門藤一也は同じ、神山高校の夜間定時制に通っている、
3年E組の生徒である、中学時代の同級生に出会った。
(俺は本当は大学に行きたい。
暴力に頼るような毎日や、勉強や学問が出来ない、
今の俺とは、一秒でも早く決別したいあまりだ!)
そう感情を募らせて、声を出した!
「俺は大学に通う資格は無い!」
「そんなこと言うなよ。悲しいぞ!」
と、お互いに思わず叫び出した。
「俺だって、大学に通いたい。
だが、頭と学が無さすぎて、イライラしてんだよ!
勉強しても、努力しても、
知的障がいが邪魔して、覚えられねぇな…」
と、中坊時代の同級生が酷い程、落ち込んでいた。
門藤一也の、ある同級生は、経済の勉強をしている。
それも、ありとあらゆる方面から、
情報を取り入れており、下手したら、
学校をサボる事なんてしょっちゅうである。
「俺は世のために、様々な事を提言して、
それを実行していく人になりたい。
だから、夜間定時制に行っても大学には通いたい。
とはいえ、元から成績が悪くて仕方がなくって感じだが…
特別支援学級に入らなかっただけ、マシかもな」
(二中の特別支援学級は評判が悪いらしい)
「俺はアンタと同じ毎日登校していた。
授業を受けないと、勉強が付いていけれなくて、
当然だな…俺は野球と喧嘩に明け暮れていたし」
「俺もヤバかったよ。ありゃ。
本来、通常学級で普通に授業を受けていたら良かったものの、
特別支援学級でぐうたらしていたら、
あっという間に、差が広がった。
健常者や優等生たちとは、明らかな差があり過ぎた」
「俺も間違っていたら、トンデモナイ事になっていたかもしれない」
「アンタは俺より、ずっと良い」
「えっ?」
「だって、特別支援学級に通っていない分、
勉強も付いていけれるし、ちゃんとした授業も勉強も、
受けさせてもらえる。それだけでも、ありがたいさ」
「あの先生はゲスの匂いがしたな」
「あぁ。あの先生だけは、許せねぇな。
お前は何になりたい?
何も無かったら、俺の秘書になれ」
「俺がお前の秘書?冗談言うな。
俺がんなこと出来るとでも?
だが、面白いし、興味があるのは、事実だが…」
「じゃあ、なれ。今日から、俺の秘書になるんだ。
俺は都議会議員を目指す。
世のために頑張るよ。政党は大きくても小さくても、
一切、一つも信頼も信用も出来ない。
俺は無所属・無党派で、都議会議員を目指す」
「あぁ。大変な道のりだと言うのは、当然だが…
だが、諦めたら全てダメになって、それの否定に、
繋がってしまうのは、何となく感じたよ」
門藤一也は何かの夢を描いていた。
それを、叶わないかもしれないと思いつつ、
死ぬまでに、消える前に、彼の夢をいつまでも応援しないといけない。
支えたい。助けたいと思った。