アインスラスターを吹かしたクラリッサとMはそれぞれビームライフルを撃ちながら接近しある程度近づくとビームサーベルに切り替えつばぜり合う。
時間がたつにつれクラリッサはMに押される。
「くっ、なんてパワーだ」
「私のMK-ⅤはそこらのISとは違うんだよ!」
Mはクラリッサを押し飛ばすと両肩部に接続されたマイクロ・ミサイル・ランチャーからミサイルを発射した。
クラリッサはバルカンを発射しミサイルを迎撃すると黒煙の中からMが現れビームライフルを発射する。クラリッサはビームをシールドを防ぐとビームサーベルをしまいビームライフルとバズーカを取り出しMに向け一斉射撃する。
Mはビームと実弾の攻撃をスラスターを吹かし回避する、クラリッサは逃げるMにさらに攻撃を加えるがまったく命中しない。
「あのMK-Ⅴという機体、巨体のわりに素早い。」
ガンダムMK-Ⅴは他の機体よりも大型の為鈍重に見えるが背部と脚部の大型スラスターとシールドに装備されたスラスターで驚くべき機動性を発揮していた。
「仕方ない」
クラリッサは射撃ではMK-Ⅴに攻撃を当てれないと判断しAICを使おうとMK-Ⅴに迫る。
バズーカをしまいビームライフルを取り出し二丁を連射し近づくとMK-Ⅴは振り返るとミサイルを発射しスラスターを吹かしクラリッサに接近する。
クラリッサはミサイルを躱しビームライフルを撃ち込みミサイル・ランチャーを破壊するとシールドミサイルを発射する。
Mはバルカンで迎撃しビームカノンを発射するがそこにクラリッサの姿はなく、クラリッサはミサイルが迎撃された瞬間上昇しMがビームカノンを外したのを確認するとMに接近し左手を前に出しAICでMを捕らえた。
クラリッサは拡張領域からメガ・ビームランチャーを取り出し肩と補助バッテリーに接続すると銃口をMに向けた。
「これで吹っ飛べ!」
クラリッサがメガ・ビームランチャーの引き金を引こうとすると「私にこんなモノが効くか!」と叫び自力でAICを破った。
「な!?」
クラリッサはAICが正面から破られたことに驚き、すぐに引き金を引きビームを発射するがMは発射されたビームを躱すとビームカノンを撃ち込む。
ビームはメガ・ビームランチャーに被弾しクラリッサは誘爆するメガ・ビームランチャーを肩の接続台ごとパーし爆発から退避した。
クラリッサは距離をとりMの次の動きに警戒しているとMが拍手をしだした。
「はははは、良いぞクラリッサ・ハルフォーフ、私はこうゆう戦いを望んでいた!私が戦ってきた奴らは皆雑魚ばかりでな私を楽しましてくれる奴がいなくて退屈だったよ、だから今日お前とやれて今、私の気分は最高だよ!」
戦いを楽しむMにクラリッサは「戦闘狂が」と苦言を吐きビームライフルを再び構えるとMは「もっと楽しませてくれ!」と言いクラリッサに迫る。
クラリッサはビームライフルを撃ちMを迎撃するがMはビームをシールドで防ぎ背中から円形の物を発射した。
「インコム!」
Mがそう叫ぶとその武装はクラリッサ囲うように広がりビームを発射しクラリッサを攻撃する。
「くっ、」
多数のビームがクラリッサを襲い、M自身もビームライフルとビームカノンを撃ちクラリッサを挟撃する。
「(あのインコムという武装、イギリスのティアーズに似てるがアレとは違い有線で操作されている。あの線さえどうにかすれば動きは止まる」
「はぁ!」
クラリッサはスラスターの角度を変え急降下し連れてやってきたインコムではなく柱にビームを当て、壊れた柱が1基のインコムの線を止めると残るインコムにハンドグレネードを全弾発射し破壊した。
残る1基のインコムもクラリッサはビームライフルで破壊するとMK-Ⅴに攻勢に出た。
「あえて私に接近戦を仕掛けるか、良いだろう、こい!」
Mはビームサーベルを展開すると接近してきたクラリッサに振り下ろす。
クラリッサはビームサーベルを自身のビームサーベルで受け止めるとビームサーベルを捨てMに空振りさせると背部に装備してあった補助バッテリーをパージしそれをMK-Ⅴに押し当てた。
「離れろ!」
Mがバルカンでクラリッサを離れさせると、クラリッサは肩に装備してあったコンバットナイフを取り出し投げつけた。
投げつけられたナイフは補助バッテリーに突き刺さり、次の瞬間激しい閃光とともに大爆発し辺りに轟音が響いた。
「やったか?」
クラリッサが様子を伺っていると黒煙が吹き飛ばされ大破したMK-Ⅴが現れた。
「今の効いたぞクラリッサ・ハルフォーフ!もっと私を・・・私を楽しませてくれ!」
機体が大破したのに今だ狂喜にみちたMにクラリッサは「そんなボロボロの機体で何が出来る?勝負はついた」と言うとMは笑い声をあげる。
