喫茶ステラ ―異邦人と蝶の残滓―   作:コクーン√

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後半のお話です。ゆずソフトの伝統が出て来てきます。元ネタとしては最新作のPARQUTで出てくるのを参考にしました。


第42話:この苦行をどうにかしなければ…。後半戦

 

墨染さんのが終わり、残るは俺と明月さんとなった。

 

「どうする?先に行きたいとかあったりは……?」

 

「最後は気が重いので……、先に行っても良いですか?」

 

「全然どうぞ。じゃあ四番手は明月さんってことで、準備の方をお願い。」

 

「畏まりました。少々おまちを……。」

 

厨房へと入って行く。多分例の未確認成分らしき奴を使うと思うのだが……何だろうかあれは。

 

少し待つと、明月さんが厨房から出てくる。

 

「お待たせいたしました。」

 

明月さんの言葉と共にトレイが置かれる。

 

「明月さん、これは……?」

 

見た目は透明な茶色に近い色だ。さっきの餡かけに近いソースなのか?

 

「私からはこちら、やさいにん……えっと、やさいあぶら……少し待って下さい。」

 

名称が言えず謎の入れ物を取り出す。なんだか嫌な予感がするのは俺だけか?

 

「えっと、ヤサイニンニクアブラマシマシソースを使ったオムライスになります!」

 

「え、……え?明月さん?やさい……何?」

 

四季さんが、頭が追いつかず聞き返す。

 

「えっと……ヤサイニンニクアブラマシマシオムライスです。」

 

「野菜……。」

 

「にんにく……。」

 

「油……。」

 

「マシマシ……?」

 

火打谷さん、墨染さん、高嶺、四季さんと俺以外が続くように台詞を紡ぐ。ああ、それか……。その油でしたか。

 

「ええっと、明月さん?それはどういうやつなの?」

 

「すみません、私も詳しくは分からなくて……。ミカドさんから頂いたものなんです。」

 

困った表情で明月さんが話始める。

 

「なにやらその道に通ずる人から譲り受けた一品らしいですが、ミカドさんには食べれないので私が代わりに頂くことに……。使う場面が見当たらず保管してしましたが、今回ので試しに使ってみようかと思いまして。」

 

「よくそんなわけのわからないのを使えたもんね……。」

 

「ハマる人には中毒みたいにハマるそうで……。すみません、好奇心が抑えきれませんでした。」

 

確かにハマる人にはどこまでもハマりそうではあるが……、この中だと火打谷さん辺りは好きそうだな。

 

「取り敢えず、食べてみないか?」

 

「そうね、どんな味かまだ分からないから判断するのは早いし……。」

 

こっちはどんなのか分かるが、実際に食べた事が無いので内心ワクワクしている。

 

一口……と掛かった油と思われる液体をオムライスと共に食べる。

 

「これは……!!」

 

食べてみて驚く。この液体……美味しい!?

 

「美味しい……、美味しいのだがこれは……。」

 

俺的には美味しいと思うのだが……少し女性陣には重いような気がする。

 

「これは確かに美味しいかもしれないけど……。」

 

「ちょっと、濃いような気がしますね。」

 

四季さんと墨染さんは思った通りガッツリ系の為、一口で満足したようだ。

 

「確かに濃いですけど、私はこの味好きですよ?」

 

火打谷さんは割とイケる派の様だ。そういえばこの子ラーメンもガッツリ系が好きだったか?

 

「何かで薄めればいけなくも無いですが……。」

 

提供者の明月さんも少しくどく感じている様子。

 

「これ単体だと、オムライス向けでは無さそうですね、でも可能性はありそうです。他の食べ物に使えるかもしれません。」

 

そうだな。例えばヤサイダブルニンニクアブラマシマシバーガーとかにな……城門ツバサとかいう人が美味しく食べてくれるさ、きっと……。

 

何故だか不思議と遠い目をしてしまう。まぁ、伝統って大事だよね。こうして引き継がれて行くのだろう、知らんけど。

 

「澤田君?どうしたの?なんだか遠い目をしているけど……。」

 

「いや、何でもないさ。」

 

フッと笑い、目を伏せた。

 

さて、明月さんが終わったので最後を飾る事なった俺は早速準備に入ろうとする。

 

「もしかしたら、失敗して時間が掛かるかもしれないから暫く待ってて欲しい。」

 

みんなにそう告げ、高嶺と一緒に厨房へと行く。

 

「高嶺、すまんが、挑戦してみたいやり方があるから自分で作っても良いか?」

 

「え?はい、俺は全然大丈夫ですが……正直作りすぎて、少し休みたいと思ってたので助かります。」

 

「それなら好都合。高嶺も席で待っててくれ、完成次第運ぶからさ。」

 

高嶺を厨房から追い出し、火を付けフライパンを置く。

 

