フミダイ・リサイクル ~ヘンダーソン氏の福音を 二次創作~   作:舞 麻浦

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◆成長速度の誤認
エーリヒ君「戦闘中に特性を成長させてギリギリだった……。ぁぁぁああ、命には代えられなかったとはいえ、私の熟練度ストックがぁぁぁぁ……じっくり舐めるようにスキルツリーを見てコンボを考える楽しみの時間がぁぁぁ……」

肉鞘(フレッシュショーテ)アンドレアス氏『ほーん、追い詰めたら追い詰めるだけ成長するやんけコイツ。─── ひらめいた』
エーリヒ君「ひらめくな。いつか魂ごと叩き斬るぞ? せめて不意打ちは止めろ」
肉鞘アンドレアス氏『おぉ、怖い怖い。いいだろう、機嫌を損ねぬように努めよう、主殿』

エーリヒ君「……ん? いや、魂斬るより渇望の剣から(こいつ)だけ離して封印かけた方が効きそうだな……」
肉鞘アンドレアス氏『な、なんて恐ろしいことを考えるんだ………!!』


===

◆前話
エーリヒ君は13歳にして<神域>の剣技に覚醒。じゃあ次は、アドオン積んで形なきものを斬ったり斬撃を飛ばしたりできるようになろうか……。
そしてミカ君は性徴が始まって、まずは女性体に。2、3ヶ月後には性別が逆に振れて耽美な美男子になるのも楽しみですね!(ラ卿並感)

さあ、そしたら依頼主のファイゲ卿に報酬をねだりに行こうか。
 


12/n 『失名神祭祀韋編』【正気度ポイント喪失:1D8/2D8】-2(“神の名を失わしむる” とは如何(いか)なることか)

 

 この世界には、樹人、という種族がいる。

 

 彼らは精霊の宿った樹から抜け出すようにして生まれる、歩きそして考える植物の種族である。

 その見た目はまさしく樹が歩み出したかのようであり、樹皮そのものの皮膚や、枝が絡み合ったかのように見える節くれだった手足が特徴だ。

 ただし生命の “相” が精霊や妖精に近いとはいえ、植物が若木から老木になるように、樹人も老いないわけではない。

 ……一方で寿命があるとも限らないのも、巨木と同様である。

 少なくとも、樹人に老衰で死ぬような寿命の定めがあるとは誰も確認できていない。当の樹人たちですら。

 

 

 そして魔導書の複製も手掛ける高名なる複製師にして、その腕前により貴族位を授けられるほどの職人であるファイゲ卿は、長い時を生きた樹人である。

 樹に留まったコガネムシのような金属めいた光沢の眼。

 老いを示すかのような頭髪代わりの見事なシルバーリーフ。

 顔は、樹の幹に現れた『顔のパレイドリア効果』*1のようにも、あるいはジュゼッペ・アルチンボルドの描く連作『四季』における『冬』の肖像画*2のようにも見える。

 

 森でじっとしていたら絶対に気づけない程度には樹だが、良く見るとヒトである。そういう塩梅だ。

 

 

 その樹人、ファイゲ卿のもとを訪れたエーリヒは、許可を得てファイゲ卿の庵── 巨樹に空いた(ウロ)の内部から入ったところの空間を拡張した住まいだ── に、ミカとマックスとともに中へと入っていった。

 なんとこの巨樹は、ファイゲ卿が生まれ落ちた樹そのものだという。

 であるならば、樹の(うち)はすなわち、ファイゲ卿の領域であり、あるいは体内に等しいのだろう。

 

 ファイゲ卿の趣味の小説本(ライトノベル)── ファイゲ卿が自ら豪華に装丁したもの── が所狭しと並べられたその住まいにて、招き入れられたエーリヒ・ミカ・マックスは、ファイゲ卿の入れた黒茶を勧められて卿とともに卓を囲んでいた。

 

 

「ほう、ほう、ほう。これはまたお主ら、随分と随分なことになっておるようじゃな?」

 