「いや、勝負はこれからだ。見せてやるよ私の新たな力を」
「まさか!?」
大破したガンダムMK-Ⅴのひび割れた装甲の中から光が溢れ、次の瞬間装甲が飛び散り光の球体が現れた。
クラリッサが身構えていると球体は徐々に崩れていき中から新たな機体が現れた。その機体は緑色の装甲で覆われ背部に2基のバインダーを持った巨大な機体だった。
「その機体は」
クラリッサの問いにMは答える。
「ガンダムMK-Ⅴが2次移行した新たな私の機体ドーベン・ウルフだ。」
「喰らいな!」
Mはバインダーの先端からビームキャノンを発射しクラリッサを攻撃する。
「な!?」
クラリッサは何とか攻撃を避けきれたが先程までのビームカノンよりも遥かに高い威力に驚愕していると「まだまだいくぞ!」Mがさらに攻撃を仕掛けてくる。
ビームライフル、ビームキャノン、インコム、さらには新たに追加されたミサイルがバインダーから発射されクラリッサを襲う。
「くそ!、ビームが効かないだと」
クラリッサはビームと実弾の嵐をシールドで防ぎながら後退りビームライフルを撃ち反撃するがビームはドーベン・ウルフの装甲に前には全くの無意味だった。2次移行したことでガンダムMK-Ⅴよりも対ビームコーティングが増したことでジェガンレベルのビームでは傷もつかない。
「(不味いな、シールドエネルギーはあと4割、ビームライフルやバルカンは効果がない、バズーカも駄目だろうな、1番火力があるメガ・ビームランチャーも破壊されAICもすぐに破られる。詰んでいるな私は・・・だがコイツは野放しにしたら危険すぎる、今ここで仕留めないと。)」
クラリッサは自身のおかれた状況に落胆しながらも今後の為にMを必ず仕留めると決意しビームサーベルを握る手に力を入れる。
クラリッサはスラスターを吹かしMに突貫する。
「馬鹿め、接近する前に撃ち落としてやるよ!」
Mはクラリッサに再び弾幕を浴びせる。
「ん!」
クラリッサは頭部の狙撃用センサーを機動させ、さらに
越界の瞳(ヴォーダン・オージェ)をしようし迫りくる攻撃見切り躱していく。
「なに!?」
Mはさらに弾幕をはるがクラリッサはその攻撃全てを避けMに接近する。
「はぁ!!!」
「とっとと墜ちろ!!!」
Mは胸部メガ粒子砲を発射し放たれたビームは拡散しクラリッサに襲いかかる。
「くっ、」
ビームはクラリッサの肩と足に命中するがクラリッサはスラスターを吹かし接近しMに斬りかかる。
「ちぃ!」
Mは足からビームサーベルを取り出しクラリッサの刃を受け止め、再び胸部メガ粒子砲を撃とうとするが「!!!」クラリッサの放ったシールドミサイルが直撃し怯んだ。
クラリッサは怯んだ隙に再びビームサーベルで斬りかかるがMが放っていたインコムに妨害されドーベン・ウルフの脚部を片方削るだけになってしまった。
Mは機体のバランスが崩れながらもビームライフルを発射する。ビームはクラリッサに当たらず砂煙をあげ、その隙にクラリッサが上昇するのを見てMは対艦ミサイルを発射した。
クラリッサは迫り来る対艦ミサイルをバルカンで迎撃すると下から何かがクラリッサに迫った。クラリッサは避けその何かに目をやるとそれはインコムのように線で繋がれたドーベン・ウルフの腕だった。
避けた腕に気を取られているともう1つの腕がクラリッサの脚部を掴んだ。
「しまった!?」
次の瞬間腕から電撃が放たれクラリッサを襲う。
「ぐあぁぁ」
クラリッサは電撃で機体の制御が利かず落下するなか力を振り絞りビームサーベルをドーベン・ウルフに投げつけた。
「!!!がっ、」
ビームサーベルはドーベン・ウルフの背部バインダーに命中し爆発しMはその衝撃でジェガンの脚部を掴む手を離した。
「はぁはぁ、良いぞクラリッサ・ハルフォーフ。あんな状況から私にこれだけのダメージを追わすとは流石だ!まだまだ私を楽しましてくれ!」
Mはクラリッサの強さを称賛しまだまだ自分を楽しましてくれとクラリッサに言うが、クラリッサは既に限界に近かった。
「(奴め、戦闘狂も程にしろよ。)」
クラリッサは内心Mの狂喜性に苦言を吐きながら立ち上がりビームサーベルを構えた。Mもまたビームライフル」を構え両者が動こうとした時だった、「パパ―、ママ―何処にいるの!!!」建物の影から幼い女の子が出てきた。
「(子供!?避難は完了したはずなのに)」
少女は泣きわめき、クラリッサがどうすればいいか考えていると、「うるさいガキだな、目障りだ」少女に苛立ちを感じたMはビームライフルの砲身を伸ばし先端のリフレクターを展開すると胸部メガ粒子砲に接続しエネルギーをチャージする。
「私の気分を害した代償だ消し炭になれ」
Mはチャージしたビームを少女目掛けて発射した。
「まずい!間に合え!」
