フミダイ・リサイクル ~ヘンダーソン氏の福音を 二次創作~   作:舞 麻浦

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◆前話
西方辺境の土豪たち(反帝国派)の新年の宴に参加した密偵ロタール(マックス何某)は蛮地の風習に則って殴り合いを演じたりしつつ溶け込むように努めた。その最中、ダグビャルトゥル・(ヘイルトゥエン家の)ヨクルトゥソン・(ヨクルの息子たる)ヘイルトゥエン(ダグビャルトゥル)*1と懇意になった。ヘイルトゥエン家は古くからの名家であり、ダグビャルトゥル氏は、そこの当主ハルパの妾腹の兄弟に当たるのだとか。ヘイルトゥエン家は珍しく親帝国派とのことだが………。
 

====

※ 今回から暫くは西方辺境エンデエルデから離れて、帝都魔導院や、極光の半妖精(アウロラ・アールヴ)ターニャの電界25次元、東方沙漠で伏蠍人/蠍背人(ギルタブルル)のルゥルアさんが治めるホラサーン首長国のなどでそれぞれ活動する子実体分身(クローン)だとかにフォーカスします(AI絵も少々挿絵に使っていきます)。あるいは北海で半島を横断する運河掘ったり、南の山脈にトンネルを穿ったりという、隧道方伯(トンネル=ラントグラーフ)としてのお仕事にも触れたりとかしたいですね。要は、マックスくんの本業(魔導師、魔導副伯、隧道方伯、駐ホラサーン首長国大使 etc…)の話です。(9巻上の件の黒幕や背景が分からんまま西方辺境情勢に突っ込むのはさすがに無理ッス、って判断もあります)
……いやあ、原作小説9巻下が待ち遠しいなあ!

 

*1
◆土豪の名前の命名規則(仮)(推測・妄想設定):家名の『ヘイルトゥエン』ですが、音の並び的に、ヘイル・トゥ・エンで、『開祖ヘイルの末裔』くらいの意味合いかもしれないですね。……ってことは、オリ土豪のフルネームも、A・Bトゥソン・Cトゥエン(=開祖Cの末裔にしてBの息子たるA)という命名規則で生成できるかも……。




再整理 編
31/n 年明けの諸々-1(サソリの十ツ仔 / 帝都の巨蟹鬼幼生とキノコ系看板娘)☆AI挿絵あり


 

1.十児の父──── 母子ともに健康です

 

 さて新年。

 冬至が終わり、日が長くなる時期。

 

 ライン三重帝国より東の国、半ば属国じみた関係にある砂塵の国。ホラサーン(昇る日の)首長国にて。

 直立した蠍を擬人化したような亜人種である伏蠍人/蠍背人(ギルタブルル)が首長として治めるその新興国は、いま、慶事に沸いていた。

 

 水と緑をもたらし、秋には唸るほどの実りをもたらした、螫蠍神(せきかつしん)の寵愛篤き真珠の巫女姫ルゥルア・ハッシャーシュと、その夫である帝国魔導師マックス・フォン・ハシシ=ミュンヒハウゼン。

 仲睦まじいことで有名なその夫婦に、子供が生まれたのだ。

 

「昇る日の国に栄光あれ!」 「緑と水と、高き天空の加護ぞあれ!」 「我らを導く白きサソリよ!」

 

 新年の祝いとお披露目を兼ねた式典は、都市民たちの歓呼の声で迎えられた。

 新しく巨大竹の魔導的育成と組み合わせられた製紙産業のお陰で潤沢な紙の供給があり、それを生かした新聞業の号外が多く配られているようだ。

 そして長く伸びるお披露目のパレードが、この沙漠の国の首都の通りへとやってくる。

 

 沙漠への適応で『産めるときにたくさん産む』という生態の伏蠍人/蠍背人(ギルタブルル)

 このたび生まれたのは、ほぼ最大受胎数である十ツ仔。

 