「……ははは、ええ。まったく。大変な目に遭いました」

 

「善きかな。つまり、冒険だな?」

 

 冒険譚や英雄譚のような、地下のものが好む娯楽の類にことさら目がないファイゲ卿は、随分と剣呑な魔力の流れに絡まれた魔法使いの丁稚(エーリヒ)を見て、そのコガネムシの鞘翅のような目をきらりと輝かせた。

 

 

 連れている魔導院聴講生という女子(ミカ)も、その冒険で相当の修羅場をくぐったのだろう。

 魔力の流れに少し乱れが見える。魔力の枯渇とその後の急回復に、身体がびっくりしているのだ。

 それは、魔力量が少ないわけでもないのに、それを振り絞るほどの激戦があったということだ。

 

 当の丁稚の剣士(エーリヒ)も、随分と難儀なものに憑かれている。

 魔力の流れ、因果の糸を見れば良く分かる。

 なんとも厄介なものに好かれたものよ。

 

 そしてもう一人の金髪碧眼の少年(マックス)

 深い海のような昏い昏い、何物も全て吞み込むような蒼の瞳が印象的なこの少年もまた、業が深い。

 神の落とし子のようでもあり、また道を踏み外した魔導師のなれの果てのようでもあり、邪教の狂信者のようでもある。

 一つに定まらぬ魂が渦のようにこの少年の身の内で蠢いているのは、興味深くもあり、飛び切りの呪物を前にしているかのようにも思えた。

 

 

 まあ、特級に呪わしい魔導書であっても、それに障られずに呪詛ごと複製できるほどの腕を持つファイゲ卿にとって、この程度は忌避するほどのことでもない。

 呪われた運命を持つ人物が関わる事物ともなれば、それもまた己の好みの英雄譚なり滑稽譚なりになるだろうことは、長い樹人の生でようく知っている。

 

 

「それでブツは回収できたかね」

 

「ええ、もちろんです。少し面食らうかもしれませんが、出してもよろしいでしょうか?」

 

「構わぬとも。ああ、その影から出すのかね?」

 

「かないませんね……おっしゃる通り、流石のご慧眼です。それでは─── 魔本よ、出ろ」

 

 エーリヒが命ずると、影から鎖に繋がれた魔本がジャラジャラとその鎖を伸ばしながら飛び出してきて、彼の手元に納まった。

 

「ほう、随分とまた豪勢な装丁になっておるが、それが?」

 

「はい、御所望の冒険者の手記、ここに回収してまいりました」

 

 エーリヒは自らの手に納まった魔本を卓の上に置く。

 それは禍々しくも勇壮な装丁が施された魔本── 魔宮をその(うち)に折り畳んだ英霊召喚の魔本であった。

 もちろん、国で何人もいないくらいの凄腕の複製師であるファイゲ卿の眼から見れば、いくらか拙い部分も見えるのかもしれないが。

 

 

「うむ。では手に取らせてもらおう」

 

 

 ファイゲ卿は “英霊召喚の魔本” を手に取った。

 だが魔本はファイゲ卿に呪いを及ぼすことも、魔力を吸い取ることも、卿をその裡の魔宮に呑み込むこともせず、ただ開かれるがままであった。

 エーリヒがつい最近権能で鍛えた魔力を視る眼を凝らせば、ファイゲ卿の手に防護のための精緻な魔力の流れが張り巡らされているのが見えた。

 

 

 しばらく、ファイゲ卿がゆっくりとページをめくる音だけが、本に囲まれたこの部屋にかすかに響いた。

 

 

 やがてファイゲ卿は概要を把握したのか、“英霊召喚の魔本” と化した冒険者の手記を、ゆっくりと卓に置いた。

 

 

「確かに、かの冒険者の手記に相違ない。心躍る “冒険の書” である」

 

「おお。御眼鏡に適いましたか」

 

「もちろんだとも。

 ただ、この手記はもはやただの手記にあらず、魔宮を攻略した “冒険者” であるお主の戦利品(トロフィー)でもある」

 

