元不良は一年留年している   作:アッシュクフォルダー

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第七話 千春ちゃんを救え!

翌日、愛莉が千春ちゃんを一晩だけ、

止めさせた後、

 

愛莉と一也は、千春ちゃんと初めて出会った、

広場にある、休憩場所で、

千春ちゃんを連れて、

この子が、どうしたら、助けられるか、

考えるのだった。

 

「うーん、どうしたらいいんだろう…」

 

「困ったわね、児童相談所に、相談するべきかしら?」

 

「その方が、手っ取り早い気がする」

 

(ちはる…どうなるの?)

 

「大丈夫よ、私たちが、何とかするから」

 

「うん、助けてあげるから、

孤児院に預けるとか?」

 

「うん、それしか、選択肢は、無いね…」

 

こうして、一也は、児童相談所に連絡して、

千春は、後に、孤児院に引き取られることに

なったのだったが…

 

(ちはる…また、おねえちゃんや、おにいちゃんと、

あそびたいな…)

 

「うん、また会えたらいいね」

 

「いつでも、待っているからね」

 

(うん、でも、さみしい…)

 

「私だって、寂しいよ~」

 

と、愛莉は、千春を抱きしめた。

 

(おねえちゃん、またあそぼうね…)

 

「うんっ!また、遊ぼうね!

あっ、名前!」

 

「そうそう!俺は門藤一也って、言うんだ」

 

「私は桃井愛莉だよ!」

 

(あいりおねえちゃん!

かずやおにいちゃん!またあそぼうね!)

 

 

 

こうして、親のいない子どもを助ける出来事は、

終わりを迎えるのだった…

 

 

 

その後、改めて、一也と愛莉は、デートに行っていた。

 

「はぁ~この前は大変だったけど、

千春ちゃんと、もうちょっと、遊びたかったな…

この子、結構、可愛かったからね~」

 

「千春ちゃんには、幸せな人生を送って欲しいって、

願うだけじゃない、祈るだけじゃなくて、

そうして欲しいと、思うんだ」

 

「なんか、意味深い言葉だね…

あっ、一也くんって、学校生活はどう?

勉強、付いていけれてる?」

 

「うん、付いていけれているよ、

浪人時代は、勉強漬けだったからな…

でも、これ以上、留年したら、

退学になりかねないから、

今のうちに、必死で、五教科の座学をしていくつもりだよ」

 

「将来の夢は?」

 

「特にこれと言って、考えてなかったな…

まぁ、人より、運動神経と身体能力が高いから、

それを生かした、仕事かな?」

 

「体力を使う仕事か…一也くんに、向いているかも!」

 

「うん、ありがとう」

 

「今思うと、一也くんや絵名に色々と助けられたな…」

 

「うん、俺も、愛莉ちゃんに助けられたよ」

 

「同じ中学の時、私と絵名の事、助けてくれて、

それでかな?一也くんのこと、気になりだしたのも」

 

「まぁ、当時の俺は、全く、気にしてなかったけど…

でも、なんでだろう、いつしか、俺も、愛莉ちゃんのことが、

気になり始めたんだよな…」

 

二人で中学時代の話をするのだった…

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