…本当は前話で終わりの予定だったんですが、
区切ったほうがすっきりしたので…
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「…落ち着いたか?」
「…うん」
しばらく泣き続けたアタシは、また一緒に先輩とベンチに座っている。
今日は星が綺麗だ。
空を見上げれば、満天の星が輝いている。
そのどれもが美しくて、そしてどれもが尊かったから…
「…そろそろ帰ろう?先輩」
そう言ってアタシは立ち上がる。
それをじっと見ていた先輩は
「…もう、迷いはないか?」
そう静かにマーベラスを見つめてくるから…
「もちろんです!」
だからそう力強く先輩に返す。
なぜなら…
「もう、アタシは自分の道を見つけましたから!!」
そう言ってアタシは先輩に微笑む。
あぁ、そうだ。
自分は役割のないモブキャラだと思っていた。
でも、決してそんなことはなかった。
それなら…
「アタシはこれからツッコミとして生きていきます。
だから…」
そう言いつつアタシは先輩を見ると…
「これからは、アタシの師匠になってくれませんか!
タマモクロス先輩!!」
そう頭を下げるが…
「どあほぅ!うちにそんなことはせんでええわ!!」
そう言われて無理矢理頭を上げさせられる。
そして、先輩が言ったのは…
「そんなことせんといても、うちらはもう同士、やろ?」
そんなアタシを認める言葉だったから…
「…マーベラス☆」
アタシもまた、先輩に微笑みかける。そんなアタシを見て、ふっと笑った先輩は
「そしたら、寮まで競争や!よーいどん!!」
そうやって先に駆け出していく。
それはまさに白い稲妻
あっという間に姿が見えなくなる先輩を…
「あっ!待ってよ先輩!!
マーベラス☆」
そう言ってアタシも追いかける。
見上げれば満天の星空。
そんな宝石箱をひっくり返したような、輝く夜の中を、アタシと先輩は駆ける。
あぁ、そうだ。
アタシ達一人一人はとてもちっぽけな存在だ。
弱くて、脆くて、少しの衝撃でいとも簡単に砕けてしまう、どこにでも転がっているガラス玉。
だけど、そんなありふれたガラス玉にだって仲間はいるし、その輝きを綺麗だと言ってくれる人も必ずいる。決してそれは、無意味でも無価値でもないのだ。
それなら…
「ほらほら!はようこんと、おいてってまうぞ!」
「マーベラス☆」
アタシ達は駆ける。
力の限り。
いずれ過ぎ去ってしまう瞬間だとしても、今を精一杯に駆け抜ける。
…そうだ、それならばアタシ達は駆けぬけよう。どこまでも、そしていつまでも、力の限り駆け続けよう。
いつかきっと、その意味が分かる時まで、そして…
「いっくでー!!」
「マーベラス☆」
…振り返ったその時に、
その轍を心から慈しむことができるように…
…ちなみにこの後、門限破りで二人まとめてフジ先輩に絞められた。
「ところで、結局存在感はアップしたの?マベちん?」
「…あ」
マーベラスの存在感アップ作戦
失敗?
はい、これで今回の短編は終了です。
それにしても、
調べるとウマ娘の寮って比較的栗東寮が多い気がしますね。
今回オチを決めてなくて、
何となくウマ娘の寮を調べてみると、
都合よくタマちゃんが栗東寮で助かりました。
タマちゃんや
あぁ、タマちゃんや
タマちゃんや
本当にいつ実装するんですかね…(白目)