あんた、夫としてやりきったかい?   作:スタプレ

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ちょっと遅くなりました&あけましておめでとうございますm(*_ _)m

今年もボチボチ投稿していきます。長々放置していた話にも手をつけるかも…

ガールズニューイヤーパーティーに行く道中での投稿です。

追記
あらすじ忘れていましたすみませんm(_ _)m

詩船と仲直りしたい節郎は詩船のクラス…F組に行くと、しばらく休んでいることがわかった。原因はイジメ。主犯者にキレて暴力事件を起こし停学処分となってしまった。暇だから散歩しているととある人から声をかけられた。


13話

「なんで外で出歩いているの?」

 

「学校サボっているから。」

 

「意外とワルなんだね。」

 

停学中散歩していたらミラキュラススカーレット…つまり詩船が所属しているバンドメンバーの1人に会った。

 

「こう見えても成績いいんだよ?」

 

「なるほど、適度に授業受けてテストはほぼ完璧だと。羨ましいなおい。」

 

彼女はボーカルの中村さん。一度俺と話したいということで小さな喫茶店に入っている。マスターが2人分のコーヒーを置くと、丁寧に一礼して去って行く。あまり俺らに干渉しないあたり助かっている。

 

「そういう都築くんはなんで学校休んでいるの?」

 

「いや…まぁ色々ありまして。」

 

正当な理由があっても暴力事件起こして停学だなんてカッコ悪くて言えない。あれ?男はワルのほうがモテるっけ?もうわからん。

 

「詩船ちゃんが来てないと学校楽しくない?」

 

「ま、まぁそうだな。」

 

あながち間違っていない…

 

「それで話はなんだ?」

 

「ん〜大した話じゃないよ?」

 

中村さんは席に備えてある砂糖をコーヒーに入れる。それ4本目だが…

 

「単純に君の事が気になってね。いつか2人きりで…ウワッ」

 

やっぱり砂糖入れすぎなんじゃ……と思ったら更に新しいやつを取る。あれ苦かった反応だったのか。

 

「単刀直入に聞くけど、詩船ちゃんとなんかあったでしょ?」

 

「っ!」

 

「あはは〜図星だ〜」

 

「べ、別にあんたに関係ないだろ!」

 

「君にはないかもしれない。けど、詩船ちゃんには関係あるよ。同じバンドだもん。」

 

一瞬中村さんのホンワカな雰囲気が冷たくなったような気がした。けどすぐに戻る。

 

「最近の練習でも元気がない。心做しか、ギターの音も前よりかもインパクトが薄くなっている。もちろん私たちよりも遥かに技術はあるし、むしろ足を引っ張っているけどね。だけどボーカルから見たら、今の詩船ちゃんはギターが上手いだけなんだ。」

 

「ギターが上手いだけの詩船?」

 

「あの子に聞いても案の定『なんでもない』としか言わない。彼女は2つの悩みがあると思うんだ。1つは知らぬ間に片付いたみたいだけど、もう1つはまだ未解決。」

 

「……まるでなんでも知っている感じだな。」

 

「あくまでも予想だけどね。その予想で聞いてみよう?詩船ちゃんに何した?」

 

別に何したというレベルではないんだよ。だけどそこで否定しても、きっと見透かされるだけなので腹を割って遊園地の出来事を話す。

 

「う〜ん…なかなか都築くんって罪深い人なんだね。」

 

「や、やっぱり?だけど何が悪いのかわからなくて…」

 

「なるほどねぇ。都築くん今モヤモヤしているでしょ?」

 

「してないって言ったら嘘になる。」

 

「さっき私二人きりで話したいと言ったでしょ?」

 

「うん。」

 

「他の子にいったらちょっと動揺するんだよね〜告白を期待しちゃって〜」

 

「からかうなよ…」

 

期待した男子にはちょっと同情しちゃう。

 

「だけど都築くんは全くだった。私に眼中なしってね。」

 

「眼中…なし…」

 

「もう自分も気づいたでしょ。ううん、もうとっくの昔に気づいている。じゃなかったら二つ目の詩船ちゃんの悩みなんて解決してないよ。」

 

「……ありがと、君に相談してよかった!」

 

「ふふっ、勝手にペラペラ喋っただけだよ。」

 

「それにしてもすごいね、中村さん探偵みたい。」

 

「探偵だなんて言い過ぎよ。私リーダーだからよく人を見ているだけ。」

 

それにしては当たりすぎなんだよなぁ…

 

「それでこんなところでのんびりしてていいの?」

 

「今日はなにも……いや、急用ができたからそろそろ行くよ。」

 

「そう。あの子はいつものところにいるから。」

 

「わかったありがと!お金はここに置いて行くね。」

 

「気をつけてね。」

 

千円札を置くと、マスターにご馳走様と言って喫茶店を飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「詩船はいつもの場所にいる!」

 

そこまで走るのみだ!いつもの場所は………いつもの場所……………いつもの場所?

 

「いつもの場所ってどこー!?」

 

よくよく考えたらミラキュラススカーレットってどこで練習しているんだ?しかも詩船の日課は放課後空き教室でギターの練習すること意外知らない。そもそも家すら知らない。

 

「喫茶店に戻って中村さんに聞くか?」

 

う〜ん……なんか違うなぁ…

それじゃ意味ない気がする。

 

「自分で見つけろってことか…試練だな!」

 

多分中村さんはわざとああ言ったんだ。仮に「どこなの?」と俺が聞き返しても適当にはぐらかされるだけだ。

 

でも本当にいつもの場所ってどこだ?

家をしらみ潰しで探すか?

 

「いや、1箇所だけ心当たりがあるぞ!」

 

確証はないけどとりあえず行ってみるか!

 

「近い……ところで………よかった…」

 

息を切らしながら走って5分。ここは初めてライブに招待された場所…『BEAT』だ。

 

「すみません〜」

 

「お、来たか。」

 

ガタイのいい男の人が声をかける。確かここの店長さんだっけ?

 

「美歌ちゃんから聞いてるぞ。さぁ行った行った。」

 

多分中村さんが事情を話してくれたんだろう。

 

「ありがとう店長さん!」

 

少し通路を歩いて、重い扉を開ける。その先は少し前にみた輝くステージだ。

 

「詩船!」

 

 




前書きの通り、放置していた『笑顔を育むトランペッター』と『鉄道のやつ』を春ぐらいに再開しようと考えております。というのもコロナ禍で若干うつ気味になっていたのと、職場環境が変動したためしばらく書ける状態ではありませんでした。
それからの放置でしたので、そりゃ再開するもやる気は起きませんよね笑
ただ最近自分の過去作を見て、久しぶりに意欲が湧いて来たので再開しようということです。

しかし作者自身がどこまで書いたのか忘れているので、まずは読み返し、更にオーナーの作品も進めてからの話ですので、具体的な再開予定日は決まっておりません。まぁやるんだ程度待って頂けたら幸いです。

では次回もお楽しみに〜
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