個性「インキュベーター」のTS転生者、AFOに個性を奪われ気絶してたらいつの間にか倒してたので、モキュとして平和にヒーロー目指す 作:選ばれざるオタクⅡ
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皆さんは「僕のヒーローアカデミア」という漫画をご存知だろうか?
「僕の私のヒーローアカデミア」では無い。「『僕の』ヒーローアカデミア」である。
『僕の私の』の方は勇者学だろう。懐かしい漫画だな。
それは置いといて、「僕のヒーローアカデミア」とは、
週刊少年ジャンプにて連載されており、今ではたいていの人が知っているであろう超有名漫画である。
かくいう私も知っている。
誰しもが「個性」という超常能力を持っているこの世界。
世の中には「個性」を使って犯罪を企む「
主人公「緑谷出久」は稀によくある「無個性」という大きなディスアドバンテージを抱きながらも「ヒーロー」に憧れていた。
そんな彼がある日事件に巻き込まれ、なんやかんやで平和の象徴「オールマイト」からその力の源「
雄英高校入試にてゼロポイントの巨大ロボを自らの身体を犠牲にしてブチのめし、
最初の日には入学式を飛ばしていきなり最下位は除籍の体力テストをさせられ、
ヒーロー基礎学ではヒーローチームとヴィランチームに分かれ模擬戦をし、
学級委員を決めたあとに「
その後の体育祭にて障害物競走、騎馬戦、トーナメント戦を繰り広げ
職業体験でプロヒーローの事務所にお邪魔する。…etc.etc.
と、まぁ私もだいたいこのぐらいならば語れるのだが……残念ながら
「じゃ、なんで知ってるんだよ」
当然の疑問だ。
私は世間一般で言うオタクという人種なのだが、世間一般でいうオタクとは若干異なる存在である、という事を念頭に聴いて欲しい。
私は俗に言う「二次創作」という作品が大好きだ。
自分の好きなものを自分の好きな手段で自分の好きなように表現し、世の中に発表する。
そして、それを見る側も好きなように閲覧し、解釈し、時にいがみ合いながらもそのコンテンツを盛り上げていく。
Twitter等が普及している今、その存在自体はかなりメジャーであろう。
そんな「二次創作」を私は愛している。
ともすれば原作以上に愛している。
「素人が書いているから下手?」
そこが良いんだろ。下手でもなんでも、その作品に対する好きという感情が籠もった作品は見ていて非常に気持が良い。
更に、二次創作にはたまに、私の想像を遥かに超えた展開を繰り広げる作品もある。
もうそんな作品と出会った日はワクワクしっぱなしだ。
勿論、一次創作の作品も良いモノはあるのだが…………やはり、私が好きなのは二次創作なのである。
そんな私が愛用しているのは「ハーメルン」というサイトだ。
このサイトではクロスオーバーや異世界転生が盛んであり、8〜9割程がそのどちらか、あるいは両方の要素が含まれている。
そんなハーメルンにてヒロアカ……この「僕のヒーローアカデミア」という作品は人気の転生先であった。
何しろ個性という形で不思議が日常の世界である。
どんな世界の要素を入れてもある程度は「それが私の個性だから」ですませる事が出来るのだ。便利すぎる。
故に、数多の作品の主人公やサブキャラの能力、もしくは概念を持った転生者がヒロアカ世界に転生し、活躍した記録が小説として投稿されている。
大抵の小説は原作沿いに進んで、主人公達と同じクラスに入って原作ルートを突き進むのだが、
ヴィランサイドのお話だったり、原作開始前の時代のお話だったり、と派生型の作品も沢山ある。
かなりの確率でランキングに入っていたりするので私も読んでみた。
結果、見事にハマってヒロアカ転生モノを読み漁り
………かなりの作品を読んだ後にこう思ってしまったのだ。
「コレ、ネタバレどころの話じゃねぇな」
結局、原作を読む気にはなれず今に至る、というワケだ。
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さて、何故そんな話をしているんだと思う人が大半だろう。
答えは簡単。
私自身がヒロアカの世界に転生してしまったからである。
現在目の前には白衣を来た医者
後ろには心配そうな顔で私を見つめている今世の両親。
そして、急激に脳に入ってくる大量の前世の知識、経験、記憶。
有り体に言えば、三歳の個性発現時に前世の記憶を思い出したパターン。
割とオーソドックスな展開である。
よくある精神年齢成人なのに、授乳されたりおむつ変えられたりするSAN値直葬イベントは回避したようだ。
こんな風に脳内でずっと独り言を喋っているのも、コレがどうせ小説になっているんだろうなぁ……と考えたから。
作者の負担はなるべく減らさなくてはならない。
失踪でもされたら、この世界はおしまいだからな。
私も生前はハーメルンを楽しむと同時にいくつかの作品を書いては失踪していたのでよく分かる。
ぜひともこの世界の作者には一口サイズの作品でいいから定期更新して欲しい。
さて、話がそれた。
この独り言を聴いている君たちはこう思っているのだろう。
「いいからさっさとテメーのステータス開示しろ」
まぁ焦るな焦るな。
今の所、特筆するようなモノが無いんだ。
両親は普通の公務員と専業主婦で、今の所幼馴染のような人物も居ない。周りに原作キャラの気配も無し。
家庭環境にも恵まれており、トラウマのようなモノも無い。
前世はオタク趣味の社畜で、過労死という平凡な死に方だし、
………しいて言えば、前世とは性別が違う。つまりTS転生しているといった事くらいかな?
