ボイスロイドたちが聖杯戦争TRPGをするようです   作:天平

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第2話:1ターン目/行動シーン

タカハシ/GM「それでは、マキのセイバー陣営とささらのアーチャー陣営が同盟を結んだところで改めて1ターン目だ。みんなはセイバー陣営とアーチャー陣営に対して情報マトリクスを1個ずつ手に入れていいぞ」

結月ゆかり「いきなり三騎士同士で同盟を結ばれるとは思いませんでしたよ」

東北きりたん「準備が整う前に攻め込まれたら厄介ですね……」

琴葉葵「そうなる前に囲みません? 5対2に持ち込みましょうよ」

さとうささら「そうなったら全部倒すまでです。このゲーム、数の差による有利はあまりないみたいですし」

 本聖杯戦争TRPGでは同盟を3組以上で構成することができる。

 しかしささらの言うように、多くの同盟を結んだからと圧倒的な戦力差になるわけではない。それは、いずれ解説する戦闘ルールが関わってくるからだ。

 タカハシは続きを促す。

タカハシ/GM「さてみんな、1ターン目の行動シーンでやることを決めてくれ。マキとささらは相談していいぞ」

 

セイバー陣営&アーチャー陣営

弦巻マキ「それで、どうする?」

さとうささら「せっかく最初から同盟結べたのですし、ガンガン行きましょう」

弦巻マキ「そうだね。じゃあ二人揃って散策でいいかな」

さとうささら「それで行きましょう」

 

セイバー陣営

リソース:アーチャー陣営への情報マトリクス×1

タカハシ/GM「相談はできたみたいだけど、行動は散策でいいかな」

弦巻マキ「うん。散策で」

 

アーチャー陣営

リソース:セイバー陣営への情報マトリクス×1

さとうささら「散策でお願いします」

タカハシ/GM「了解したよ」

 

ライダー陣営

リソース:セイバー陣営への情報マトリクス×1

     アーチャー陣営への情報マトリクス×1

タカハシ/GM「どうする?」

琴葉葵「いきなり同盟組まれるとは思ってなかったな……まずはこっちも同盟相手探したいから、散策かな。同盟組を避けることもできるし」

タカハシ/GM「OK、わかった」

 

東北きりたんの陣営

リソース:セイバー陣営への情報マトリクス×1

     アーチャー陣営への情報マトリクス×1

東北きりたん「いきなり同盟を組まれましたが、やることは変わりませんね」

タカハシ/GM「というと」

東北きりたん「準備ですよ。どうせウチの陣営はアレですので、生き残る準備だけ考えておきます。礼装作成です」

タカハシ/GM「よし、わかった」

東北きりたん「あ、宝具は今のうちに使っておきますね。両方とも」

 

IAの陣営

リソース:セイバー陣営への情報マトリクス×1

     アーチャー陣営への情報マトリクス×1

タカハシ/GM「さて、どうしようか?」

IA「同盟陣営は怖いけど、基本的に礼装作成でいこうかな」

タカハシ/GM「わかった。祈ってくれ」

IA「あ、黄金律カウンター1個使って道具作カウンターを増やすよ」

 黄金律カウンターとは、黄金律等のスキルで獲得できる特殊なリソースである。これ単独ではなんの効果もないが、一部のスキルを強化する働きを持つ。

 そして、キャスターのクラススキルである陣地作成と道具作成はいずれも黄金律カウンターで強化されるものだ。

 

【名前】道具作成

【タイミング】リザルト

【タグ】バフ、黄金率

【効果】シナリオ開始時「道具カウンター」を6個得る。「道具カウンター」は遭遇シーンで他陣営のキャラクターに譲渡可能。

「道具カウンター」を1個消費することで任意のステータスを+20する。3/戦闘

毎ターンの行動シーンに1度、味方陣営の「黄金率カウンター」を1個減らすことで、「道具カウンター」を1個追加で得る。

 

IA「これで黄金律カウンターは2個、道具カウンターは7個だね」

タカハシ/GM「そうだな。計画的に使うといいぞ」

 

ついなの陣営

リソース:セイバー陣営への情報マトリクス×2

     アーチャー陣営への情報マトリクス×1

タカハシ/GM「どうする?」

ついな「どうしよう」

タカハシ/GM「おう」

ついな「まあ、同盟陣営も怖いしまずは散策でいいかなあ」

タカハシ/GM「うん、決まってよかったよ」

ついな「そういえばウチはセイバーに情報マトリクス2個持ってるってことでいいん?」

タカハシ/GM「そうだな。サーヴァント同士が同じ地域だから追加で1個手に入ってるぞ」

ついな「そっちの使いみちも考えんとな」

 

