フミダイ・リサイクル ~ヘンダーソン氏の福音を 二次創作~   作:舞 麻浦

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◆辺境域征伐後の神群取り込みについて(妄想設定)
砂漠(あるいは沙漠)の部族には現地の信仰があり、例えば石窟に絢爛な壁画や天井画を描いていたりするのだと思います。もちろん帝国は偶像崇拝OKなので、それらの絵図面に描かれた現地の神々の顔を剥いだり眼を潰したりはしません。代わりにそれらの神群の由来に、『陽導神と夜陰神を祖に持つが、原初の闘争の激しさ故に遠くに飛ばされ、そのときの衝撃によりそのような由来があることすら忘失していた。しかしこの度の東征の際の接触により過去の記憶に()()し、再び陽導神と夜陰神の系列に加わったのだ!』という設定が加わることになるのかと思われます。またマックス君はマックス君でその地の信仰文化が失われるのは()()()()()()と思う性質なので、共存体系を模索することでしょう。……もし現地神群が抵抗したら? その時はマックス君が “終焉と再始の神(もったいないおばけ)” の使徒として本領発揮して、終焉させ再始させることになるかもしれませんね(当SSの設定上は “終焉と再始の神(もったいないおばけ)” は、陽導神と夜陰神の信仰圏の地ならしとして、信仰圏の外縁を虚空と荒野(無主地)に帰する先進波とも言うべき権能を持つ神としても想定し得るため)。


◆前話
急な出世に実家のセキュリティが追いついてないので何とかしてやった。そして無血帝からの熱い無茶振りの ヨ・カ・ン ?
 


22/n ミュンヒハウゼン研究室へようこそ-3(マックスのアトリエ)

 

 さて帝国政府から実家のミュンヒハウゼン男爵家経由で正式に魔導副伯の叙爵の件について内示がされたため、秋ごろの式典── どうやら無血帝マルティンⅠ世の戴冠と同時に叙爵の式典を行うらしい── に向けて、典礼部局の役人たちと式典に相応しい衣装や何やらについての打ち合わせが始まった今日この頃。

 

 私ことマックス・フォン・ミュンヒハウゼンはと言えば、ミュンヒハウゼン男爵家の伝手で渡りをつけて帝都北方の貴族街に手に入れた物件── 例によって例のごとく魔導的な強化施工を改めて実施済み── にて、工房 兼 店舗(アトリエ)の開店準備をしていた。

 今はちょうど、最後の仕上げにと店の表に看板を掛けようとしているところだ。

 

「しかし主殿(あるじどの)よ、この忙しい時になんでまた工房のオープンまでしなければならないのだ。─── あ、これで水平になったか?」

 

 そう問うのは、巨体を生かして看板の取り付けを行っていた巨蟹鬼(クレープス・オーガ)セバスティアンヌ(スティー)だ。

 彼女の巨体は人目を集めている。あるいはその美貌と恵体のせいかもしれない。

 

 彼女が取り付けようとしている看板は丸い鉄の枠組みにステンドグラスを嵌め込んだ瀟洒なもので、軒先に張り出した天秤腕のデザインをしたアーチから金具で吊り下げる形だ。

 その看板の意匠は、下半身に複数の節足を持つ女性のシルエットが、色とりどりの反物を掲げているものだった。

 

 一見するとアラクネの反物屋のようにも見える看板だが、モチーフの節足の数は4本で、脚に加えて4つの鉗脚(ハサミ)を備え、上半身を象るシルエットも筋骨隆々としている。

 つまり巨蟹鬼(クレープス・オーガ)を看板にしているのだ。

 ステンドグラスでデザインされた色とりどりの反物は、布その物もだが、その鮮やかな染め色を誇示するようでもある。

 

「んー、もうちょい右を下げて……そうそうそれで良しだ。─── で、今この時期に工房をオープンする理由だったか」

「じゃあこれで固定するぞ。─── そう、何も今でなくても良いだろうに」

 

