私は双子と異世界トリップ(※私は双子で召喚獣) 作:操木 三言
「日向ぼっこしてたら、あの馬鹿神が来て、アイス食べ損ねた・・・」
「振り返り短いねぇ、茜[あかね]ちゃん馬鹿神って言うのやめてあげよう?@ちゃんも頑張ってるんだし」
そう言われて、茜はべーっと舌を出す。
「やなこった!アイツのせいで何回アイスがダメになったことか・・・早百合だって見てただろ!?」
そう言われれば早百合も思い当たる節が有るので、苦笑するしかない。
《全く・・・いつまで引きずってるんだよ!前謝っただろ》
「謝っても・・・」
そこまで言って、茜は勢いよく顔をあげる。目にうっすら涙を浮かべて。
「あの時のアイスは帰って来ないんだよ!」
《君はいつもアイスアイスって・・・少しは僕達の事も考えてよ!》
「お前“が”アイスやサイラさんに勝てるわけないだろ!」
茜が空中を、睨みつける。
「ところで@ちゃん・・・」
《あっ早百合さん!》
「お兄さん、呼んで来てくれる?」
《えぇ~・・・兄さん!って痛~!いきなり殴んないでよ!》
《この馬鹿がっ!愚弟がすみません・・・》
「あぁーうん。それよりここって“バカテス”の世界だよねぇ?」
《はい。それがどうかしましたか?》
「じゃぁ・・・」
そう言って早百合は茜を持ち上げて問う。
「茜ちゃんの姿もその影響?」
「どうして私が召喚獣の姿なんだ!」
《えっと・・・それは俺の、愚弟のせいです。すみません・・・》
「「はぁ?」」
《本当すいません!ちゃんと後で戻れますから、少しの間その姿でお願いします・・・》
「まぁ、サイラさんが言うんなら・・・おいっ馬鹿神、今回は許してやるよ。アイスの恨みは忘れないがな!」
《よかった、ありがとうございます。詳しいことは“それ”にまとめてありますので、では、お気をつけて》
サイラが“それ”というと早百合の手に一枚のノートが現れた。
「おう、じゃーな」
「ばいばーい」
「よし、早百合さん、今回はどこで暮らすの?」
「えーと・・・住む所はっと・・・あっち!」
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