愉快な吸血鬼っ娘は可愛い眷属たちとイチャつきたい 作:エヘ狂信者の猫
◆
「おっ、ここにもあるじゃーん小さなメダル〜♪」
めざとく金の硬貨を拾い上げる我が主。
ここは工房ミラル・ガロク。二人の職人ドワーフの住む拠点であり、数々の銘器を生み出されてきた工房でもある。
「えへへー、色んな街でも探し回ったし、小さなメダル結構貯まったなあ♪ これで良いアイテムと交換できるぞー!」
工房の職人ミラルはこの小さなメダルを収集しているらしく、メダルと引き換えに強力なアイテムを交換してくれるらしい。
……例の如く、酒場の冒険者情報である。
「酒場には、この世の全ての知識が集っているのだよ……そう、それはまさしく集合知……!」
「確実に偏ってますからね、その知識群。ソースが不確かなんですからホイホイと信じては……」
「……うん、ソース? なんだ急に、腹でも減ったのか? あっ、ちなみに我は中濃派だぞ!」
無知故の勘違いの果てに、何の価値も無い情報までカミングアウトする我が主。
……はあ……先が思いやられる……。
「そんなことより、早くミラルの所に行こうぞ! ご近所さんへの引越し挨拶もとい、メダル交換だ!」
引越し挨拶……そう、この工房に来た元々の理由は、近場への挨拶周りをするというものであった。
……ご近所も何も、人によっては歩いて何時間も掛かるような距離ではあるのだが……まあ、色々と把握しておくに越したことは無いでしょう。
「……あのー、すみませーん! 我、この近所に越して来た者なのですがー!」
「……うむ、お客かのう? 一体どんな用かな」
扉をノックし我が主が言葉を投げると、中からいかにも職人といった風貌のドワーフが現れた。
「引越し挨拶に来ました! ……あっ、これどうぞ、つまらなぬ物ですが」
「あっ、こりゃどうも……」
我が主の取り出したハッピースナックを受け取る職人ドワーフ。……ちなみに、この菓子はアクリ・テオラからの盗品である。
「……で、あの……小さなメダルを持ってきたんですけど、ここに持っていけば良いアイテムと交換してくれると聞いて」
そう言って、我が主が小袋から数枚のメダルを取り出すと、職人ドワーフの目が瞬く間に変わった。
「……おぉ! これはまさしく、小さなメダルじゃないか! わしはこれに目が無くてなあ」
「じゃあ、ホントに交換してくれるのか!?」
「おお、良いぞ! 好きな物を持っていけ。……勿論、それ相応のメダルは貰うがな……!」
「ありがとう、おじちゃんっ!」
ニヤリと笑う職人に、にへらと笑う我が主。
それはさながら祖父と孫。我が主の幼児化が止まらない。
「……んー、どれがいっかなあ……おっ、この剣とかカッコよくない!? 見てみて、眷属ぅディアボロスだって! カッコいい!!」
「……確かに、かなり強力そうですね。魔剣のような雰囲気を感じます。……ですが我が主、これと交換するにはメダルが足りてませんよ」
「むぅ、そうか……うーん、それじゃあどうしようかなぁ……他になにか良いのないかなぁ……」
むむむ、と悩みながらアイテムを物色する我が主。
……パッと見た所、高級品である水やエーテル病を治すエーテル抗体、武器や防具の素材を高位な物に変化させる*素材変化*の巻物辺りが実用的ですかね。
「うーん、だとしたらエーテル抗体かなあ……対策できたとはいえ、雨雲体質を治せるなら……っと、むっ……これは?」
おもむろに我が主は、一つの杖を手に取る。
……それは確か、支配の杖ですね。チャームの魔法が込められた杖で、強力な相手以外ならば支配し仲間にすることができるとか。
「……ほう、仲間に……。……なるほど、これは眷属契約に利用できそうだな……! よし、これを貰おうか」
「それなら、小さなメダル20枚だな。……うむ、確かに」
メダルを受け取り満足げな表情の職人ドワーフから我が主は支配の杖を受け取る。
「小さなメダルが貯まったらまた来るといい、いつでも歓迎しようじゃないか」
「ありがとう、ドワーフのおじちゃん! また世話になるぞ〜♪」
大事そうに杖をさすりながらそう挨拶すると、我が主は楽しそうにこの工房を後にするのだった。
◇
今日は怪異も唸る満月。凍える天に映える月は銀に輝き、雪原にはどこからともなく狼の遠吠えが響く。
「さあ、眷属よ。次のご近所さん巡りだ!」
「ここは、ルミエスト墓所ですね? しかし、あの工房ならまだしも、ここには人は誰も居ませんよ? 挨拶も何も無いでしょう……」
どうやら、挨拶すべきは人のみという考えの眷属。……ふっ、まだまだ甘いな。
「いいか? 我は夜を統べ魔を統べる偉大なる吸血鬼ぞ? 魔を統べるということは、魔族やアンデッド、そして死霊たちの、上に立つ者ということなのだ!」
「それは確かにそうですね」
「つまり、だ。我がこの墓所の近くに越して来た以上、この地に眠る死者や、迷える死霊たちにもしっかりと挨拶をしなければならないという訳なのだよ……!」
例え眷属にしなくとも、我はちゃんとお前たちのことも見ていると、認めていると伝えなくてはな!
