元不良は一年留年している   作:アッシュクフォルダー

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第八話 将来の夢

門藤一也は頭を悩ませていた。卒業後の進路について。

頭が悪い一也は、進学にさほど、関心が無かった。

専門学校でさえ関心が無いのだ。

 

「心残りがあるのか?」

 

「考えても、やっぱり、引っ掛かるんだな」

 

「そっか」

 

「俺、これから、どーしたら、いいんだろう?」

 

「まぁ、俺には絵名ちゃんがいるけどな!」

 

「真二には、絵名がいるからな~」

 

「一也は、どうするつもりだ?」

 

「俺は…考えることが無いが、何もしない訳にはいかない!」

 

と、一也は悩みを募らせていた。

何故ならば、将来の就職を考えていないからだ!

 

「一也は、それなりに喧嘩は、強いから、

喧嘩師とか、格闘家とか?」

 

「俺はそういうのは柄じゃない」

 

「そっか」

 

「あぁ」

 

「じゃあ、料理人は?」

 

「俺は刺身を切る事と、魚釣りしか出来ない!

釣りは楽しいぞ!」

 

「自給自足とか!」

 

「それも、逆に辛い…」

 

「それじゃあ、進学か?」

 

「俺に進学する学も金もない」

 

「…そうだったな…」

 

「でも、ありがとう。話を聞いてくれて」

 

「あ、はい、俺も何だか嬉しい」

 

「ホントに!?」

 

「あぁ、ホントだ」

 

「優しいね、真二くん」

 

「俺が優しいと思ったことはねーな」

 

「まぁ…過信は良くないって言うしな…」

 

チャイムが鳴った。

 

「あっ、そろそろ、授業じゃねーか!」

 

「ヤベーあの先生、スゲー鬼だぞ!」

 

「ヤベェ!」

 

放課後。

 

「それじゃあな」

 

「あぁ、またな、一也」

 

門藤家にて。

 

父と息子の一也は会話をしていた。

 

「一也は、高校を出たら、どうするつもりだ?」

 

「俺は…何もなければ、就職したい。

アテが無い…」

 

「…じゃあ、お父さんも、一也が出来そうな、

就職先、探してみるよ」

 

「ありがとう。お父さん」

 

「一也は、何がしたいんだ?」

 

「釣りしかやってない」

 

「じゃあ、うーん…刺身を切ったりするができるから…」

 

「寿司屋で、ウェイターになる勉強する!」

 

「よし、じゃあ、お父さんも、

一也が、寿司屋で働くために、

資料をネットや本で探してみるね」

 

「わかった。俺も探してみる」

 

父は書店で、寿司屋で働く要素が書いてある、

基礎や応用の本を、一冊ずつ、購入した。

 

一也はと言うと、ネットで、お寿司屋さんの知識を、

研究して、ノートにキレイに書き込んでいる様だ。

 

「寿司屋と言っても、色々あるからな…」

 

「あぁ、俺もある程度は、寿司屋の事柄は、

小学生の時から、叩き込んでいる」

 

「よし、頑張ろう!」

 

「うん!」

 

門藤一也は、釣りが好きな影響で、それが理由で、

寿司屋の情報や、魚に詳しいようだ。

 

門藤一也はどうなるのか?

 

 

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