ハイスクール・フリート 菊の艦隊   作:Aa_おにぎり

90 / 124
今回は結構長いです(なかなか切れんかった)


競闘遊戯会3

とあるメールを受け取った静は急足でブルーマーメイドのいるテントまで向かうと。ちょうど真霜が他の隊員を集めている最中であった

 

「あ、姉さん」

 

「真霜も情報を貰ったのか?」

 

「ええ、ついさっきね。姉さんも?」

 

「ええ、そうよ」

 

「取り敢えず私は至急本部に戻るわ」

 

「分かった」

 

「艦隊を出撃させるの?」

 

「いや、まだ分からん。だかもしこれで国家の安全に関わる事なら艦隊の出撃もあるやもしれん」

 

「そう、分かったわ」

 

と言うと真霜は平賀と福内を連れて本部へと急いで戻って行った

 

『もしかするとこれが戦闘の引き金となるかもしれんな・・・』

 

と思っていると真雪から図上演習の会場来てくれとのことで静は会場へと足を運んだ

 

 

 

 

 

会場に着くと静は早速、真雪の隣に座り真雪からいくつかの質問を受けた

 

「今回の事件、貴方は如何思う?」

 

「・・・私はこれはくさいと思っている」

 

「外国が絡んでいると?」

 

「まあ、憶測だがな・・・まだ未確認情報だが、北中国が戦闘の準備を始めているという報告もある・・・」

 

と小声で言うと真雪が驚いた

 

「何ですって!?」

 

「真雪さん、この事はあまり漏らさないでください。あと声が少し大きいです」

 

「あ、ごめんなさいね」

 

と言っているとトーナメントに明乃と真白がいることに気がついた

 

「おやおや、如何やら真白ちゃんと明乃さんがそれぞれ出ているみたいね

 

「ええ、そうね・・・」

 

「この状況だと、とちらかが勝ったら、それぞれ決心がつきそうね」

 

「・・・」

 

と言って試合を観戦していた

 

 

 

 

 

その頃もえかはあることを考えていた

 

『ブルーマーメイドと海軍の人が少し慌ただしかった・・・何かあったのかも』

 

と思うともえかは早速行動に移した

 

 

 

また同じ頃、スーは1人、ゴムボートと背中に担いだ船舶用エンジンを持って埠頭に行き、そこからゴムボートにエンジンを取り付けて海の上を進んでいった。その先には先程、障害物競走で使った廃棄用の小型フロートがあった・・・

 

 

 

 

 

そして試合が進み、図上演習競技の決勝は静の思っていた通り、明乃と真白での対決となった

 

「やはり、貴方の言ったっ通りになったわね」

 

「ええ・・・そうね・・・」

 

と言って静は内心とても不気味な気配を感じ取っていた

 

『この気配・・・何かが起こる気がする・・・』

 

そう思っていた時だった。突如真雪の携帯画面が光り、それを見た真雪は険しい表情となり

 

「静さん、ちょっときてもらっても良いかしら?」

 

「・・・わかりました」

 

と言うと2人は会議室へと足を運んだ

 

 

 

 

 

会議室に着いた2人は早速、真霜から報告を聞いた

 

「情報は?」

 

「北緯25度東経135度付近の洋上で試験運用している水生成プラントが海賊に占拠されたわ」

 

「それは確か、植物栽培と人工タンパク質合成ユニット搭載型の自己完結型の・・・」

 

と静が言うと

 

「そう、プラントの技術者は全員人質にされている・・・」

 

「厄介ね・・・」

 

と真雪が深刻そうに言うと

 

「それだけじゃないわ、静さんの言っていた占拠された海上要塞が動き出しているの」

 

「何ですって!?」

 

「アメリカからの情報だと、海上要塞の武装は破壊してあるから使えないって・・・」

 

と言って画面に海上要塞とプラントの位置を映し出すと

 

「ただ、プラントと合流したら技術者に無理やり修理させるでしょうね・・・」

 