 吝嗇(ケチ)な依頼主であれば、この魔本そのものをエーリヒから取り上げるところだろうし── おそらくエーリヒもこんな厄物は手放したいのだろうが──、幸か不幸か、ファイゲ卿はそのような無粋な輩とは程遠い性格の御仁であった。

 

「冒険者の手から対価もなしに戦利品を奪うような野暮はすまい。だが、その手記の中身は読み返すためにも手許に置いておきたい……となれば」

 

「ああ、御身の職能は……」

 

「うむ、この老木はこれでも複製師として碌を食んでおった身。冒険者エーリヒよ、どうかこの老木に、貴公の持つ魔本を複製する栄誉を頂けぬか?」

 

「………卿ほどの方にそう言われては、私は断る言葉を持ちませぬ」

 

「おお。であれば暫くこれを預からせてもらおう。もちろん権利料(ロイヤリティ)としてこの身が何かできることがあれば支払おうとも」

 

 ──── さて、何を望む?

 そう言って老いた樹人は面白げに口角を上げた。

 

 エーリヒは数瞬考え、己の考えを言の葉に乗せた。

 

「さきほど御身はこの魔本を冒険者の戦利品とおっしゃった」

 

「まさしく」

 

「であるからこそ、不躾(ぶしつけ)なお願いではありますが、この魔本をどうか使い易いものにしていただきたい」

 

「ほう?」

 

「この魔本は呪われてあります。原著原本は大切にすべきではありますが、冒険者の持ち物としては、実用してこそ。それゆえに、どうか、卿のお力添えをいただければ、と。

 あるいは、もし原本はそのままにということでしたら、この原本を超える複製を以て交換していただきたいのです」

 

「なるほど、なるほど……原本は我が手に、か……」

 

 ファイゲ卿は、エーリヒの申し出に数瞬考え込み。

 

 

 

「よかろう! 確かにソレの装丁の甘さなどはこの枯れ木も気にかかっていたところ。素材も極上のものを揃え、適正な手順で再構成すればさらにお主にとって使い勝手の良いものを進呈できるであろう」

 

 裡に納められた魔宮を複製本に移し、その複製の装丁に刻む術式と祭祀によって持ち主の制御領域を広げることは、ファイゲ卿にとっては多少の手がかかるとはいえ、難しいことではない。

 何より、内蔵魔宮を移し替えたあとの原本原典を自らの手に納められるという点が、特にファイゲ卿の気性に適った。

 

「しからば、暫く、単に内容を我がために複製する以上の手間はかかるでな、その間はこの魔本を預からせてもらうかの。お主は確か帝都暮らしであったか……出来上がるころには知らせるとしよう」

 

「もったいなきお言葉……」

 

「良い良い。この老木の(わざ)が若き冒険者の詩を彩る一葉になると思えば安いものよ」

 

 

 では預からせてもらおう。と言って、ファイゲ卿は影の中から伸びていた魔本を繋ぐ魔導金属の鎖を、こともなげに外した。

 鎖の輪は完全に閉じていたはずだが……まあ、凄腕の魔法使いでもあり、この手の呪われた魔本を何十と扱ってきた経験を持つであろうファイゲ卿にとっては何ということもない児戯なのだろう。

 

 ファイゲ卿は手に取った“英霊召喚の魔本”を、執務机の引き出しにしまい込んだ。

 

 以前にこのファイゲ卿の住まいに招かれたことのあるエーリヒは、その引き出しが、『失名神祭祀韋編』が仕舞われていたところだと気づいた。

 

 ……であれば、その前の中身── 『失名神祭祀韋編』── は、いずこに?

