白雪聖女様と7人のオーク   作:槍刀拳

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【エピローグ】
『エピローグ+設定資料』


【エピローグ】

 世界に何が起きようとも、今日も常に時は刻まれ続けて季節は巡り巡っていく。

 レジスタンスとブレインフレーヤー。人類の生存を掛けた天下の分け目の大戦の結果がどうなったのか。

 オークさん達がどうなったのか。英雄ふうまの立案した作戦の結果についても、私は何も聴かないようにしている。

 結末こそ分からないが、今、この世紀末な世界で確実なことは私は確かにこの機械生命体アビゲイルさんが指揮を執っている基地で生き伸びていて、外にはまだブレインフレーヤーの脅威が蔓延っている。

 でも今日も今日とて、私のすることに変わりはない。洗濯屋ウォッシャーで依頼された洋服を洗濯して、大人気商品となったナナカマドの実を使用した染物を作って、併設された商店にて英雄と勇者たちが身に着けたナナカマドの染物を行商人向けとして販売している。もちろん、店主は私だ。

 最近の出来事と言えば、仕事が終わったあとには、オークさん達の家に帰ってスティール・ロータス教団から送られてきたお詫びの冷凍庫を開け、その中に入った氷漬けのマンモスのように氷の中に閉じ込められたセイヨウナナカマドの実とバーボンを見つめることぐらい。

 

 ……食べごろはもう少し先かな? そんなことを思いながら私は戸を閉めた。

 

 

 

【設定資料】

・登場人物たちについて。

 今回の登場人物は『水城 ゆきかぜ』『甲賀 アスカ』『ふうま小太郎』『アビゲイル』『吊るし屋ギガース』以外の登場人物は、本作の主人公を務めたオーク達に囲まれて過ごす女性も全てモブキャラ扱いとして執筆しました。……一部を除き。

 

◎各キャラ設定資料集(オーク分隊初期階級順)

┣◎奴隷商人オーク

┣●ハイオークチーフ

┣〇羅刹オーク

┣〇オーク傭兵

┣〇フレイムハイオーク

┣〇ハイオーク

┣〇オーク

┗〇女性生存者

 

 

◎奴隷商人オーク

愛称:奴隷商さん、総大将

身長:1m90cm

光彩:黄色(蜂蜜色、膿の色)

特技:交渉、商売

特徴:穏やかな敬語を話すが、昔は口が悪く暴言で相手を萎縮させることが得意だった。ただ、パンデミック前に遭遇した仲間の対魔忍を助けるためアンダーエデンを襲撃しに訪れた大悪党の穏やかな敬語でサラリと恐ろしいことを言った方が、相手はより震え上がり、相手により強い恐怖を植え付けられることを学び、その時から口調を切り替えている。

経歴:パンデミック前には、ヨミハラの高級娼館アンダーエデンで奴隷の調教師をになっていた。ゆえに性奴隷を見る目や、物価関する知識に長けている。

 パンデミック後は、初めのうちこそヨミハラで商売をしていたがエドウィン・ブラックが去った後のヨミハラの勢力争いに飽きて、地上のバロネスシティで商いをするように。ただ売り上げが思うように伸びなかったことや自身を除いた従業員が居なかったことがネックだった様子。

 オーク分隊には、オーク分隊がバロネスシティでやらかした時に庇う形で加入。もちろん、加入したのはハイオークチーフからリーダーの座を奪い、体のいい店の従業員を奪うためである。劇中で見せている、穏やかで物腰の柔らかい人当たりのよい性格は、あくまでもそうすることが色々都合が良いからしているだけであって。腹の中は真っ黒を通り越したドス黒い闇である。でもその腹の中の闇を知っているのは、片手で数えられる人程度である。

※ここに書かれていることは大嘘ですよ。鵜呑みにしないでくださいね。

実は:腹黒 紳士的なオーク

 

 

