皆様の暇つぶしになれば幸いですm(_ _)m
『どうして殺したのですか?』
『その殺人に意味はあるのですか?』
『その人を殺した理由について三十文字以内で明確に述べよ』
ムーンビーストは時折、被害者に対してそんなことを聞くと言う。聞かれた者は命乞いの意味も込めて大概は真摯に質問に答え、あるいは同情を得る為に真黒な嘘を吐く。
そのどちらも実のところムーンビーストにとっては関係が無かった。何を知った所で、加害者でありこれから被害者となる彼らを、どんな答えを得た所で結局は殺してしまうのだから、やはり初めから答えなど望んではいなかったのだろう。
人を殺したから、殺す。
人を殺した人間は人に殺されなければならない。
ムーンビーストが常に声高に叫ぶ信念は自己で完結していた。他者に信念が侵されることを彼は何より嫌ってもいた。
それなのに何故、ムーンビーストは被害者に対して殺す前に
自身の個性『土流』による底なし沼に沈んだムーンビーストを虎と共に引き上げた時、彼は当然、気を失っていた。どころか心臓が止まっていた。心臓マッサージと人工呼吸。それでようやくムーンビーストの心臓は活動を再開した。
それに安堵しつつ虎は突如現れた巨人‐ギガントマキアを追いこの場を離れた。
マンダレイとラグドールの二人はそれより前に燃える森の消火活動へと向かったので、現在、この場にはピクシーボブとムーンビーストの二人だけだった。
”狂気のムーンビースト”。
この国の犯罪史に名を残すことになるだろう二十歳の青年の寝顔は美しかった。
ピクシーボブは思わずムーンビーストの寝顔に触れた。
それに反応し僅かに顔を顰めたムーンビーストの表情に胸の奥で熱が帯びるのは何故だろうかと、ピクシーボブは考える。
答えはたぶん、ギリギリだった。
彼が人としてギリギリだから、余りにも不安定な若者だから、大人として見捨てては置けないなんて言う気持ちになるのだろう。
駄メンズ。なんてものにまさか自分が惹かれるなんて思わなかったとピクシーボブは頭が痛くなった。
ムーンビーストは常に笑っている。その笑顔を狂気的だと言うのが大多数だろうが、一部の酸いも甘いも噛み分ける大人は別の見方をする。
笑うと言う行為は本来、攻撃的なものであり獣が牙を剥く行為が原点だ。
しかし、笑顔に別の意味を与えたのが人間だ。
”作り笑い”。過酷な環境下で他者に迎合する為に行われるそれは痛々しいとピクシーボブは思う。
『洸太君に是非伝えて頂きたい。私などではない。君に道を示すヒーローに会える日が来ると‐』
あの時、底なし沼に沈みゆきながらも他人の子供を思い笑った顔が、ムーンビーストの本当の笑顔だとするのなら、常に張り付いていた微笑みは作り笑いではなかったのか。
「…なんか、可哀想になっちゃった」
ピクシーボブには、そう思えてならなかった。
「身勝手な同情程、癪に障るものはありますまい」
可哀想になってしまえば手負いの獣だって怖くはない。目を覚ましたムーンビーストがゆっくりと身体を起こすのを、ピクシーボブは何処か俯瞰した気持ちで見ていた。
この場にいる
だから、それこそ近所の子供に声を掛ける程に軽い気持ちで聞いた。
「行くの?君の心臓はさっきまで止まっていたんだよ。戦えば、死んじゃうんじゃないかな」
「心配してくれるのですか?ヒーローである貴女が私を?そこにはもしや愛があるのでしょうか?だとするなら、嬉しいことです」
「私が今、聞きたいのはそういうんじゃないよ」
「…失礼いたしました。真摯に軽薄で返すのは、恥ずべき行為でした。………”行けるか”、ではなく、”行かねばなりますまい”」
