農家「あなたは農業好きですか?yesか農家で答えてください」 作:寝た奴が悪い
男は事務所から出ると屋敷に向かう。
玄関前には組合の職員が少し大きめの封筒を2つ持ち立っていた。職員は男に気がつくと頭を下げた。
「こんにちは野澤さん。すいませんね~昼時に渡したい物がありまして。」
「いぇいぇ。こちらも直ぐに対応できなくて申し訳ないです。自分も少し話したい事がありまして、組合に顔出しに行こうかとしていたので。」
そんな挨拶と会話をしていく。
「コレ先週の会合の資料です。会議室に忘れていたので届けにきました。話したい事とは農業体験の事ですか?」
そう言って1つ目の封筒を男に渡す。忘れた事も忘れていた会合の資料を受けとる。仕事の資料なのにいい大人が恥ずかしい。と男は思った
「そうです。先ほどトレセン学園から電話が来まして。学園職員でなくてウマ娘が来るとの事だったので、先方は組合に話はしたと言っていましたが、その確認と組合に提出する農業体験に関係する書類を受取に行こうと思ってたんですよ」
そう言いながら男は職員が持っているもう1つの封筒に目線をやる。男はこの後にやらなければならない書類の事を考えるとそれだけで頭が重くなって来た。明らかに今までの書類より多いのである。
男の目線と心の叫びに気づいたのか職員は苦笑いをしながら封筒を渡す。
「組合としてもトレセン学園とは初めてのやり取りになりますし、今後も付き合いを続けて行きたいので新規活動報告書も提出して欲しいので多めになっています。あとは学生でもありトップアスリートでもあるウマ娘に対する書類ですね。新しい書類はここまでで、あとはいつものような報告書と経費精算書ですね。本当に大変だと思いますがよろしくお願いします。」
職員が頭を下げる。
「はは。まぁウチとしても協力できる事はやりますよ。こういう活動から農業に少しでも興味を持ってもらって就農者を見つけないといけませんから。自分みたいに他職種から農業に入る人はこういう活動から来ますしね。」
職員はその後少し世間話をして帰って行った。男は食べそびれていた食事を済ませ午後2時頃軽トラックに乗り再び畑に向かう。
その日の夜8時頃男は屋敷の自室で書類作成をしていた。
書類作成とはいってもまだ活動はしていないので、会社名と男の名前を書くぐらいだ
「とりあえずこんな感じか~書類多いから大変だな。トレセン学園が組合に提出する書類は既に送ってあると職員が言ってたから大丈夫だな」
男は書類を封筒に入れ引き出しにしまうと、本棚から1冊の写真アルバムを引っ張り出す。そして煙草を咥え火を着ける。肺に入れた紫煙を吐き出しす。アルバムをめくりながら男は10年ほど前の事を思い出していた。
「あの2人に会うのも久しぶりだな。もっとも明日会えるかもわからないし、ウチに来れるかもわからない、それに自分にも気がつかないだろうけど、、、」
男が見ている1枚の写真。
そこには農業を始める前の色白な肥満体型の男とピンク色の眼鏡を掛けた白い髪の少女と鼻にテープを張った黒い髪の少女が写っている。
現在のトレセン学園でもかなりの実力をもち知らない者はいない最強の姉妹
無敵の姉ビワハヤヒデと怪物ナリタブライアンである。
とりあえずウマ娘の名前だけは出しました
次か次の次位には登場予定です。