農家「あなたは農業好きですか?yesか農家で答えてください」   作:寝た奴が悪い

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男の休日後編です。
太刀魚釣りを刀狩って言う人はどのくらいいるんでしょうかね?


第11.5話 男の休日 後編(調理編)

男は屋敷に帰ってきた。クーラーボックスの中身は魚でパンパンだ。

水で使った釣竿などを洗い立て掛けると早速調理に入る。

「先ずはアジから捌くかな。塩焼き用、フライ用、刺身用・・・刺身用はアニサキス狩りをしないといけないしね~。イサキは白子ぽん酢、身は刺身と酒蒸し、最後に太刀魚は煮付け用、天ぷら用、刺身用に捌こう。」

なれた手付きで捌かれて、バットに乗せられる魚達。先ずはアジから・・・

「アニサキスはそんなに内臓から身に移動していないから駆除が楽でいいね。油断できないけど。」

刺身用のアジの身に毛抜きを使い。小骨を抜くようにアニサキスを駆逐していく。

次はイサキだ。小ぶりなイサキは酒蒸しにするため、鰓と内臓のみはずしていく。最後に身にばってん印の切れ込みを入れて完成。

「さてと。本命の白子ちゃんはどうですかっと・・・おほぉ~白子祭り開催決定だ。痛風まったなし」

イサキから見事に発達した白子がたくさん出てきた。量にすると、ラーメンどんぶり1杯分である。

白子調査が終わったイサキはアジのように三枚におろされた後、刺身用のサクになっていた。

最後に太刀魚。塩焼き用は内臓を抜き筒切りに。天ぷら用は三枚に、刺身用はサクにおろされた。

「たまには太刀結びで煮付けを作るかな」

男は太刀魚を三枚におろし、頭側から折り畳み、最後に尻尾側で結ぶ。太刀結びにすると煮崩れしにくくなるのだ。

・・・捌き始めて1時間程で台所のテーブルは魚料理で埋め尽くされた。

アジの塩焼き。フライ。刺身。なめろう。

イサキの白子ぽん酢。刺身(生と炙り)

太刀魚の塩焼き。煮付け。刺身(生と炙り)

贅沢海鮮定食の完成である。

男が箸をつけようとした瞬間、来訪者を知らせるチャイムの音がした。対応に向かうと、谷沢匠が玄関にいた。

「おっす~カズ。この前の注文品届けに来たけど

、どこに置いとくだ?」

「ありがとねたくっつぁん。あ~玄関でいいよ。今から暇か?今日船出したんだけど大漁だったもんで食ってくか?」

「食う食う。今日は配達ここだけだからな。船って事は白子狩と刀狩か?」

男はたくっつぁんを台所に招き入れた。

「カズ。お前やっぱ凄いわ。全部自分でやったんだろ?でも量がバグってるわ。」

「食べるまでが釣りの醍醐味だと俺は思ってるからね。まぁ量は少し反省してるかな。作り過ぎた。」

「飯が綺麗に盛り付けされてるし味もいい。ただ、量が残念・・・カズらしいわ。あ~。酒呑めないのが残念だよ。」

「家まで送って行く呑んでけばいいさ。」

「車置いてったら明日の朝一の配達行けなくなるじゃんかよ」

「たくっつぁんの車で送って行くでいいよ。帰りは食後の運動替わりに歩いて行くで。」

「・・・神はいる。そう思った。」

「バ鹿な事言ってないで・・・ホラ呑めよ。」

他愛もない話をしながら、箸を進めていく2人。

・・・完全に出来上がった匠を送り届けた男は自宅を目指し夜道を歩いていた。釣りを楽しみ、料理を楽しみ、友人と他愛もない会話をし、最高の休日を過ごせたなと満足げな男であった。

 

 

 




先日友人がアカムツ(ノドグロ)を釣って来ました。
炙り刺が旨かったです。(小学生的な感想)
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