ムーンビーストが立ち上がり見据える先はギガントマキアが進んで行った方向。その道に残る巨大すぎる足跡を見れば、その先に居る者の危険性も理解が出来た。
ギガントマキアの事を直接見ては居なくても、生返って直ぐに戦っていい相手では無いことは解る。
それでも私は行かねばならないとムーンビーストは、(ピクシーボブには作り笑いにしか見えない顔で)、笑う。
「濃厚な血が香る。ギロチンの刃が語っている。この先に比類なき悪が在る。ならば、正義を示さねばなりますまい。その重要さに比べれば、我が身に対する心配など、何の価値もありますまい」
「…馬鹿」
「イタイ!?」
ピクシーボブはナチュラルにムーンビーストを引っ叩いた。余りに自然に叩かれたので、避けることも出来なかったムーンビーストは目を白黒させながらピクシーボブを見る。
「な、なにをするのです?」
「この馬鹿。阿呆。まぬけ。クソガキ」
「ちょ、まって、止め!ぎ、ギブアップ!?」
女子供が相手であろうと敵意ある拳には笑顔で殴り返すことの出来るムーンビーストだが、敵意も悪意も無いなら、どうすればいいのか彼には分からなかった。
解るのはピクシーボブが怒っていると言う事だけだ。しかし、ムーンビーストには何故、ピクシーボブが怒っているのかが解らない。
「…貴女は、何を怒っているのですか?」
「誰も、今まで君のことを叱らなかったの?」
質問に質問を返されたが、質問に質問で返せと教えられたのかとキレる場面でない事はムーンビーストにも解った。
だから、ムーンビーストは考える。叱られた覚えなら、大いにあった。それこそ学生時代、彼は先生に叱られることに性的な喜びを覚えるどうしようもない子供だった。
しかし、子供でいられなくなってからは、どうだっただろうか。
「…」
家族を失い。夢破れ。
間違えた道を歩むのを止めて、罪を共に償おうと言ってくれた
あるいは共に道を歩み、傍に寄り添ってくれた
しかし、真っ直ぐに目を見られながら、叱られたのは久しぶりのことだった。
ムーンビーストはピクシーボブから目を反らさずには居られなかった。
「…貴女には関係ないでしょう」
「関係なら、今できたのよ。私はヒーローだから、困ってる人はほっとけない」
「私は困ってなどいませんよ。それに私は
「ヒーローが
「…また質問に質問で返した。貴女の事は苦手です」
「君は何を言っているのかしら」
苦虫を噛み潰した様な表情を浮かべるムーンビーストに対してピクシーボブの表情は晴れやかだった。
少なくとも今はムーンビーストの事が少しだけ理解できた気になれた。
「どうして教えて、くれないんだ…」
ギガントマキアの攻撃に反応する事が出来たのは三人だった。
「
「
「
ギガントマキアが振り下ろした拳に対し、それを弾き返そうとした緑谷出久と爆豪勝己。そして、ギガントマキアの動きを止めつつ氷壁を作り出し峰田実を守ろうとした轟焦凍。
現状、この三人がギガントマキアに対し戦うことができるギリギリのライン。
しかし、それは言うまでもなく相手を出来ると言う意味では無く、精神面のみでの話だった。
「………?」
三人の
峰田実は潰された。
目の前で起きた現実が、余りにも現実離れしていた所為で悲鳴も上がらない。
ただ最も近くでそれを見ていた三人の顔が青ざめる。
そもそもギガントマキアを相手に戦うと言う発想自体がズレている。
彼は魔王の『個性』が創り出した怪物。
『耐久』『痛覚遮断』『巨大化』『犬』『エネルギー効率』『剛筋』『土竜』etc.
