投稿頻度が落ちますが許してヒヤシンス
「………なんであんたがこんなところに来たんだ。」
「そりゃ詩船と話したかったから!」
ステージの照明は1箇所だけついている。その明かりのしたで、いつものギターを弾いていた。
「いつもここで練習しているの?」
「そんなのどうだっていいだろ。」
「ねぇ、またギター教えてよ!場所なんてどこでもいいから……」
「もうほっといてよ!!」
「っ!?」
「なんなのあんたは!?ただの友達のくせに!またギター教えろ?あたしの何を知っているんだよ!」
泣いている。俺は気づかず人を人を傷つけたのか。
「ごめん。確かに何も知らなかった。」
「じゃあもう近づか…「でももう知ってる!」……は?」
「全部じゃないけどね。遅すぎかもしれないけど。今日は平日だろ?」
「それが何?学校休んで探しに来たとでも言いたいの?」
「違う休んでない。休まされたんだ。」
「……なんで?」
「人を殴って。」
「誰を?」
「詩船をイジメてた奴らだよ。」
「……え?」
今日初めて目があった気がする。
「正直に言うと、俺詩船が休んでいたこと知らなかったんだ。仲直りしようと思ってF組に行ってイジメを知ったんだ。」
「そうなんだ。」
「本当にごめんなさい!イジメの原因も俺だし、それに気づけなかった。」
「言わなかったから知らなくて当たり前だ。」
今なら言える……けど恥ずかしいな…
「そ、その…詩船は友達より大切な人…だから……また一緒に過ごしたいな、なんて…」
あー自分のヘタレ、ビビり、意気地無し!!
素直に『好きです』すら言えないのかよ!!
「…………………ふふ、」
「へ?」
「なんか節郎見てたらスッキリした。」
「スッキリ?なんで?」
「なんか節郎らしくて安心した。悩んでいたのがバカみたい。」
「今バカにされているのかなぁ?」
「あったりまえじゃん!」
救われたような……なんか虚しいような…
「もうちょっとだけ待っててくれない?」
「何が?」
「察してるくせに。」
「あたしは知らない。」
「別に詩船から言ってくれたっていいんだよ?」
「あたしは言ったようなもんだし。」
「なにそれセコ。」
「勝手に思ってろ。」
なんかこのやり取りすら懐かしい気がする。当たり前だった日常が突然消え、帰って来ないと思った日常って努力次第で戻ってくるんだ。
「詩船にお願いがあるんだけど…」
「なんだよ?」
「前みたいにまた放課後ギター教えてよ。」
「えっ…でもいくら解決したといってもあのクラスに戻るのはいやだ。」
ふっふーん!そう言うと思ったよ。生徒指導の先生に掛け合ってよかった。
「明日からはA組だよ。」
「はぁ?なんで…」
「俺が先生にお願いしたんだ。いくら主犯が退学しても、
「だから節郎と同じクラスになったと。」
「そういうこと。それなら学校行きやすいだろ?たとえまたみんな敵になっても俺は絶対に裏切らないから!」
「…………そこまでなら行ってやるしかないな。」
「なんだよ素直じゃないな。」
「うるさい。」
するとドアが入って、今回俺らの仲を取り戻してくれた立役者が入ってきた。
「ほら〜イチャイチャしてないで、練習の準備するよ。」
「「い、イチャイチャしてないし!!」」
「あら息ピッタリ〜お似合いだね〜」
中村さんには感謝の気持ちしかないけど、だんだん薄れるのはなんでだろう?けど…
「今日練習の予定だったのを仲直りの時間にしてくれたんだね。ありがとう中村さん。」
「さぁなんのことかな?」
「なんの話だよ?」
「ひみつ〜」
このあと2人の言い合い(一方的に詩船が噛み付いているだけだが)と、他のメンバーの来て軽い修羅場に発展したので、自分はそろそろ撤収する。
「節郎もう帰んのか…明日学校でな!」
「おうよ!っと言いたいけど俺停学中だったわ。」
「あたしも忘れてた…」