ハイスクール・フリート 菊の艦隊   作:Aa_おにぎり

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二正面作戦2

晴風が出航した頃、武蔵では

 

「各艦、出航準備完了!」

 

というと真霜が手を上げた

 

「信号、予定順序に各艦揚錨。出航せよ!」

 

「出航用意!錨を上げ!」

 

それと同時にラッパが鳴り響くと錨が金属音と共に巻き上げられていった

 

「両舷前進微速!進路130度ヨーソロー!航海長操艦」

 

というともえかの隣から航海長が出てきて

 

「いただきました航海長、両舷前進微速、赤黒なし進路130度」

 

そして汽笛を鳴らしながら武蔵も出港をして行った

 

「定刻五分前行動、何事もブルーマーメイドの慣習通り。先行させた晴風もそうだけど、良い腕ね」

 

「ありがとうございます」

 

「よろしい、湾外に出次第、第四警戒序列に占位せよ!」

 

「了解!」

 

晴風を戦闘に陣形を組んでいるとべんてんもそこに合流を果たした

 

「遅れて来た弁天だけが動けるとは・・・」

 

「全くだわ。あの子は悪運が強いのよね」

 

「悪運・・・ですか?」

 

と言って映像を見ていた

 

 

 

 

 

武蔵達が要塞に向かっている途中、あうーは武蔵の艦橋の床で座っていた

 

「どうしたの?」

 

「知ってイルヒトイナイ」

 

「そうでも無いと思うよ」

 

と言ってもえかが窓に指刺すとそこには晴風がおり艦橋には明乃と真白がいた

 

「ミケ!シロ!」

 

と言ってスーも手を振ると晴風から発光信号があった

 

「エット、アレシラナイ信号、ナンテイッテルノ?」

 

「戻ったら一緒にご飯食べよ。だって」

 

「ウン、食べる!」

 

 

 

 

「大丈夫かな?」

 

と言って発光信号用のライトを持った明乃が言うと

 

「届いているみたいですよ」

 

と言って武蔵の艦橋で手を振っているスーを見て安心した。すると

 

「後方のシュペーから信号です!」

 

「なんて言ってるの?」

 

「本艦も協力するとのことです」

 

「え!?」

 

納沙は思わず双眼鏡でシュペーのほうをみると何かを言っているミーナがいた

 

「『仁義で首括っとれ言うなら括ろうじゃないの!』艦長!シュペーに返答しても良いですか?」

 

「え?良いけど」

 

と言って納沙はミーナに向けて返答をした

 

 

 

「『ワシら海で、ええ思いするために船乗りになったけぇ。海で体張ろう言うんが何処が悪いの』・・・か。ふふ、やるなあ」

 

不敵な笑みを浮かべていると後ろからテアに声をかけられた

 

「副長、楽しそうだな」

 

「ええ、帰国する前にもう一度、晴風と同行できるとは思いませんでしたが」

 

「そうだな」

 

と言って晴風を見ると

 

「それに、今回は英雄と共に作戦ができるんだ。とても嬉しい限りだよ」

 

「そうですね。それにこれでシュペーの実力を見せる良い機会ですし・・」

 

と言って菊花艦隊と合流するのを楽しみに待った

 

 

 

 

 

同じ頃、呉の大和では

 

「罐の温度が上っとらんだらぁ!横須賀に負けんようしりぃ!」

 

と言って大和の艦橋では能村が伝声管を使って機関室に声を荒げていた

 

「副長、無理をさせて罐を壊してしまっては元も子もないわ。少し落ち着きましょう」

 

「あ、はい・・・」

 

と言って、宮里が能村を落ち着かせている頃。信濃では

 

「一年も2年も気合十分、うちの子達も24時間残業行けそうなテンションね」

 

「また、ブラックな人使いを・・・」

 

と言って阿部の発言に河野が注意を入れると

 

「まずは武蔵の艦長がどんな仕事っぷりか、お手並み拝見といきましょうか」

 

と言って双眼鏡越しに武蔵を見た。その頃紀伊では

 

「さて、どうなる事やら・・・」

 

「一年生が旗艦ですが、大丈夫でしょうか?」

 

「事前の根回しは完璧だった。我々上級生のメンツを潰さず、むしろ手伝おうと言う気分にさせたんだ」

 

「なるほど見事なものですが、あまり活躍されると私たちの立場が脅かされるかもしれませんよ」

 

「ふっ、頼もしいじゃないか。それくらいではないと我々も張り合いが無い」

 

と千葉が不敵な表情になると艦長帽を深く被り

 

「「「出港用意!!」」」

 

と言い学生艦が出港していくのを画面越しで真雪は

 

「必ず全員無事帰って来なさい」

 

と言って学生艦の無事を祈る真雪の姿がいた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

学生艦艦隊が出港して少し経った時、先行していた晴風の対空電探がある反応をとらえた

 

「対空電探に反応、数五こちらに接近!!」

 

「来たか!!」

 

と言うとキィィィィィン!!と言う音とともに前方から噴進機が飛んできて艦隊の周りを一周した。それを見た武蔵以外の大和型戦艦の艦長達は

 

「おお、あれが航空機か・・・まるで雷ね・・・」

 

と言って宮里が噴進機の甲高い音に驚いていた

 

「うおぉぉ!専務!あれうちにも載せたい!!」

 

「ダメですよ、社長。あれは皇族の所有物です。本来なら見ることもできないんですよ」

 

「うう、そうだけど・・・」

 

と阿部は飛んできた噴進機を見て興奮していたが河野が抑えていた

 

「なんだか、いつもより音が甲高いな」

 

「ええ、それにあの航空機はどうやら形もよく見ると違いますし・・・」

 

「ああ、たしかに」

 

と言って千葉と野際はいつもがこうで見ているものとは違うことに不思議に思っていた

 

 

 

その頃、晴風では

 

「レーダーに感あり、菊花艦隊です!!」

 

と言うと水平線から多数の影が見えると多数の駆逐艦や巡洋艦に囲まれた艦隊が目視出来た

静の士官学校時代は必要か否か

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