フミダイ・リサイクル ~ヘンダーソン氏の福音を 二次創作~   作:舞 麻浦

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ちゃぶ台的なのを挟んで向かい合うような回。
あと、サブタイトル前半を「キャンパスライフの始まり」から「冒険に行こう!」に変更しています。

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◆前話
艦隊撃滅級の巨大海蛇竜(ヨルムンガンド)ちゃん、渾身の即落ち2コマ。
(※TRPGの高レベル帯戦闘でありがちな高速化。敵にターンを渡すとやられる/奇襲を失敗するとやられる……ので、確実に奇襲して何もさせずに速攻で倒す!)
 


8/n 冒険に行こう!-3(ふたりは転生者(リィンカニェット) Max&Erich(マックス・エーリヒ)

 

 北海航路を塞いでいた賞金首、巨大海蛇竜(ヨルムンガンド)を討伐した私は、その大きすぎる死体を虚空の箱庭に格納し終えると、討伐行の協力者にして立役者であるエーリヒ君と向き合った。

 

 ……ちなみにここは魔法で作成した即席の空飛ぶ温室である。

 

 

 

 空中茶室成形浮遊維持術式(そちゃですが、どうぞ)

 

 

 

 お茶会用の洒落た調度を出してもてなしの用意。

 黒茶もな。砂糖付きで。

 三重帝国人としては、落ち着いて話をするためにはお茶は必須といっても良い。

 

 魔法の結界によって風も入って来ないし、陸地からも遠い海上。

 隔離結界には迷彩効果と魔導による感知を阻害する術式も付与してある。

 余人に知られたくない内密の話をするにはもってこいだろう。

 

 この周辺を航行する漁船や海賊船もまず居ない。

 ……巨大海蛇竜(ヨルムンガンド)の縄張りに近づく命知らずは()()()()()()()()()()から。

 なので、ここなら見つかる恐れは皆無だ。

 

 

 ……逆に言えば我々が巨大海蛇竜(ヨルムンガンド)を討伐したのもまだ知れ渡っていないということだな。

 

 ただ、電子励起爆薬搭載弾頭の連射による若干(高さ数cm)の津波はあっただろうし。

 戦闘によって生じた閃光と轟音(ピカッドーン)、そして直後に突如として発生した天変地異級の大嵐に、巨大海蛇竜(ヨルムンガンド)の断末魔……それによって巨大海蛇竜(ヨルムンガンド)が討伐されたこと自体は、最寄りの沿岸集落は気づいているかもしれない。*1

 

 

 だからこそ周囲の漁民もこちらには近づかないだろう。

 誰だって竜を殺すような怪物の元になど寄り付きはすまいよ。

 

 

「それでだ、マックス」

 黒茶に口を付けて喉を湿らせたエーリヒ君が話題を切り出した。

 

「うんうん、なんだいエーリヒ君。無事に討伐が終わって良かったよ、流石は稀代の大剣士! 初めて扱う巨人の身体をああも的確に操り、悪竜殺しとは恐れ入っ――」

 

「マ ァ ッ ク ス」

 

「はい」

 

 なんだい気まずいからちょっと口が回っただけじゃないか。

 でもまあ()らしたって意味が無いしな。

 

「実際、わざわざこの北海くんだりまで、跡をつけられないように唐突に転移して飛んできたのもそのためだしねえ。ほら、尾行を撒くには閉まりかけの電車にスッと乗ると良いって言うのと同じさ。

 ――― 他の者に聞かれたくはないんだろう? 君の方は秘密にしてるみたいだし」

 

 別に私の方は何がバレようが構やしないが、ここなら万が一にも誰の眼もない。

 安心して内緒話が出来ようってもんだ。

 

 そう言うとエーリヒは眉根を寄せて言った。

 

「わざわざ吹聴することでもあるまいよ」

 

「わざわざ隠すことでもないと思うけれどねえ」

 

 

 ――― 我々のルーツが別の世界にあることなど。

 

 

