フミダイ・リサイクル ~ヘンダーソン氏の福音を 二次創作~   作:舞 麻浦

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◆帝都冒険者曰く
「あー、あの依頼なー。金払いも良いけどちょっとなぁ。巨鬼(オーガ)と化け蟹を素体にした魔導院の生体兵器と戦わされるってやつだろ?
 そらまあ、酷いことになるよな。本気で殺しに行くなら対策も練ってくだろうが、試合だと思って素のまま行くんじゃあ命が幾つあっても足りやしねえ。
 腕取れただの脚取れただの腸零れただの肋ひしゃげただの。装備も全滅。まあそれは向こうさんが治したり相当品に替えたりしてくれたらしいが。おっと、手足を繋げたのは秘密だったか。……そりゃまたとない戦闘経験にゃあなるだろうが、そうも傷を負って装備も変われば身体が治っても勘を取り戻すのも大変だし、進んでやるようなもんじゃねえよ。
 いっぺんはどっかのチームの奴らがハサミを一本斬り飛ばしたらしいが、すぐ別のハサミで抓んで傷痕に押し付けてパッと治したって言うし。割に合わねー。
 酔狂な剣狂いどもも帝都の組合にゃあ そこそこ居るが、依頼主がきな臭いし、そいつらも二度目は避けてる。だって落日派だぜ? 蟹の巨鬼の姐御との実戦稽古で半死半生になったあかつきにゃあ、治療名目で何されるか分かったもんじゃねえ。腕を増やされる程度で済めば御の字だろうよ。
 …………ん、ああその依頼主、しばらく出禁くらったのか。ま、そりゃそうだわな!」


◆西はセーヌ王国、巨鬼ウラガン部族の駐屯地にて
「聞いたかー? セバスティアンヌのこと」
「ああ、聞いた聞いた。蟹の喰いすぎで自分も蟹になったとかなんとか」
「ん? 化け蟹退治で呪われたとかじゃなかったか」
「その呪ってきた蟹の肉を食ったからだろ? いつかこんなことになるんじゃないかと思ってたぜ」
「私も。しかし蟹て」
「ふふふ。まあセバスティアンヌらしいっちゃらしいんじゃねーの」
「……」
「……」
「で、結局」
「腕は落ちてないのかねぇ」
「気になるぜ。……帰ってきやがったら総当たり戦だな、こりゃ!」
「いいねえ! そうしよう!」

===

◆前話
ローレン女史からの手紙
そいつ(エーリヒ)売約済み(わたしの)だから』

セバスティアンヌ女史「……残念だが仕方ない。まあ掟は掟。新部族の立ち上げ端から掟破りでケチをつけたくもないしな」

なお再誕した都合上、セバスティアンヌ女史は数えで1歳です。その理屈だとターニャもマックスも数えで1歳ですが。

1歳児(いっちゃいじ)パーティがあらわれた! (素材:いらすとや)

【挿絵表示】

 


17/n 冬来たりなば春遠からじ-4(海に咲くロータスよ)(★マックス君一党イメージ図あり)

 

1.海には何でも溶けている

 

 

 というわけで、海中の蟹の魔宮の跡地の真上に、海中溶存資源回収プラントを建設したマックス・フォン・ミュンヒハウゼンだ。

 プラントの見た目は氷の花弁でできた巨大な蓮の華のようなもので、その巨木のような太さの茎の先に咲いた花の、その中でももっとも高く伸びた花弁の先、風にしなって軋むその上に、私は立っていた。

 吹き荒ぶ風の中、遥か水平線が丸く見える……。

 

「海……母なる海……。海は良い……。全てを呑み込み受け入れる懐の深さがある……」

 

 決して帝都の冒険者同業組合でセバスティアンヌ女史の稽古相手募集を繰り返してたら依頼謝絶を喰らったからって、現実逃避してるわけじゃないよ。

 ホントだよ。

 

 ……いやそれは良いんだ。

 セバスティアンヌ女史の試合相手は、エーリヒ君から英霊召喚の魔本を借りて召喚すれば良いだけだし。エーリヒ君に “貸し” てる分を使えばいける。

 ギルドの方だって、手合わせ以外の依頼は、ほとぼり冷ませば受けてくれるみたいだし。

 

 

 さて、ここは魔宮の跡地だけあって、魔素が集積しやすい地脈の上にあるようだ。

 ここなら上手くすればメンテナンスフリーで延々と資源を汲み上げ続けられるだろう。

 

 海中溶存資源回収プラントを作る許可を取るのも簡単だったしな。

 ここの代官は話の分かる人で良かったよ。

 まあ、私たちが魔宮討滅の褒賞金を辞退したからというのも大きいだろうけど。

 

