ハイスクール・フリート 菊の艦隊   作:Aa_おにぎり

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事態の急変

時は少し戻り、星鵬が不審電波を探知した頃まで戻る。その頃武御雷の格納庫で人質に飲み物を配っていた静達は星鵬からの報告を聞いた

 

「電算機を使わせてほしい?」

 

「はい、星鵬からの情報からですと、プラント陥落直後に内容不明の不審電波があったと・・・」

 

「電波・・・」

 

と言って静が香織からの報告を聞いて、少し考えると

 

「よし、その情報を直ちに電算機に回して解析を行ってくれ」

 

「了解しました」

 

と言って香織が戻ると静は考えを巡らせた

 

「不審電波・・・プラント陥落直後に・・・まさか!!」

 

逸物の不安を感じた静は急いでホワイトドルフィンの突入艦隊に通信を入れた

 

 

 

 

 

そして時は戻り学生艦隊が砲撃を終了した頃に戻る

 

「艦長、武御雷より入電」

 

「なんて言ってるの?」

 

「はい、直ちに突入艦隊を要塞から離れさせよ!だそうです」

 

「なんで今更・・・」

 

と思っているとさらに通信が入った

 

「艦長、晴風より通信。プラント陥落直後に内容不明の不審電波ありとの報告」

 

「え!?」

 

「なんですって!」

 

と二人は驚いた。その頃突入艦隊では

 

「艦長、武御雷より入電です」

 

「なんと言ってきた」

 

「はっ、『貴艦隊は要塞から離れられたし』だ、そうです」

 

「なぜ、今更・・・」

 

と言っていると要塞から砲身が出てきて艦隊に向けて砲撃が開始された

 

「要塞から砲撃!?」

 

報告を聞いた突入艦隊の艦長は驚いた

 

「何!?」

 

要塞からの砲撃に艦隊は混乱した

 

「面舵一杯!安全整備局に連絡!要塞は稼働状態にあり、本艦はこれより突入を開始する!」

 

「了解、要塞に突入を行います!」

 

と言って中に入ろうとするもさらなる事態が起こった

 

「ゲート入り口、推定幅14メートル高さ25メートル!」

 

「この艦での突入は不可能です!」

 

と言って現場では混乱が起きていた

 

 

 

 

「なんですって!?要塞から砲撃!?」

 

要塞の情報は真雪のところにも届いた

 

「武装は破壊したってアメリカは言ってたわよね・・」

 

「事前情報ではそうでしたが・・・」

 

「学生達を行かせるんじゃなかった・・・」

 

と言っていると

 

「作戦が失敗しただと?」

 

と言って政府側からの通信があった

 

「まだ失敗ではありません」

 

と言って真雪は反論するが

 

「要塞の武装が生きていて内部に突入できないとなればどうやって止めるんだ?」

 

と回答を求めると

 

「航空隊の攻撃で・・・」

 

と言って時間は少し掛かるが航空隊の攻撃によって要塞を破壊することを提案するが

 

「すぐ近くに内部に入れる船があるんじゃないか?」

 

と言って政府はホワイトドルフィンの鑑定よりも小さい艦艇で進入できないかと提案すると

 

「それは学生の艦のことですか?」

 

「私は特に・・何も言ってない」

 

と言って通信が切れた

 

「はぁ・・・」

 

と言って真雪はため息が出てしまった。その頃報告を受けた静は直ちに第二次攻撃隊の発艦と最終手段の用意をするためにある所に通話をした

 

 

 

 

「通信、繋がりました」

 

「ああ、分かった・・・夜分にすみません熊谷師団長」

 

「おお、どうした?何かあったか?」

 

と画面越しに熊谷が聞くと

 

「熊谷閣下、実か事態が急変しました・・・もしかすると”中距離弾道墳進弾”が必要になってくるかもしれません・・・」

 

と言うと熊谷が深刻そうな顔をして

 