 スティーが鉗脚を伸ばして看板を固定し、上半身の腕に持ったネジ回し(ドライバー)で看板を店舗の(のき)に固定する。

 “巨蟹鬼が多彩な反物を持った姿” を表した店舗看板がしっかりと固定され、陽光を受けて輝く。

 それ自体が芸術品のような出来上がりであり、きっと道行く人の注目を集めること間違いなしだ。

 

「よし! いい感じだな! これで合成繊維・合成染料を扱う工房店舗、『マックスのアトリエ』開店準備完了だ!」

「うむ。なかなか格好良いのではないか、主殿よ。─── それで結局なぜこのタイミングで店を開くのだ?」

 

 あー、もっと落ち着いてからの方が良いだろうって?

 

「そう思うじゃん? でも私の予想だと今後は工房店舗のオープン作業をやる余裕もない可能性があるんだよなぁ……」

 

 そもそも叙爵の後も帝都に居られるか分からんし。

 東方交易路の砂漠(あるいは沙漠)*1を開拓しろってどういう意図だ?

 まあやるけど。御下命とあればやりますけどね。

 それに私としても好き勝手やっていい土地をもらえるなら、しかも辺境域で伸び伸びとやれるなら、願ったりかなったりではあるし。

 

 いやむしろ帝都を離れた方が忙しくない可能性もあるか……。

 

「それほど忙しくなるのか?」

「まーねー。風の噂だと、上司に当たる魔導宮中伯には、払暁派でエーリヒ君の雇い主であるあのスタール卿が就くって噂だからねぇ」

 

 アグリッピナ女史は優秀だけど、彼女の部下として仕えるには割ときついんじゃないかと予感している。

 絶対(ぜぇったい)に部下の能力のギリギリ限界一杯まで()き使ってくるでしょ、自分が楽をしたいがために。間違いない。

 

 

 私はスティーを伴い、店舗の扉── 身を屈めればスティーの巨体が(かろ)うじて入れるくらいに拡張工事してある── を潜って、店舗の中に入る。

 もちろん内部は空間拡充術式で十分に拡大してあるので、中に入った者はその見た目からは想像できないくらいに広大な店内に度肝を抜かれるだろう。

 もちろん調度も高級志向だし、掃除も行き届いている。開店に向けて抜かりはない。

 

 空調系の魔導具によって涼やかに保たれた室内は、夏の暑気に(あぶ)られた私たちを爽やかに迎え入れてくれた。

 この空調は魔石動力なので一般普及は難しい高級品だ。

 しかし、エアコンと同様の断熱圧縮/膨張の熱交換機についての原理は検証できているので、コンプレッサーを動かす動力(なんなら水車でも人力でもいい)さえ確保できれば純粋機械式のエアコンの普及も難しくはないだろう。

 

「魔導宮中伯や魔導副伯の職務としては魔導院内部の利害調整や、帝国政府との折衝窓口の業務がメインになるだろうからね。秋の式典で叙爵されたあとは、すぐに冬の社交期間がやって来る。そうなれば今後の業務のためにも、師匠のノヴァ教授や今度帝位に就かれるマルティン先生の伝手(つて)で、各学派学閥の主な面々との顔つなぎのために夜会に沢山出なきゃならんだろうから忙しくなる」

「となるとこちらも護衛としてそれに付き合うことになるか」

「きっとね。これまで以上に上位の面々と顔を合わせることになるだろうから、その使用人たちも相応の腕前だろうし、物色すると良い。それに(きょう)される食事も美味しいはずさ」

「それは楽しみだな」

 

 腕組みしてくつくつと笑うスティーに頼もしさを覚える。

 

「それでまあ、顔を繋いだお歴々との非公式な窓口として、こういう工房店舗(アトリエ)を構えていると便利というわけだよ」

「なるほど。だから社交シーズン前に間に合うようにと開店を急いでいたのか」

 