 それに勝手にプラント造って生産品の何割かを税として納めるってんだから、代官側としては濡れ手に粟よ。

 帝国北部は蛮族の略奪に曝されたり、そもそも寒さが厳しすぎて裕福とは言えないし。

 そこに魔導院の人間が(直接は地元の雇用に繋がらないとはいえ)持ち出しで産業を作ってくれるなら御の字だわな。

 

 私が、偽造困難な貴族用の割符を持ってなきゃ、詐欺師扱いされてたね、絶対。

 

 

 元素分離工場自己組織化式建造術式(うみにさくロータスよ)

 

 

 そうして氷の巨大な(ロータス)の花弁の先に佇む。

 この魔法それ自体に設計図を組み込み、あとは魔力を注ぐだけで自動的に延伸展開するようにしている。

 規模相応にごりごりと魔力が消費されていってるので、内蔵魔導炉の出力を上げておこう。

 

 この海氷でできた巨大な蓮を中心として、海水中にも蓮根状のパイプが大きく伸ばされていっているのだ。

 その大きく広がったパイプから水を吸い上げ、吸い上げた水をある程度濃縮しつつ、中央の蓮華塔(ロータスタワー)で元素ごとに分離し、必要な元素ごとに分けて貯蔵していく、という仕組みになっている。

 

 蓮の形をとっているのは、生物的な機能の模倣(バイオミミクリー)みたいなもんだね。

 あと魔導的な観点でも、世界に刻まれた既存の情報ライブラリを流用できるから、比較的世界を誤魔化すコストが低い。

 これだけ巨大な構造物になると、そういう小技でも馬鹿にできない効果を表すわけよ。

 

 ……出来上がる産物についてだが、いまは抽出した元素を元手にして水中根を延伸していってるから、備蓄はまだできてないけどね。

 この根が広がるほどに、自己組織化や運用保守にかかる魔力は二乗的に増えていくから、拡張もそろそろ打ち止めかな。

 プラントの運営や保守のために、魔宮跡の地脈から汲み上げられる以上の魔素が必要になるのは良くないからね。

 

 

「さて……。勢いでこれを造っちゃったけど、微量元素の回収の傍らで大量に出来上がる真水とナトリウム塩はどうしようかな……」

 

 どちらも需要はあるんだが……。

 

 製塩って国の認可がいるんじゃなかったっけ。

 あと金とかの微量元素を抽出してまとまった量を回収すると、帝国法上は鉱山の扱いになるか……?

 

 カリウム分は肥料に使うからいいとして。

 パイプに吸い込んだときに巻き込まれる、生物由来のあれこれは、リン酸分としてこれも肥料に回すなりすればいいし。

 

 真水は……まあ虚空の箱庭でも使えるし、深海に放出すれば比重差で上昇海流が生まれて栄養塩が混ざって良漁場になるだろうからそうしてもいいし、どっかの山の中なり大河の源流に <空間遷移> で放出して水資源にしてやってもいいし。あるいは地中に空洞つくって貯めておくか? 要検討。

 

 ま、いざとなったらここの代官に設備ごと()()して面倒なことは任せてしまおう。

 

 これで実証試験も出来たし、自分で使う用のプラントはどっか別の帝国の手の届かないとこに改めて造っても良いのだから、特に惜しくはない。……そうしようかな。

 バンドゥード卿に海中魔宮の見つけ方のコツでも聞くか、魔法チートの権能で適当な魔宮の場所を占えば候補地もすぐ見つかるだろうし。

 

「当面はここを稼働させとけば肥料需要は賄えるはず。あとは陸地方面の水中根の一部を太くして、水面から上げて橋みたいにしてやって、それを回収済み元素の搬出用に、陸地に繋げてやったりとかか……?」

 

 まあ、そこまでやれば十分か。

 陸地側の倉庫街だの街道だの、インフラ整備は追い追い誰かがやってくれるだろ。

 領民の雇用創出にもなるし。

 

 そしたら、私がやるべきは、この術式のブラッシュアップとレポート作成だな、当面は。

 

 

 

§

 

 

 

2.子蟹のワルツ

 

 

 巨蟹鬼(クレープス・オーガ)セバスティアンヌは極光の半妖精(アウロラ・アールヴ)ターニャに請われてダンスを踊ってやっている。

 とはいえ背格好が違いすぎるので、実際に相手をしているのはセバスティアンヌが産んだ子蟹だ。

 

 ヒト種の背丈の半分ほどの大きさの子蟹は、ハサミを伸ばしてやるとターニャが掴むのにちょうどいい高さになる。

 

「るんたったーるんたったー♪」

 

「ぬ。む。こう、か! ぬぁっ!?」 「かーにー?」

 

「あはは! スティー! ステップがなってなくってよ!」

 

