農家「あなたは農業好きですか?yesか農家で答えてください」 作:寝た奴が悪い
外仕事は寒くて辛い時期になりました。
※今回の話は最後に少し重めで終わっております。
朝6時。男が目を覚まし外を見ると黒い雲が空全域に広がり雨を降らしていた。
「天気予報だとしばらくは降らない予報だったんだけどな~・・・まぁ予報は予報か。」
男の畑は路地栽培しか行っていないため雨が降ると畑に入れないのだ。一時はハウスも建てる事も考えたが、見積りを出してもらったところ非常に高額になってしまったため諦めた。
「今日は畑は休みにして、屋敷の片付けと物品補充でもしとくかな。」
朝の一服をしながら、昨夜の電話の内容を思い出す。
昨夜トレセン学園から連絡があり、研修中は生徒と男は屋敷で生活する事が決定した。
もちろん防犯目的や相談目的のためであり、部屋は別だ。
それと食事について。
一般的にウマ娘は食事量が多い傾向にあるが、ビワハヤヒデ、ナリタブライアン共にそこまでは食べないとの事だった。
(それでも人に比べればいくらか食べる量は多いが・・・)
「なんだか寮の管理人みたいな感じになりそうだ。まぁ前職と違って夜勤じゃないからずっと起きている必要もないしいいかな。」
その後男は着替えと朝食を済ませ、書類作成や在庫確認等を行った。
すべての在庫確認か終わったのは13時を回った頃だった。
男は愛車の軽箱に乗り作成した購入物品のリストを持って行きつけの農機具屋に向かった。
「こんちは~。たくっつぁん居るけ~。」
「居るよ~。待っとって~。」
しばらくすると店主が出てくる。
「なんだ~カズかよ。だったらもうちょい待たせとけゃ良かったな。」
そんな事を言う店主は、普通に日焼けした普通体型の男だ。
普通では無いところは身長が190cmを超える大男だ。
「そんな事言うなよ~たくっつぁん~。俺とお前の仲だろ~?これ、購入リストだで頼むわ。」
男から購入リストを受け取ると確認していく。
「農具と農薬は全部あるからまとめとくよ。ん?なんだいこのウマ娘用の作業着って。女装でもするのか?カズ・・・お前・・・変態かよ」
男はこの2日間の出来事を店主に話す。
「カズお前すげぇな。トレセンからの依頼かよ。んで誰が来るんだ?教えてくれよ~チョットダケ、サキッチョダケデイイカラサ」
「いゃ・・・絶対に教えない。それと最後のは先っちょじゃ終わらなくて、全部突っ込むやつじゃねぇか。」
しばらく問答が続くと店長が折れた。
「わかったよ。諦めるわ~。話元に戻すけど、このウマ娘用のは今ウチに無いで取り寄せになるからな~。早けりゃ今週、遅くて来週には届くで~それでもいいか?」
「連休前に届くならそれでいいよ。他のやつもその時で大丈夫だで。頼むわ。」
男が店を出ようとする時に店主が待ったをかけた。
男が振り返ると店主は先程とは違い、不安な表情をしていた。
「カズ・・・お前、大丈夫なのか?その・・・ウマ娘関係はお前には・・・」
「別に俺は大丈夫だよ。それにあの事に関して本当の被害者はウマ娘だと思っているし。」
俺は無表情で答えると煙草を取り出し火を灯した。
「金が絡むといつだって加害者は・・・汚い人間だ・・・アイツにとってウマ娘は金を生み出す道具としか思ってないだろうな。」
自分にしか見えないナニかを睨み付け紫煙を吐き出す。
「そうか・・・悪いな変な事聞いちまって。・・・カズ最後に一言だけ言わせてくれ。ウチの店は禁煙だ!!」
店主は激怒した。
店主のヒミツ
名前
谷沢匠 (やざわたくみ)
仕事
谷沢農機具店店主
身長
195cm
体重
65kg
身長以外は普通の人。
下らない事を言っては話の腰を折る事に定評がある。
あだ名
(店主、谷沢さん、たくっつぁん)
男とは同級生で昔から仲がよかった。
たくっつぁんのあだ名も男が命名。
好き
自分の店
(代々受け継いでいる店たがら)
嫌い
煙草
(商品がヤニで汚れるから)