 そういうこと。できれば叙爵前に開店(オープン)したかったのだ。

 

 魔導院は帝城の南の出城である黒い “鴉の巣(クレーエスシャンツェ)” にあるが、あまり帝国政府に気取られたくない話を先方が私に持ってきたい場合は、こういうアトリエがあった方が都合がいい。

 もちろん屋敷があれば屋敷の方に訪ねてもらっても良いのだが、私の場合は領地持ちの貴族でもないし、魔導副伯と言ってもせいぜい子爵級の一代爵位だから、饗応に相応しい役宅までは貰えていない。

 となれば、魔導師として不自然ではない形で工房店舗(アトリエ)を貴族街に設けて、そこで商談がてらに内密な話をする方が、相談に訪れる者も私も、いろいろと言い訳が立って対外的に角が立たない。

 

 もちろん閑古鳥を鳴かせるつもりもない── 大商人や高位貴族の使いがある程度頻繁に訪れても不自然でない程度の格と客足は必要だということもある── ので、扱う物品も貴族街にアトリエを構えるのに相応しいものを一応考えている。

 

「それで扱うのは反物と染料、ということだったが、貴族相手にどのくらい売れそうなんだ? 既にお抱えも居るだろうから食い込むのは骨が折れそうだが」

「それは心配いらないさ。なにせうちのアトリエで扱うのはただの反物と染料ではないからね。ここでしか手に入らない逸品ぞろいだ」

 

 店内に掛けられた反物は、これまでの木綿や絹や亜麻とはまた違った風合いをしている。

 光沢を持つ繊維や、しっとりとした手触りの繊維……。見てそして触ってもらえれば既存の物とは一線を画することに気付くだろう。

 あるいは単純に頑丈だったり、伸縮性に富んでいたり、術式付与せずとも燃えにくい防火性や、速乾性を備えた高機能繊維を織った布も用意がある。術式のノリがいい刺繍糸なんかもね。

 これら合成高分子による人工繊維と、虚空の箱庭で機械化された織機による均質で高品位な製品は、これまでの帝国にはないものだ。

 

 そして瓶に入れられて飾り棚に並べられた染料や顔料は、全ての色を網羅しているのではないかというほどに種類豊富で、そのどれも鮮やかに発色している。

 これもまた、天然の素材では考えられないほどのバリエーションだ。

 色素の発色については、炭素二重結合と窒素二重結合の組み合わせによる特定周波数の吸収によるものだから、頑張って分子デザインして虚空の箱庭のエミュレータで検証して魔導で量産しているのだ。

 着色したい繊維の特性(繊維表面が正負のどちらに荷電しているか等)や用途ごとに求められる特性にも配慮しているぞ。

 もちろん、砒素を含む緑(シェーレグリーン)みたいな毒性はない。芳香族アミン系の発がん性にも注意している。安全、安心だ。

 

「虚空の箱庭のエミュレータ内で時間加速させて研究し、合成した人工の繊維、そして染料。最先端の高機能素材だ。絶対に売れる」

「いまこちらが着ているインナーに使っているような素材もあるのだったか……。それなら確かに売れるだろうな」

 

 スティーが自らの肌着を摘まんで伸ばす。

 それは巨蟹鬼の金属を含む肌や甲殻に擦れても負けないくらいに頑丈で、かつ伸縮性に富んだ素材によってできているのだ。

 裁断に専用の術式を付与した裁ちバサミが必要なくらいの代物でもある。……専用の裁ちバサミのお求めも当店にて。

 

「何ならスティーが元居たウラガン(大嵐)部族に送るなら用立てようか」

「それはいいな。ぜひお願いしたい」

 

 じゃあ送ろうか。

 遠方でも評判になれば助かるしね。

 

「魔導師向けとしても、従来は術式付与にて実現していた機能を、そのまま素で持つ素材を用いることの意義は大きい。同じ布に詰め込める術式の容量は限られているからね、素の機能として持つことにより容量が空けられれば、また別の機能を詰め込むことも可能になる」

