11月に入り、一年も終わろうとしていた。
そんな中、都立 神山高校の全日制では、
生徒総会が開かれていた。
「それでは、これより、第二十三回。
神山高校生徒総会を開催します」
生徒会長が、宣言する。
「まず初めに、校内の取り締まりについてだ」
と、副会長が、言及した。
「うちの不良達が、他校の生徒や暴走族、
果てにはチンピラと戦っていると」
「特に一年生と二年生が被害が多いですね」
と、風紀委員たちが言いだす。
「因縁を付けられて、抗争が何度も起きている。
夜間定時制の方も、例外じゃないし…」
「縄張り争いも、絶えないって言われていますし…」
「向こうから、ケンカを吹っかけられて、
勝手に騒動を起こす不良達にも非はありますし…」
「取り締まろうとしても、追いつきませんね…」
と、桜木会長と大村副会長。
二人の三年生が、共通して頭を悩ませていた問題、
それが、長きに渡る、他の勢力との抗争である。
この二人は、いつも対立ばかりしているが、
不良たちの問題については、意見はある程度合う様だ。
「抗争を終結させるには、うちの学校の不良共に、
ケンカを売ったり、暴力行為は控えろと、
何度も言ってはいるが」
「言う事を聞く奴もいれば、聞かない奴もいますし」
「そういえば、夜間定時制の生徒達が、暴走族と喧嘩していたぞ」
「全日制も被害にあっていますし…」
「それに、近年はカラーギャングやチーマー集団との戦いが多いです」
「昔、うちの学校にカチコミをする奴等だっていたが、
だが、何がともあれ、暴力だけは止めて欲しい」
と、副会長が生徒会役員や学級委員長達に通達するのだった。
後日。会長と副会長が何者かに襲撃されてしまう!
風紀委員会の調べによると、
実行犯は、都内で暴れている暴徒達だと断定した。
風紀委員会は、会議を開いていた。
「さて、桜井会長と大村副会長が襲撃された件だが…」
「恐らく、この中の、どれかが怪しいですね」
リストには、カラーギャングや徒歩暴走族、チンピラ集団の名前に、
ヤクザの四次団体の組まで書かれていた。
「この中だと、どれが怪しい?」
「恐らく、暴走族の連中だろう」
「うちの学校の不良達が、よく暴走族と喧嘩していましたし、
それに、報復と言う可能性があり」
「先生たちにお願いしてもらって、見張りを付けましょう。
それと、生徒たちの安全が最優先だ」
「わかった。後、不良達には、刺激や攻撃をするなと、
よく伝えておけ」
と、風紀委員長で三年生の遠山が、生徒達に注意を呼び掛けるのだった。
神山高校の治安はどちらかと言うと悪い方らしい。