「さってと、久々だが一発で上手く出来るか……。」

 

三回まではリトライしようと決め、卵を取り出した。

 

 

 

「お待たせしました。」

 

「澤田さん遅かったですね、大丈夫でしたか?」

 

「ああ、二回失敗したから作り直したのと、失敗作の再利用に時間が掛かってさ。」

 

「あれ?澤田君って一応料理出来るんじゃなかったっけ?失敗するほど難しいとは思えないんだけど……?」

 

不思議そうに俺を見る四季さんだが、次第にキョトンとした顔から怪しむような顔に変わっていく。

 

「まさか……、変なのを作ろうとしてたとか?」

 

「ははは、まさか、そんなわけ無かろう。四季さんは疑いぶかいなぁ……全く。」

 

「うっわ、怪しい。超絶怪しい……。」

 

「俺が作ったのはこちらです。」

 

完成した品を机に置く。

 

「これって……。」

 

「普通のオムライスでしょうか……?何もかかってはいませんが。」

 

「まだ、完成系では無いんだ、これをこうやってだな……。」

 

包丁を取り出し、真ん中に切れ目を入れる。

 

「あ、先輩っこれって……!」

 

俺がしようとしている事に気づき声が上がる。

 

「わぁ……!中から白いのが出てきました。」

 

「なにか、ドロッとしているけど……何かしらこれ。」

 

何だろう……別におかしい事を言っている訳では無いが、何故かエロく聞こえてしまうのは俺だけだろうか?

 

「中から白いドロッとしたものが……うーむ。」

 

明月さんは何やらエロい事を考えている顔をしていた。良かった、俺だけでは無くて。

 

「中から、白いのが……。」

 

「高嶺さん、今、エロい事でも考えましたか?」

 

「急になんだ!?全く考えて無かったぞ!」

 

「ほんとですか~?女の子が白くてドロッとしたものが出てきて……なんて言ったもんですから卑猥な事をご想像されているのかと……。」

 

「いや、ほんとに考えてないからっ!むしろ明月さんの方が考えていたんだろ?」

 

「いえいえ、私はその様な事は一切考えていませんよ?にひひ。」

 

いや、あれはエロい事を考えていた顔だった。間違いない。

 

「一応中に入ってるのはクリームシチュー的な奴だ。温かいし不味くは無いと思う。」

 

各自取り分け食べていく。

 

「シチューですね!これはオムライスと食べるのも美味しいですが、これ単体でも全然イケますね。」

 

「そうね、墨染さんのと同じく、これからの季節にあると良いかも……。」

 

「お好みで更に粉チーズとか胡椒とかしてくれ。」

 

個人的にはシチューにチーズとか入れて作るのが好みではある。

 

「これ、ルーだけでは無くて具材も入れるの悪くないと思います。」

 

「確かに。それなら、オムライスの上から普通にシチューを入れるだけが楽そうだな。」

 

今回は見た目が映えるのでそっちを優先したが、手間を取らない方が良いかもしれない。

 

親しみ深い物だったため、評価は悪くない。まぁ、外れないのを選んだわけだが。

 

「そうだ、余った方で適当に作った奴もあるから、そっちも持ってくる。」

 

厨房に戻り、もう一品を取ってくる。

 

「こっちは余ったのに色々思い付いた奴を組み合わせてみた。オムライスアソート……的な?」

 

皿の上に小さく分けた卵焼きにそれぞれ違う調味料や具材を使って適当に作った。

 

「内容は……、色々だ。食べてみればわかる。」

 

「おお!それは楽しみですね!」

 

それぞれが皿にある卵焼きを見比べる。ククク…。さてと、誰が当たるか楽しみだな。

 

「澤田君、何か企んでいる様な顔をしている気がするんだけど、気のせい?」

 

「何を根拠に……出したやつはまともな食べ物だったろ?」

 

「そうね……、ちゃんとしたものが出て来てるし、私の思い違いみたいだし……疑った事は謝る。」

 

「別に謝る必要はこれっぽっちも無いぞ?まだ被害は出てないしな。」

 

「え、どういう事?」

 

「さっきのを正確に言うと……()()まともな食べ物しか引いていないだな。」

 

「ねぇ、それってどういう意味……」

 

四季さんが俺に問い詰めようとした時、高嶺が口を押えて唸り声を上げ始める。どうやら当たったのは高嶺の様だな。

 

「……っ!!~~~みずっ!!!」

 

高嶺が枯れた声を聞き、明月さんがあわててコップ渡す。

 

「………っぷは!死ぬかと思った……。」

 

「澤田君……まさかだと思うけど……。」

 

俺に注目が向いたのを確認し、机に小さな瓶を置く。

 

「実は……高嶺が食べたのにこのソースを入れたんだ、お試しで。」

 

