農家「あなたは農業好きですか?yesか農家で答えてください」 作:寝た奴が悪い
ちょうど春ジャガの収穫がスタートする頃ですね。
男が帰った後、理事長室では誰を1回目の研修に向かわせるかと大まかな研修予定を検討していた。
しかし研修が始まるのは1ヶ月後の5月初旬。
春のG1戦線真っ只中のためほとんどの生徒が研修から除外されていく。
「現在、研修に向かえそうな生徒達のリストです。」
駿川たづなが作成したリストを全員に配る。
「やはり大分人数は少なくなるな。誰を向かわせるか。」
「そうですね。やはり初めが重要ですから私が行きましょうか。」
「この週はシンボリルドルフさんの地方講演がありますので、エアグルーヴさんには生徒会長代理をお願いする予定です。」
「難題!!レースならば胸を張り送り出せるが、これはなかなか難しい。」
人数、レース、講演会など予定もあり意見がなかなか纏まらない。皆沈黙する。
「なら。私が行こうか。ちょうど予定も空いているし、研修の情報は随時此方に送るようにする。それと、兄さん、、、いや野澤さんとも面識もある。一応研修に向かう相手も考えているのだか、、、どうだろうか私に任せては貰えないか?」
ビワハヤヒデがその沈黙を破る。
彼女の生活態度はもちろんの事、彼女のレースにも現れる分析力と思考力は後々の研修の為にも最適である。しかも共に研修に向かう相手も考えているなら尚更である。
「そう言ってくれると非常に助かるよビワハヤヒデ。確かに君なら安心して向かわせれる。それで一緒に向かう相手と言うのは誰なんだい?」
シンボリルドルフの問いにビワハヤヒデは視線を動かす。その視線の先には、、、
彼女の妹。ナリタブライアンがいた。
「?いや姉貴、なんでコッチを見るんだ。私は行かないぞ。
皆もコッチを見るな。そんな風に見ても行かないからな。」
行く気はないと口では言うが彼女の耳と尻尾はせわしなく動いている。体は正直である。
「そうか。残念だな。昔はあんなに(野菜のお兄さん好きー)とか(大きくなったら野菜のお兄さんの所で仕事するのー)なんて言っていたのにな。いゃ~非常に残念だ。
あぁそうだ他にも、、、」
「ま、まて姉貴。
わ、わかった、わかったから、一緒に行くからこれ以上は勘弁してくれ。」
怪物と言えど、無敵の姉貴にはどうやらかなわなかったようだ。
「そ、そうだな。2人とも面識もある。
それにビワハヤヒデなら、コチラが必要な情報はしっかりと送ってくれるだろう。
ブライアンも生徒会副会長だ。安心できる、、、はずだ。」
「ブライアン。生徒会副会長として恥ずかしくない仕事をしてきてくれ。
絶対にサボるんじゃないぞ。」
シンボリルドルフ、エアグルーヴの2人から激励?を貰いビワハヤヒデとナリタブライアンは研修1号として男の元に向かう事が決定した。