轟姓になりたくないのでヒーローになりました   作:紅ヶ霞 夢涯

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前回しれっとサブタイ間違えてた。こっちが2話やで。
それからあまり長々とヒーロー名を募集するのも仕方ないので、もうアンケートに進みますね!!


2話

 轟炎司と正面から競い合うことになったのは、一年目の雄英体育祭でのこと。それまでは運が良いのか悪いのか、直接彼と競うような展開はなかった。

 

「やはり、決勝の相手はお前だったか」

 

「奇遇ですね。私もそんな予感がありました」

 

 体育祭、決勝戦。私と轟炎司がお互いに何となくこの展開を予感していたように、クラスメートに普通科や経営科の生徒も、教師陣もそうだっただろう。

 

 ーーー来年再来年は分からないが、少なくとも今年はこの二人だと。

 

『改めて、ルールの説明をさせて貰うのさ!』

 

 まだ校長ではなかった根津先生が、マイクで声を拡大してそう言う。

 

『リングを真ん中で区切り、轟炎司くんと氷叢冷さんにそれぞれのフィールドを与えるのさ!そしてフィールド内には柱が10本ずつ。これを制限時間以内に、多く破壊した方の勝利なのさ!!』

 

(どこの○イス・ピ○ーズ・ブレイ○よ)

 

 心の中で突っ込んだ私は悪くない。

 

 ちなみにお互いのフィールドに入っていいし、何なら直接戦闘して相手を戦闘不能に追い込むのもありだ。

 

「双方、準備はいいか?」

 

 彼が頷き、私もそうした。少しの静寂の後に、大きな声で合図が告げられる。

 

「始め!!!!」

 

 そうして決勝戦が始まった。

 

 

 

 

 

 回らない寿司とか、前世含めて初めて来たかもしれない。何だか少しばかり気遅れする。もうちょっと身嗜みに気を使えば良かったかも。

 

「それにしても、本当に久しぶりですね。壮健なようで何よりです」

 

 ある程度の注文を済ませて、先に運んで貰ったお酒で乾杯し、私は轟炎司に話しかけた。話があるなら来いと言ったのは私だが、せめて車内でくらい彼の方から話を振って欲しかったものだ。

 

「あぁ、氷叢もな。お前の活躍は俺も耳にする所………流石、と言うべきか」

 

「轟さん程ではありませんよ」

 

 まさしく破竹の勢いで名を馳せる、フレイムヒーロー・エンデヴァー。彼は経験を積む為に卒業後は相棒として就職したようだが、近い内に独立すると噂されている。

 

 個人的に、卒業してすぐに事務所を作らなかったことに驚いた。

 

「その辺り、詳しくお聞きしても?」

 

「後で話す。それより聞きたいのは、お前のことだ」

 

「私の?」

 

「そうだ………………………卒業してお前がヒーロー事務所を開いてから、お前との連絡が一切途絶えた件についてを特にな」

 

 あ、マグロ美味しい。同じのを頼むのは勿体ない気もするけど、これはもう一皿だけ頼ませて貰おう。

 

「おい、聞いているのか」

 

「………それって、そんなに重要な話ですか?高校までは仲の良かった友人も、卒業したら進学や就職で疎遠になる。よくある話でしょう?」

 

「………そうかもしれんが」

 

 首を傾げる。

 

 これで納得するとは思わないが、こう言えば深く尋ねられることはしないと思っていたけど………考えが甘かったか。

 

「何か?」

 

「………………………皆、心配していた」

 当然、俺も。

 

 そう小さく付け足した彼に、思わず珍獣でも見るような目を向けてしまった。

ヒーロー名

  • グレイシア(広範囲制圧)
  • コールド・グレイ(集中・収束型)
  • ホワイト・メドウ
  • シルバー・ガーデン
  • アブソリュート・フローズン
  • フリーレン
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