片翼の撃墜王 外伝集   作:DX鶏がらスープ

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お待たせしました!
短編集最後のお話にして、我らがマヤちゃんのSSR実装記念の短編です!!



「いや、とっくにクリスマス過ぎてるだろ…」



と思っている、そこのあなた!!

本当にその通りです!
遅れてしまって申し訳ありませんでした!!(土下座)

いえ、実は作者もクリスマス頃には上げたいなとは思っていたのですが、
話の内容上、前のマヤちゃんの短編の後で出すのが一番自然かなと思ったので、
後に回させていただきました

それではどうぞ!!




~SSRマヤノ実装記念特別編~有マの前に マヤちゃんサンタさん登場!

~トレーナーちゃんside~

 

ふと、窓の外を眺める。

すると、空からちらちらと小さな白いものがゆっくりと降ってくるのが見えたから…

 

(…ホワイトクリスマスって奴か)

 

神様って奴も、中々に粋なマネをするもんだ

 

そう笑いながら、俺は再び目の前の資料に向き直る。

そしてそれ、明日の有マ記念の出走表と、それに乗っているメンバーの情報を見比べながら、その分析や考察をパソコンに出力していく。

 

カタカタカタカタ…

 

静かな部屋には、俺がパソコンのキーボードを打つ音だけが響く。

凍えるような外と違って、部屋の中はエアコンのお陰で暖かい。

だが、少し前まではそんなハイカラな設備ではなく、ボロい石油ストーブでガチガチ震えながらパソコンを叩いていたのを思い出すと、少し感慨深いものがあるのは事実だ。

 

(…最近はもうすっかり使うこともなくなったが…)

 

たまにはあの頃、マヤと二人で狭いトレーナー室で頑張っていた頃みたいに、石油ヒーターの上で沸かしたお湯を入れたカップラーメンを、二人で食うってのも悪くないかもな…

そんなことを頭の片隅で思いながら、俺はキーボードに指を走らせる。

 

季節は冬

そして今日はクリスマスイブ

世界的な救世主様の誕生日にして、世界的な祭日だ。

 

だからこそ、ここ日本でも恐らく町に出ればお祭りムードが漂っているはずなのだが…

 

カタカタカタカタ…

 

俺はキーボードを打つ。

しんしんと降り積もる外の雪を尻目に、普段と変わらず、いやむしろ、普段以上に俺は仕事に精を出す。

 

それは何を隠そう、明日が俺の愛バ、マヤノトップガンにとって運命の日であるからに他ならず、故に

 

(…ギリギリまで、俺も頑張らなきゃな)

 

そう思いながら、俺は次の資料を手に取る。そして、その資料に書いてあった名前を見て…

 

「…」

 

手を止める。

何故ならそこに書かれていたのは、現在の有マ記念優勝の最有力候補。

 

ナリタブライアン

 

最新にして最強の三冠ウマ娘の名前が書いてあったからで…

 

(…マヤ)

 

俺は思わず、そう心の中で呟く。

そして、思い浮かべるのは太陽のような眩しい笑顔を浮かべる、自身の自慢の愛バの姿だ。

 

マヤノトップガン

 

俺の担当ウマ娘で、G1ウマ娘。

クラシック三冠の一角である菊花賞を始めとした、いくつかの重賞の王冠を持つ、れっきとした一流のウマ娘。

 

そんなマヤは明日、年末最後の大一番にして、因縁のライバルであるナリタブライアンとの決戦の場である有マ記念に赴くことになっている。

泣いても笑っても、明日すべての決着が着くのだ。

 

だからこそ…

 

「…よし!」

 

俺はキーボードを打つのを再開する。何故なら…

 

(…マヤは今日まで、本当によく頑張ってきたんだ)

 

それを誰よりも俺は知っている。

 

キラキラしたオトナのウマ娘になりたい。

 

そんな夢を掲げて走るマヤは、明日その最高峰、自身を凌ぐ輝きを誇るナリタブライアン、彼女に勝つためにずっと頑張ってきた。

それをトレーナーである俺は、この世の誰よりも知っている、知っているんだ。

 

だったら…

 

(俺はマヤを信じる。そして…)

 

少しでもその力になりたい。

そう思うから…

 

雪が降る。

静まり返った部屋の中には、俺のキーボードを叩く音だけが響く。

だからこそ、俺以外誰もいない部屋の静かさが一層強調されているような気がして…

 

(…今夜は…)

 

…長い夜になりそうだな

 

そんなことを思った瞬間だった

 

 

 

バンッ!!

 

 

 

「…!?」

 

 

 

勢いよくトレーナー室の扉が開いたかと思うと…

 

「ヤッホー!トレーナーちゃん!!

元気?」

 

そんな声と共に、真っ赤なサンタ服に身を包んだ一人のウマ娘が部屋に飛び込んでくる

 

そしてそれは…

 

「お、お前…」

 

そんな唖然とする俺の前で奴は…レース前日ということで、トレーニングを休みにしておいた俺の愛バは…

 

「今日も遅くまで頑張るトレーナーちゃんに、キミの愛バ、マヤちゃんサンタさんが、プレゼントを持ってきたよ!!」

 

そう、ウインクしながら微笑むのだった。

 




???「なぁ、マヤ。…あそこで『わたしはまた短編と言いつつ、長話を書いてしまった、どうしようもない凝り性です』…ってプラカードを首から下げて正座させられてるのって…」

???「マヤちん大勝利♡」


…いや、本当に申し訳ない。
それもこれも、全部マヤちゃんとトレーナーちゃんがイチャイチャしてるのが悪いんや…

とは言え、今回はこれ含めて全部で3話構成となっております。
ですので普段よりは短いので、ぜひ最後までお付き合いいただけると幸いです。



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