ハイスクール・フリート 菊の艦隊   作:Aa_おにぎり

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競闘遊戯会2

ブルーマーメイド用の来賓室に着いた静は扉を開けて真霜を呼んだ

 

「如何しましたか?姉さん」

 

「ああ、ちょっと話がしたい。来てもらっていいか?」

 

「・・・分かりました」

 

「ああ、あと真雪さんも呼んでくる。これは重要な話だからな」

 

と言って真雪を呼び、そのまま人気のないところまで移動すると

 

「まずはこれを見てほしい」

 

と言って静が携帯を見せ、真霜達がそれを見ると険しい表情となった

 

「アメリカ軍の作った要塞が海賊の手によってモスボール・・・こんな情報をどこから?」

 

「これは少し前に米国から直接伝えられた”極秘“の内容だ。すでにこの事は東南アジア、並びに日本国政府にも通達されている」

 

「そんな話、ブルーマーメイドには一切情報がありませんでした」

 

「そりゃそうさ、この情報は政府によって厳重の管理されていたからな」

 

「しかし、この情報、にわかには信じられません。周辺地域の海賊は殆どが貴方によって潰されているはずなのに・・・」

 

と真霜が言うと

 

「ああ、私も正直驚いたよ。なぜなら此処の海賊は弱小海賊だったのにも関わらず、あんなに米軍が警備していた要塞のモスボールをしてしまったんだから」

 

「誰かが資金援助をしたのかしら?」

 

と真雪が言うと

 

「真雪さん、その線はあり得るかもしれません・・・これを見てください」

 

と言って静はまた別の画面を見せると2人とも驚いていた

 

「・・・これは、密会の写真ですか・・・?」

 

「ああ、その可能歳が高い」

 

「相手は身なりからして中国人?」

 

と言うと静は

 

「まだそこまではわからないがいずれにせよ厳重な警戒が必要となる」

 

「そうですね、取り敢えずブルーマーメイドには私から言うとして・・・」

 

「学校には私から言っておきます」

 

と言うと障害物競走が終わったとの放送がありそれぞれ元の場所へと戻っていった

 

 

 

 

 

そして来賓席に戻った静はそのまま競技の観戦を再開した

 

「それでは第五種目、水上無差別合戦・・・ヨーイ・・・はじめ!」

 

と言って試合開始のブザーがなると会場に設置されたウレタンマットに乗っている生徒が一斉に相手の水風船を割ろうと襲いかかったがある所で士官達が驚いていた

 

「おお、これは凄い」

 

「あんなに綺麗に三人を倒すとは・・・」

 

「さすがは万里小路家の御令嬢だな」

 

と言って開始早々2本のウレタンソードで三人の水風船を割った万里小路を見て歓声をあげているとまた別の場所でもまた同様の歓声が上がった

 

「凄いなあの生徒」

 

「ああ、あんなに体を捻って避けているとは」

 

「どうやらあの生徒はクロイツェル家の娘らしいぞ」

 

と言っていると此処でハプニングが起こった。何と阿部のウレタンソードがドイツの留学生の生徒の水着がうっかりめくってしまいその生徒は思わず海に飛び込んでしまった

 

「ああ、やっぱり起こったか」

 

「あの生徒はかわいそうね・・・」

 

と言って士官室では女性士官が男子士官に睨みを効かせていた

 

「風船が無事でも、落水は失格とします」

 

と言う放送が流れると黒木は1人の生徒を投げ落とした。それを見て静は

 

「あはは!あんな方法があるなんて、うまく突いたわね」

 

と言って笑っているとウレタンマットの端で野間と万里小路が追い詰められていた

 

「さあ、この状況。一体如何するんだ?」

 

と言っていると野間が万里小路を上に飛ばし、ウレタンソードで回転技を披露した

 

「おお、竜巻サイクロンか」

 

「何ですか?それ」

 

静の言葉にある女性士官が聞くと

 

「高速回転の遠心力で攻撃力は通常の四倍、さらに風による追加攻撃でさらに四倍、合わせて十六倍の攻撃力になる幻の合体技・・・」

 

「・・・恐ろしいですね」

 

「ああ、久々に使っている人を見たよ」

 

と言うと襲いかかった生徒全員が水風船を割られた上に吹き飛んでいた

 

「おお、一気に九人も・・・」

 

そして試合も中盤に差し掛かった時、ウレタンマットの一角では黒木、野間、万里小路と多くの相手をした三人が集まっているところに逃げ回っている他の駿河、柳原、広田、等松、納沙の五人が一斉に三人の後ろに隠れたが

 

「嗚〜呼、あれは終わったわね」

 

「そ、そうですね」

 

「コントかよ・・・」

 

と言ってウレタンマットから落ちていく晴風メンバーを見ながらそう言った

 

 

 

 

 

そして昼食の時間となり、静はある場所へと向かった

 

「・・・美味しい」

 

「美波さん、まだハンバーグたくさんあるよ」

 

「肉じゃがも作ってきたから」

 

「まだまだたくさんあるよ」

 

と言って昼食を配っている伊良子と杵崎姉妹が言うと

 

「これこそ,和気藹々・・・」

 

と言って楽しいと思っていると若狭が

 

「ねえ、艦長。その子誰?」

 

と言って明乃がご飯をあげている見た事ない子のことを聞くと

 

「あ、スーちゃんだよ。私とシロちゃんの友達だよ」

 

と紹介をした

 

「OK!じゃあ一緒に食べよう」

 

と言って和気藹々をしていると知った声が聞こえた

 

「おお、みんな楽しんでいるようだね」

 

「あ、静さん」

 

「よ、みんな元気してたか?」

 

と言ってやってきた静に明乃が

 

「よかったら一緒に食べませんか?」

 

「え、艦長。良いんですか?それに静さんも」

 

と真白は驚いたが静は

 

「おお、招待してくれるのかい?それじゃあ少しもらおうかな」

 

と言って晴風クラスの輪に入ると早速静は先の競技の話をした

 

「しかし、さっきのは惜しかったね」

 

「はい・・・あんな事故さえなければ・・・」

 

と言って真白は悔やんでいたが

 

「なに、あれはあれで面白かったぞ。それに競技というのは勝つのが一つでもあるが楽しむ事も一つの楽しさでもあるぞ」

 

「それは・・そうですが・・・」

 

と言っていると静の持っていた携帯がなり、届いた内容を見ると静は

 

「ごめん、ちょっと用事ができたんだ。席を外させてもらうね」

 

「分かりました」

 

と言って席を外れて静は急足でブルーマーメイドの待機しているテントまで向かった

静の士官学校時代は必要か否か

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