「なるほどな。もしウラガン部族から術式付与の希望も来たら受けてもらえたりするだろうか?」

「手が空いていて、相応の対価がもらえるなら検討しよう。虚空の箱庭の職人ホムンクルスたちも術式を織り込んだ刺繍には習熟させたいから、低グレードでよければそちらに作業させれば、数を求める注文にも対応はできるかな」

「流石に主殿の手を煩わせるほどの最高級品質は求めないさ。値段も天井知らずになるだろうしな」

 

 まあ元手も技術料も私の胸先三寸なので安くもできるが、希少性から考えると吹っ掛けるべきであろう。

 技術を安売りしすぎて多忙になるのは望むところではないし。

 

 ちなみにスティーの出身部族であるウラガン部族とは、月に一度程度は物資の取引や書簡のやり取りをしている。

 というのも、内容物を転移で交換する魔導具の(ハコ)をお互いの拠点に設置しているからだ。私の側は、魔導院地下の自分の工房に改めて設置し直している。

 遠く離れた個所を一瞬で結ぶというオーバーテクノロジー(空間遷移関係は一般的な認識としては遺失技術)の賜物だが、魔法チートにかかれば何とでもなった。

 魔法チート転生者の常軌を逸した魔力を前提とした稼働コストの問題で、ウラガン部族側からは起動できないという欠点はあるし、月に一度くらい決まった時間に函の容積を上限とした量しかやり取りできないが、まあ十分すぎるだろう。必要なら頻度は上げられるし。

 

 

 そういった取り留めもない話をしながら店内を歩き回って一通り確認すると、店番のための定位置へと移動する。スティーは扉の脇にたたずみ、私はカウンターの奥に座った。

 そして店の奥では、内密の話をするための応接スペースで、ホムンクルスたちにゲストの歓待の準備をさせている。

 

 そのゲストとは……。

 

「さて、そろそろライゼニッツ卿もいらっしゃるはずだ」

 

 実は、今日は宣伝も兼ねて、戸籍上の妹である霜の半妖精(ライフアールヴ)のヘルガの師匠で何かとお世話になっているライゼニッツ卿にいらしていただけるよう、お声がけしてあるのだ。

 

 ライゼニッツ卿が生命礼賛主義者なのは社交界でも有名で、自身のその趣味嗜好のために彼女は芸術家や服飾デザイナー、仕立屋を強力に後援(パトロン)している。

 かくいう私も、アヌーク同期聴講生とともに捕まって写真術式で撮られるだけでなく、ライゼニッツ卿のお抱えの画家による絵画のモデルにされたり、その際に着る衣装を贈られたりもした。

 また彼女が後援した者たちが創り出すそれらの作品は、社交界でも高い評価を得ている。

 

 つまり、我がアトリエの製品がライゼニッツ卿のお眼鏡に適えば、そこから社交界の評判にもなるだろうという寸法だ。使えるコネは使い倒していこうな。

 ヘルガが弟子として日ごろからお世話になっているし、私自身もモデルになるなどの便宜を提供しているし、何よりライゼニッツ卿は五大学閥の長とは思えないほどにフットワークが軽い。

 今回も二つ返事で招待をお受けくださったくらいだ。

 

 もうじきいらっしゃるか、と考えていたところ、スティーがアトリエの扉を開けた。巨鬼系の女性にドアマンじみたことをやらせているのなど、うちのアトリエくらいだろうさ。常に店舗に居るとは言えないが、珍しくて話題にもなるだろうからと、本人に許可を取った上で看板のモチーフにもした。店の目印になってくれることを期待だ。

 

 そして入ってきたのはもちろん、お馴染みの死霊の美女。

 マグダレーネ・フォン・ライゼニッツその人である。

 

