フミダイ・リサイクル ~ヘンダーソン氏の福音を 二次創作~   作:舞 麻浦

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当SSのエーリヒ君は、原作本編のエーリヒ君より無茶な修業が可能なので(身近に気兼ねせずに済む回復役(ヒーラー)が居るのは便利)その分上振れしています。特に剣技は肉鞘(フレッシュ・ショーテ)アンドレアス氏の監修も入っているので成長著しいです(英霊召喚の魔本を使ったスパルタ訓練と、適切な助言指導による技能習得促進の合わせ技)。他にも補助特性をモリモリ盛ったり、基礎ステータスも向上していたり。しかしこれでまだ成人前だという。
……これだけ練り上げてると、アグリッピナ氏が素直にエーリヒ君を手放してくれるか心配になりますね?(※ウビオルム伯の家臣ルート。別名『過労死ルート』)

===

◆前話
エーリヒ君「ついに我が剣技は世界を斬るに至れり── <次元斬>!」
マックス君「 じ こ さ い せ い 」

※<次元斬> の使用条件は『ゼルダの伝説』の伝統の『剣ビーム』に着想を得ています。体力満タンの時に出せるアレですね。ただ、実際の挙動としては、マンガのコマ割りや枠線を斬り超えて隣のコマに斬撃がすっ飛んでくるようなイメージになります。メタ次元を経由する攻撃、まさしく(作者)の御技です。
 


13/n 年の瀬の諸々-3(リソース純増! 地形破壊! 強制移動!(マンチに悪用されがちなもの)

 

 指向性を持たせた <閃光と轟音(フラッシュバン)> の術式の多重発動を受けて私は、突っ込んでくるエーリヒ君&6本の遊剣を見失ってしまった。

 強烈な光と轟音による感覚の消失。

 目で見て、耳で聞く生物ならば、これにより空間識失調に陥り、前後不覚になって無力化されるのは間違いない。

 

 西暦世界の特殊部隊も使う無力化の方法は、こっちの世界でも有効だ。

 

 

 周辺領域感知認識術式(めでみえるものがしんじつとはかぎらない)(常駐式)

 

 

 ま、眼で見ないなら問題ないわけだけど。

 魔力波を飛ばして周辺の動きの像を脳内に結ぶ術式は、常に張り巡らせている。

 いわば魔導師の第六感や第七感とでも言うべきもの。視覚と聴覚を潰されてもこちらが生きているなら問題ないし、元から大きな容量の情報を処理しているから閃光程度の過剰情報で神経が混乱するようなこともない。

 

 

 身体機能正常化術式(おのがしょうきはおのれでほしょうせよ)(常駐式)

 

 

 そして常駐させている回復術式が、この目と耳の異状もすぐに修復するはずだ。

 

 だがまあ、強烈な光と轟音の中で── しかも指向性を組み込んだ術式により相手にだけ影響を押し付けてくる── 眼と耳が利かないとなれば、通常よりも情報の精度が落ちるのは避けられない。

 刹那の攻防が重要となる近接戦で、これは無視できない不利になるだろう。

 

 途中でこれが収まるのも期待できない。

 <閃光と轟音> と <見えざる手> 程度の軽い消費の術式であれば、エーリヒ君が持つ肉鞘からの魔力供給でお釣りがくるからだ。

 装備品の性能もあり、エーリヒ君には魔力切れもスタミナ切れも起こらないだろう。

 

 

 シャン、シャン……と、張り巡らせた障壁がエーリヒ君の斬撃により次々と割られる。

 一撃で剥がされるほど(やわ)ではないはずだが、実際には一撃で一枚割られている。

 術式の揺らぎを的確に突かれているようだ。

 

 だがそれならば、割られる端から補充してやればいい。

 

 

 多重障壁生成流転術式(さいのかわらのいしづみのごとく)

 

 

 砕けた障壁の残滓を組み込んでリサイクルしつつ、障壁の層を次々と追加する。

 

 それに対するエーリヒ君の剣閃と彼が操る剣群の回転も上がる。

 こちらの生成スピードについてくるのか! やるな!