 10匹の伏蠍人/蠍背人(ギルタブルル)の赤子は、見た限りでは一抱えもあるほどの蠍の幼生のようにしか見えない。既に8本の蠍の脚を動かして這いまわることができるし、器用にハサミを使って食事もできる。おそらく自我はまだなく、本能と反射によるものだ。これは産まれたてのときの生態をサソリに寄せることで、多胎でも世話の手間が掛からないという利点であり、沙漠への適応の一貫なのだろう。

 育つにつれて何度かの脱皮を繰り返して、徐々に身体の前面にヒト種(メンシュ)に近い様相を発現していくのだとか。伏せた蠍のような人類種、というのは、彼らの待ち伏せの狩りのスタイルでもあるが、成人するまでのその見た目にも由来するということだろう。

 

 

 魔導車に()かれる壮麗な移動式の櫓に乗って、首長ルゥルアとその夫のマックス何某が、笑みを浮かべて手を振っている。

 

「……これも役目とはいえ、生まれたばかりの子供たちを見世物にしてパレードだなんて……」

 

「まあまあ、ルゥルアさん。それに子供たちも元気に這い回って、柔らかくした肉だとかを食べてるみたいで、大丈夫そうだし」

 

 マックスがちらりと視線を向ける先には、後ろに続くパレードの櫓がぞろぞろと10基ほど。

 それぞれの上に水槽のように透明の大きな函が据え付けられており、生まれて間もない伏蠍人/蠍背人(ギルタブルル)の赤ん坊が入れられていた。もちろん空調完備でこの新年の日でも寒くなく、さらに乳母的なお世話係もそれぞれの赤ん坊に数人体制で付けられている。閉じ込めてあるのは、マックス何某から継承した “冬虫夏草の使徒” に由来する共生菌糸が発する芳香(フェロモン)が発散しないようにという配慮もある。

 赤ん坊サイズの、白っぽい、芋虫と蠍を混ぜたような見た目の伏蠍人/蠍背人(ギルタブルル)の赤ん坊は、お世話係から与えられる柔らかな食事を、その未熟なハサミで黙々と食べている。あとしばらく時間が経てば一度脱皮し、もっとサソリっぽい姿になるのだとか。

 

「まあ元気でいてくれて、まずは安心ですが」

 

「私としては、出産直後に動き回れるルゥルアさんにも、生まれてすぐに離乳食みたいなのを食べられる伏蠍人/蠍背人(ギルタブルル)の赤ん坊たちにも驚きだ」

 

「そうでもないと沙漠では生き残れませんしー。初乳は全員にあげたから十分でしょう」

 

「そういうものかい?」

 

 まあ母体の乳房(ちぶさ)の数も限られるし、十ツ仔に吸われたらいくら渇きに強い伏蠍人/蠍背人(ギルタブルル)でも干からびかねない。

 だから初乳だけあげたらそれでおしまい、ということが普通なようだ。

 そもそも、周りに食べ物が豊富な時だからこそそれだけたくさん生まれるわけなので、それなら食物を食べられた方が成長も早い……と、乳離れも直ぐにやってくるのだとか。

 

 

 周囲を固める近衛兵の先頭には、黒き甲殻の伏蠍人/蠍背人(ギルタブルル)の戦士、マリヤム・ハッシャーシュの姿があった。ルゥルアの姉であり、黄泉がえりを果たした二又の尾を持ち “雙尾蠍(そうびかつ)” の異名を持つ戦士長だ。

 雙尾蠍のマリヤムの後ろに、様々な種族の沙漠の戦士たちが続く。

 

 そしてひときわ目を惹くのは、巨大蟹と蒼い肌の巨鬼の融合体である巨蟹鬼(クレープス・オーガ)の一団。

 その一団のなかでも最も巨大な、ルゥルアやマックスが乗る櫓にも比肩できるほどの巨体を誇る巨蟹鬼は、彼女らクレープス・オーガの開祖たる、ラーン部族は “津波の” セバスティアンヌ。

 彼女ら巨蟹鬼の一団は、ハシシ=ミュンヒハウゼン家の紋章である『隧道(ずいどう)鉄路上(てつろじょう)大蠍支持(おおさそりしじ)転輪飾盾(てんりんかざりたて)*1が描かれた揃いのマントを翻し、一糸乱れぬ行進を見せる。……親個体であるセバスティアンヌの魔晶に刻まれた生得魔法の【精神感応】によって統制されているのだ。