我が力をつけ一城を築いた時には、いつだって我に頼って欲しいからな! みなから頼られる夜王に我はなるのだ!
「私が浅慮でした……深い思慮と慈悲の心、流石は我が主です……!」
「…………あ、あと……深夜に化けて出られたらこわいし……」
「…………我が主……いえ、なんでもございません……」
尊敬の眼差しから一転し冷えた視線へと変わる眷属……。だ、だって幽霊とか怖いじゃん……!?
「……あの時の妹といい、結構怖がりですよね、我が主……」
「……悪いか!? だってこわいもんはこわいじゃん!?」
「吸血鬼なんですから、怖がるのではなく怖がらせて欲しいのですが……」
あーあー、聞こえない聞こえない。
そもそも、吸血鬼はうわぁ!? キャーっ! なタイプじゃないじゃんっ!?
もっとこう……強え! やべえ! ものすげえ!! ってタイプじゃん!?
「……はあ……訳の分からないこと言ってないで、早く挨拶済ませましょうよ……あんまり騒いでたら、それこそここの死霊たちを怒らせてしまいますよ」
「……うぐっ……それは、とても困る……よしよし、しっかり一つ一つ、挨拶して回ろうじゃないか!」
「……え、全部に挨拶して回る気なのですか……?」
むっ……コイツ分かってないなあ。
「あったり前だろう? 誠意込めて一人一人挨拶するんだよ! それが礼儀ってものだろうが!」
「……ウルチヤ様、そういう所かなりしっかりしてますよね。特に礼儀とか」
「そりゃあもう、身に染み付いてるからなあ」
お父様による厳しい指導の日々をおぼろ気に思い出す。……うへぇ、つらかったなあ。
まあ正直、今はそこまで意識してないから完璧に礼儀作法がなってるとは思えないけども……。
「……まあ、それでも心の方はしっかりしてますから、きっと大丈夫ですよ。……私も、ウルチヤ様にお付き合い致します。一緒に挨拶して回りましょう」
「ああ! 誠意を込めて、元気に挨拶ぞ!」
月下の冷たい墓所に、明るい挨拶が幾度も響き渡る。返事が返ってくることは無かったが、雪の積もる墓所の空気はどこか暖かな物へと変わっていったのだった……。
◇
最後の墓への黙祷を終え、そっと瞼を開ける。
立ち上がって一礼をし、後ろに下がってようやく、身体をぐんっと伸ばせた。
「……よし、これで全員に挨拶が終わったな!」
元気に挨拶し、目を瞑り祈りを捧げ、そして最後に一礼。これを何十回も繰り返すのは中々苦労はしたが、これで我のことをみんな知ってくれたな!
「お疲れ様です、我が主」
「うむ、お前も付き合ってくれてありがとな!」
この間、ずっと隣で同じように祈りを捧げてくるた我が眷属に、ねぎらいの言葉をかける。
「これで挨拶は済みましたね。……それでは、わが家に帰りますか」
「……いや、待て。まだ挨拶ができてない連中がいる」
挨拶をして回る我々を、遠巻きで見ていた者がいた。視線を感じただけで何者かは分からないが、ここの住人ならば挨拶はしておくべきだろう。
「……なあ、誰だかは分からぬが、見てるだけじゃなくて出てきてはくれないか? 大丈夫! とって食ったりなどしないぞ♪」
まだ近くに居るのかは分からぬが、ひとまずフレンドリーに語りかけてみる。
……すると、茂みの中からガサゴソと音が鳴り、そして――。
「――わふぅ?」
――銀に輝く、美しき狼が現れるのだった……。
◇
「わふっわふっ、なーに? なんでよんだの?」
呼びかけに応じて現れてくれた美しき銀狼が、疑問の声を投げかける。
銀狼のその言葉もスラスラと理解できるのは、エーテルによる獣耳の効果だろうか。
「ふふっ、美しき銀狼よ。その答えは簡単である。君とも、ちゃんと挨拶をしたくてね」
「アイサツ? さっきからずーっとやってたやつ?」
「うん、そうそう。話が早くて助かるぞ」
この銀狼は、なんだかちょっと幼い感じがするな。身体の方は、しっかりとした成狼のように思えるが……。
「わふぅ! アイサツっ! すっごいね、みーんなにはなしかけてて!! みんな、すっごいヨロコんでたよ!」
「ほう、そうかそうかスゴいかー! えへへ、えへへ、スゴいだろー? めちゃスゴだろー?」
「めちゃスゴ! めちゃスゴ! あなた、めっちゃスゴ!」
あっ、この子かわいい。眷属にしたい。
マジで癒やされる……この純真さ好き……。
「……あっ、そうだ! ちゃんと挨拶しなきゃだもんな!」
「っ!! アイサツ!!」
「ふっふっふ……我の名は、ウルチヤ・デュッツ・ギュテオン!! 高貴で偉大なる夜の帝王ヴァンパイアであるっ!!」
「ゔぁんぱいあ! カッコいい!! ウルチヤ、ゔぁんぱいあ! カッコいい!!」
あはー! この子カワイイお持ち帰りしたーい!!
