・私(P)
・お姉さん(P)
・少女(N)
・信者の男たち(N)
(P):Prayer / (N):NPC
ジャラジャラと鳴る音で私は目が覚めた
辺りを見渡すと鉄格子と壁に囲まれた牢屋にいるであろうことがわかった。
「あれ?私はどうしてここにいるの?」
隣には見知らぬお姉さんがいた。
「…ここどこ?」
お互いここがどこかわからないようだった。
すると黒いローブを羽織り顔の見えない男が入ってきてこう言った。
「チッ、起きちまったか。そのまま寝ていれば何も知らずに死ねたんだがな….いいか?お前らは生贄だ。精々最期の時まで大人しくしていろ」
男はそのまま去ってしまった。
私はここから出ようとお姉さんに声をかけた。
「どうしたら出れますかね…」
「そうだねぇ…..とりあえずッ」
ゴンッ!!
けたたましい音と共にお姉さんは鉄格子の扉を壊し始めた。
「え?そのまま殴るんですか!?」
「そうだよ?」
私が困惑しているのとは裏腹に、お姉さんはそのまま殴り続けていた。
流石に鉄格子を殴れるほどの力も勇気もないので、鍵を開けられないか試していると
ガシャンッ!
という音と共に扉は弾け飛んだ。
「よし!行こっか!」
お姉さんはしてやったりという風にニッコリと笑った。
すると扉の奥から何かが聞こえてきた。
「いあ!いあ!くとぅるふ ふたぐん!」
と謎の声が聞こえてきた。
流石にそんなわけのわからない方には近づかないようにしようと考えていると、すぐ隣にも同じような牢屋があった。
中を覗くと、蒼い眼をした少女が助けて欲しそうな表情をしている。
するとお姉さんが何も言わずに、先ほどと同じように鉄格子の扉を殴り始めた。
ゴンッ!!ゴンッ!!
瞬く間に扉が破壊され、中の少女の元へ近寄る。
しかし少女は手枷に鎖がつけられていた。それだけでなく何かしらの力でしゃべれない様子だった。
「ちょっと待ってな」
お姉さんは少女に声を掛けると、少女の手枷に繋がれていた鎖を殴って粉々にした。
私はお姉さんを少し気にしつつ、少女の手を握り、牢屋をあとにした。
少女を連れてやってきたのは食堂だった。
(ここで武器になりそうな物を調達しよう。)
そうして見つけたのは肉切り包丁とナイフを3本
肉切り包丁は私が持つより大柄なお姉さんが持った方がいいだろうと考えた。
「お姉さん、この肉切り包丁持っててください」
「了解」
私はナイフ3本を仕舞い、さらに地下へと続く階段を進んだ。
進む先に見つけた部屋は書斎だったがこれと言って目星いものはなかった。
その先の居住室では銀の鍵を見つけたが、一体どこの鍵なのだろう…
次に向かったのは倉庫だった。倉庫に入ると私たちが持っていたであろう物がたくさんあり、それぞれで回収することにした。
すると私は何か光るものを見つけた。それは不思議な羅針盤だった。
(これでどうするのだろう。)
その時、扉の向こうから歩いている音がした。私は回収した六法全書を自分に巻き付け、お姉さんには広辞苑を巻き付け少女を隠した。
お姉さんはなんかバイオハザード感のある服を着始めた。そして、各々の武器を構え敵襲に備えた。
ガチャという音と共に二人の男が入ってきた。それを見て私はすかさずナイフを投げた….がどこかに飛んでいってしまったようだ。2人の男には当たらなかった。
お姉さんはというと入ってきた男に肉切り包丁を振りかざしていた。
とても少女には見せてはいけない光景だった。
そうして男二人にトドメを刺したお姉さんに向かってこう言った。
「片しておいてください」、
「任せといて」
まさかの任せといてだった。
(お姉さんは一体何者なんだろうか)
そんなことを思いながら私は少女と戯れていた。
少女と戯れている側で手際よく死体を片していくお姉さん。
お姉さんが片し終わるのを見て、私は言った。
「お姉さん、そろそろ下に行きませんか?」
「そうだね、そろそろ行こうか」
私たちは階段を降りていった。
階段を降りると船着場があった。そこには小さなボートがあり、それを使えばここから脱出できそうだった。
私は倉庫で手に入れた羅針盤のことを思い出した。それを使えばこのボートを動かせそうだったが、うまく動かせなくてすごく手間取ってしまった。
ボートに悪戦苦闘していると、階段の前で見張っていたお姉さんが肉切り包丁を振りかざし男の首を落としていた。
その瞬間、私は少女を隠し気づかれないように私自身も隠れた。
様子を伺っていると、首を落とされた男の仲間がやってきてお姉さんに攻撃していた。私は持っていたナイフを投げてみたが、それは一向に当たる気配がない。
そのままお姉さんが男を殺すとさっきと同様に、私が少女と戯れつつお姉さんが死体を片すという状況になった。
ひと段落してまた羅針盤で船を動かそうと試行錯誤するもさっぱりわからず、その間に男が4人程やって来たがお姉さんが殺しては片してを繰り返していると、どうにか船を動かすことに成功した。
「お姉さん、ボート動きました!乗ってください!」
「はいよ!今行くよ!」
そう言ってお姉さんはボートに乗り込んだ。私は少女を乗せ、陸地を目指した。
少しすると陸が見えてきた。砂浜に到着し無事に助かったんだとみんなで安堵した。
その後、お姉さんと別れた私は少女を連れて帰り、保護することにした。