 

「さて、ではそもそもの発端たる、お主の主人からの注文である『失名神祭祀韋編』……その帝国語写本。約束通り、これをお主に渡すとしよう、若き冒険者よ。

 ちょうどこれを手渡すための封印の(ハコ)の準備もお主らが冒険に行ったあいだに終わり、用意できたところであるしな」

 

 

 ファイゲ卿がいつの間にか卓の上に置いていたのは、一つの木箱。

 ちょうど書物を一つ吞み込めるほどの大きさのそれが置かれたのに気づかなかったのは、あるいは無意識にその匣の内に納められた忌むべき書物を認識しないようにしたためか。

 

 精緻極まる術式と祭祀にて内容物の気配すら漏らさぬ強固な封印が施されたソレは、その封印の強固さゆえに内容物の凶悪さを物語る。

 歪んだ波紋のような左右非対称の紋様の組み合わせが、厭が応にも本能的な不安をあおる。

 

 エーリヒとミカはその封印の威容に「うっ」と身を引き、一方でマックスは目を爛々と輝かせて身を乗り出した。

 

「念のため仔細について知らせておこう。

 四重の祭祀封印、八重の封印術式、一つの物理錠にて封じてある。うっかり開くことなど万が一にもあり得ぬし、そのまま放っておけば世界が終わるまで表に出ることもない。そういう封印を施してある」

 

 それほどの悍ましき異物であるし、そこまでして封じてあるため持ち運びも出来るという代物だ。

 

 エーリヒはしかし、これはそのまま誰の手にも渡らぬように封じてしまった方が世のため人のためではないかとすら考えた。

 雇用主たるアグリッピナ氏の命でなければ、即座にそうするものを。単なる好奇心で求めるにはいささか以上に過ぎた代物だろうに。

 

 

「ファイゲ卿、この書物、失名神祭祀韋編とは、如何(いか)なるものなのですか?」

 

 好奇心に目を輝かせた深い海の色の眼をした魔法使い、マックスがファイゲ卿に尋ねた。

 

 ファイゲ卿は、匣と錠をそれぞれエーリヒとミカに渡しつつ、マックスの問いに答える。

 

「ふむ。捻じれた枝よ、神話には詳しいかね?」

 

「は。通り一遍でしたら」

 

 マックスは下問に答えんと、自らの知るライン三重帝国の神話について語った。

 

 それは少し聖堂で説法を聞いている市民であれば誰でも知っているような内容だ。

 

 すなわち。

 

 

 

 

 ── 原初に無為なる砂に満たされた荒涼たる大地があり。

 

 ── (まった)き善なる神、ただ一柱そこにありて、あてどなく彷徨うのみ。

 

 ── やがて虚無の縁にて、全き善なる神は、全き悪なる神と相見えた。

 

 ── 相容れぬ両者は出会った瞬間からお互いを不倶戴天の敵と見定めて殺しにかかった。

 

 ── 二柱は長く永く争い、その抉れて混ざった血肉から、剣戟の火花から、あるいは吐息からすら、子たる神々が生まれ、父母たる善神・悪神の戦列へと加わっていった。

 

 ── 永劫に続くかに思われた戦いの中で、全き善なる神と、全き悪なる神は、あるとき、同時に気づいた。

 

 ── 世界は、全き善あるいは全き悪の独りよがりでは成り立たず、お互いの調和が必要であると。

 

 ── その瞬間に、お互いの神格に致命的な一撃を入れて相討った善神と悪神は、お互いの側面を分け合って、陽導神と夜陰神となった。

 

 ── 陰陽太極が調和して初めて、この世界が生まれたのだ。

 

 ── それゆえ、この神々の戦乱期に生まれた古い神々は、必ず善悪の── 苛烈で攻撃的な面と慈しむ守護的な面の── 2側面を持つのだという。

 

 

 

「そして異国の神群であれども、出自を辿ればこの時に生まれた神々が苛烈なぶつかり合いで遠くに飛ばされたものだと解釈し、全て陽導神と夜陰神の子や孫だと定義し、自らの神群に取り込んできたという歴史があります」

 

「うむ。そのとおりである。

 ── であるならば、“名を失った神”……失名神とは何か」

 