「デスソース……。それ、凄く辛いやつじゃないですか?」

 

「ああ、ほんとはオムライスのソースに使ってみたりしようかと考えていたんだが、魔が差してな……。ほんの出来心だったんだ。」

 

「因みに、入ってるのは一つだけですか……?」

 

「今回は一つだけにした。」

 

俺の言葉を聞き、女性陣は安心する。今も辛そうにしている高嶺は幼馴染に甲斐甲斐しく世話をされている。

 

「へぇー……そんなに辛かったんですね、昂晴先輩。」

 

「これは……後の食べ物が味しなくなりそうだ……。」

 

高嶺の反応を見て、火打谷さんが使いたそうに興味深々である。

 

「私も、少し使ってみて良いですか?」

 

「ああ、どうぞどうぞ。」

 

「愛衣ちゃん、大丈夫?結構辛そうだけど。」

 

「多分へーきへーき。」

 

問題無いと言い、瓶を開け、振り始める。

 

「あれ?意外と出てこないもんなんですかね?」

 

振っても出てこない事に不思議に思った火打谷さんは少し強めに振り始める。

 

「あれぇ、出ないですね。」

 

多少振っても出ないので、強めにブンブンと振る。

 

「あ、火打谷さん、そんなに振ると……。」

 

キャップが取れて中身が、と言おうとしたが時既に遅かった。下に振った瞬間、蓋が取れ、中に入っていたソースが全部皿へとぶち撒かれた。

 

「あっ………。」

 

その惨状を見て、火打谷さんの思考が数秒止まる。

 

「愛衣ちゃん……。」

 

その姿を墨染さんが悲しそうに見つめる。

 

「これは……。」

 

「やっちゃいましたね……愛衣さん。」

 

四季さんと明月さんからも同情の声が上がる。

 

「あ、ああ……、ソースを……その。」

 

「大丈夫、火打谷さん、全部澤田君が責任もって食べてくれるから。」

 

「ええぇ……、俺がか?」

 

「そうですね、澤田さんが提供者がですし、ここは責任をもって頂かないと……。」

 

四季さんに続き、明月さんまで追い打ちをかける。あの辛いのを……全部か?

 

皿を見ると、ケチャップだと現実逃避したいくらいには満遍なくかかっている無事な部分が少ない位だ

 

くそっ、二人の意図は何となくわかる。ここで俺が責任を取れば、笑いとして終わらせることが出来て火打谷さんに食べさせることなく終わる。持ってきた俺が悪い事にすれば多少は責任を感じなくなるかもしれない……。俺に対して申し訳なく感じるが、適当に誤魔化せば良い事だし……。

 

だが!あれを食べれば、今日は死ぬことに追加で、明日はトイレから一歩も出られなくなることが確定してしまうっ!しかし、その悲劇を火打谷さんに背負わすなど以ての外だ!………仕方ない、ここは男を見せる時かもしれないな。

 

「確かに……、二人の言う通り、俺が持ってきたせいだし、責任もって処分しよう。」

 

「ええっ!?それは流石に達也先輩に悪いですよ。」

 

俺が食べると言った事に火打谷さんが驚きながらも否定する。俺の責任と言った二人も何だか驚いた顔をしている。

 

「いや、良いんだ火打谷さん。ロシアンをしたいと言う浅はかな気持ちが招いた結果がこれなんだ、俺は大人しくその罰を受け入れることにする。」

 

火打谷さんからひったくる様に皿を奪い取り、スプーンを手に取る。見るからに赤である、黒が混ざった赤である。この先に見える未来を俺は容易に想像できる……絶望だ。希望があるとするならば……女子高生の食べかけを食べる……。実質間接キスでは無いかと、その位である。

 

周囲を見るとこれから死に行く人を見守る様にこっちを見ている。フッ……最後を飾るには悪くない。

 

「では、皆の衆……とくと見よ、この澤田達也の最後の雄姿を……なっ!!!」

 

目の前の赤い物体をスプーン一杯に掬い、口に運んだ。

 

「澤田さんっ!!」

 

恐らく明月さんの声だったと思う。何か悲痛を感じさせる声だった……。

 

その日、人類は知った。人は漫画の様に口から火を噴き出せることを、、、。

 

 

ー完ー

 

 

 

 

 

「それじゃあ、お疲れさまでしたー!」

 

その後、食べ終えた食器などを片付けた頃には丁度いい時間という事もあり、解散することとなった。

 

「それじゃ、明月さん、最後の戸締りお願い。」

 

「はい、任されました。ナツメさんもお疲れ様です。」

 

「うん、お疲れ様、また明日。そこで沈んでいる人の事は任せた。」

 

皆に続き、最後に四季さんが店を出ていく。

 

「澤田さん……その、大丈夫でしょうか?」

 