「・・・国土保全委員会は?」

 

「人質の救出が最優先、主力をプラントに向けて海上要塞は余剰戦力でマークすることになりそうね・・・」

 

と言うと静が

 

「この装甲だと、ブルーマーメイドやホワイトドルフィン、海軍の艦艇でも難しそうね」

 

「数で囲んで、乗り込んで制圧するしかなさそうね・・・むこうに撃てる砲がない間にね」

 

と言って海上要塞の写真を見てそう言うと

 

「もし海上要塞とプラントが合流たら・・・」

 

「自給自足な上難攻不落の海賊行為の拠点となりうる・・・」

 

「想定しうる最悪の展開ね・・・」

 

と言うと三人は深刻な表情を浮かべた

 

 

 

 

 

その頃、明乃達は図上演習の真っ最中であった

 

「あやつ、さっきから事もなげに低い確率の成功判定を引き当てよる・・・」

 

とミーナが感想を言うと

 

「艦長の幸運とシロちゃんの不運の相乗効果ですかね・・・」

 

と納沙が答えると

 

「しかし宗谷もただやられているわけではない」

 

「「え?」」

 

と2人が不思議に思うとテアが解説を始めた

 

「先程、岬艦長が撃沈したのはすでに中破している艦艇だった。宗谷は岬艦長が次にどこを狙うかを予想して、継戦能力の落ちた艦を被害担当艦としていた」

 

そんな試合の様子を見ていた晴風メンバーは

 

「名勝負っス!漫画にしたい位の・・・」

 

「これもうどっちが勝つかわかんないわー」

 

「口八丁手八丁って奴だね」

 

「いや、使い所違うから・・・」

 

「うう、艦長も副長も頑張れ!!」

 

と応援をしていた。その頃、会議室では

 

「直ちに競闘遊戯会を中断して、横須賀湾内にいるブルーマーメイド艦、海軍の艦艇を全て出港させるよう来賓に伝えて」

 

「了解しました」

 

と言って秘書の老松が出ていくと通信があった

 

「校長,廃棄フロートが動いているのですが・・・」

 

と言うと静が

 

「何ですって!?まさか・・・」

 

と静は慌てた

 

「如何したの?静さん」

 

「まさか彼等は旅順港閉塞作戦をする気か・・・?」

 

「何ですって!?」

 

旅順港封鎖作戦、日露戦争の時にバルチック艦隊が到着すると不利な状況となると考えた当時の大本営が旅順港を封鎖するために当時所有していた貨物船の一割ほどを使って旅順港を封鎖しようとしたが結局は失敗に終わった作戦である

 

「取り敢えずブルーマーメイド艦隊を出港させないと・・・」

 

「くそっ!とても今からじゃ間に合わない!!」

 

と言った次の瞬間突如地面が大きく揺れだした

 

「うわっ!」

 

「遅かったか!!」

 

と言って2人は会議室の机につかまった

 

 

 

 

その頃図上演習の会場では真白の圧倒的優勢の状態で試合が進んでいた

 

「これは・・・どんな不運がきてもシロちゃんの勝ち・・・ですね」

 

「見事じゃ」

 

「・・・このターンで決着ですね」

 

「うん、シロチャンやっぱ凄いね。私なんかよりずっと立派で・・・」

 

と続きを言おうとした瞬間、突如会場全体が揺れ動いた

 

「うお!」

 

同じ頃外では爆発したフロートの爆風でタグボートに載っていたスーは海に投げ出されてしまった

 

 

 

外に出た明乃達はボロボロに破壊されたフロートを見て驚いた。そしてブルーマーメイド隊員によって救助されたスーの姿を見て急いでスーの元へと向かった

 

 

 

 

「爆沈したフロートの操舵を行なっていたと思われる少女を保護しました。怪我人はいませんでしたが、水路が封鎖されたため横須賀湾内のブルーマーメイド艦並びに海軍艦艇は全て出港不能」

 

