東方竜人帳   作:G大佐

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2015年7月8日、大規模編集


この世界の説明と、守矢神社へGo!

 椛の後をついて行くと、辿り着いたのは家だった。靴を脱いで、囲炉裏を挟むように向かい合った。それと同時に手錠も外してくれた。

 

「まず最初に……護さんは、この妖怪の山で倒れていました。それも一直線の焼け跡を残して。そこまでは良いですか?」

「あぁ。恐竜のようなやつらに襲われて咄嗟にやったんだが、あそこまでとは思わなかった」

「あの生き物を私達は『モンスター』と呼んでいるのですが、奴らは妖怪であろうと人間であろうと襲いかかります。そんな生き物を焼き殺していたので、我々は……そのぉ……」

「捕獲した、か?」

「……はい。貴方が目を覚まし次第、私がこの『幻想郷』について説明することになっているんです」

「だったら、この世界について教えてくれないか? 妖怪やら天狗やら、オカルトみたいな単語がポンポン出てくるんだからな」

「え? 良いのですか? 先ほどまで手錠をつなげていたのに……」

「まぁ、モンスターに食い殺されるよりはマシだからな。さぁ、早く説明してくれ」

 

 そこから、椛が知ってる限りで、幻想郷の説明が始まった。

 なんでもここは、幻となったものが自然とやってくる土地らしい。天狗や妖怪と言ったものも、護の世界では幻の存在となっている。護にとっては、妖怪などが実在する事に驚きを隠せなかった。

 そこで護は納得した。自分はごく少数の者にしか話しかけられたことがない。殆どの人間が自分を無視したりすることが多かった。いわゆる「居てもいなくても良い存在」だったのだ。もしかしたら、あのボロ神社に立ち寄ったのは、偶然ではなく幻想郷に招かれていたのかもしれない。そしてその老人は、幻想入りする手助けをしてくれたのだろう。

 驚く事もあったが、護は幻想郷の説明について納得できた。しかし、ここである問題が発生した。それは……住む場所だ。天狗の里だと、いきなり人間が来たことによってスクープにする天狗がいるらしい。

 

「そうなると、色々と面倒なんです! 特に私が!」

「お、おう……」

「そこで一度、守谷神社へ行って相談すればいいと思います」

「守矢神社? まさかとは思うが……神様がいるのか?」

「はい! なんでも、護さんと同じく外の世界からやって来たのだとか……。きっと、相談に乗ってくれますよ」

「へぇ? それじゃあ、行こうかな」

「私が案内するので、安心してください!」

 

 こうして、護は守矢神社へ行くことになった。

 

 

 

 

 天狗の里を出てから数十分後。護と椛は・・・

 

「嫌ぁぁぁぁぁ!」

「逃ぃげるんだよぉぉぉぉぉ!」

 

 モンスターに追いかけられて、第二部に登場する波紋戦士のように逃げていた。椛は飛ぶことができるのだが、護はまだ飛ぶことができない。こうして歩くしかなかったのだ。

 その途中でモンスターと出くわしてしまい、今に至る。

 モンスターは、護が戦ったジャギィを率いる群れのリーダー、ドスジャギィ。取り巻きの数が少なければ良かったのだが、今回はあまりにも多すぎる。その数15匹。この群れを相手にするのは難しい。

 二人はそれを知っていて、逃げているのだ。

 

「(ほ、本当に神社に辿りつけるのか!?)」

 

 護は、少し不安になった。

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