「だいたい開闢帝リヒャルトからしてきっと()()だろう? 異世界からの落人だって確かに珍しいが全く居ないわけではない。転生といっても、人類種以外からの生まれ変わりだって、現象としては既に半妖精(チェンジリング)という例もあるから、特別ってわけでもない」 

 

 大体本気で隠す気はあるのかね? エーリヒ君は。

 ただのヒト種(メンシュ)小倅(こせがれ)と言うには逸脱した部分が多すぎるぞ。

 きっとアグリッピナ氏あたりは、遠くない将来に何かしら感づくだろうよ。

 

「まあな。神の血脈である “落とし子” にも立ち位置は似ているし、権能を授けてくれたのが()()()()の内の神か、外の神かの違いはあれど、似たような存在は歴史上に居たのだろうさ。

 明らかに我らの故郷の文化影響を思わせる部分があるからな、このライン三重帝国には」

 

「でも外なる神とか言うとアレだな、私たちが正気を失ってるみたいじゃないか。まあ、正気など存在せず、そこには千の貌の狂気があるだけ、とも言うが」

 

「それ教会関係者の前で言うなよ?」

 

「言わない言わない、サシだから言ってるんだよ、TPOくらい(わきま)えてるって」

 

「はぁ……」

 

 

 

 エーリヒ君は溜息をつくとガシガシと美しい金の髪をかき混ぜた。

 

「あーもー、普通こんな近場に転生者二人も配置するかなぁ?」

 

「さぁ? クライアントが違うんじゃないか」

 

「……なるほど。別にマックスを転生させた神仏が私の方とも同じとは限らないのか……」

 

八百万(やおよろず)って言うしねえ」

 

 あと多分、エーリヒ君に権能授けてくれた上位存在の方が、格が上なんだろう。

 

 

 

「……そういえばマックスは “中身は入れ替わってる” とか前に言ってなかったか? その中身の方が転生者なのか?」

 

「うーん。一応、両方、かな。外身(そとみ)の、君を誘拐しようとした肉体の方も転生者だね、魔法関係は大体何でもできる系の」

 

「いわゆる魔法チートか……。だがそれでも長命種(メトシェラ)には勝てないのか……」

 

「才能に胡坐かいてたって訳よ、いわゆる一つの踏み台転生者ポジ。で、君が主人公?」

 

「ヒトは皆、自分の人生の主人公だ、と言いたいが、潰された側からそういわれるとこちらとしては何ともコメントしかねるな……」

 

「私としては踏み台でも脇役でも何でもいいけどね。特に使命を与えられたわけでもなし」

 

 私は肩を竦める。

 

「話を私の権能に戻すと、かつてのこの肉体の持ち主は理論抜きで感覚的に魔法が使えたが、きちんと学んだ魔導師には負ける程度だったのさ。……それにしても長命種(メトシェラ)はバグキャラだと思うが。

 あとはそもそも魔法に対するイメージも偏ってたっぽいな、ほらCRPG系の攻撃偏重な感じで。仮にこの身体の持ち主が、もっとTRPGの魔法みたいなのにも造詣が深かったら、いやらしい・えげつない・性格の悪い魔法の使い方をしてただろうけどねえ」

 

 ―― ああもったいない、もったいない。

 そう呟いた私に、エーリヒ君は同意した。

 

「確かにな。多少知識を得た今思えば、力任せの攻撃ばかりだったように思う」

 

「例えば君なら魔法で相手を無効化するにはどうやるかい?」

 

「……多分相手の鼻と口のあたりの空気を無酸素状態に置換するな。息をしてる生き物はだいたいそれで済むだろ?」

 

「酸欠は後遺障害の恐れがあるから無事に生け捕りにしたいときはおススメしないけど、まあ妥当だろうね。この肉体の方の持ち主はその辺の柔軟な考えが足りなかったみたいだよ」

 

 まあそのおかげで今の私がこの身体の中に宿る機会も生まれたわけだが。

 

 

 