「ありがとなー、ありがとなー。いいこいいこ〜」
愛くるしさから思わず頭の方の毛を撫でた。
すると、とても気持ちよさそうに目を閉じると頭をくいっと上げた。
「わふぅ……きもちぃ……ウルチヤ、なでなできもちぃ……!」
「そうかそうか〜、気持ちいいか〜。ならもっとしちゃうぞ〜」
「わーぁい!」
かぁいーなぁ……かぁいーなぁ……。
ホントに、眷属にしちゃおっかなぁ……。狼だし、カワイイし、銀色でカッコいいし……。
「えへ〜、ウルチヤすき〜。やさしい!」
「うぇっ!? ほんっと!? ありがとう!! 我もすき〜!」
めちゃくちゃに嬉しいことを言ってくれる銀狼を、衝動的にムギュっと抱きしめてしまった。
……あっ、ふわ……あったか……。
「わふぅ……あったかい……。これすき〜」
「そうかそうか〜我もあったかいぞ〜」
銀狼はスリスリと顔を身体にすり付けてくれ、それに応えるように我もまた、その銀色で暖かな毛並みに顔を埋めるのだった。
「――――……わふっ……だれかとギュってするのひさびさ…………うれしい……」
……こそりと呟かれた銀狼の言葉を確かに耳にし、我は顔を埋めるのを止め、銀狼と向き合う。
「…………お前、もしかしてひとりなのか?」
「……わう、ずっとまえにムレからはなれちゃった。そっから、ここでずっとひとり」
その声色と瞳には、確かな寂しさと悲しさがあるように思えた……。
……我はそれを感じ取ると、ある一つの想いを胸にし言葉を紡いだ。
「…………なあ、お前……我の眷属にならないか?」
「……けん、ぞく……?」
「何というか……こう、部下とか仲間とか、家族みたいな感じかな。……ひとりなら、さ。我の眷属になって、一緒に暮らさないか?」
「……いっしょって、ずーっといっしょ?」
「ああ、ずーっと、いっしょだ。我は眷属を、大切な大切な、家族だと思ってるからな! 絶対離しやしないさ」
「……なんで……? ……あったばかりなのに、どうして?」
「んー、そうだな……。我のこと、好きって言ってくれたし……カワイイし……カッコいいし……それに、我を暖かいって言ってくれたし……とにかく、いっぱいだな!」
……それに、ひとりの寂しさ悲しさを、……ボクは知ってるから……。この子を、置いて行きたくはない……!
「……わふ……ほんとに、ホントにいいの……?」
「ああ、もちろん……! ……まあ、お前さえ良ければ、だけども……」
「……………………」
……じっと、銀狼の蒼き瞳に見つめられる。
静かなる沈黙の中、降り積もる雪だけが音もなく落ち消えていった……。
「……………………」
「…………わふ、わかった! ウルチヤのけんぞくになる! ウルチヤと、いっしょにくらす!」
「…………!! そうか……!! いっしょに暮らそう! お前は我の眷属だ! 絶対に、大事にするからな……! ずーっと、いっしょだぞ!」
「わうぅ!!」
嬉しそうに身体に飛びついてくる銀狼。
その銀毛をしっかりと受け抱えると、ぎゅっと暖かく迎え入れるのだった――。
◇
暗黒の中に、蝋燭の灯火が揺れる。その焔に照らされ、その銀の身体は輝く……。
「……さあ、これで契約は終了だ。……これよりお前は、我の眷属である……!」
「わふっ! 眷属!! これで、ちゃんと眷属になれた!?」
「ああ、お前は立派な、このウルチヤ様の偉大なる眷属となったのだ!」
「やったー!! これでずっといっしょ! ウルチヤずっといっしょ!」
銀色の尻尾をパタパタと振り喜びの声をあげる銀狼。めっちゃかわいい。
「ああ、そうそう。これからはウルチヤ、ではなくウルチヤ様。もしくはご主人様と呼ぶのだぞ?」
「ごしゅじん、さま?」
「ご主人様、だな」
「ごすじん、さま?」
「……ご、しゅ、じん、だぞ」
「ごすじん?」
「ごすじんでは無くて! ごしゅじん! ごしゅ、だ! オッケー!?」
「……!! ごしゅ!! ごしゅー!!」
「おお……! やっと分かったかあ! そうそう、それでいい!」
眷属化の影響で人の言葉をより理解できるようになったとはいえ、まだまだお勉強は必要のようだ……。
……でもまあ、これはこれでカワイイし、癒やされるなあ……。
「ごしゅ!! 教えてくれてありがとう、ごしゅ!!」
「……えっと、だから……ごしゅ、じゃなくてご主人様で……」
「わふぅ……?」
「……まあ、いいや……ごしゅで……」
……舌を出したまま首を傾げられると、我は何も言えなくなる……。可愛すぎかぁ……!!