「子蟹を動かす良い訓練になるが……! これは難しいぞ、ターニャ!」

 

「がんばれー♪ ほら、いーちにっ、いーちにっ! あ、スティーは素振りしながらね!」

 

「ぬぅっ!?」

 

 精神リンクの生得魔法によって子蟹を動かすセバスティアンヌだが、テンションが上がったターニャに振り回されている。

 妖精は踊りのプロだから仕方ない。

 

 だがセバスティアンヌの操作も少しずつは上達している。

 そのうち子蟹たちによる一糸乱れぬラインダンスも可能になるだろうし、子蟹の身で四回転アクセルも飛ばせられるようになるだろう。

 きっと戦闘中に随伴歩兵のように自由自在に動かすことも……。

 

 

 

 ……なお妖精との踊りはHPとかMPとかを吸い取られるらしく、思った以上に消耗するものだという。

 

「つ、疲れた……」 「「「かー……にー……」」」

 

 マックスからの魔力供給を二次的に受けているから枯死しないとはいえ、無理をさせられた子蟹たちは疲労困憊で死屍累々の有り様になってしまっていた。

 ぶくぶくと泡を吹きながらひっくり返ったり潰れるように伏せているいるさまは憐れみを誘う……。

 セバスティアンヌも精神的な疲労からか、心なしぐったりしている。

 

 

「えーと、やり過ぎたかしら……」

 

 

 冷や汗を垂らすターニャの視線の先で、返事代わりに蟹の泡がいくつか弾けた。

 

 

 

§

 

 

 

3.肉鞘アンドレアス氏(透明化中)の魔導院探訪

 

 

 複数の生乾きのミイラじみた遺骸を組み合わせて作られた肉鞘が、魔導院の教室の前を浮遊している。

 中に納めているのは肉鞘の大きさから推測するに、両手持ちの大剣。

 付属する魔導合金の芯を通した剣帯が触手のようにうねっており、肉鞘の見た目と合わさり怖気を誘う。

 

 ……もしも見ることが出来れば、だが。

 

 

 教室の中にいる魔導院の聴講生たちは、こんな呪物じみた肉鞘が教室の前を浮遊しているにもかかわらず、そんなこと気にもせずに真面目に講義を受けている。

 肉鞘が自身の気配を隠蔽し、また、魔法により不可視化しているためだ。

 

 流石に講義をしている教授は気づいているのか、時折チラリと視線を向けてくるが、それ以上の反応はしない。

 この肉鞘程度の外観を見て正気を乱すようなヤワな精神はしていないし、その程度では魔導院の教授などやっていけない。

 それに “おおかた落日派の誰かが飛ばしている端末だろう。相変わらず趣味が悪い。” と思っている。講義を使い魔や術式を介して遠隔で受講することは珍しくもないことだからだ。

 

 

『うむうむ。なかなかに興味深い内容だ』

 

 

 浮遊する肉鞘は、誰に聞かせるでもなく呟いた。

 だがそれは遠隔操作によるものではなかった。

 この肉鞘自体に、魂が宿っているのだ。……意志ある器物、というわけだ。

 

 

 肉鞘に宿っているのは、今はエーリヒが持つ『渇望の剣』の元の持ち主であった凄腕冒険者で、森の庵で朽ちつつも、魔宮まで作って『渇望の剣』を継がせる後継者を探すほど、『渇望の剣』のことを想っていた男だ。

 名をアンドレアスと言い、今は器物となって念願かない、己の内に愛する『渇望の剣』を納めて永劫共に在ることが可能になったのだ。

 内に宿る魔導炉は無尽蔵の魔力を生み出し、肉鞘の素体となった人造生命(ホムンクルス)の脳髄を以てすれば魔導の使用に障りはない。

 

 剣士としての肉体を失ったアンドレアスは、しかし、前向きで適応力のある男であった。

 冒険者らしい、とでも言うべきか。

 今ある手札で何ができるか、それを突き詰め、研鑽を積む傾向は、生前のままであった。

 

 そんなアンドレアスが、魔導院という知識の殿堂の側で、ただ微睡むようにかつての愛剣を内に抱いて影に沈むことをよしとするであろうか。

 否、であった。

 

 知識は多いに越したことはないし、時間があるうちに肉体の鍛錬も技能の研鑽も行うべきだ。

 アンドレアスはそう信じていた。

 (ゆえに『渇望の剣』の今の持ち主である金髪のエーリヒは、その勤勉さからしてもアンドレアスの御眼鏡に適っている。)

 

 ……つまり、肉鞘(フレッシュショーテ)のアンドレアスは、現在急速に魔法使いとしての、ひいては魔導師としての知識を蓄えている最中ということだ。

 