ん?容姿?
そういえば話してなかったね。
お、なんだなんだ?お前ら、TS転生って聞いた途端に質問攻めしてきやがって(全部妄想)
まぁ、現状普通の白髪ツインテ紅眼無表情ロリだぞ。
え?属性盛りすぎ?この世界じゃこんぐらい普通だから。
アルビノは虚弱体質が多いって聞くけども、不思議なことにそこらへんの子供よりもむしろ丈夫。
今まで一度も病気になった事ないし(……ん?つまり私は馬鹿?)
無表情っても最近になって急に表情筋が仕事しなくなったんだよな。
ついこないだまで天真爛漫な笑顔で笑ってた子供がいきなり無表情で固定されたんだからパピーとマミーもびっくりよ。
それで病院連れてこられてこの状況なんだけれども……ま、十中八九個性の副作用だよね。
さてさて、お医者さんのおっちゃん。私の個性はどんなチートなんだい?
「う〜ん……非常に心苦しいのですが、どうも私にはよくわかりません。」
は?舐めてんとちゃうぞ?職務怠慢もいいとこやなぁ!?
「ッ……!?それは、一体どういう……」
あ〜あ、パピーも動揺して思わず立ち上がっちゃって……
気持ちはわかるけどね。私も元の身体だったら胸ぐら掴んで問いただしたいもん。
「というのも、娘さんのような個性は前例が無いのです。
表情筋が全く動かないのは間違いなく個性でしょう。
しかし、ソレ以外には身体の構成物質のほとんどが謎の宇宙物質に変化している事ぐらいで……
強いて名をつけるならば「宇宙」…?
いや、しかし宇宙というよりも、コレは「謎」です。
恐らく異形型である事は間違いないのですが、現代の我々の科学力では解析出来ません。
今後成長と共にどのように変化していくか経過観察するしかないでしょう。」
なるほど?つまり、”わからない”という事が”わかった”んだな?
はぁ〜…つっかえ!!やめたらこの仕事(医師免許剥奪)
とにもかくにもわかりやすい強個性では無いみたいです。
グッバイ、主人公無双の世界
結局、何もわからないまま病院を後にしました。
家族三人で晩ごはんの時間なのですが………空気が最悪です。
いや、たしかに不安になるのはわかるけどね?
我、幼女ぞ?
幼女の周りで絶望の雰囲気出さないでくれ!この娘(自分)に影響したらどうするんだ!!
なまじ私が無表情なのでロリっ子パワーで笑顔にする事も出来ませんね。
心なしか、おかずのハンバーグもいつもより味がしなかったような……
あんのクソヤブ医者め、もしこの個性の正体がわかったら一回そのハゲ頭ひっぱたいてやるからな
将来への不安が残るけど、考えてても仕方ないし、とりあえず今日は寝るのだ。
幼女に徹夜はご法度なのだ。
羊が一匹
メリープ二匹
羊のショーンは三匹ぐるぐる
もっもこもこもこ羊の子……
『おや、どうやらキミは新しいボクのようだね』
どぅわぁあぁあぁぁあ!!!?!?!?!?くぁwせdrftgyふじこlp
は!?なんて!?!?
コイツっ……直接脳内に……!!じゃ、無くて。(いや、それも問題だけど)
今聞こえた声は……嘘でしょ?
あんなクソクソファッキンゴミ悪魔がこの世界に存在しているハズが無いのに……
『キミはボクの事をかなり嫌っているね。一体どうしてだい?』
悲報 この世界、ヒロアカとまどマギのクロスオーバーだった
『やれやれ、どうやらキミは一つ勘違いをしているようだけど……
ボクは
ファッ!?んじゃお前はなんじゃらほい
『ボクはボクさ。そして、
…………………………
『キミの世界はこちらの世界よりも
……………………
『残念ながら、そっちの世界にボクの個体はキミしか居ないんだ。干渉する方法もこの通信のみ。
つまり、キミ一人で
一人だと大変だろうけど、まぁ相談ぐらいなら乗ってあげるようにするよ。
キミはボクとは違って「感情」とかいう精神疾患を常時発症しているようだからね。』
………
『それと、個性という現象のデータの収集もお願い出来るかな?なにしろ、キミの世界でしか確認されていない現象なんだ。ぜひとも、資料がほしい。キミもボクなら、引き受けてくれるだろう?』
…………ハァ…わかってるよ
『あんなに嫌がってたのに随分簡単にひきうけるんだね。』
自分の身体くらい自分でわかるさ。
コレ、魔力で動いてるんだろ?
ご丁寧に契約結んで感情エネルギー稼がないと死ぬ身体にしやがって
陰湿営業がよぉ………
『やり方は感覚で出来るはずだよ。なんったってキミはボクなんだからね』
いや、違う。
私は私だ。テメーらインキュベーターとは違う。
『だが、キミは両親から「きゅべたん」と呼ばれているだろう?
いいや、決めた。
私は、テメーらみたいな外道にはならない
契約は何も知らない少女を泣かせる為にあるんじゃあ無い!!
彼女達の願いを叶える為にある!!
インキュベーターになった?
だからなんだってんだよ
なら、世界で一番善良なインキュベーターになってやろうじゃあねぇか!!
『そううまくキミの目論見通りに行くかどうかはわからないけど……
まぁそこには君以外のボクはいないんだ。好きにしたらいいさ。』