 

 さらに上空を見れば、沙漠の蒼き天空に、場違いに明るいオーロラがかかる。

 マックスの戸籍上の妹であり、脳髄で孕んで産んだ娘─── いわば長女である極光の半妖精(アウロラ・アールヴ)ターニャによる演出だろう。

 別次元である電界25次元に妖精郷を築き、妖精女王として統治を始めたばかりの彼女から、幼い弟妹たちへの祝福ということだ。

 

 観衆の歓声につられて、移動櫓の上のルゥルアも上を見上げた。

 思わず、綺麗……というつぶやきが彼女の唇から漏れた。

 

「………これで血を繋ぐというひと仕事が終わりましたわ。子供たちの許嫁も主要な部族相手に全員もう決まっていますし、このホラサーン首長国の紐帯もより強固になるでしょう」

 

「そうだね。あとはライン三重帝国の方にも嫁や婿に出すし、ホラサーン首長国のハッシャーシュの家の跡取りと、帝国のハシシ=ミュンヒハウゼン家の跡取りと、あと他にも縁を結ぶべき部族や貴族が()()()の ………ルゥルアさん、足りる?」

 

 第二陣が必要かも? というマックス何某の指摘に、ルゥルアが動きを固めた。

 

「……ま、まあ、もう少し落ち着いてからにしましょう? ほら、夫婦の時間というのも必要ですし!」

 

「そこは同意だね。愛を育む時間は必要だ」

 

「ですよね! 同じ想いでいらっしゃってよかった!」

 

 お披露目パレードの櫓の上で、真珠の巫女姫たるルゥルア・ハッシャーシュは(たお)やかに笑った。

 

 

〈『1.なおマックス何某の子供は、長女:ターニャ、長男:魔女医ねえさんの子供(初撃命中)、次男次女以下:伏蠍人/蠍背人(ギルタブルル)の十ツ仔、の順だったりする』 ── 了〉

 

 

 

 

§

 

 

 

 

2.ツギハギちゃんのお店番@マックスのアトリエ 帝都ベアーリン本店

 

 

 

 帝都ベアーリンの北方、貴族街の一角にて、目新しく鮮やかな色の染料・顔料と高機能な新素材の糸や布を売る店──── 『マックスのアトリエ』が営業している。

 

 魔導院の中天派の聴講生であるアヌーク・フォン・クライストがその店舗へと向かっていた。

 アヌークの同期であり出世頭であるマックス・フォン・ハシシ=ミュンヒハウゼンが経営する店舗であり、最近では他の都市にも支店を出しているのだとか。

 

 

 ドアマン代わりは、まだ巨鬼の上半身が生えていない巨大蟹形態の幼生たちが務めている。

 魔導師の構える店であれば使い魔が扉番を勤めるのは不思議ではないということか、周りからは特に奇異な目では見られていない。看板には巨蟹鬼のシルエットも描いていることだし、膝くらいの体高の蟹がトーテムポールか何かのように何匹か重なってドアマンを勤めるくらいは帝都では普通のことだ。

 

 ちょこちょこと細かく動いてドアを開けてくれる蟹たちを横目に店内に入る。

 

 すると店の中では、看板のプレートにも描かれている巨蟹鬼(クレープス・オーガ)── 下半身が蟹で上半身が巨鬼(オーガ)の新造の魔導生物の種族── の少女が店番をしていた。

 槍を持っているのは武の種族であるがゆえか。店内なので恐らくは模造品なのだろうが、まだ幼いことと種族適性もあってか、精神安定上 手放せないのかもしれない。

 

 

「い、いらっしゃいませ~」

 

 慌てて槍を武器掛けに置きつつ来店の挨拶をする異形の少女に “いや、今日は買いに来たわけではなくてね” と返す。

 そうするとホッとした様子で、巨蟹鬼の少女はまた槍を手に取った。

 店番としてそれでいいのか? と思うが、きっと特にこの日は貴族の来店の予約などはなかったのだろう。もしそうであればもっとしっかり接客できる者が配置されるはずだ。

 また脱皮をしたのか、前に見た時より大きくなっているし、大ケガでもしたのかロクでもない施術でもされたのかいかにもツギハギで不揃いで継ぎ目も目立っていた身体もかなり自然になってきている。

