1月1日の元旦は、門藤一也は寝ていたため、
しかも、何の用も無い為、一日中、仕事の情報を集めていた。
翌日、1月2日。
門藤一也は宍戸真二と東雲絵名に出会った。
「一也。あけおめ」
「あぁ、あけおめ」
「あけましておめでとう。二人共」
と、そこには振り袖の愛莉と絵名がいた。
「二人共、マジで似合っているぞ!」
「そりゃ、私が着付けしたからね」
愛莉が絵名を着付けした模様。
「それじゃあ、神社に行く?屋台、やっているよ?」
「屋台…行ってみるか!」
四人は御参りをした。
門藤一也はこう願った。
(今年は就職先を見つけます!)
と、神様にお願いするのだった。
「一也は何を祈ったの?」
と、愛莉が問いかける。
「俺は仕事を見つけるだけ」
「そっかーでも、一也くん。後一年あるけど?」
「いいんだ。就職先を見つけたいって、思っているのは、
親父より、俺だからな」
「お父さんは何て言っているの?」
「親父は特に何も言って無い」
「そっかー」
絵名と真二 愛莉と一也は、それぞれのペアに分かれて、
屋台を周る事になった。
「一也とこうして一緒に周るなんて、案外初めてかも?」
「中坊の時は、んなこと、無かったからな…」
「一也を見ていたら、昔を思い出すわ。
あの時の一也は…」
「もういいんだ。あれはたしかにヤバかった…」
イジメのグループに対して、手を出して、取っ組み合いの喧嘩を、
何度もしていた、中学時代。
イジメられていたせいで、荒れるに荒れていた。
その結果、高校も一年遅れで入学する程、ヤバい状態になっていた。
「一也は高校生になってから、真面目になった気がするわ」
「中坊の時とは違ってな」
と、二人はベンチに座って、何気ない会話をしていた。
「絵名から聞いたよ?サーモンを振舞ったって」
「あぁ、知ってたのか」
「みのりに言ったら、是非食べたい!って言っていたわ」
「みのりって人は?」
「私と同じ、モアモアジャンプのメンバーよ」
「じゃあ、その、みのりちゃんって子に会えたら、
サーモン料理をごちそうしないとな」
「みのりは、サーモンが大好物からね。
ブロッコリーは入れないでね」
「苦手なのか?」
「その通りよ」
「わかった。サーモン料理、腕によりをかけて、作らないとな!」
と、門藤一也は気合を入れていた。
「みのりに伝えておいていいかしら?」
「あぁ、もちろんだ」
「じゃあ、都合を合わせて、また、私とみのりに会いましょう」
「わかった」
と、門藤一也の楽しみが一つ増えたと、本人はそう感じた。