元来、持っていた『耐久』の個性に拡張性を持たせるように様々な個性が継ぎ足され完成した『オール・フォー・ワン』の力そのもの。
人一人で対抗できる次元にはいない。対抗しようとするなら、逸脱しなければならない。
ヒーローの卵。学生三人で止められる筈もなかったのだと誰よりも実感したのが、緑谷と爆豪、轟の三人だった。
心が折れる音がした。
それは最早、A組にはギガントマキアから逃げようと言う気も消えてしまったと言う意味だ。
ならば、最早
否、それは既に人以上の叡智を持つ存在により否定されている。
ヒーロー科の一年生だけが、雄英ではない。
雄英高校ヒーロー科、一年A組だけが、ヒーロー科ではない。
「………?」
ギガントマキアは振り下ろした拳を上げ、まじまじと見つめる。ある筈の人を潰した感覚が無かった。地面にもある筈の凄惨な跡がない。血が無い。肉も骨も何も無い。
ただ地面が僅かに揺れていた。
次いでA組生徒たちの前に地面から顔を出したのは、ヒーロー科一年B組‐
その手には峰田が抱えられていた。
「峰田君!」
個性『柔化』。触れたものを柔らかくする事により地中を泳ぐ様に移動する事もできる彼は峰田がギガントマキアに潰される前に救い出し、再度、地中を泳ぎ難を逃れていた。
「き、君はB組の…無事だったのか!」
飯田天哉の言葉に骨抜は峰田を投げ渡しながら、答える。
「ブラキン先生が身を挺して守ってくれた!B組全員無事だ!だけど、話は後だ!逃げるぞA組!」
骨抜がギガントマキアの立つ地面を柔化させる。巨体の半分が音を立てて地面へと沈んだ。
「ブラキン先生からの連絡だ!A組B組総員‐プロヒーロー・ブラドキングの名に於いて戦闘を許可する!
骨抜の言葉で覚悟を決めたA組の生徒達は走りだした。
蜘蛛の子を散らすように逃げていく生徒達を前に地面に身体が半分埋まったギガントマキアは目を細めながら、溜息を吐く様に呟いた。
「主の敵はどこか。…どうして誰も教えてくれないんだ」
独り言と言うには大きすぎる声に対して、A組生徒‐
「あっち!ムーンビーストなら、燃えてる森の方に逃げてった!」
「………ありがとうございます」
ギガントマキアは律義にも耳郎の居る方向へ一礼をすると地中を潜り移動を開始する。その速度は地上を走るよりずっと早かった。
個性『土竜』。それを見た骨抜は青ざめる。
「俺の個性、意味ねえ。アイツがこっちに来てたら、全員死んでたぞ」
雄英ヒーロー科、一年A組B組の生徒達は難を逃れた。しかし、
だからこそ、避難場所。ムーンビーストの襲撃時点で決められ、伝えられていた森の中を流れる川を辿った先にある河川敷とは逆方向へと走る者たちがいた。
「待って!何処に行くのデク君!」
「麗日さんは逃げて!僕は洸太君の所へ、行かなくちゃ!」
緑谷出久は避難出来ていないかも知れない少年を助ける為に走りだした。
「おい!爆豪!待てって爆豪!マズいだろ!」
「なにがマジいッ!なにが逃げろだッ!俺の道を他人が勝手に決めんじゃねえッ!言っただろう!負けっぱなしは趣味じゃ、無いんだよッ!」
爆豪勝己は憧れを追う様に目に狂気を宿して、笑いながらギガントマキアを追った。
「…どうする?轟。常闇」
「流石に見捨てちゃ、寝覚めが悪いだろ」
「それが
轟焦凍、障子目蔵、常闇踏陰の三人は爆豪とそれを止める為に走る
英雄はまだ来ない。
山岳救助を専門とするヒーローチーム・プッシーキャッツからすれば森林火災程に恐ろしい災害はない。
眺めているだけなら危険はないが、身を投じると成れば話は別だ。その炎は身を焼き、酸素を奪う。炎を育てる材料に