●ハイオークチーフ

愛称:チーフ、大将、軽油

身長:2m50㎝

光彩:小豆色

特技:マッピング、ハイオーク族の指揮

特徴:オーク分隊の中で背丈が最も高い。

経歴:パンデミック前はセンザキにてブラック・マフラー団の幹部として働いていた。しかし対魔忍にボコボコにされた挙句、パンデミックの煽りを受けてブラック・マフラー団は完全に解体した。行く当てを失った後は、荷物を纏めて一人放浪の旅路に出かける。ブレインフレーヤーとは、ブラック・マフラー団が解体になったきっかけの鬱憤晴らしとして敵対している。

 ブラック・マフラー団でハイオーク達をまとめ上げた経験を活かしたパンデミック後のオーク分隊の創設者でもある。

 拾った順番はハイオーク、オーク兵(故人)、オーク傭兵、フレイムハイオーク、羅刹オーク、奴隷商人オーク、オーク、お嬢の順となる。

実は:金遣いが荒い、家計簿とか付けられないタイプ

 

 

〇羅刹オーク

愛称:羅刹さん

身長:2m20㎝

光彩:黒に近い灰色

特技:戦闘(特に近接戦闘)、土木掘削工事

特徴:オーク分隊の中で一番汗っかきで、オーク分隊の中で最年長者。

経歴:パンデミック前は魔界で羅刹オークロードの指揮下の元、暴虐の限りを尽くしていたが。ある時、アルサールの異次元の狭間経由で迷い込んできた人間達を追いかけていたところ自身も次元の狭間に巻き込まれ、以後は東京キングダムの港湾地区を根城として構えていた。小競り合いの中で血みどろの戦闘に明け暮れ、パンデミック発生後も感染者の多い地表で東京キングダムに進出しようと東京キングダム大橋を陣取って陸地から侵攻してくるブレインプレイヤーと戦っていた。

 東京キングダムがブレインフレーヤーと停戦状態となった頃合いに、更なる刺激を求めてオーク分隊へ加入。しかし、その好戦的な性格は年を重ねて行くにつれ、次第にまるい性格になった(オーク分隊談)

実は:オーク分隊の最年長

 

 

〇オーク傭兵

愛称:傭兵さん

身長:2m35cm

光彩:猩々緋色

特技:狙撃、乗馬、子供の面倒見

特徴:現在はショットガンを用いているが、実は多彩で大半の銃火器を扱うことができる。なぜ、2連ショットガンを愛用しているのかと言うと、スラッグ弾や散弾はもちろんのことドラゴンブレス弾やコインショットなど、さまざまな弾薬を撃つことができる武器であり、確かにライフルは対人戦には長けているかもしれないが、ショットガンのように弾丸1発では中々ひるまないような感染者を制圧するのに不向きだからである。更に連射性の高いショットガンよりも2連のショットガンを採用しているかについては、『1回の引き金で勝負を決める』という彼なりの座右の銘だったりする。

 身体に巻いているショットガンシェルベルトには様々な状況に応じた弾丸が込められている。

 あたまにカウボーイハットを被っているのは、ハゲを隠すためではなく太陽の光で銃の照準が狂ってしまわないように被っている。

経歴:パンデミック前は、親に捨てられた青年オークだった。しかし、そのような境遇ながらにも東京キングダムにてアルフォンスというオーク傭兵の元で、傭兵家業の下積み経験をしていた経験を持つ。

 パンデミック後は東京キングダムにて傭兵稼業をしていたが、パンデミック前のような成長期を終えたキングダムでの稼ぎが少なくなり、その時。東京キングダムに訪れたオーク分隊にスカウトされたことがきっかけ。

 感染区画で旅、生活するようになっては、旅は道連れ世は情け状態で、ずるずるとオーク分隊に居座り現在に至る。実は、オーク分隊の中では古株で、加入したのは3番目だったりする。

実は:2連ショットガンに名前を付けて、恋人にしている

 

 

