鮮血の堕天使†ブラッドリーエンジェル†   作:白ノ宮

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話数表示を鮮血のLにしてみた。
大量出血だね。


鮮血2L 探索

施設の残骸で一番近いところに着いた。

3階建ての建物だ。

 

入り口と思われる場所には黒焦げの木の扉がある。

 

その横に鉄製の板があり、そこには駆逐艦寮と彫られていた。

 

ロリ...。

さて、入ろう。

 

黒焦げの木の扉を開けると留め具が外れて音を立てながら扉が寮の内部へと倒れていった。

 

「これって器物損壊罪になるのかね...?いや、そうだとしたらまず廃墟に許可なく立ち入っている時点でアウトか」

 

細かいことを脳の端に追いやって調査を開始する。

 

まずはエントランス。

 

ところどころ穴が空いていたり焦げていたりするが、そうなる前の様子が感じ取れるぐらいには建物としての形が残っていた。

 

入って右側には掲示板らしきものがあり、誰かが手書きで作ったものが印刷されている新聞のようなものが貼ってあったり、基地内で開催されるイベントを知らせる紙など学校っぽさを彷彿とさせるものが貼ってあった。

 

「なんか懐かしいな、この雰囲気は」

 

しかしそれだけであり、特に目ぼしいものはなかった。

 

できれば日付が書いてあるものがあればよかったのだが、月しか書かれておらず年と日がわからないものだった。

 

これらの紙でわかったことは、この基地は2月に壊滅、基地としての機能を失ったと言うことだろう。

 

掲示板から目を離して入り口から見て右のほうに続いている廊下を歩いてみる事にした。

 

一旦奥まで歩いて行き、幾つ扉があるか数えて見ることにする。

 

奥まで着いた。

扉の総数は5。廊下の右側に扉が付いて4つ、奥の突き当たりに1つとなっている。

 

さて、この部屋は何型の部屋なのだろうか。

〇〇の間と言ったような表記があるわけもなくノーヒントだったので少し残念な気持ちを感じつつ私は部屋へと侵入した。

 

部屋の作りは和風テイストで床が畳になっておりすぐそばで靴を脱ぐスペースがある。靴箱も存在しており機能性が良さそうだ。

 

部屋の中央には大きめのちゃぶ台があり、部屋の隅には敷布団が畳んで積まれている。

 

そのほかにはいくつかの棚や流し、洗面所や風呂もあって結構充実している気がする。テレビやソファなどもあって普通の生活部屋といった感じで特に厳しいしきたりを感じさせるものはなかった。

 

「ちょっと失礼しますよーっと」

 

しかし何がたかはわからないため制服がしまっていないか棚の中を物色することにした。

 

棚は三段の引き出しによって構成されていて、まずは上段からあけて見ることにする。

空だった。

 

次に中段。

明らかに制服とは違う質感の純白の布地や水色の縞々が目についた瞬間閉じた。

これ以上目にしてはいけないものなのかもしれない。

 

最後に下段。

何かの薬品と包帯とこれは...?

包帯にしては短いし、少し分厚いような...?形も楕円形と言えば良いのか、よくわからないな。それにこの紐の付いたカプセルのような形の綿はなんだろうか。

 

軍には一般人が想像もつかないような医薬品が存在するのだと思い知った。

 

せっかくなのでこの歪な包帯と紐付きの綿を一つずつ貰っていくことにしよう。

 

このぐらいなら許されるはずだ。傷を追ったときの止血に使えるかもしれないし。

 

あとは特に無いかな、よし次行こう。

他の部屋も行って見て思ったのだが、型を特定できるようなものが一切おいてなかったと言うのが気がかりだ。

 

せめて写真たてとかに部屋のメンバーの集合写真があってもおかしくは無いとは思うのだがそれすらも見当たらずそこだけが不自然に感じることなのだった。

 

下着が置いてあるのに制服が無いとは一体どう言うことだろうか。

 

空き巣?いや、だとしたら下着も持っていくはずだ。

 

結局何を考えてもわからずじまいでそろそろ完全に日が落ちてしまうので調査は一旦辞めることにした。

 

まだ二階があるが老朽化が怖いので調査するのはやめておこう。

 

とりあえず今いる洋風の部屋を仮の宿として使わせてもらおう。

 

この部屋の主の下着って紐系だったんだよな。総数も少ないし。

 

このウサミミもどきのカチューシャは...あっ!

 

この部屋だけは特定できた。

まぁ、そのことは置いといとこう。

 

ソックスを脱いでベッドの上に上がる。

私は部屋では素足派なのである。

ここでもやっておくことはある。

 

ただ寝るだけでもいいのだが、特殊能力も試してみなければならない。

 

能力を発動することを願って目を瞑って念じて見る。

 

『ショップ』

 

目を開いて見ると半透明な板が空中で浮いており操作画面が表示されていた。

 

メニューをタッチして見ると購入と売却、倉庫と表示された。

 

そうことはなんだろうか。

 

《倉庫とは、ショップに付随する能力で異次元空間にあなた専用の領域が設けられ、あなたのレベルに応じた広さが使えるようになります。時間が停止されていて、液体を入れても他のものがそれに触れて汚れると行ったこともありませんので安心してお使いください。生物を入れることも可能ですが、その生物が場合によっては消滅してしまう可能性があるので殺せるものであれば殺してから入れるようにしましょう。尚、購入したものや売却したいものもこの倉庫に入るので使えそうなものがあればどんどん倉庫に入れてポイントを増やして生活に役立ててください》

 

実に反則的な能力だ。

これは実際に使って見るのが非常に楽しみだな。

まぁ、このあと使うんだけどね。

 




人の住居を漁るのは勇者の基本
by白ノ宮 2021/10/11
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