老松の報告に真霜、真雪、静は悔やんだ

 

「やられたわ、これでまとまった戦力はホワイトドルフィンだけになってしまったわ」

 

「くっ・・・」

 

 

 

 

 

 

その頃救助されたスーはある夢を見ていた

 

「Knowing your skill.I’ve got favor to ask.(お前の技術を見込んで頼みたい事がある)」

 

「What is it?(それだけで良いの?)」

 

「I want you to move the float at a specific time.(所定の時間にフロートを動かして欲しい)」

 

「I’ll preparer the tugboat.(タグボートは用意する)」

 

「Is that it?(それだけ?)」

 

「As you can see.The bean of the float fits just within the base.The depths around it is also shallow.an ordinary sailor would crash it by you,,,(見ての通り、停船位置に対してフロートの大きさはギリギリだ、付近の水深も浅い。並の船乗りならぶつけちまうがお前なら・・・)」

 

「It will be easy!(簡単だわ!)」

 

「Heh thought so(ふっ、流石だな)」

 

「So where are we?(でも、此処どこなの?)」

 

「Where in a port in Japan called Yokosuka.(ああ,日本の横須賀という港だ)」

 

「Japan?(日本)」

 

「We,ll take care of the immigration stuff.and you’ll be well rewarded.(出国の段取りはこちらでするし、報酬もはずむ)」

 

「I don’t need money.Can we go look for my dad in Japan instead?(お金はいらない。でも日本にいるお父さんを探す事はできるかな・・・?)」

 

「Ann it’s a price of cake.(ああ、そんな事ならお安い御用だ)」

 

「Really!Then I’ll do the job.leave it tome!(ほんと!じゃあやる!任せて!)」

 

「But do it so nobody sees you.it’s supposed to be surprise.there’s gonna be a festival close by and we’re shooting up fireworks from the float for a people to see. (ただ、この仕事は誰にも気付かれずにやってくれ。サプライズなんだ、近くでフェスティバスがあってな、その客にフロートから花火を見せるんだ)」

 

するとスーが目を覚ますと見た事ない場所だった

 

「ん?ココ・・ドコ?」

 

「ふう、大丈夫?あなたに聞きたいことがあるんだけど・・・あのフロートを動かしていたのってあなたで間違いない?」

 

と言って質問をしようとした時、病院のドアが叩かれた

 

「ドアから離れさい!学生は会場で待機よ!」

 

「お願いです、中に入れてください。あの子は友達なんです!」

 

とドアの向こうから聞いたことある声がすると

 

「ミケ!シロ!」

 

「あの子達を知っているの?」

 

と古庄が言うとすーはあたまを縦に振った

 

「そこ子達を通して頂戴!」

 

と言うとドアが勢いよく開きそこから明乃と真白が入ってきた

 

「スーちゃん!」

 

「ミケ、シロ!」

 

「よかった・・・」

 

と言ってスーに抱きつくとスーは申し訳なさから泣き出してしまった

 

「うわぁぁぁー、仕事やんとしたら・・・パパを探してくれるって,・・うあぁぁぁぁ・・・」

 

と言ってそのあとスーから詳しい話を聞いた

 

 

 

 

「少女は海賊に利用されていました。なお日本に来る前に海賊の依頼を受けて、海上要塞でも仕事をしていたようです。いま要塞の内部構造を話して貰っています」

 

と古庄の報告を聞くと静は

 

「使い終わったら消す・・・海賊の常套手段だが、まさか女の子思うを踏み躙るとは・・・」

 

と言って怒りに満ちていた

 

「その子は動けるの?怪我は?」

 

とスーの容態を聞くと

 

「大きな外傷はありません、脳波、内臓も異常なしです」

 

と報告を聞くと

 

「・・・その子を武蔵に乗せられないかしら?」

 

「え!?」

 

真雪の言葉に古庄と老松が驚いた表情を見せた

静の士官学校時代は必要か否か

  • 読みたい!!
  • 要らない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。