「たしょうは………ましになったかな?」

 

まだ唇と口の中はひりひりと痛いが、耐えられない程でもない。

 

「それなら良かったです。お水か何か飲まれますか?」

 

「いや、今は大丈夫、帰りに牛乳でも買って帰る事にするよ。」

 

「分かりました。むしろ大変なのは明日かもしれないですね……。」

 

「そうだな、もし明日俺が来なかったら、その時は察してくれ。」

 

「それはもう……ご愁傷様ですとしか言えませんね。」

 

「まぁ、死なないから良しとしよう。……そういえば明月さん、気になったんだが良いか?」

 

「どうかされましたか?」

 

「先日、明月さんに頼まれて手伝った時の、あのばあさんは結局どうなったんだ?」

 

「あの方ですね……大丈夫です、問題ありません。お二人とも一緒に還りましたよ。」

 

「そうか、無事、還れたんだな。」

 

今の話は、少し前に明月さんに頼まれた蝶関連で、一件解決したことがあり、その後の結末を確認していなかった為聞いていた。

 

「はい、なのでもう心配される必要はありません。」

 

「ありがとな、お願いを聞いてくれて。」

 

「いえ、大したことではありませんから。少し蝶々を還すタイミングが遅れる程度で支障はありませんでしたし。」

 

「そっか、それなら良かった。」

 

「私的にはそれより、蝶に触れた澤田さんの方が心配です。何か変化とか大丈夫ですか?」

 

「特に変わりないから平気だと思う。」

 

「確かに見ていた感じですと特に魂が干渉を受けた気配はありませんし……うーん。」

 

「やっぱり、変なのか?」

 

「変……。そうですね、前にも少し話したと思いますが、他人の蝶、感情などに触れれば何かしらの影響を受けてしまうのが普通です。恐らく、強い魂を持つ高嶺さんとて例外ではありません。」

 

確かに原作では明月さんルートで影響を受けていたなぁ……。乗り切れていたが、ダメージを受けていたのは確かだった、それがあったから明月さんのを分け与えたわけだし。

 

「俺が高嶺より強いと言う可能性は?」

 

「それはあり得ません。ミカドさんに何回か確認してもらっていますが、特出した魂では無いのは確実です。」

 

だからこそ、影響を受けない俺が異質となる訳か……。原因があるとすれば、何となく予想は付いている。俺の中にあるあの蝶が関係していると思う。他に理由が見当たらない。

 

「そう考えると、より不思議に思えるな。」

 

「そうなんですよ、だからいつ不調が出るか分からないので心配です。澤田さん、ほんとに無闇に記憶を読むのは控えてくださいね?」

 

「すまん、あの時は時間が無かったから手っ取り早いのがこれだったから……。」

 

「それを言われると、何も言い返せないですね……。」

 

「という事で、この話は終わりとしよう。過ぎた事は仕方ないからな!……俺も早くこの口の中をどうにかしたい。」

 

「……全く、あなたと言う人は……。分かりました、それじゃあ帰りましょうか。」

 

「おうとも、それじゃあ、明月さんまた明日。」

 

「はい、今日もお疲れさまでした。」

 

明月さんと別れ、帰り道を一人で歩く。あのばあさんは無事に最愛の人と一緒に還る事が出来た様で安心した。最後も一応明月さんが看取ったらしく、気休めではあるが一人では無かった。

 

多分明月さんはこれまでにも同じ様に多くの人を見送って来たのだろう。老いる事の無い身体を持ってしまうがゆえに、死神と言う役目があるが為に……。本人はこれからもそういった人生を送ると思っている筈だ。こうやって一緒にお店を開くと言う今までに無かった同じ時間を共有する経験。皆と楽しそうに笑っている反面、どこかで思い返しては寂しく思ってしまう時があるのかもしれない。自分は死神だと……。

 

だから彼女を救いたいと思う。人間として、一人の女性として最愛の人を見つけ、共に過ごし、思い出を作っていく。そんな当たり前が二人に訪れるように……と考えてしまう。

 

ならば頑張らなくてはいけない。店を開き、無事ハッピーエンドを迎えれるように、気合を入れなければ。

 

気合を入れようと息を吸ったが、辛い物を食べたせいか、お腹がおかしく感じる為やめる。明日は死んだなこれ。

 

帰りに牛乳を買い、ついでに家から出なくて済むように買い溜めをした。備えあれば憂いなし。

 

そして、無事腹を壊し、次の日はトイレに籠った。





無事に腹を下しましたとさ、おしまい。

例の呪文は毎作品で引き継がれている様です。ちゃろー☆はステラでは見なかったですが、引き継がれなかったのでしょうか……?

次回は、外伝として主人公と明月さんの最後の会話にあった老人の話をしたいと思います。

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