農家「あなたは農業好きですか?yesか農家で答えてください」 作:寝た奴が悪い
話の終わりに身体欠損表現があります。
、、、しかし条件があると男が続ける。
その一言で再び沈黙する面々
男のだした条件は、、、
1つ
競争競技とは違う動きをするため、日々の体調管理を徹底する事
2つ
作業前後に体調不良があった時には連絡してすぐに休む事
3つ
危険も伴うので、周囲に注意する事
4つ
作物を愛し、自然に感謝する事
「以上がウチに来る条件だよ。
まず、君達は学生であるがアスリートだ。体調管理は大丈夫だろうが、体が慣れるまでは無理しない事。
つぎは、今言った事と重複するけど何かあってからでは遅いからね。
あと、作業中ら大型トラクターや様々な機械を動かすから、本当に注意する事
最後に、僕達は周りに支えられながら生活できている。それは人だけでなく、大地や海なんかの自然も含まれる。だから感謝しないといけないよ。
そんな気持ちで仕事をするんだから、作っている作物には最大級の愛を込めて作るんだ。」
ここまで言うと男は口を閉じた。
「なに。難しく考える事はないよ。
君達だって同じさ。レース本番に向けて体調確認しながら練習して、疲労が溜まればやすみ、ファンのため全力で本番に挑む。
って言う事さ。難しく考える事はないよ。」
条件と言うにはハードルが低く感じる、というか男の言った事は生活していく上での基本ではないのだろうか?
話を聞いている側からしたらそのように感じてしまう。
「理解!!そちらの条件はわかった。ではこちらの条件も伝えよう。」
理事長が発言をするとたづなさんから書類が渡される。
1つ
研修に向かうにあたり、レース、取材などは予め外しているが緊急の場合は学園に帰す事。
1つ
学生2人以上で研修を行う事。(以下グループとする)
1つ
1グループあたりの研修期間はおおむね1週間から10日とする事。
1つ
研修期間中はそちらで宿泊設備、食事を用意する事。(費用は学園に請求可)
1つ
学生であり、アスリートである生徒に大人とした対応をする事。
男が確認する。
そこから詳しく打ち合わせなどを行った。
研修は1ヶ月程でじゃがいもの収穫が始まるため、そこからスタートしていくように双方調整をしていくことで決まった。
あとは準備をし当日が来るのを待つだけだ。
打ち合わせも終わると、男は真剣な表情で最後に申し訳ないといい、静かに口を開いた
「、、、僕が始めに言った事を絶対に疎かにしたりしない事。守れないとこうなっちゃうからね。だから、絶対に守って欲しい。命に関わるからさ。」
そういうと男は自分の左第2指と3指を外した。
男は指がなかったのである。
目を伏せるもの、目を見開き驚愕するもの、表情が抜け落ちるもの、反応は様々である。
男は静かに続ける。
「ちょっとした不注意で、こうなったんだ。まだ指を切断した位と言うのはおかしいけど、場所が悪ければ死んでいたかも知れない。
もちろんこうはならないような研修をする。それは約束する。
僕から皆に伝える事はこれ位かな。
、、、気分悪くしたら申し訳ない。どうしても伝えておきたかったんだ。」
話を終えると指を戻し頭をさげた。
「いゃ~。重いよね?ごめんね?お礼に野菜ジュースあげるから許してね?」
男なりの気遣いなのか
バックから自家製缶ジュースを取り出し皆に配る。
その後しばらく雑談をして男は学園を後にした。
実際に指を機械に巻かれだけでも尋常じゃない痛みと恐怖に支配されます。
疲労、不眠、慢心は事故の元です。
皆さん気をつけましょう。