 

 しかもそんな無茶な攻めでも、息の一つも上がらないか!

 自動回復の鎧の性能もあるが、身体制御、緩急、息継ぎの仕方が上手い!

 

「見切ったぞ! ハァッ!!」

 

 轟音の術式で音が聞こえない中で、エーリヒ君の唇の動きを感知術式で感知し、その「見切った」宣言を認識したときには、もう遅かった。

 

 彼の操る剣の群れが、それぞれに神域剣士の技量を以て、複数の障壁をまとめて切り裂き始めたのだ。

 

「これは……私の無意識の流動パターンを揃えさせられたのか!?」

 

「そのとおり! そして生成速度を上回る速度で、削れば、本体にも届く!!」

 

 私の障壁は弱いわけではないが、構造的に完璧という訳ではない。

 相対的に強度に落ちるポイントというものは出来てしまう。

 だからこそ、その構造的な弱点を固定せず流動させることで、弱点を突かせないよう幻惑するという対策を施していた。

 

 しかしそれを逆手に取られた。

 障壁の弱所を流動させるパターンをエーリヒ君は見切って、連なる障壁それぞれの弱所がある瞬間に重なるように誘導したというのか!

 恐らくはそれまでに砕くタイミングや、斬り込んだ位置や角度を調整することで!?

 ま、まるで乱数調整だな!!?

 

「概念級の障壁はさすがに()()があるが…… “渇望の剣” ならば!!」

 

 物理障壁群は6本の遊剣によってこじ開けられた。そうなればその下の概念級の障壁があらわになる。

 実体なき魔導を斬ることについては無類の強さを発揮する魔剣 “渇望の剣” の漆黒の刀身が、私が張った【遮断】等の概念を込めた障壁を切り裂く。その下にあった、空間の捻れによる転移障壁すらも! なんたる絶技!!

 神域の剣士たるエーリヒ君が神剣(渇望の剣)を操って放った【斬撃】の概念の方が、私の障壁群よりも重かったということか!

 いや、正確には、巧かったと言うべきか……精密に無駄なく切り裂かねば、障壁が再生するまでの一瞬の間に私の全ての守りを剥がすことは到底不可能だっただろう。

 

 とはいえ、この一瞬のあとにはきっと障壁が再生する。

 ……だが、その一瞬があれば、エーリヒ君にとっては致命の一撃を放り込むのに十分過ぎるのだろう。

 

 いいとも! 宣言通り受けて立とう!!

 我が言葉に二言はない!

 

「だけど障壁の突破のために “渇望の剣” も <見えざる手> の剣群も使い果たしただろうに、あとは何を隠しているんだい?!」

 

焦熱を(サーメート)!」

 

「何っ!?」

 

 ああそういえば、魔導院の実験室で標的を熔かし尽くしたという術式があったか!

 だが一体どこに? 感知の魔法には引っかからない! どこからくる?

 肉鞘の魔法による影の中? それとも英霊召喚の魔本から召喚するか? それとも空間遷移を鍛え上げでもしたか?

 

 

「ぐっふっ!?」

 

 気づいたときにはもう遅い。

 何かで攻撃されたという事実すら認識できないままに、私の身体になにか細長い硬いものが、幾つも身体に突き刺さった。

 

 気づけなかった!?

 そうか、夜闇の妖精による存在の不可知化!

 風切り音すらも風の妖精が消していたな!!

 

 刺さったのは金属棒か? 常駐の感知術式が自動で走査。材質は鉄・内部に術式と触媒の明礬……アルミニウム! なるほどサーメート(テルミット)か!!

 

 そして点火。

 

「うううぉおおああああああaaaaaAAAAAAAaaaaaa!!!???」

 

 私の身体に刺さった棒手裏剣だか苦無だかの内部から噴き出したのは、太陽表面の温度にも迫る超高温のメタルジェット!

 

 おそらく発現機構はこうだ。

 触媒の明礬を<転変>してアルミニウム微粒子を生成!