〇フレイムハイオーク

愛称:フレイムさん、レギュラーくん

身長:2m

光彩:群青色

特技:家庭菜園、薬品調合、英語、炎の精霊を操る

特徴:よりどりみどりだらけのオークの中で、唯一赤い肌をして、片言の日本語で話す。

経歴:実はパンデミック後生まれ。生まれてから6年間の間は米連を本拠地としたノマドで働いていた。日本のアマハラに用があり、渡日していたところ道中ブレインフレーヤー襲撃にあって要人が死亡。米連にあるノマドに帰ろうにも任務を失敗させ、要人を死亡させたことで処罰が恐ろしくて帰ることができずに日本各地を放浪していたところをハイオークチーフに拾われる。

 英語が読める、書ける、喋れるという、パンデミックでは一見不要そうな特技は、日本で取り残された米連物資の中身が正確に何なのか読み解くことができる。

実は:特技が書ききれないほどに多才

 

 

〇ハイオーク

愛称:ハイオーク、ガソリンくん

身長:2m

光彩:錆色

特技:ナイフ捌き(本人談)、恐喝(本人談)、新人いびり(本人談)

特徴:実はハイオークの中では、意外に童顔でかわいい顔をしているとよく言われ、本人はそれがコンプレックスだったりする。

経歴:アダミハラ監獄近辺の監獄出身。看守などではなく、投獄者であった。

 パンデミック後はハプニングが重なり脱走し、別のハイオークギャングの群れの中にいた。アダミハラ近郊で悪さをしていたが、ハイオークチーフと出会い、それまでにグループに属していたハイオークギャングの集団を見限り共に旅を始める。

 またバロネスシティで事件を引き起こしたのも彼の仕業。

 オーク分隊の加入時期的に子分もたくさんできたが、実力的な話や本人の性格や努力を加えて評価してしまうとみんなの方が上なので、みるみるうちに身分は低くなっていった。

 今や強く当たれるのは、何をしても怒らないオークさんだけであったが……お嬢が来て馴染んだ秋頃から、それすらできなくなった。

実は:オークらしい、オーク

 

 

〇オーク

愛称:オークさん、新兵

身長:2m30cm

光彩:赤(ルビーのような輝き、暗闇で光る)

特技:雑務、整理整頓

特徴:オーク分隊の中で無口だと思われがちだが、実は普通に話せる。チーム全員の会話スピードについていけないだけ。外見はオーク兵だが、実際にはオークがオーク兵の鎧を着ているだけ。

経歴:魔都 東京出身のオーク。パンデミック前はとある悪徳会社の新入りとして書類整理などの雑務していた。パンデミック後は次々に同僚や先輩が感染者へと転化していく中、倉庫で1人籠城していた。やがて物資調達に来たオーク分隊の仲間に入る。オーク分隊の中ではほぼ最後の加入。慕っていた先輩にオーク兵なる人物が存在していたが、オーク兵は女性生存者と出会う前に死亡している。その時の装備を引き継いだ。

実は:優しい心を持っている

 

 

〇女性生存者

愛称:お嬢、小娘、汝、アマ、女、聖女様

身長:150㎝

光彩:不明

特技:洗濯、ブラインドタッチ

特徴:顔などの容姿に関しては一切不明の対魔忍RPGの中ではモブ的存在の1人。辛うじて公開されている情報は、『青臭いチビの小娘にしては可愛いし、その清潔感のある白い肌は充分なウリだ。尻と胸の脂肪も十分にある』という羅刹オークの発言の情報のみである。

経歴:パンデミック前は小学生だった。勉強は好きではなく、嫌いな部類で噂話に花を咲かせるお年頃の女の子だった。パンデミック後は避難所に籠りながら幼いながらにも終末世界を生き延びる。またパンデミック後10年の間で家族全員は感染者へと転化しており孤独の身であった。

実は:オーク分隊のみんなが大好き

 

 




~あとがき~
 これにて『終末世界に、一輪の花を』もとい『白雪聖女様と7人のオーク』終了です。最後まで見て下さった読者の皆様ありがとうございました。

 そして最後に小ネタの紹介。
 今回の最終回を含め登校時間にはちょっとした意味を込めています。

~いい世、来いよ……~

 それでは、また『対魔忍世界へ転移したが、私は一般人枠で人生を謳歌したい』でお会いしましょう。

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