「……ふふっ、ホントにカワイイなあマトゥルンは……よーしいいこいいこ!」
癒やされオーラ全開なこの眷属狼に、全力のなでなでを与えた。さわり心地よき……!
「……わうぅ……きもちぃ…………って、まとぅるん? だれ……?」
「……ん、ああそうか。言ってなかったな! お前の名前だよ」
「わぅ? 名前……?」
「そう! マトゥロゥン・シュニカ・ゲッタンカ……まあ、言いづらいだろうからマトゥルンでいいぞ」
「マトゥルン……?」
「我の地元の言葉から取って、偉大なる狼、狼の月という意味の名だ! 我々が出会った時のような美しく輝く冬の満月。そして、お前の偉大な銀の毛並みをイメージして付けた名だ! ……どうだ……? 気に入ってくれたか……?」
「……マトゥルン……。……マトゥルン……! マトゥルン! うん、すっごくいい!! マトゥルン、いい!! ごしゅ、ありがとう!!」
ハッハッハ、と嬉しそうに鳴くマトゥルンを見て、我はホッとすると同時にとても心が暖かくなる。
……眷属に喜ばれるのは、本当に心が暖まって、嬉しい気持ちでいっぱいになるな……。
「……これからよろしくね、マトゥルン! 我を主人にしたからには、絶対ぜーったいに、幸せにしてやるからなっ!」
「わふっ! よろしく、ごしゅ!! マトゥ、ずーっとずっと、ごしゅといっしょ! ごしゅといっぱい、楽しいことしたい!!」
「ああ、ずっといっしょだ! たっくさん、楽しいことしような♪」
「わふぅ♪」
――雪が降り狼月浮かぶ夜空の下の、墓所での出会い。カッコよくもとてもカワイイひとりの銀狼は、偉大なる吸血鬼の娘と契約を結び、そして家族となった……。
――新たなる眷属、銀狼のマトゥルンを迎え、夜王である我の覇道は今、始まったのであった……!
◆
「……ところで、我が主。何の確認もしてませんでしたが、この子……いえ、マトゥルンの性別は確認したのですか?」
「んぇ?」
銀の毛並みをにへら顔で撫でる我が主の、気の抜けた声がわが家に響く。
「……ですから、我が主はカワイイ女の子の眷属を増やしたかったのでしょう? いずれ、血の契約の力によってマトゥルンを人間の姿にすることはできますが、もしマトゥルンの性別がオスなら……」
「…………あっ…………すぅーーーっ……」
……やっぱり、何も確認してませんでしたか……。
…………なんというか、ホント……考え無しというかその場の勢いだけで行動しますよね、我が主は……。
「…………うぅ……。……わかった、なら今確認すれば良いんだろう……!?」
「……いえ、そういうことではなく、もうちょっとよく考えてから行動をですね……」
「あ、マトゥルンちょっと失礼……」
「わふぅ?」
私の言葉を無視して、気持ちよさそうにお腹を向けたマトゥルンに手を伸ばす我が主。
「……えっと、この辺かな……? …………おっ、眷属ぅ〜! マトゥルン女の子だったよー!」
「…………我が主……はしたないですよ……」
手でマトゥルンの銀毛をかき分け、あるとこを確認する我が主に、苦言をこぼす……。
「えぇ!? だって仕方なくない!? こうするしかないじゃん!?」
「……いや、普通にマトゥルンに直接聞けば良いでしょ」
「………………あっ……」
言われて初めて気付いたのか、みるみるうちに赤くなっていくウルチヤ様……。
「わぅ? どうしたのごしゅ、なんで赤い?」
「……な、なんでもない……ごめん、マトゥ……!」
「わふぅ……?」
真っ赤な顔で誤魔化しつつ謝るも、何も分かってない様子のマトゥルンは首を傾げるばかり。
――新たな眷属も加わって、この日常は今までよりも更に、騒がしくなるのだろうな、と……。
……暖かな未来を想像しながらそう、感じるのであった――。
「わふぅ♪」