「まさか、お前達にそんなことがあったとはな。」
「それにしてもその大佐最低ですわ!」
「いくらムカついたからって上官の顔面を殴るとはあんたらしいわね。」
「その大佐も相手がアインじゃ運がなかったね」
クラリッサ達の過去の話を聞いて千冬達はそれぞれの意見を言うなかクラリッサとラウラは改めてあの時行動したアインに感謝した。
「アインが居なかったら今頃私達は大佐の命令に従い、言いたいことも言えない集団になっていただろうな。」
「話を続けるが、それからは私達は平和な日々を送っていたある日私達は再びある決断をせめられた。千冬義姉さん覚えてますか、ドイツであの事件【ブラックリベリオン】を・・・」
クラリッサが千冬に聞くと千冬は「あの事件か、覚えているよ。当時は連日TVで放送されてたからな、確かあの事件でアインの名は世に広まったんだよな?」と言いクラリッサは「はい、その通りですと答えた。」
そしてクラリッサは当時のことを思い出した。
--------------------------
ドイツ
あの出来事から3ヶ月、アインが黒兎隊の隊員達と信頼を高めた頃クラリッサとラウラはアインに呼ばれアインの自室に入るとアインは振り向き呼んだ理由を話し始めた。
「2人を呼んだのはな、俺がしようとしてることに協力してくれるかを聞くためだ。」
アインは1度落ち着くと宣言した。
「今から一週間後の2月26日午後23時59分をもって俺は同士達と共にベルリンでクーデターを起こす!」
「「!!!」」
「目的は国を食い物にし私利私欲を満たしている国賊どもを排除することだ。このクーデターはドイツを救うためであり独裁政治を作ろうとは思っていない。」
「目的はわかったが可能なのか?」
クラリッサの問いにアインは口を開き説明した。
「詳細は言えんがヘンケン中将を責任者とし陸軍2500人、海軍300名、空軍280名が参加しレオパルト2やEF-2000(タイフーン)とF35も場合によっては出撃する予定だ。」
アインの説明したクーデター戦力にクラリッサ達が驚くなかアインを説明を続ける。
「俺はこの国が好きだ。だから俺は許せない!この国を侵食し私利私欲のために暗躍する奴らが、奴らをほっとけばドイツは内部から腐りやがて滅びよう。だからそれを阻止するためには2人そして黒兎隊の協力が必要だ!」
「クーデターに失敗すれば、前回とは違い参加した兵で奴らにとっての邪魔者は処刑されるだろう、もちろん俺もな。無理強いはしない、ここまで説明してそれでもドイツの為に共に戦ってくれるのであれば・・・俺はお前達を歓迎する。」
「一緒にドイツの為に戦ってくれ、頼む」
そう言うとアインはクラリッサ達に頭を下げる。
クラリッサ達はアインのを見て彼が本気で国の為に働こうとしてるのを理解しお互い顔を見て頷きアインに顔をあげるよう言う。
アインが顔を上げるとクラリッサ達は覚悟を決めた目をしておりアインに言い放つ。
「アイン、君の本気は理解した。私も軍人として共に戦おう。」
「私もあのような連中は野放しには出来ん。それにお前にはこの前の借りもあるしな。」
アインは2人の言葉に涙を溢すとただ一言「ありがとう」と言い2人の参加に感謝した。
その後はクラリッサ達の協力で黒兎隊全員がクーデターに参加し基地にいた歩兵達も参加することになりアインは具体的な内容を話し準備し決行の日を迎えた。
前日に降った雪が残り月明かりもない深夜黒兎隊と歩兵達は格納庫に集まっており、アインが到着し高台に上がると兵士達に宣言した。
「諸君!今回のクーデターに参加してくれたこと心より感謝する。我々は他の同士達と共に国賊共を捕えこの国を守るのだ!」
「「「「「はっ!!!」」」」」
「時間合わせをする、10、9、8、7、6、5、4、3、2、1作戦開始する。」
歩兵達は輸送車に乗りアイン達はISに搭乗し目的地へと向かう。
「攻撃目標は軍司令部、各員被害は最小限にするよう厳守し目的を果たせ!」
アイン達はまず通信施設を制圧し1部隊員を残しアイン、クラリッサ、ラウラは司令部へと飛び立つ。
司令部を警護する番兵にアインはフラッシュグレネードを食らわし視界を奪うと基地から向かってきた歩兵部隊が門を破壊し次次と司令部に突入し番兵を無力化する。
アインはクラリッサ達を警戒に回すと司令部に突入した。既に司令部は歩兵部隊によって制圧され佐官、将官クラスは1ヵ所に集められギャーギャー騒ぐなかアインが部屋に入ると1人の佐官がアインに詰め寄る。
「これは何のつもりだアイン少佐、こんなことをして軍法会議を覚悟しろ・・・グバァ!」
アインに詰め寄り叫ぶ佐官にアインは腹に蹴りをいれ倒れる佐官の髪の毛を掴み持ち上げる。
「クーデターだよ、そんなのも分からないか?あと軍法会議?ふっ、それを受けるのは俺じゃなくお前らだろ。お前らが私腹を肥やす為に行ってきた証拠は既に確保している、今までにやってきたことを考えれば当然の報いだな。」
ガン!!!