結月ゆかりの陣営

リソース:セイバー陣営への情報マトリクス×1

     アーチャー陣営への情報マトリクス×1

結月ゆかり「矢文、アーチャー陣営指定で3番」

タカハシ/GM「判断が早い」

結月ゆかり「こういうのはノリが大事なんですよ。どっちみち、同盟組んでいても決闘が成立すれば変わりませんし」

タカハシ/GM「それもそうだが……優先権で上回らないと同盟組んだ状態で叩かれるぞ?」

結月ゆかり「そこは祈りでなんとか」

タカハシ/GM「(大丈夫か……?)」

 

 矢文とは、マスタークラス「挑戦者」限定のクラススキルで行うことができる行動である。

 

【クラス名】挑戦者

【制限】なし

【クラススキル】矢文

【タイミング】行動シーン

【タグ】-

【効果】行動シーンで、「矢文」を送ることができる。

ただし、矢文を送った場合このターン自陣営は行動シーンで他に行動をすることができない。

矢文を送る場合、遭遇済みの陣営1組と数字を1つ選択する。

このターン探索シーンでその陣営が選択された数字を出した場合、自陣営が選択した陣営に対して決闘を申し込んだ際、自動的に決闘は成立する。

 

 これはつまり、あらかじめ予告した相手に挑戦状を叩きつけるというものなのだが、この際決闘を申し込めば相手がどれだけいても、各陣営の最強キャラクター同士のみで戦いを行うことができるのだ。

 

タカハシ/GM「うん? いや、そもそもできないな」

結月ゆかり「あれ?」

タカハシ/GM「まだ誰とも出会ってないからな……」

結月ゆかり「あ、すみません。さっきの遭遇シーンで出会った扱いかと……」

タカハシ/GM「行動を決め直してくれ」

結月ゆかり「じゃあ、礼装作成で」

タカハシ/GM「散策で誰かと出会いに行くわけじゃないんだな」

結月ゆかり「いざとなったら情報マトリクスもありますからね」

 情報マトリクスの使いみちは主に2つ存在する。1つ目は移動用として、消費した情報マトリクスに紐付いている陣営と自動的に遭遇できるというものだ。

 2つ目は、3つ消費して真名看破を自動的に成功させるというもの。これにより、プレイヤーの知識に関わらず真名看破を成功させるチャンスがある。

 なお、情報マトリクスは他の陣営に譲渡することで交渉材料に使うこともできる。

 

 こうして、7組の陣営はそれぞれ行動が決まっていった。

タカハシ/GM「行動は出揃った。次は、遭遇決定ダイスを振ってくれ。1d8で、散策を宣言した陣営は2つから。同盟を組んでいる陣営は両方のプレイヤーが振った中から決めていいぞ」

 

遭遇決定ダイス(移動前)

1:剣弓同盟、ついな

2:葵

3:剣弓同盟、葵、IA

4:ついな

5:きりたん

6:

7:霊地、ゆかり、剣弓同盟

8:剣弓同盟

 

東北きりたん「だいぶばらけましたね」

ついな「同盟陣営が怖いわあ」

琴葉茜「でもほら、多分ゆかりさんとこ行くんちゃう? 霊地もあるし、このままだとゆかりさんMP回復するで」

 霊地とは、GMが遭遇決定ダイスを一緒に振って決めるランダム配置のMP回復エリアのことである。

 ここに滞在し、戦闘が起きなかった場合はMPが3回復する。

結月ゆかり「ふふふ、来るなら来いってんですよ!!」

IA「……ゆかりさんは乗り気みたいだね」

弦巻マキ「やせ我慢なのか、本気なのかよくわからないけどね」

タカハシ/GM「では、複数のダイスがある陣営はどれを使うか決めてくれ。同時に、スキルや情報マトリクスで移動があるなら伝えてくれ」

 

 だが、特に移動の申請はなく、遭遇決定ダイスの最終的な使用は次のようになった。

 

遭遇決定ダイス(移動後)

1:ついな

2:葵

3:IA

4:ついな

5:きりたん

6:

7:霊地、ゆかり、剣弓同盟

8:

 

IA「あれ、葵ちゃんはこっちに来ないんだね」

琴葉葵「悩んだけど、7番で戦闘が起きそうだから情報収集を優先しようかなって」

結月ゆかり「ままままさかそんないきなり戦闘するわけないじゃないですか」

タカハシ/GM「(初手で決闘申し込もうとしていたけどな)」

弦巻マキ「戦うときは容赦しないよー」

タカハシ/GM「じゃあ、次は遭遇シーンだ。ゆかりは必要な情報を公開したらささら、マキの陣営と遭遇するRPを行ってくれ」

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