「おはようございます!! 今日はこの世でここでしか手に入らない反物と染料があると聞いてとても楽しみにしてきました!! 一日空けてありますから是非じっくりと拝見させてくださいね!!」

「おはようございます、ライゼニッツ卿。是非ともご覧ください。他にも何かお求めの素材がございましたらきっとご準備することも可能ですから、色々とお聞かせいただければと思います」

「それは楽しみですね!! ぜひお願いします!!」

 

 死霊なのに元気いっぱいなライゼニッツ卿*2に若干気圧(けお)されつつも、きっと良き商談にできるだろうと私は心からの笑みを浮かべた。

 

*1
◆砂漠、あるいは沙漠:ざっくりと降水量の少ない地域を沙漠と言うが、岩沙漠や礫沙漠、砂沙漠など色々。そのうち細かい砂によって構成されているところを特に砂漠と言う。

*2
◆テンション高いライゼニッツ卿:アグリッピナ女史から提出された教授昇格試験用の論文の出来が「何か悪いものでも食ったのか!?」ってくらいに粗かったので気を揉んでいたところにちょうどいい感じに気分転換になりそうなお誘いがあったためウキウキしてやってきた。




 
◆マックス君のアトリエ
やりたかったネタその1、合成繊維&合成染料の製作と販売。以前にもポリエチレンを生成する術式を披露していましたが、その延長線上の話になります。虚空の箱庭における時間加速による研究推進により西暦世界の化学工業的アプローチと魔導工学的なアプローチを融合させて開発されています。これによってナイロンストッキングのような伸縮性があり透け感を保ちつつも強靭な衣類が飛躍的に普及するはずです。色も非常に多彩に! 一方で、シルクや天然染料については東方交易路経由で輸入される高級ラインナップでもあると思われるため、それの代替品となる合成繊維や合成染料を帝国内で自給できる(あるいは競合品として市場に出して舶来品の独占体制を崩す)ことの意義は大きく、帝国からの富の流出を抑える側面も期待できそうです。今はまだマックス君のアトリエ1店舗での商いでしかありませんが、虚空の箱庭の生産体制が拡充されたり、砂漠の開拓が上手くいけばそちらの産業にもできて普及させられるかもしれません。きっと東方交易路の途上(中東地域相当)には油田もあるでしょうし。
華奢帝テレーズィア(フランツィスカ)様がまだ帝都に残っていらっしゃれば、噂を聞きつけて劇作の衣装を求めにババァーンとマックス君のアトリエにエントリーなさることもあるかもしれませぬ。


◆サソリ人の部族(仮)(暫定かつ独自設定)
サソリ人の部族についてはいただいた感想も参考にしつつ資料も探しつつイメージを固めているところです。暫定のイメージですが、脚は2本脚(ヒト脚)、長大な蠍尻尾を持つ、ヒトガタベースのシルエット。腕はヒトの腕と蠍のハサミ(触肢)の2対4本。ハサミの腕は背中側にあり、普段は背側に折り畳んでいる感じ。あと、腹には伏せて移動するための2対4本の節足が隠されている感じに考えています(腹の節足にハサミを除く両手足を足せば4対8本となり、蠍の歩脚の本数と対応)。立ち上がると人間に近いですが、本領は蠍のように伏せて這い寄って奇襲したり、低代謝と飢餓耐性を生かして待ち伏せするスタイルって感じです。背中と肩に中眼と側眼にあたる器官があり、伏せていても周囲を広く見渡せます。臥せるとまんまでっかい蠍って感じですね。字を当てるなら、伏蠍人(()せた姿が()()類)/蠍背人(立った姿が()()負った()類)で、読みは感想でも言及がありましたがやはりギルタブルルあたりが相応かと。伏蠍人/蠍背人(ギルタブルル)。すると同じく感想で言及いただいたパピルサグは、蠍の尾を持つ馬肢人亜種になるでしょうか(乾燥地域の神話の生物は結構雑に力の象徴として蠍の尾を持つことが多い気がしますね)。
 
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