 それを容れ物でもある鉄製の外殻から<転変>して生成された酸化鉄の微粒子と混和!

 テルミット反応をスタートさせ、さらにそれを促進させつつ、発生する熱を指向性を持たせて先端から放出!

 

 今の私はまるで人間バーナーだ!

 身体の中を暴れまわったメタルジェットは内臓を全て焼き尽くし、身体の穴という穴から白い炎となって噴き出している。

 七孔噴炎!

 

 えげつないな! 生物相手に使って良い攻撃じゃないぞ!?

 私が死なないと思ってやりたい放題だな!?

 ならば私も期待に応えよう、その程度では死にきったりせんぞ!!

 

 何せ私は魔導炉の暴走的爆発からすら生き残った男!

 

 

 再生の奇跡(ふしちょうのごとくⅡ)

 

 再用の奇跡(くりからけんをこのてに)

 

 

 身体を “もったいないおばけ” に請願した奇跡によって、灼熱に焼かれる以上の速度で再生。

 焼けた服もついでに再生。うむ便利。

 

 同時にテルミット反応による炎を掌握、流用し、竜骨の杖に俱利伽羅剣のように纏わりつかせて保持(キープ)

 概念級斬撃をキープした薄刃と合わせて、ちょっとした炎の魔剣だな、これは。

 

「さて、私が人間松明になっていたのは数秒か? 魔力供給は欠かさなかったから障壁は自動再生済み。エーリヒ君は何処にいる?」

 

 戦闘中における数秒は大きい。

 障壁生成の術式は生きたままだったおかげで追撃はなかったが、次に何をしてくるか読めないな。

 

 感知術式にも反応なし……。

 おそらくは夜闇の妖精の権能で隠れたか。

 正々堂々手段を選ばず真っ向から不意討ってご覧に入れましょう、ってところか?

 

 

 

§

 

 

 

 エーリヒは実のところ、マックスの正面から動いてはいなかった。

 夜闇の妖精ウルスラの権能でマックスの認識そのものを(めし)いさせ、盲点に入れさせたのだ。

 ウルスラをして相当に気合を入れて権能を使わなくてはならなかったらしく、エーリヒはこのあと彼女に支払うご褒美に頭を悩ませることになるが、それはともかく。

 

「スゥー……ハァー……」

 

 鎧の特性を用いた自動回復。

 精神統一。

 調息。

 

 いま、エーリヒの体力気力魔力は十全となった。

 

 <次元斬>……ではない。

 既に相手は剣の間合い。

 斬撃を飛ばす必要はない。

 

 ただ、【距離】すら殺す絶技を、減衰なしで叩き込む。

 相手の【命数】を、あるいは【魂魄】を断つという、必殺の意思を乗せて、振り下ろす。

 

 さあ。

 

 いまだ。

 

 

「チェェエエエエぇぇぇぃいッ!!!」

 

 

 我に断てぬものなし!!

 

 

 

§

 

 

 

 まさか真正面からとは、ね。

 

 崩れ落ちる視界で、感嘆する。

 偶然にも竜骨の杖を剣筋に差し出すことが出来たおかげで、魂は無事だ。

 多重障壁で神威を減じていたエーリヒ君の斬撃は、竜骨の杖にストックしていた概念級の斬撃の残滓と、それに蛇のように纏わりついた炎によってさらに軽減されたのだ。

 

 おかげで軌道をずらすことが出来たが、それでも私は袈裟斬りにされたみたいに肩から脇腹に掛けて泣き別れ。

 

 いやー、危なかったねー。

 まともに喰らっていたら、けっこうヤバかっただろう。

 下手すると<魔導炉最終暴走死霊化術式(おれはマツナガダンジョーだ!)>が発動していたかもしれない。

 それとも<再誕の奇跡>で何とかなったかな? まあ、まだ私の信仰が足りないのか、発動が安定しないから頼るのは怖いか。

 

 って、エーリヒ君はまだ追撃するつもりかな?