「それでマックス、入れ替わったっていう今の中身の方も転生者ということでいいのか?」

 

「まあそうだね。……隠す程のことでもないか。

 今の私の中身の方は――― 認識してる範囲では3つの魂のごちゃまぜだよ。その中の一つが異世界からの落人の魂……の破片だね」

 

「魂の破片……」

 

「そうそう。それをこう、()ねて混ぜて一個分にして、この肉体に突っ込んだのさ。――― “もったいないおばけ” が、ね」

 

「もったいないお化け???」

 

 そう。“もったいないおばけ”。

 大丈夫大丈夫、私も “もったいないおばけ” が何かは分かってないから(何も大丈夫ではない)。

 砕けた魂の破片を混ぜこぜにして曲がりなりにも成り立たせてるんだから、神の御技だよね、うん。さぞや名のある神の別側面だったに違いない(一信徒としての願望)。

 だから強いて言うなら今の私のクライアントはその “もったいないおばけ” だね。前の肉体の方のクライアントには見限られてるっぽいし。

 

 

 

 その後は、生前の世界の主なビッグニュース(911、311その他)を挙げてお互いの前世世界の辿った歴史に齟齬がないか確認したりした(出身世界が違う転生者が一堂に会する物語など、前世世界では珍しくもない)。

 その結果、やはりほぼ同じ時期の同じ日本からこの世界に転生してやって来たようだと分かった。

 

 あと幸いにも別に生前からの知り合いではなかった、と思われる。

 私の中の異世界人の魂の記憶が結構欠けてるせいで、正確なところは分からないがね。

 

 

「それでエーリヒ君の権能は? ……ああ、黙っててくれてもいいよ? それか口外しないように自己誓約術式で縛るくらいしようか」

 

「いやこちらも話そう。……あと急拵えの誓約術式は大抵穴があるから止めておこう」

 

「そこは私を “信頼” すると言い替えてくれてもいいんだよ?」

 

「それは卿からもっとも遠い言葉だと思うが?」

 

「ごもっとも」

 

 ニヤリと笑うエーリヒ君に、私もニタニタした笑いを返しつつ降参とばかりに手を挙げた。

 

 そうそう、こういう雑な感じで良いんだよ。

 お互いに適度に使いつぶす感じでさ。

 気兼ねなくいこう、折角の同郷だ。

 

 

 

 

「私に与えられた権能は、己の総てを思いのままにする権能だ」

 

 そう言うエーリヒ君に私の興味も惹かれた。

 

「己の総て……んー。実はショゴスみたいに肉体変容できる、とか?」

 

「なんでそうなる。―― まあ端的に言えば、ステータスが見えてスキル一覧が見えて、熟練度を自由に各特性(スキル)に割り振って習得成長させられる」

 

「え、この世界ってステータスだのスキルだのあったんだ」

 

「気にするのはそこか。ただ私も自分のもの以外は見えないから、単に私の権能のインターフェースがそうなっているだけなのかもしれん。前世ではTRPGに親しんでいたから未来仏がそれに配慮してくれた可能性はある」

 

「ふ~~~ん……」

 

 き、気になる……!

 

 鑑定魔法とか作れないかな……?

 あとでステータスの項目名だけでも教えてもらえれば、そこを手掛かりにステータスの仕組みを解析できるかもしれない。

 

 そしてやがてはスキルの抽出や移し替えとか結晶化とか出来るようになったり……!?

 ヤバいすっごい研究したい!

 

 あとエーリヒ君のクライアントって弥勒菩薩なん?

 そんなん絶対、私のクライアントより格が上に決まってるじゃん……!

