろうな」

 

「そうですね、いくら大高総理がよくても周りの官僚どもが慎重になるでしょうし」

 

「全く、官僚の人間も海上安全委員会と同じではないか。自分の保身のために平気で祖国を売ろうとするのだ」

 

「ああ、下らんな」

 

「同感です」

 

と言うと茂が静に

 

「今日はもう遅い。後のことは私たちでやるから、お前はゆっくり休みなさい」

 

「分かりました、ではおやすみなさい。お父さん、お義父さん」

 

「ああ、おやすみ」

 

と言うと静は部屋から出てそのまま寝室へと向かい、眠りについた

静の士官学校時代は必要か否か

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