前衛遊撃打撃艦隊が噴進弾攻撃を行う少し前、前衛遊撃艦隊司令長官の本田はあることを聞かされた
「なんですって!?それは本当ですか!?」
「ああ、もし要塞を止めることができなければ中距離弾道噴進弾を使用することが御前会議で決定された・・・」
と言って静がそう言うと本田は
「待って下さい!弾道噴進弾は未だ未知数の攻撃能力です。もしそれを使えば学生にも被害が・・・」
「ああ、だからこれは最終手段だ。だから、それまではなんとか粘ってもらいたい。そのためなら秘匿兵器の使用も許可する」
「・・分かりました。それでは日本武尊にZ弾の装填と全艦、武装安全解除をさせます」
「ああ、頼んだぞ」
と言って通信が切れた
「・・閣下は本気で考えておられるのでしょうか」
と隣にいた副官が聞くと
「さあ、わからん。ただ長官は此処の防衛ラインを越えたら、まずは学生艦を避難させてから。発射するだろうな」
「・・・つまり我々が要塞をここで食い止めないといけないと言うことですか・・・」
「そう言うことだ、もうすぐ第二次攻撃隊も到着する。その時にうちの航空戦力も投入する必要がある」
「分かりました、直ちに航空機部隊を発艦させます!」
「ああ、よろしく頼んだ」
そう言うと副官は部屋を出て行った
そして噴進弾攻撃がされると日本武尊も行動を起こした。無人の艦内からけたたましいサイレンが鳴ると砲身にZ弾が装填され、爆炎を上げた
「日本武尊、発砲しました!」
「これより閃光と衝撃波に注意せよ!」
「着弾まで10秒!」
そして武蔵艦橋では秒読みが行われた
「5」
「4」
「3」
「2」
「1」
と言った次の瞬間、何かが薄く光ったと思うと途轍もない光と音が炸裂した
「うっ!」
「まぶしっ!」
あまりの眩しさにもえか達は目を塞いでしまった。そしてその後の途轍もない衝撃波がやってきて大和型の船体が少し揺れた
「うおっ!」
「きゃっ!」
そして揺れが収まったと思った時だった。先ほど発射した噴進弾が要塞に直撃し、大きな光と爆炎と共に火山の噴火のような光景が生まれた
「これは・・・」
「まるで地獄のようね・・・」
そんな様子を見ていたもえかと真霜は恐怖した。まさか海軍がこんなに恐ろしいものを作っていたとは思っていなかったのである
「要塞は?」
と真霜が聞くと
「星鵬より入電。要塞は未だ健在、接近は危険との事だそうです。ただ、上部装甲帯が吹き飛んだとのことです」
「そんな・・・」
真霜は絶句した、あれだけの爆発でも一部しか破壊できていないのだから
「何ですって!それはもう決定されたのですか!?」
会議室で政府からの報告を聞いた真雪は驚いた
「先程、総理等、並びに今上天皇が御前会議を行った結果。急遽、決定がなされた。君たちの艦隊を要塞が突破した事を確認したら、中距離弾道噴進弾の発射を行う」
「・・・了解しました」
「作戦の成功を祈っている」
と言って通信が切れた
「・・・最終兵器を本気で使うつもりなんですか。静さん・・・」
と言って今、海上で作戦を行なっている学生艦隊のことを思い出していた
「そんな・・・海軍の兵器でもダメだなんて・・・」
晴風の艦橋では真白が絶句をしていた。すると明乃が
「・・・この晴風なら・・・中に入れる」
「確かに最大幅は10.8mですが・・・正気ですか?」
「分かんない・・・でも・・・私達がやれるなら・・・」
と言って明乃は要塞の内部に突入することを考えた。それを聞いた真白はため息をつきながら
「・・・はぁ〜、艦長ならそう言うと思っていました」
「っ!シロちゃん!!」
「5分待っていてください、作戦を考えます」
と言って真白は作戦を考えている間も大和型と日本武尊の砲撃は行われていた
ドンッ!ドンッ!
そして放たれた砲弾は殆どが要塞に命中していた。だが・・・
「クソッ!秘匿兵器や大和型の砲撃でもダメか!」
と言って砲撃を受けながらも動いている要塞を確認した。同じ頃、ホワイトドルフィン艦隊も突入部隊を出撃させるために要塞へと近づいたが要塞からの砲撃によりこれを断念した
「晴風が作戦案を上進して来たわ」
「ミケちゃんが!?」
と言って要塞に近づいた武蔵艦橋で真霜がタブレットを見ながらそう言うと
「ええ、晴風が中に突入をして動力部を破壊するって」
「・・・じゃあやることは一つですね」
「何をする気?」
「簡単です、我々が撃って撃って撃ちまくって、その間の中に晴風を突入させます」
「ホワイトドルフィン艦隊でも近づけなかったのに?」
と言って真霜が単艦で要塞に挑むことに驚いた
「私とミケちゃんなら大丈夫です」
「・・・」
「・・・」
ともえかは明乃に対して何か絶対的な自信があると言った
「はぁ、あなたも言い出したら引き下がらないタイプなのね。仕方ないわ、確かに政府からも。学生を使ってでも要塞を止めろと命令が来てるの。だけど私としては安全を考慮して作戦を練って欲しい・・・」
「分かっています。あとは要塞の中を・・・」
と言ってもえかが内部情報を知ろうとすると
「ソレ!ワタシシッテル!」
と言ってスーが内部構造を知っていると言った
「はぁ、そうだったわね」
と言って真霜がため息をつくと
「要塞と政府から通信です!」
と言って真霜に生徒がタブレットを見せた
「何と・・・」
タブレットを見た真霜にもえかが内容を聞くと
「予想通りよ、近隣の船を引き上げてプラントを明け渡せ。さもなくば東京湾に突入すると・・・」
「最悪・・・ですね・・・」
と言ってもえかが表情を険しくすると
「それよりも政府からの方が最悪よ・・・」
と言って政府から来た内容を伝えた
「もし、要塞を止められなければ。中距離弾道噴進弾を使用することが御前会議で決定されたわ・・・」
「中距離弾道噴進弾?」
と聞いたことない言葉にもえかは首を傾げた
「中距離弾道噴進弾って言うのはね。日本が所有する中で最強に近い兵装なの・・・いまだに使われたことはないからわからないけど・・・破壊力は想像を絶する物と言われているわ・・・」
と言って真霜が説明をすると
「じゃあ、先程の攻撃よりもすごい・・・と言うことですか・・・?」
「ええ、おそらくあれの何十倍にも大きな衝撃でしょうね」
真霜の言葉に武蔵艦橋にいた全員が絶句した。先程の攻撃でもあれだけの衝撃が来たと言うのに弾道噴進弾はそれよりも恐ろしいほど大きな破壊力を持っていると言うのだ
「もし発射されることとなったら・・・」
「私達の艦隊も無事では無いでしょうね・・・」
その発言に艦橋は沈黙した
「しかし、こうなった以上。作戦を承認します」
と言うと真霜はスーを見て
「それと・・・あの子を晴風に送って・・・」
と言った
「了解、晴風に連絡!」
と言うと艦橋上部から手旗信号が送られた
気づいたらお気に入り50件行っ取った!!
いつも読んでくださり有難うございます!!これからも精進してまいります!!
静の士官学校時代は必要か否か
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読みたい!!
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要らない