困らない以上、消火は困難。自然鎮火に任せるしかない事も少なくない。
自然鎮火に任せて良いなら、それで良かった。
しかし、この森林一帯はプッシーキャッツの私有地ではあるが、万が一に人が居る可能性を考えれば燃えている森に向かわない訳にも行かない。
マンダレイとラグドールの二人は森林窃盗や不法投棄などの軽犯罪に恨み言を漏らしながら、それぞれの個性である『テレパス』と『サーチ』で被災者が居ないかを確認していた。
そして、見つけた。
地面に倒れる人影を見つけてしまった。
森林火災に巻き込まれた様子の一般人という状況が
万が一で動くのがヒーローであり、例え
「大丈夫ですか!」
「う、うう…み、みず、を…」
駆け寄ったマンダレイに対して倒れていた人物はうめき声を上げる。
喉が焼かれている可能性を考えるマンダレイに向けて倒れていた人物が向けた手には———拳銃が握られていた。
「!?」
乾いた発砲音。近距離からの銃撃を受けたマンダレイの身体が揺らぐ。
ラグドールが叫んだ。
「マンダレイ!?」
「だい、じょうぶ。直撃は避けたわ」
マンダレイが腹部を手で庇いながら、ラグドールの元まで下がる。拳銃の弾丸はマンダレイの右腹部を掠める形で外れていた。
そのことに舌打ちをしながら、倒れていた人物が立ち上がる。
倒れていた人物は、若かった。幼いと言い換えてもいい。
身体の大きさからして十代前半。加えて来ていた服は、とある有名大学付属中学校の学生服だった。
中学生の
「子供の、
「失敬だな。僕は其処らの駄目な大人より大人だよ。何しろ世の中の真実を見ているからね」
ラグドールの言葉に、マスタードは呆れた様に溜息を吐くと手に持っていた拳銃を構える。
「たとえば、どんなに優秀な”個性”があっても、人間なんだよね」
「撃てば死ぬ」
そう言いながら、マスタードは一切の躊躇なくラグドールに向けて発砲する。
しかし、ラグドールはそれを事前に知っていたかのように射線を読んで避けてみせた。
マスタードは感心したように言う。
「へえ、目が良いんだ。やるじゃん」
「あんまり大人を舐めるにゃ」
「ふーん、じゃあ
マスタードがそう言った直後、彼の身体の周囲から有毒ガスが噴出した。
マスタードの個性『ガス』。有毒ガスを生産し操る事が出来る個性。そのガスに殺傷力は無いが、常人であれば数回吸引してしまえば昏睡に陥る。
マスタードの姿がガスの中へと消える。
目くらましと範囲攻撃を同時に行えるマスタードの個性は強個性と言えたが、
ラグドールの『サーチ』は一度見た相手なら、百人まで同時に情報を丸裸にする。その情報には勿論、居場所も含まれる。
「そこッ、にゃあ!」
「っ、痛いなあ」
背後に近づいていたマスタードへ後ろ蹴りを喰らわせながら、ラグドールはマンダレイに情報を伝える。
「アイツのステータスは高くないにゃ!近づけば負けにゃい!拳銃の弾は後、三発!」
「了解!」
ガスが周囲に充満しつつある以上、戦闘に時間は掛けられないと判断したラグドールがマンダレイに指令を送る。”ステータス”とはラグドールが使う隠語。”ステータスが低い”が意味する事は、殴れば勝てるだった。
迫りくるマンダレイを前にマスタードは溜息を吐いた。
「やだなあ、子供相手にマジになっちゃってさあ、恥ずかしくない訳?ヒーローなんでしょ?夢見させてよ。お姉さん」
「ファンサービスは、イイ子だけって決めてるのよ!して欲しいならッ更生しなさい!」
「説教かよ。うっざ」
マスタードの言葉でマンダレイが止まる筈もなく、振り抜かれたキャットコンバットがマスタードの意識を刈り取る。
その直前、マスタードは拳銃を自らのこめかみに向けた。
