元不良は一年留年している   作:アッシュクフォルダー

13 / 22
第十三話 一也と真二のテスト勉強

成績不振の宍戸真二は、

門藤一也と一緒に、勉強をしていた。

 

「どの科目が苦手なんだ?」

 

「数学と英語と理科全般…」

 

「わかった。俺が全部、見る!」

 

こうして、俺は宍戸の勉強の面倒を見ることになった。

 

「まずは、数学。計算問題や連立方程式だな」

 

「ただのひっ算や、数字だけの計算問題は、

出来ますけど…少数分数はギリギリ…

それ以外は、ダメって感じだな」

 

「よーし!俺に任せろ!」

 

問題。二つのサイコロを同時に振った時、

それぞれの出た目を足して、

出る確率を、選べ。

 

(6分の1)(2分の1)(3分の1)(10分の1)

 

俺の答えは…

 

「6分の1だったような…

確か、1+6=7、2+5=7、3+4=7、

とかの場合か…6×6で、36通りだから…6分の1!」

 

「次は、この計算問題だな…」

 

問2は、計算問題、3桁の掛け算を、

50問解いた。なお、真二は全問正解した。

 

「次は物理で!」

 

その問題は、これだ。

物体を高いところから上げた際に増える、

基準面からの向きによって決まる、エネルギーの名称は、

答えなさい。

 

「これは、重力による位置エネルギー」

 

「そうなんだ!」

 

「あぁ、他に理由はない。

理科や化学、科学は、たった一つの心理を、

追求する学問だからな!」

 

「さっすが!一也!

それこそ、真理です!一也、イケてるな?」

 

「まぁな!」

 

「それじゃあ…最後は英語だな…」

 

問1 アルファベット26文字を、

正しい順に、頭から順番に書きなさい。

 

「これは…俺なら!」

 

と、真二は26文字のアルファベットを、

順番に、AからZまで、書いた。

 

ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ

 

と。

 

「あぁ、間違いなく正解だ!」

 

問2 (Be out of order)

を、日本語に訳せ。

 

「これは…壊れているだ!

機械が壊れている、とかだな」

 

「あっ、そうですよ!きっと!」

 

「あぁ、俺はアルファベットを並べて書くのが、

中学の時、好きだったな…」

 

「そうだったんだ…」

 

「あぁ、アルファベットを書いて、

大文字と小文字を覚える時には、ハマっていたな…」

 

「そうだったんだ…教えられたな。俺。

意思や直感が大事だということを、学んだな」

 

「そうか」

 

「大丈夫だな」

 

「あぁ、これで、絵名ちゃんに、

勉強を教えられる!」

 

「あぁ、これで、学校の授業も、怖くないはずだ」

 

「ありがとう!一也!」

 

「ちなみに、それ以外の科目は、問題ないが…

ほとんどの教科はダメダメで…」

 

「まぁ…得意不得意があるからな。

俺はどの科目、教えられないし…たまたま覚えている所なので、よかった…」

 

と、俺は真二の愚痴を聞いていた。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。