 

 

「今回の討伐も、熟練度的には美味しい冒険だったのは確かなんだが……」

 

「おっ、それなら私、免責される?」

 

「それはそれ、これはこれ。

 ……まあこれまでも呪詛の弱点を見抜く心眼をガイド光点付きで体感させてもらったりして、心眼系の特性が解放されたり、その境地を体感したことで開眼難易度が下がったりはしたんだが」

 

「役に立ってるじゃん、私。でもそうなのか……バフ山盛りで達人の境地を疑似的に体感したことで、コツをつかんだみたいな扱い? 結構柔軟なシステムっぽいね」

 

 面白い。

 特性の名称を教えてもらう代わりに、習得難易度下げるような境地を魔法バフで提供するのも良さそうだなあ。

 あとは普通に開発費貰って魔導具を作ってやっても良いし。エーリヒ君の着想は面白そうだからねえ。

 

「じゃあさじゃあさ、エーリヒ君の依頼に応じて魔法を使ってあげたりするのとかどうだい?

 対価は……その都度考えるでもいいし」

 

「……考えておこう」

 

 やったぜ! 貴重な  検体  ごふんげふん、協力者ゲット!

 お互いの情報を整理すると、私たちの権能って、上位存在謹製だからか、かなりこの世界の根幹法則に肉薄してるっぽいのよね。

 エーリヒ君の協力を得てお互いの権能への理解を深められれば、魔導の深淵真理探究のためにも役立ちそうだ。

 

 あ、念のためいうけど、エーリヒ君を魔法で無理やり改造するって意味じゃないからね?

 落日派でも犯罪者以外に同意なしに施術すると法律違反になるし、発覚したら場合によっては追放されちゃうし。

 ……それに抵抗されたら返り討ちに遭いそうだしね、私が。

 

 

「あ。その熟練度ってステータスにも振れるのかい? 例えば筋力をゴリっと増やしたら一夜明けていきなりマッチョになるとか」

 

「そこまで急激には作用しないな……体格や容貌関係は、最終的な到達地点を調整する感じのようだ。物理的に無理のない範囲で変容していくみたいだな」*2

 

「へえ。振り直しはできるの?」

 

「いやそれはできない」

 

「流石にそれはできないか。それが出来たら場面に応じてスキル付け替えてマルチロールできるもんね」

 

「便利なようで、きちんと便利過ぎない程度に考えられている。私好みのシステムだよ」

 

 なるほどねえ。

 ……でも権能に別の権能を掛け合わせるシナジーまでは対応してるか分からないから、私とエーリヒ君で協力すれば色々悪さできるかもしれない。

 まあもちろん、グリッチは潰してある可能性もあるんだけど。

 

 

 

 その他にも雑談しつつ、やがて話題も尽きた頃。

 

 

 

「さて。これでだいたいの情報交換は終わりか」

 

「うんうん、有意義だったよ。じゃあ帰ろうかエーリヒ君」

 

「いや “まだ俺のバトルフェイズは終了していないぜ”」

 

「ひょ?」

 

「一発殴る。忘れたわけではあるまい?」

 

「えー? やめとこうよ野蛮だよ。褒賞金全額渡すからさ」

 

「いいや殴る」

 

「きっと沿岸国や交易商会が掛けてる討伐褒賞や、海路解放褒賞を全部合わせたら1000ドラクマ(金貨千枚)くらい行くよ?」*3

 

「1000ドラクマ……!?」

 

 それだけあればエリザの学費が……! とかブツブツ言い始めたエーリヒ君。*4

 これはもう一押しかな?

 

「なあ、ここで拳を下ろすだけで山分け500ドラクマから、1000ドラクマ総取りに出来るんだぜ? やめとこう?」

 

「本当に総取りさせてくれるのか……? マックス……」

 

 かかった!!