「なッ!?なにしてるのよ!」
マスタードの意識を刈り取る筈だったキャットコンバットによる攻撃は、拳銃へと方向を変える。
マスタードの拳銃が弾き飛ばされた。
「まあ、
ガスマスクの下でマスタードが嘲笑する。
そして、攻撃を振りかぶった無防備な姿勢のマンダレイに向けて、マスタードは隠し持っていた二丁目の拳銃を向けた。
「目の前で子供に自殺されちゃ、ヒーロー失格だもんね。さよなら、お姉さん」
勝利宣言をするマスタード。しかし、マンダレイは焦ることなく信じていた。
マスタードが隠し持っていた拳銃を取り出す前に動き出し、今まさに拳を振りかぶる相棒‐ラグドールの事を、信頼していた。
「だからッ、大人をにゃめるなッ!」
ラグドールの拳がマスタードの顎を打ち抜いた。
マスタードの手から二丁目の拳銃も離れ、マスタードの身体は大の字に倒れた。
マスタードは脳が揺さぶられたことによりチカチカと眩む視界の中で軽く笑った。
「…個性、『サーチ』。隠し武器まで、わかるんだ。まあまあ、強いじゃん。いいなあ」
「…負けてもそんな態度で、悔しそうじゃにゃいし、君はどうして
「説教?うっざ。…でも、答えてやるよ。親に反発する為さ。ウチの親って、ほんと馬鹿なんだ。アイツらに教えてやりたかったのさ。僕はお前らの思い通りにならないってね」
「…そんにゃことで、人を殺そうとしたの」
「”そんな事”で済まされない家庭環境の奴が、世の中には一杯居るんだ。恵まれた馬鹿にはわかんねーだろうけどね」
マスタードは言う。
「
ヒーローに向けて言う。
「知ってるか?子供が親を殺すより、親が子供を殺した場合の方が罪は軽いんだ。虐待死、暴行、放置、監禁、餓死、死んだところで懲役三年とか六年。この国はまだ
社会の闇を、告発する。
「僕の両親は、それを僕に説明しながら殴るんだ。…ヒーローに、僕の事が救えたか?」
マスタードの告発にマンダレイとラグドールは絶句してしまった。
それに対してマスタードは軽蔑も失望もしない。
少年は既に大人に見切りを付けていた。
「リーダーは僕に言ったぜ。大人が作った社会の全部壊そうってさ。
絶句とは言葉に詰まるという意味。思考が一時的に止まる程の衝撃はラグドールに見ることを一瞬だけ止めさせた。
恵まれた環境を持つ者が目を反らさずにはいられない程の社会の闇。
ラグドールの個性が外れた僅かな隙をマスタードは突いた。
個性『ガス』により生産する有毒ガスの種類が可燃性のモノへと変わる。
マンダレイとラグドールの二人がそれに気が付いた時には、もう遅かった。
「や、止めなさい!」
「駄目にゃ!」
ガスが充満していない以上、ガス爆発の規模は小さい。精々がマスタードの周囲を弾き飛ばす程度だろう。
だから、マンダレイとラグドールの二人は逃げようと思えば簡単に逃げられた。しかし、マスタードを助ける為に手を伸ばした。
その手を少年は鼻で笑う。
「うざ。大人の言う事なんか、誰が聞くもんか」
個性『ガス』による、ガス爆発が起る。
爆発の衝撃でマンダレイとラグドールの二人は弾き飛ばされ、伸ばした手はマスタードへは届かなかった。
ヒーロー達は火傷をした身体で、四散した少年の遺体を呆然と見る事しか出来なかった。
英雄はまだ来ない。
”マスタード“。
個性『ガス』。
原作では林間合宿で鉄哲君と拳藤さんに敗北し、敵連合の正式メンバー入りを逃した彼ですが、ヴィジアルが実にヴィランらしくて好きだったので登場させたかった。
そして、せっかくなので覚悟ガン決まりな彼を書きたかった反動により、ほぼオリキャラと化しました。
この作品の中の彼の年齢、経歴はほぼオリジナルです。