内容的には適当に読んでも特に問題は無いと思います。
ショッピングモールに着き、必要な日用品を買い漁る。
「取り敢えず、今日はこれ位で大丈夫じゃないか?。」
軽くで済ませるつもりだったが、予想より多くの物を買う事になっていた。
「えっと、他に必要な物はあったりしますでしょうか?」
「大丈夫じゃない?後はその都度買えばいいわけだし。」
二人が先導しながら話合っている。後ろで見ていたが、次から次へと迷いなく突っ込んでいた。籠の中は割と満杯だ。なお、籠持ちを挙手したが、あっけなく断られた。
「次はそうですね…。お皿などの食器類も買っておきましょうか。」
「食器の方はまだ大丈夫なのでは…。」
これ以上物が増えるのか…。
「いつか必要になるのなら今の内に買っておきましょう。この際ですし。」
「そしたら調理器具とかも必要になりそうね。」
「そうですね。色々見てみましょうか。」
店に入り、調理器具コーナーを見ていく。
「へー、キッチン器具セットか…。纏めて売ってくれているのは便利だな。」
揃えるのが面倒だと思っていたが、必要な物が大体揃っている。値段は約3000円ほど
「こういった奴で大丈夫か?」
手に取り、籠に入れようと持っていく。
「そうですね。一通りそろっていますので問題ないかと。」
合格を頂けたらしい。ただしよく見ると包丁は別売りみたいだ。
「他には…箸やカラトリーとかか。」
洗い物が面倒だから割りばしとかでも良いかもしれないが、一応買っておこう。もしかしたら料理などをする機会があるかもしれない。
「最近では全部まとめて置いているので揃えるのが楽で良いですね。」
「便利だけど、使わない物とかもあるけどね…。」
「後は食器ですね。澤田さん、どういったのが揃えたいとか希望ってありますか?」
「特には無いが…。平皿と茶碗が幾つかあれば事は足りるかと…。ああ、あとは飲み物飲むコップが幾つかあれば。」
「了解です。食器コーナーに行きましょうか。」
2人の後に続く様に、食器などのコーナーに向かった。量についてはこの際スルーすることにした。
買った物の数が多くなり、今日の所は一旦切り上げ、部屋に戻る事になった。
「それにしても…。想定よりだいぶ大量の荷物になったな…。」
必要な物を買っていく内に他にも買う物が思いつき、どんどん荷物が増えていった。
「結局澤田さんにも持ってもらう事になってしまいました…。すみません。」
「いや、そこは全然平気だから気にしないでくれ。むしろ手伝って貰っているこっちが申し訳ない感じだ。」
今日だけでこんなに揃えるとは思っていなかったから驚きではあるが…。手間が省けたと思えば感謝はあれど非難する気はない。
「目的の物を探している内にどんどん目について買っちゃたしね…。」
隣の四季ナツメも手に持っている袋を見ながら、若干後悔している様に声を出す。
「ぶっちゃけこんなに揃える気は無かったから、必要な物を分かっている二人が居てくれて助かった。」
「いえ、本当ならまだ買う物はあったのですが…。今日の所は持てなさそうだったので止めておきました。」
「確かに…。でも残りは後日に買えば大丈夫だと思うから心配は無いんじゃない?」
「ですね。まぁ、そもそも澤田さんの場合は元が全くない状態からのスタートなので特殊でもありますが…。」
「でも、こういう時の買い物ってなんだか楽しくない?と言っても人の買い物なんだけどね…。」
「それ分かります。新しい物を買ったりするのが、なんだか購入意欲が満たされると言いますか。沢山買い物をした事で人としての欲を満たしていると言いますか…。」
「そこまで大層な事じゃないと思うのだけど…。」
そんな話を居ている内にマンションに着き、部屋に入る。買ってきた荷物を部屋に置き、それぞれの置き場に分別して行く。
「澤田さん。此方の物とかはこの辺りで大丈夫でしょうか?」
「ん?ああ。とりあえず適当にそれっぽい場所に置いててくれ。細かくは後でしておくから。」
「分かりました。」
「食器はどうする?一度洗っておいた方が良いよね?」
「そうだな、洗っておきたいから全部流し台に放り込んでで欲しい。」
「ん。了解。」
一通り終え、次にカーテンや寝る場所などの家具を出していく。
「随分と部屋っぽくなって来たな。」
物があるだけで大分見違えるようだ。
「と言っても、家電とかは全然だけどね…。」
「そこは後でも大丈夫。これで必要な生活基準は満たしているし。」
「そうですね。因みに何を買うかはもう決められているのですか?」
「必要な奴だけ買うつもり。テレビとトースターとかは今は無くても問題ないから先送りするつもりだが。」
「澤田君ってテレビとか見ない派?」