 もともとアンドレアスの地頭は悪くない。いや、むしろ良い部類だろう。

 魔法使いとの戦闘経験も豊富だし、古代遺跡の魔導具や魔導罠に触れた機会も数知れず。

 生前は魔力を扱う術は持たなかったが、素地はあるのだ。

 

 そしてそれら生前の経験が、魔導院の講義を聞くことで、アンドレアスの中で有機的に結びつき、階段を何段も飛ばして登るように、その構造を確かなものにしていっていた。

 

 “門前の小僧習わぬ経を読む” ではないが、この意志ある器物(フレッシュショーテ・アンドレアス)が、自らに元から刻まれた <影空間展開> や <浮遊透明化> などの魔法以外の魔法を使いこなせるようになるのは、そう遠い日ではないかもしれない。

 

 

 

§

 

 

 

4.霜の半妖精(ライフアールヴ)ヘルガと上機嫌な死霊(レイス)

 

 

 ヘルガは、霜の妖精(ライフアールヴ)に起源を持つ半妖精である。

 いまは抹消されているが、ミュンヒハウゼン男爵家の養子としての籍を持つ元貴族でもあり。

 魔導院五大学閥の一つである払暁派ライゼニッツ閥の頭領たるマグダレーネ・フォン・ライゼニッツ卿の直弟子でもある。

 

 そんな彼女は、師であるライゼニッツ卿が年の暮れからずっと上機嫌そうにしているのを少し不思議に思っている。

 学閥の長だけあって膨大な政務を抱える師は、相応に気苦労も多いらしく、常日頃から上機嫌というのは珍しい。しかもそれが持続している。

 死霊(レイス)なのに生き生きしている……というのは何だか矛盾がある言い方だが、そうとしか表現が出来ない。

 

 いつもであれば、このように鼻歌でも歌わんばかりの上機嫌さは、師の趣味の時間── ライゼニッツ卿は割と致命的(フェイタル)生命礼賛主義者(ロリショタコン)として界隈で有名である── くらいしかお目にかかれないものだが……。

 年末から数カ月も経つというのに、師の機嫌の良さは翳るどころか日ごとに増しているようにすら思える。

 

 

 気になったヘルガは、ついに堪えきれず、そのことについて尋ねた。

 

 ──── 「お師匠様、何か良いことがあったのですか?」 と。

 

 

 そして死霊のお師匠、ライゼニッツ卿はにんまりとした笑みを隠さずに語り始めた。

 

「よくぞ聞いてくれました、ヘルガ! 長年の懸案だったある弟子の進路について、ようやく定まりそうなのです」

 

 師が語るところによると、能力不相応な地位にのらくらと留まっていた弟子について、ようやくその実力に見合った職を与えられそうなのだという。

 この師匠、ライゼニッツ卿にはそういうところがある。人間は皆、その能力を最大限に発揮して生きるべきだという信念をお持ちなのだ。

 学閥の長としても、弟子を然るべき地位に押し上げることは、職務の一つであるし、派閥の権勢を増すための義務ですらある。

 

「ですがお師匠様、そのお弟子さんは、出世を望まないから長年その地位に甘んじていたのでは?」

 

 ヘルガとしては若干そこが気になった。

 スパルタな面はあるが(ついでに度し難い変態だと最近分かってきたが)、基本的にこの死霊な師匠は、優しいのだ。

 望まぬことは無理強いしない、というスタンスだと思っていたのだが……。

 

 そんなヘルガの疑問を、ライゼニッツ卿は鼻で笑った。

 

 見たこともない師匠の表情に目を丸くしたヘルガに対して、ライゼニッツ卿は、眼だけは笑っていない笑顔で語る。

 

()()にはもはやそのような配慮は不要です。むしろその手と脳を暇にしておく方が良からぬことを成すでしょうから」

 

 ──── あっ。そうかスタール卿(あの人)のことかぁ……。

 

 その表情を見て、ヘルガは全てを悟った。

 ライゼニッツ卿とスタール卿の確執は、払暁派ライゼニッツ閥の中では有名な話だ。

 

「ヘルガ。くれぐれも内密にお願いしますね? ()()に悟られるとまた逃がしかねませんから」

 

 迫力を滲ませた師匠の言葉に、ヘルガは『了解いたしました(Ich verstehe.)』と返すしかなかった……。

 




 
小ネタ集その2でした。
若干積み残しのネタがありますが、冬の間の話はここまでにして、次こそエーリヒ君13歳の春:セス嬢御家騒動編に入れると思います。

===

◆今回の話の時系列について
 だいたいこの裏で原作書籍版4巻(上)のマスターシーン(またはWEB版のマスターシーン)が進行してます。皇帝、代わるってよ。
 そして皇帝になりたくないがために娘に家督を譲ろうとする皇統家当主がいるらしい……。
 

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