アインは佐官を地面に叩きつけ歩兵達に監視を任し部屋からでる時佐官達に言い放つ。
「お前らは調子に乗りすぎた、精々刑が軽くなるよう祈るんだな。」
アインが外にでるとクラリッサが降りてきた。
「アイン少佐」
「どうしたクラリッサ?」
「はい、先程ヘンケン中将からアイン宛に通信があり内容は2つ。」
「1つクーデター部隊は警察、報道、陸軍等のベルリンの主要機関を制圧し、国賊認定された人物を全て捕えました。2つヘンケン中将が本日15:00より報道陣にクーデターに関する会見を開く為アインにも出席するようにとことです。」
それを聞いたアインはニヤリとしクーデターの成功を喜んだがクラリッサの一言がアインから笑みを消した。
「なお、現時点で国賊のSP等の銃撃戦で16名の死亡が確認されました。」
クラリッサから死亡者の報を聞いたアインはうつむき「国の為に死んだ彼らは我々の誇りだ」そう言い残しアインはヘンケン中将の元に向かい飛び立ちクラリッサはその後ろ姿にアインが背負った重責を感じた。
15:00から始まった会見は次次とくる報道陣の質問にヘンケン中将は答えるなか記者の1人が【今回のクーデターの発案者は誰か?】という質問をし報道陣の視線が集まるなかヘンケン中将はアインを呼び出した。
「ヘンケン中将、その青年がそうなのですか?」
記者の質問にヘンケン中将は頷きアインを紹介した。
「今回のクーデターの発案者は彼アインです。彼は以前私利私欲の為に兵士を殺そうとし民間人にも犠牲を出そうとした人物に反抗したのが切っ掛けで今回のクーデターを決断しました。また彼は世界初となる男性IS操縦者であります。」
「「「「「!!!」」」」」
衝撃を受ける報道陣にアインは言い放つ。
「まず我々は武力を持って一時的ではありますが首都を占拠し皆様にご迷惑を掛けたことを謝罪します。今回我々はクーデターという強行手段で国賊を拘束しました、他にも手段があったのではと思うかも知れませんが私は先程ヘンケン中将が言ったように前に国賊と同じ側の人物と衝突した為いつ消されてもおかしくはありませんでした。」
「私が消えればクーデターは最悪起こらず、起きても時既に遅かったかも知れません。私はこの国を守る1人の軍人として、またISと強力な力を持つ者としてその責任を果たす為クーデターを起こしました。」
報道陣達はアインの姿勢に釘付けになるなかアインは最後の言葉を言い締めくくる。
「我々の行動が正義か悪かはこれからの我々の行動を見て判断して頂きたい。」
そう言い放ちアインは会見場を去っていく。
その後は国賊と認定された者達は公平な裁判のもと次次と実刑が決まり軍や政府の俗物は排除されドイツは新たな時代を迎え、今回のクーデターの中心的人物のアインの機体の色、黒兎隊にいたことから彼になぞらえこのクーデター事件は後に【ブラックリベリオン】と言われるようになった。
またこの活躍でアインを中佐、クラリッサを大尉に昇進させクラリッサをアインの副官にしてアインをプロパガンダ的な意味も含めて隊長にし部隊名も【黒兎隊】改め【シュヴァルツェスマーケン【黒の宣告】へと改名された。
2話で終わらすつもりが終わらなかったので過去編はもう1話作ります。すいません(土下座)
ヴァルキリーズの登場は?
-
嬉しい
-
予想してたよ
-
他のキャラも出して