「だな。家にあったのはPC用のモニター位。必要なら調べれば情報は手に入る時代だしな。番組とかもYou pipeの方が面白いの多いしなぁ。」
「それ分かる。私も家にテレビはあるけどあまり使ってないなぁ…。大抵スマホで解決出来るしね。」
「……。」
横を見ると、こちらの話についていけていない人が一人居た。
「明月さんも、そういうのは動画で済ませてしまう派?」
「いえ、私はその、すまほ?を持っていないので…。と言ってもテレビを見る訳でもないのですが…。」
「え、まだ持っていないの?今の時代持って無いと不便だと思うのだけど…。」
「死神として生きていくだけでしたら特に必要は無かったので。」
「まぁ確かにそうだな。連絡取る必要の相手が居ないなら役目が無いしな。」
「そうですね。それと操作とかがよくわからないので少し躊躇ってしまっています。触って壊してしまいそうで…。」
「田舎のおばあちゃんか…。」
呆れた顔で四季ナツメが呟く。あながち間違っていない。生きてきた年数を考えればそうなるだろうな。
「そえば澤田君はスマホとかもまだ持って無いの?」
「まぁな。一応買っておいた方が良いのかもしれない。」
といっても他の買い物を済ませた後で余ったら…の話だが。
「でも、買うのは最後にしておく。あくまでお金に余りがあったらだな。」
「それもそっか。明月さんは買おうとは思わないの?」
「今の所は予定は無いですね。生活には困ってはいませんので…。」
そうしてくれるとこちらも助かる。その機会は後ほどのイベントになる可能性があるからな。
「家電はどうする?直接お店まで買いに行く?」
「あー、どうしようか。可能ならネットで適当に揃えたいが。」
「スマホ無いし私ので購入だけでもしておく?」
「そうしてもらえると助かる。」
「了解。じゃあ必要なの注文して貰える?」
「おっけい。終わったら今度はコンビニで支払いだな。」
「余ったらスマホね。此処まで来たら最後まで付き合ってあげる。」
「さんきゅ。じゃあちょっとお借りします。」
必要な家電を注文し、コンビニで支払いを済ませる。後ろで明月栞那がずっと『へぇ~』とか『こんなことも出来るのですか…。』と呟いていた。
残りの残金はまだ余裕はある。生活費や支払いを考えてもまだ大丈夫そうと判断しスマホを買う事に決めた。
「澤田君はどれを買うか決めている?」
携帯ショップで棚に並んでいるのを見ていると横から声を掛けられる。因みに明月栞那は『超簡単!誰でもスマホが簡単に使える!』と書いている場所の携帯を恐る恐る触っていた。
「そうだな…。一世代古い奴にしようかな大して性能に差は無さそうだし。あとは写真とか綺麗に取れれば尚良し。」
棚に置いてあるιPhoneを手に取る。幅は少しあるが指で画面全体が触れるので問題は無さそう。機種も一つ前の物だった。
「あ、それ。少し前に話題になっていた奴。写真とかが綺麗に取れる奴らしいよ。へー。もう最新型が出てたんだ…。」
隣で俺が持っているのより最新型を手に取り、確かめるように回転させている。少し前と言われてもこの世界に居なかったからさっぱりだ。
「じゃあこれにしておこうかな。カメラのレンズが二つも付いてるし良く撮れそうだしな。」
「ιPhone11かぁ…。私もなんだか買い替えたくなって来たなぁ…。」
「最新があるとついつい欲しくなってしまうよな。」
「ほんとそれ。最新が性能が一番良いと思ってしまっているからだと思うけど…。」
それに関しては仕方ない。新しい物が優れているのは基本だからな。日頃使う物となれば尚更最新を持ちたくなってしまう。
「じゃあこれ買う事にするよ。後でカメラ性能確認してみよう。」
「あ、それ私も気になる。」
買う物が決まり店員に声を掛ける。横目で明月栞那を見たが、なにやら別の店員さんに話しかけられているが全力で断っている様に見える。購入を勧められているのだろう。知らんけど。
スマホを無事購入でき、店を出る。設定を行いアプリをインストールしておく。SNSとLIMEとかは必要になりそうだし。
「時間も良い感じだしどこかで夕食でも済ませる?」
「んー。私は良いかな。家に食材余らせているし。それを処分しないと…。」
「明月さんは?」
「私も大丈夫です。お気になさらず。」
食事の誘いをしてみたが見事に二人から振られてしまった。
「そりゃ残念。今日のお礼をしようとしたがまた別の日に改めるとしよう。」
少し雑談した後、解散することになった。
因みに手に入れたスマホの連絡先第一号には四季ナツメの名が書かれていた。
これで引っ越しの話はおわりです。次回は原作人物が出てくると思います。
この時代は確かιPhone11辺りが最新だった様な気が…。違ったかもしれませんが。