 私のタフさを良く分かってくれているじゃないか、そうだとも、落日派魔導師はこの程度じゃ死なない。

 存分にやると良いさ! 必死になればなるほど、私が使い道を指定できる熟練度は貯まるのだろう?

 

 エーリヒ君は隔離障壁の術式を展開して離れつつ、何かが厳封された容器をこちらに投げて────

 

 

 

 ──── 世界が爆ぜた。

 

 

 

§

 

 

 

 エーリヒが断ち割ったマックスの障壁の裂け目から投げ入れた容器が破裂し、その内部に封入されていた術式と触媒が反応。

 空間を限定する<隔離障壁>が自動展開され、断ち分かたれて崩れ落ちる途中の── しかし既に再生しつつある── マックスを隔離。

 さらに壊れた容器の中から、漏れ出た “液化酸素” が瞬時に気化膨張。

 

 

「散れ、雛菊の花!!」

 

 

 エーリヒが唱えたトリガーワードによってそれが起爆!

 隔離空間内の()()()()()が爆轟を発生させる……させ続ける。

 

 エーリヒが投擲した<燃料気化爆弾術式>を封入した容器が張った隔離障壁はその威力を内に納めることが出来ずに砕け── しかし、一瞬遅れて自動再生して復帰していたマックスの多重障壁が、主人を地獄に閉じ込める地獄の釜となる。

 

 二千度に及ぶ爆発が連鎖する空間において、生存可能な存在など普通はありはしない。

 

 

「……やったか……?」

 

 再び<見えざる手>の術式を起動して剣の群れを従えつつ、エーリヒは思わず呟いた。

 

 

 

§

 

 

 

 やられるわけがね~んだよなぁあああ!

 内蔵魔導炉出力増強! 空間歪曲!

 

 

 空間遷移障壁包囲術式(そこいるけどどこにもいない)

 

 

 全周囲に空間の(ほつ)れを展開し、周囲から襲い来る衝撃と炎を異空間に通し、文字通りに右から左に受け流す。

 

 つか、おい、こら、エーリヒ君?

 流石にこれはやりすぎでは?

 燃料気化爆弾? なにさらしてくれとんのじゃ!

 

 

 そしてふと思う。

 

 きっともうエーリヒ君の手札も尽きたよな?

 なら、戦闘テストとして受けに回って、魔導師(わたし)剣士(エーリヒ君)の距離や流儀に付き合う必要も、もうないよな?

 

 そうだよなああああ~~~??!

 

 

「じゃあこっちも攻勢に移らさせてもらうよぉおおお!!」

 

 

 再用の奇跡(サモン! プロミネンスドラゴン)

 

 炎熱竜維持制御術式(ゴー! プロミネンスドラゴン)

 

 

 周囲で弾け続ける爆発の術式を奪取。

 制御を奪うのは簡単だった、というより、爆発したあとは制御を手放してるっぽいな。

 まあこれほどの爆発を制御するには、エーリヒ君の魔導の腕はまだ足りないか。

 

「ふん、ならば教育してやろう。魔導師(マギア)同士の戦闘というものを!」

 

 報復じゃないよ。指導だよ。

 ちょっと死にかけるかもしれないけど治すからヘーキヘーキ!!(落日派並感)

 剣とか鎧とかダメになるかもしれないけど、直すからヘーキヘーキ!!(も教信者並感)

 

 二千度の爆炎を蛇竜の形に成形・維持。

 炎を閉じ込めていた己の障壁を解除。

 

「行け、炎竜プロミネンスドラゴン!」

 

 爆炎の竜が宙を走る。

 エーリヒ君が顔を引きつらせて回避に動くが、無駄無駄ァ!

 自動追尾術式くらい付与済みだぜ!

 

 

「ならば術式ごと斬るまで!」

 

 エーリヒ君自身は輻射熱によって近づけないが、<見えざる手>によって踊る剣群は別。

 彼の視界の範囲内ならば、<見えざる手>は届くのだ。

 

 6本の剣が自在に動き、プロミネンスドラゴンとそれを維持する術式を斬ろうとする。

 だが私もその剣の動きは見えている。身体強化しているし距離があるからな!