 神々は現世の信仰に支えられている。

 ライン三重帝国と異なる国には、その国に根差した神々の神話があるように、神々の世界も多様である。

 そして神々の世界にも覇権争いはあり、信仰の奪い合いによって常に勢力を拡大せんとしているのだという。

 当然、名を持たぬ神が信仰されることはない。

 

 神々の争いに負けた神は、名を喪い、あるいは変名して変質して、零落し、あるいは異なる神群に取り込まれていく。

 ライン三重帝国の神群は、ライン三重帝国の拡大とともにそうやって肥大化してきた側面がある。

 

 

「神々の戦の結果により名を喪う神が居る一方で、だ。ヒトが神の名を失わせることもあるのだ」

 

 ヒトの手により名を失わせられた神。

 それが失名神であるという。

 

「ヒトの世に在ってはならぬとされた神。

 単なる邪神、悪神ではなく、在り方そのものが害になるとされた神。

 その神にとっての善たる在り方が、世界のためにならぬとされた神。

 人が、人の意思で、人のために決定し、その名を失わしむることで葬り、弑した神……」

 

 人の手による神殺し。

 神が実在する世界における最大級の禁忌。

 

「その禁忌の神を祀った法を、また、葬るための禁忌の手法を、その内に納めた書物。それこそが『失名神祭祀韋編』である」

 

 名を失った神の祭祀と、神の名を失わせるための祭祀。

 その両面を納めたものなのだという。

 

「その匣に納められたものは、“原典の写しの写し”を異言語版にしたものから、そのまた写しとしてさらに言語を変えた帝国語版である。樹人の身とはいえ、それだけ代を重ねていなければ我が身とて危うい代物であったよ」

 

 恐るべきはその書物に籠められた認識の毒である。

 版をそれだけ重ねてさえ、正気を侵す恐ろしい毒を孕んだ『失名神祭祀韋編』の魔力は健在であるという。

 

 

 

「願わくば、それを手に取るお主の主人が、良識ある人物であることを祈ろう」

 

 

 

 そう締めくくったファイゲ卿は、直後に仕切り直すように話題を振った。

 

 

 ──── 陰惨な話題はここまで。それよりも冒険の話を聞かせておくれ、若き勇士たちよ……と。

 

 

*1
パレイドリア効果:視覚的効果・聴覚的効果を見知ったパターンに無意識的に変換して認識してしまうこと。火星の人面岩など。

*2
ジュゼッペ・アルチンボルド:画家。野菜や動植物の集合体で肖像画を描いた連作『四季』(春・夏・秋・冬)が有名。




 
ミカくんちゃんの美麗な語りによる『超絶技巧剣士エーリヒの大冒険 ~魔剣の迷宮の章~』が朗々と始まるまであと数秒!


◆失名神祭祀韋編(独自解釈含む)
人の世に在っては不都合な神について書かれた書物。
名を知るだけで呪われるような、そんな神が、失名神である。

さて、では人の世にあって不都合な神とは例えば何であろうか。

……例えば、善神・悪神が戦ったであろう “虚無の大地” を作り出した神などは、どうだろうか。これでは主神より前に神がいることになり、つまりは信仰の基盤を揺るがせるものであり、神々の側としても失わせたいものであろうし、それはその信徒たるヒトにとってもそうだろう。
あるいはそのような淵源の神が居たとすれば、それは “虚無の大地以前” を、【終焉させ】また、虚無の大地として【再始させた】神であるかもしれない。
そしてそのような神が持つ権能はまた、潜在的に、今ある世界を【終焉させ】【再始させる】(スクラップ&ビルドする)機能を持つであろうゆえに、世界が失われることを恐れた人々により、名を失わせられたのかもしれない。

◆終焉と再始の神(独自設定)
終わったものから()()()()()()()次を始める神。
“アルファにしてオメガ” ならぬ、“オメガにしてアルファ´(ダッシュ)”。
どっかの “もったいないおばけ” にその在り方が似ているような……??
 

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