謎の存在から伝えられたんだが俺は転生するらしい、何の説明もなく突然に…。分かることは、手強いで有名なファイアーエムブレムの世界に転生すること。そして転生後の肉体、それが幻想水滸伝シリーズ最狂の男であるルカ・ブライトであること。この2つだけが分かること、ファイアーエムブレムの世界といってもどの作品かは知らない。作品によって色々と変わるんだけれどもね、世知辛いぜ。…と言っても、転生後にはファイアーエムブレムの知識が消えるようだがね。まぁ何はともあれどうしようもない、流れに身を任せますか。
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…で転生したのは何処ぞの村、ここから俺の物語が始まる。ルカという名を付けられたことから、あの狂皇子ルカ・ブライトのような強さを手に入れると赤子の時に決心。歩けるようになった頃から出来るであろう鍛錬を始めた、もちろん村だから畑仕事もきちんとやったさ。意外にも意識して田畑を耕せば鍛錬にもなるし、日に日に自身が強化されていくと実感しております。
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生まれてから今まで、色々なことがあった。俺が親から頼まれた町へのお使い、そこから帰ってきてみれば村は賊の手により壊滅。親兄弟知人友人を殺された俺は頭に血が上り、村に残っていた賊をナタで殺し回った。…鍛錬の甲斐があった、けれど全てを失ってしまった。俺は失意の中で村を去る、去る前に家族と村の仲間達を埋葬してね。
失意の中…旅をして見てきた世の乱れ、故郷のように滅ぼされたのであろう村の跡を幾つも見た。それを見ていく内に思い出す、俺は…浮浪者のようにフラフラとしていていい人間ではないと。俺は強者だ、村の
そこからは戦いの日々、戦って戦って戦い続けた。弱者にはなるべく優しく、ならず者などの賊は情け容赦なく殺した。そしていつしか俺は『白狼』と呼ばれるようになった、一人働きの誇り高き傭兵らしい俺の二つ名。正直恥ずかしいけれど、それが弱者の希望の一つとなるならば仕方がない。その二つ名を汚さぬよう更に頑張ってみようか、白狼のルカとしてな。
白狼のルカとして活動している中、ドルーア帝国とかいう奴等がアカネイア聖王国へ侵攻したという。…いわゆる戦争というヤツだ、…また弱者が多く死ぬな。…少しでも死なぬよう戦わなければ、…そうすればさらなる高みへ至りつつ救える筈だ。獲物はドルーア帝国とそれに与する国、不謹慎ではあるが楽しませてくれよ?
そんなわけで単身ドルーア帝国とそれに与する国へ挑む、相手はマムクートや精強な騎士団を率いる強大な連合。グルニアの黒騎士団にマケドニアの竜騎士団か…、厳しい戦いになるが前へ進むのみ。単身にてどれほどの敵を屠れるか、やってみなければ分からないがどうとでもなるだろう。単純に斬って斬って斬りまくるのみ、この身は血に染まるが必要なこと。赤き道なれど、この先が少しでも良くなればそれでいい。
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戦争を好機とみて暴れる賊を斬り伏せ、ドルーア帝国に与する国の軍隊を倒しながら進む。戦いの連続なのに疲労しないこの身体、流石はルカ・ブライトってところだろうか?強さも彼に近付いているかと思う。だがまだ足りないと思いながら進む途中、一人の少女が多くの賊に追われている場面へ出食わす。もちろん助ける為に前へ出る、少女にこちらへ来いと叫びながら。
少女は戸惑いながらも俺の下へ、…まぁ俺はヘタな賊よりも悪党面だからな。ビビるのも無理はない、…がこちらへ来た勇気は称賛に値する。…よってこの俺が君を救ってやる、少女と入れ違いになり向かってきた賊を斬り捨てる。続け様に賊達を両断、…そして吠えた。するとどうだろう、賊達は俺を恐れて逃げ出そうとしたがそうはさせない。逃げる背中を斬る、…そして賊達を全滅させた。
剣から滴る血を振り落として鞘に納める、…俺の戦いざまを間近で見た少女は恐れるだろうな。そう思いながら振り向けば、助けた少女は恐れるどころかキラキラとした目で俺を見上げていた。………あれ?思っていたような態度とは違うな?…少女よ、俺が怖くないのか?