 

「無駄無駄ァ! 斬られるより前に自切すれば無効よぉおおお!」

 

 剣群によって斬られる前に、剣の軌道を読んでプロミネンスドラゴンは分割。

 そのままそれぞれの体節が小型の蛇竜に変形して、エーリヒ君に向かう。

 

「<見えざる手>を解除! スゥー、ハァー! おおっ、<次元斬>!」

 

 だが、動かずにいたエーリヒ君は即座に<見えざる手>を解除して、息吹を整えると、距離を無視するあの斬撃を放った!

 七つの体節から生じた小型プロミネンスドラゴンは、まるで縦に七匹並べ重ねられていたのを唐竹割にされたかのように、ほぼ同時にしかし若干の時間差を以て斬り捨てられた。

 

「だが、それでいい。所詮は囮よォ!」

 

 私は地面と空中に意識を向ける。

 ()()()()()()()()()()()()()()()天地に。

 そこには私の魔力が浸透し、拡散している。

 

 天地は既に我が掌中にあり。

 

「魔導師の戦いにおいて、相手が(いじ)った空間に踏み入るなど言語道断ッ!」

 

「はっ?! まさかマックス、お前!?」

 

「既にこの場は、この私ッ、マックス・フォン・ミュンヒハウゼンの掌の上だッ!」

 

 

 大地弾幕超速射出術式(アハトアハト)

 

 陽光収束狙撃術式(ソーラ・レイ)

 

 

 地形そのもの全てが高射砲の連弾となり。

 空からはレーザー光線が降り注ぐ。

 

「この場で戦闘を始めた時点で、すでに私は勝っている!! 喰らえィ!!」

 

「うおおおおおおお!!??」

 

 逃げ場などない……が、流石は神域の技量に至った剣士。

 

 炸裂して飛来する地面からの弾雨を、渇望の剣で反らし、弾幕同士をぶつけることで逃げるための空間を確保。しかし弾幕を受けながら空中に運ばれるのは避けられなかった。

 同様にして空からのレーザー狙撃も、反らした弾幕で阻害!

 避けきるためには複雑な空中機動が必要だが、エーリヒ君は自前の<隔離障壁>を足場や壁にし、<見えざる手>で己を掴んで振り回すことでそれをクリア!

 

 やるな!

 

 だが……

 

「そんな(セキュリティガバガバの)術式で大丈夫か?」

 

 

 魔導阻害分解術式(呪文裂き / Spell Rupture)

 

 

“水と同じで、マナもお粗末な器からは漏れ出てしまうのだ。” 魔導師を相手にするなら、術式それ自体の暗号化強度を上げることは必須なのだよ!」

 

 私の対抗呪文が、エーリヒ君が纏う()()()術式を分解し尽くした。

 

「なッ!? そんな、術式が消え……ッ!!? うぉわあああああああ!!?」

 

 足場と壁と空中機動の手段をいっぺんに失ったエーリヒ君が空中で、地面からの弾幕と空からの弾幕を避け続けるのは、もはや不可能。

 それでもなおエーリヒ君は、渇望の剣を操って上手く地面からの弾幕を弾き、時には自ら弾かれて被弾を最小限に抑えようとするが、流石に全周囲からの攻撃に対しては限界がある。

 

 

 ふっ、勝ったな!

 

 

 




 
マックス君、テルミット手裏剣に焼かれて死亡(1話ぶり7回目)。続いて概念級の斬撃で袈裟斬りにされて死亡(0話ぶり8回目)。
しかし試合には勝った……というか勝ち確の状況から始めてるので当たり前ではある。卑劣! でもそれを含めて魔導師の戦闘というものだからね、仕方ないね。

ちなみに神域剣士の技量は、『鋼の錬金術師』のキング・ブラッドレイ大総統くらいはあるだろうなあ、とイメージしてます。高射砲の弾くらい斬るよ、そりゃ。

次回は戦闘内容の反省会と、模擬戦の報酬の時間ですね。
 

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