「・・・詳しく理由を聞かせてくれ」

 

と言って要塞の武装が生きていたことを説明すると

 

「できるだけ粘っては見ますが。もしもの時は国家の安全を優先するために中距離弾道噴進弾の発射許可を貰っておいてくれませんか」

 

「・・・分かった。今から直接今上天皇、並びに総理に聞いてみる」

 

「よろしく頼みます」

 

と言って通信を切ると香織が深刻そうな顔で見た

 

「・・・司令、まさか本気ですか・・・?」

 

「・・・もし本気で使うなら、最初に近くの艦隊には急速で離脱してもらわなければ・・・」

 

「しかし未だに使われた事はありません。破壊力も未知数です、もしかすると学生にも被害が及びますよ」

 

と言うと

 

「まあ、あくまでもこれは最終手段だ。本当に使うことにならないよう祈るばかりだ・・・」

 

と言って飛んでいく攻撃隊を見ながらそう言った

 

 

 

 

 

「最悪ね・・・」

 

その頃武蔵艦橋では真霜がタブレットを見ながらそう言うと

 

「距離を詰めます」

 

「向こうも撃ってくるわよ」

 

「ホワイトドルフィンががんばって引きつけてくれています。その間に、できるだけ砲弾を叩き込みます」

 

と言うと報告があった

 

「星鵬より報告、これよりホワイトドフフィンの撤退を援護し、日本武尊の特殊砲撃で要塞の武装の破壊を試みる。だそうです」

 

「一体どうやって?」

 

と真霜が不思議に思っているとまた報告があった

 

「射撃指揮所より報告!レーダーが真っ白になったそうです!」

 

その頃星鵬では

 

「電探欺瞞箔、散布開始」

 

「了解しました。電探欺瞞箔、散布開始」

 

と言って星鵬からアルミホイルが撒かれレーダーを敵味方共に一時的に使用不能にした

 

「それじゃあ今のうちにできるだけ砲弾を叩き込みます。撤退が終わったら日本武尊には砲撃を許可して下さい」

 

「了解!」

 

と言うと大和型四隻は一斉砲撃を行った

 

 

 

 

 

その頃晴風では

 

「・・・だそうです」

 

と言って

 

「現在の位置と予想進路は?」

 

「こちらです」

 

と言って真白の返答に納沙がタブレットを見せると

 

「まずいな・・・六時間以内に到達可能な距離に幅14mの艦はありません」

 

「それって・・・」

 

と深刻そうに明乃が聞くと

 

「ホワイトドルフィン、ブルーマーメイド、海軍全てです・・」

 

「今のままだと五時間でプラントに合流・・そうなったら再び奪い返されると思います」

 

「プラント逃げちゃえばいいのに・・・」

 

と言って凛が時間を稼ぐ方法を考えたが

 

「どのみち、プラントの速度じゃ追いつかれますよ」

 

「えぇ〜」

 

と言って鈴が困った表情をすると

 

「囮だったのかな?・・・もし武装が使える状態で。もし要塞が東京湾に入ったら・・・」

 

「そしたら首都圏は火の海です!」

 

「今、湾内にあの要塞を止められる艦はありません。我々で止めるしか・・・」

 

と言った時だった突如、武蔵から通信が入った

 

「艦長、全艦に緊急電です!」

 

「なんて言ってるの?」

 

「旗艦武蔵から全艦に告げる。これより、菊花艦隊の秘匿兵器を使用する、総員衝撃波と閃光に注意されたし。なお双眼鏡の使用を一切禁止する。だそうです」

 

「秘匿兵器!?」

 

「何をする気だ?」

 

と言うと隣にいた艦隊から一斉に何かが飛んでいくのが確認できた

 

「噴進弾!?」

 

「ああ、だが何かがおかしい気がする」

 

と言って飛んでいった噴進弾を見て真白がそう言った

静の士官学校時代は必要か否か

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