 

 

「それでしたら、今日はこちらに御用でしょうか? アヌーク様」

 

 横から声をかけてきた誰かの方を見れば、そこには動く絵画があった。

 

 

 アミガサタケ(モリーユ)の特徴を示す装いの女店員が、絵画の中で動いてこちらに微笑みかけている。

 

 平面なのに不思議と奥行きを感じさせる様子のその絵画は、実際に、そこに映る店員とやり取りができるようになっている。

 どういう原理か、物の遣り取りすらも可能なのだ。……おそらくはその平面上に転移門でも形成してどこぞの倉庫などと繋げているのだろうが……。

 

 この絵画の中の女店員は、“きのこのお店” と呼ばれる便利商店(コンビニエンスストア)の窓口端末であり、さまざまなサービスを提供している。

 アヌークの今日の用事はこちらだった。

 

「いつもの触媒が切れそうでね。追加を発注しに来たんだ。派閥の先輩方の分もついでにね」

 

「あら、そうでございましたか。それでしたらこちらから赴きましたのに」

 

 いっそのこと中天派の研究室にも支店を置けば解決ですよ? とほほ笑むキノコの店員(マイコニドシリーズ)に、アヌークは渋面を作る。

 

「さすがに研究室に他所の魔導師の作った端末は置けないよ。分かっているだろう?」

 

「それでも何度も営業いたしますわ。便利さに負けて気が変わることもあるかもしれないでしょう?」

 

「………否定しづらいな」

 

 それほどまでに便利ではあるのだ。

 特にマックス何某の魔導副伯としての事業の一環として、キノコのお店は、帝国各地に展開しつつ、現地の魔法使い、魔女医、隠棲する研究者、占い師などとのコネクション形成を推し進めている。

 マックス何某の拠点で製造される高機能な触媒や実験器具、品質の確かな試薬や魔導具がお手頃価格でラインナップにあることから、好評を博しているとか。

 

「絵画一枚分のスペースがあれば十分ですわ。是非ご検討を」

 

「ああ、まあ考えておくよ」

 

「是非とも。……さて。いつもの発注は承りましたが、御用件はそれだけでしょうか、アヌーク様」

 

「あとは………我が友ミカから預かっている手紙の配達をお願いしたい」

 

 そう言ってアヌークはローブの中から手紙の束を取り出した。

 これは物流ネットワーク研究会でも繋がりのあるクラスメイト、黎明派の聴講生にして中性人(ティーウィスコー)のミカからのものだ。

 出がけにマックスのアトリエに行くのでついでに何かないかと尋ねたら、丁度いいからと預けられたのだ。かつてのいじめっ子といじめられっ子の関係だが、その程度の信頼関係は築けているらしい。

 

「あて先はどちらに?」

 

「えーと、ミカの故郷へ、これは御家族あてと、ミカを推挙した代官あてだな。あとはリプツィのベルンカステル卿あてに*2。それと………」

 

 郵便事業は各地に拠点を持ち転移門で繋ぐことのできる “キノコのお店” の今後の目玉事業でもある。

 安く、早く、確実。

 特に確実性は、物流網の整備と街道の治安維持に熱心なライン三重帝国であっても、なおも得難いものである。

 

 アヌークが取り出す手紙の束は結構な量に及んだ。

 

 義に篤い中性人の聴講生は、資金のメドが立っているのであれば、かなり筆まめであるようだ。

 紙やインクも、このキノコのお店で商っているものは非常に安価であるし。それにミカには、隧道(トンネル)公団の前身であるライン三重帝国物流ネットワーク研究会の創始メンバーとしての役員収入もある。

 コネクションの維持に投資するのは当然の思考であった。

 

「それで最後に………これはケーニヒスシュトゥールのエーリヒあてに、だな」

 

 もちろんミカが親友たる金の髪のエーリヒあてに手紙を出さないなどというわけもなく。

 彼らは頻繁にやり取りをしているようだった。

 