 

「ああもちろん全額あげるとも!」

 

 

 

 エーリヒ君は、ニヤリと笑い……

 

 

だが断る!! もう殴ると決めたし! そもそも冒険の報酬は山分けが流儀だ!! 君も己の取り分を軽々と差し出すんじゃあない!」

 

「な、500ドラクマをみすみす逃すというのか!?」

 

「ああそうだとも! 歯を食いしばれ! まっすぐ行ってぶっ飛ばす! 右ストレートでぶっ飛ばぁーす!」

 

 

 

 ――― そして私は常駐化している障壁などを切って、甘んじてエーリヒ君の拳を受けた。

 これもまたユウジョウだよね……。

 

 

*1
周辺の漁民の証言「ああ、網を直してたときだよ。いきなり空がピカッと光ったかと思ったら、しばらくしてドーンと大きな音がしたんだ。ビックリしてそっちを見たら、蝶みたいな形のデッカイ雲がもくもくしててよ。空にはオーロラもかかってやがった。それが直ぐに嵐に変わったかと思えば、次は竜のおっかない叫び声! ブルっちまったよ。…………信じてくれるか分かんねえけどよ、雲の中に光る大きな人がいたんだ、俺は見たんだ。あれはきっと風雲神さまか、陽導神さまの御使いに違いねえ」(巨大海蛇竜(ヨルムンガンド)討伐確認調査隊によるヒアリング)

*2
◆熟練度によるエーリヒ君の体格ステータスの増強:当SS世界線で余分に手に入れた熟練度を、妖精の祝福(=いつまでも小さく可愛いままでいて)に負けないようにひたすら体格成長に注ぎ込むも、妖精諸氏全力の祝福/呪い(インターセプト)でやっぱり背が伸びないエーリヒ君。そうなるときっと、背が伸びない代わりに行き場を無くした熟練度のつじつま合わせで、骨密度筋密度などが坑道種や巨鬼並みになって『170cm細マッチョ体系、ただし体重160kg(石像並みの比重)、水には絶対沈む』みたいになるんじゃないかな。なると良いな。→ 追記:『妖精の祝福』による体型維持のための打ち消し処理が優先されるので、背が伸びない分の熟練度が体重や骨密度など勝手に他に割り振られることはないようだ。

*3
◆魔獣の褒賞金について:物流への脅威度が“竜と同等”だったという群狼の頭目“灰色の王”が懸賞金100ドラクマ(金貨100枚)だというので、陸の害竜は100ドラクマ以上が相場と思われます。

すると撃滅に一個艦隊が必要と目される札付きの魔獣を討伐して海路を解放したときの褒賞金の妥当な額は幾らか……?

うーむ、幾つもの船を沈めて海路を封鎖していた巨大海蛇竜(ヨルムンガンド)なら、最低でも討伐報酬が200ドラクマ×沿岸国(3か国くらい?)+海路解放褒賞ざっくり100ドラクマで最低でも合計700ドラクマ以上が相場……?

いやこれでも一個艦隊を動かしてまともに討伐した場合に旨味のある額じゃなさそうだから、もっと上かも。

あと国からの褒賞金だけでなく、付随して交易商が個別に掛けてるだろう賞金も合わせれば……。山分けしても今回の褒賞金があれば生活レベル次第だけど一生遊んで暮らせちゃいそう。

*4
◆エーリヒ君の年季が明けるまで:エリザちゃんの学費の問題が片付いても、彼女が一人前になるまで(=魔導院に入学するまで)はエーリヒ君は家族として側に侍るために丁稚は続けると思われます。

また、冒険者になるには成人年齢(=15歳)に達してないといけないようなので、いずれにせよそれまでは丁稚生活。

これらの時間的制約があるため、金銭の不安が早期に解決してもエーリヒ君が冒険者になる時期は変わらないと思われます。(実際、原作でもエリザのパトロンとしてベルンカステル卿の後援を得ても丁稚は続けていたので)

あとはまあ資金に余裕があればエリザちゃん関係の支出が派手になる他は、ミカくんちゃんに貢ぐ気がしますね、きっと何かしらの理由を付けて。それ以外だとケーニヒスシュトゥール荘の実家への仕送り増額あたりでしょうか。




 
マックス君(凹)「前が見えねェ」
エーリヒ君「私がやっておいて言うのもなんだが、それ顔どうなってるんだ……?」

===

次回は時間が少し飛んでミカくんちゃんとの邂逅@造成魔導系講義、になるはず。
 

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