元不良は一年留年している   作:アッシュクフォルダー

18 / 22
第十八話 決戦

後日、風紀委員会は、

全日制より、木原天成と天馬司、神代類、東雲彰人。

夜間定時制より、門藤一也、宍戸真二を招集した。

 

目の前には、遠山風紀委員長がいる。

 

「風紀委員長が何の用だ」

 

「お前たち、暴走族や他校の生徒と喧嘩していたか?」

 

「僕はやっていませんよ?

いくら何でも、疑ってたら、困るね。風紀委員さん」

 

と、類が言いだす。

 

「そうだ!俺達は何もしていないぞ!」

 

と、司も言いだす。

 

「何で俺らに容疑をかけるんだ?

他にいるだろ?不良なんぞ、この学校に少なからずいるだろ?」

 

「特にお前たちの中に心当たりがあるかもしれないと思ってな。

桜井会長と大村副会長が、襲撃されて、長期入院している。

その実行犯について、何か知っているか?」

 

「僕は知りませんよ?」

 

「俺もだ!」

 

「同じく」

 

「俺もほとんど…」

 

「俺は…」

 

「何か知っているのか?」

 

「たぶん、暴走族の残党がやった事です」

 

「やっぱり、報復だったか」

 

「じゃあ、どうするつもりだ?」

 

「やられたらやり返すとまでにはいかないが、

これ以上、生徒たちに被害をもたらす訳にもいかない。

用心して欲しい」

 

招集された男子生徒は皆、頷いた。

 

 

生徒会による、緊急会議が行われていた。

 

生徒会の書記は、こう宣言した。

 

「会長と副会長も、戦いを望まない。

だから、この書状を持って、戦いを終わらせる」

 

「おい!どうにか、考え直せれないのですか!」

 

「相手は明らかに会長と副会長を狙っていた!」

 

「全面抗争をすれば、確実に犠牲者が出る」

 

「じゃあ、この書状を持って」

 

「あぁ。手を出すなと」

 

さらに後日、神山高校が暴走族の残党に襲撃されていた!

 

先生も生徒も被害に遭い、

不良だけではなく、風紀委員や運動部の連中が対処するが、

倒されてしまう!

 

門藤一也は、唖然としていたが…

 

「許さねぇぞ!学校を滅茶苦茶にして!」

 

「お前が門藤一也か」

 

「アンタは、あの時の…中坊の時、ケンカしていた…」

 

「ほう、知っている様だな。生徒会長と副会長を助けたければ、

俺の事務所に来い。そこにいるからな」

 

「わかった」

 

アジトにて

 

「さて、俺は生徒会長と副会長に因縁があってな、

それと、お前にもだ」

 

「何?」

 

「うちの舎弟を、生徒会長と副会長が手を出して、

俺より強い、弟を倒した、アンタに恨みがある。

ここで、門藤一也、お前を倒す」

 

「何?」

 

「お前を倒して、中坊の時の恨みを晴らす!いくぞ!」

 

「仕方ねぇ!やってやる!」

 

奴と門藤一也が激しい殴り合いをして、

門藤一也が辛うじて打ち勝った。

 

「会長!副会長!」

 

「すまなかった。こんな騒ぎになって」

 

「あぁ。私も情けない限りだ」

 

会長と副会長はどうにか退院した。

 

門藤一也にとって、

中坊の時から長きに渡る戦いも、今度こそ終わりを迎えるのだった。

 

そして、奴は姿を消した。

どこへ行ったのか?誰も知らない。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。