「あら。あらあら。承りましたわ」

 

 手紙を差し出せば、看板系看板娘(マイコニドシリーズ)が投影された絵画の画面に呑み込まれていく。

 転移門の魔法の応用だろうその光景は、非常に不思議なものだ。

 

「しかしよくそんな特定の一つの荘まで配達できるね」

 

「ああ、いえ。たまたま仕入先と重なっていただけですわ」

 

 ケーニヒスシュトゥール荘には、魔導副伯の事業の対象としての魔法使いは在住していない。

 だから通常であれば優先度は落ちるのだが、そこはそれ、マックス何某が転生者の同胞として金の髪のエーリヒの地元とのコネを作っておきたかったという要因もあり、店舗が置かれている。

 

 もちろん、仕入先として、というのも嘘ではない。

 というよりも、こちらの比重が結構大きくなりつつある。

 腕のいい猟師*3が居るお陰で、質のいい毛皮や狩猟系の良質な触媒が手に入りやすいのだ。

 

 虚空の箱庭で量産できる触媒は安定性の面では良いものだが、天然ものでなければならない場面というのは存在する。

 魔術の触媒の場合は、蓄積された想念や逸話、そして入手の手間自体にも魔法的価値が生じるからなおさらだ。

 

 キノコのお店は、そういった仕入れ先の開拓にも熱心に取り組んでいる。

 支店を村に置かせてもらうときの交渉でも、郵便のサービスはアピールポイントになるのだ。

 

「そういうものか。まあ、仕入先は商店では重要だものな」

 

「はい、鋭意努めております。アヌーク様の郷里にもご紹介たまわれればありがとう存じます」

 

「まあそのうちな」

 

「はい、是非とも。………これでご用件はお済みでしょうか?」

 

「ああ、こちらの窓口ではそうだな」

 

「“こちらの窓口” では?」

 

 絵画の中で首をかしげる看板系看板娘(マイコニドシリーズ)から視線を切り、アヌークはちらりと店番しつつ槍を磨いている巨蟹鬼(クレープス・オーガ)の少女を見る。

 

「彼女に御用が?」

 

「そうだな………。フィールドワークに行くんだが、少し厄介そうでね………信頼できる前衛を探しているんだ」*4

 

「そういうことでしたら、仲介はぜひお任せを」

 

「………お手柔らかに頼むよ」

 

 

 

〈『2.アヌーク・フォン・クライスト同期聴講生「ここの()()娘は交渉相手として手ごわいからできれば直接声がけしたかったんだが……まあ仕方ないか」』 ── 了〉

 

*1
◆隧道鉄路上大蠍支持転輪飾盾の大紋章:だいたいこんな感じをイメージしています。 

【挿絵表示】

クラウン部分がやたら偉そうだったり、台座(コンパートメント)が思った感じにはならなかったりしてますが、まあ、大まかにはこんな雰囲気ということが分かればよし。標語(モットー)は「Ehre liegt im Abgrund」(名誉は深淵にある)=「深淵にこそ誉れあり」。

*2
◆ミカくんちゃんと華奢帝テレーズィア(フランツィスカ)さまの繋がり:原作書籍版5巻冒頭にて、セス嬢の騒動解決後にコネクションを結んでいる。当作世界線でも同様。才ある若者を後援するパトロンの貴族の御隠居の構図。後援は金銭というよりは、劇作家や歴史ある名家としてフランツィスカさまが集めた資料の自由閲覧権という形で提供されている。

*3
◆ケーニヒスシュトゥール荘の腕のいい猟師:エーリヒくんの幼馴染のマルギットの一家。マルギットの母のコラレさんは現役凄腕だし、マルギットやその妹(跡継ぎ)もその薫陶を受けて技量が高い。彼女らが管理する森で採れる素材の質もまた高い。

*4
◆冒険者パーティメンバーとしての巨蟹鬼:TRPGだと巨蟹鬼の幼生体くらいがギリギリプレイアブル種族(サプリ追加種族)かなあ。もちろん成体は問答無用で高レベエネミー枠でデータが用意されるでしょう。




 
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