クラリッサは少女を守るため痛む体に鞭をうちスラスターを吹かし少女とビームの間に入りビームをシールドで受け止める。
「く、うう」
だが徐々にクラリッサはビームに押されそして、「バキ!」と音をたてシールドが粉砕された。
「!!!」
クラリッサは少女を守る為少女を包み込むように抱くと次の瞬間強力なビームがクラリッサを襲った。
「がぁぁぁ!!!」
ビームを受けたジェガンはランドセルは完全に破壊され全身の装甲にひびが入り頭部も衝撃で半分が割れクラリッサの顔が露になった。クラリッサは膝をつき守りきった少女に「大丈夫か?」と問いかけ少女が「うん」と言い安堵すると少女に避難所への方角を言い少女が走りさり見えなくなるとクラリッサはついに限界がきてその場に倒れた。
地面に横たわり呼吸が落ち着かないクラリッサの元にMが寄って来ると口を開いた。
「あんなガキ1人の為に自らを盾にするなんて馬鹿か?」
Mの発言にクラリッサは「お前から見れば私の行動は理解出来ないだろう。」と言いさらに続ける。
「私は軍人だ、市民を守るドイツ連邦軍の軍人だ!私はあの時アインに言われた時から必ず市民を守ると誓った。私は自分の判断に後悔はしない!」
クラリッサの言葉にMは「ふっ」と笑った。
「その結果貴様は死ぬ。貴様とはもっと戦って楽しみたかったが残念だよ、さらばだ、クラリッサ・ハルフォーフ。」
Mはクラリッサにビームライフルの銃口を向け引き金に指をかけた。
「(すまない、アイン・・・私はここまでのようだ、君とはもっと楽しい時間を過ごしたかった。アイン・・・私の行動は間違っていない・・・よ・・な。」
そこでクラリッサは意識を失い、直後辺りに轟音が響いた。
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一方アインはスコール達が用意したハイザック達をラウラや更識姉妹達と協力し全機撃破した。
「ふー、何とか最小限の被害で片付いたな。」
アインは一服がてら煙草を吸いひと息つくと楯無に「避難した人達はどうか?」と聞くと楯無から「怪我人は数人いるけど皆軽症よ」と言われアインは安堵した。
アインは1度千冬達と合流し全体の被害状況を確認しようとするとラウラから通信が入った。
「おうラウラ、お前も良くやった。今から姉貴達と合流しようと思うんだがお前は「総隊長!私のところに来てください!クラリッサが」なに?」
アインはラウラからの連絡を聞き指定された場所につくとそこにはラウラをはじめ千冬や教職員達が集まっていた。アインが来ると彼女らはどきアインは目の前に映る光景に絶句した。
そこには大破し無惨な姿になったクラリッサのジェガンが横たわっており辺りには大量の血が広がっていた。
「総隊長、私がここにきた時にはすでに・・・」
「なあ、ラウラ・・・クラリッサは何処だ?無事なんだろ?」
「・・・・・・」
「なぁ!無事なんだろ!!!」
アインは無言のラウラに詰め寄るとラウラは口を開いた。
「クラリッサは何処にもいませんでした。付近を探しましたが手がかりすらなく、それと恐らく血の量からして生きていても生存は絶望かと・・・」
「!!!」
「ふざけるな!!!クラリッサは生きている!お前だって知ってるだろアイツがそんな簡単にくたばらないのを「アイン!」」
ラウラに詰め寄るアインを千冬が肩に手をおき静止させ顔を横に振った。
アインはラウラから手を離すと膝から崩れさる。
すると重い空気のなか山田先生が1人の少女を連れてきた。
「山田先生、その少女は?」
千冬が聞くと摩耶はこの少女がクラリッサさんを見たと言い、、千冬が少女に話しかけると少女は自分が両親と離れてしまい爆音による恐怖で泣いてしまっているとテロリストが自分にビームを撃ってきてクラリッサが身を挺して守ってくれたことを千冬達に話した。
千冬は摩耶に少女を念のため医務室に送るよう指示をした。
アインは少女からの話を聞いてクラリッサが自身の言ったことを実行してこのような事態になってしまったことに衝撃を受け、よろよろと立ち上がると歩いて行った。
千冬話をアインの悲しい後ろ姿をただ見ていることしか出来なかった。
寮の自室に入る戻ったアインはドアに鍵をかけるとその場に膝をついた。
「クラリッサは俺のせいで、俺のせいで・・・・」
ポタポタと涙が流れアインの中にクラリッサとの思い出が甦ってくる。
一緒に買い物をする光景、夜遅くまで軍務に勤しむ自分にコーヒ―を差し入れてくれる光景、責任ある立場の重圧と過去の出来事で苦しむ自分を支えてくれる光景。
だがもうそのクラリッサがいないことにアインは号泣した。
「ぐっ、あ、あ、あああああ!!!!!!」
アインの悲痛な叫びが響き渡った。
いかがでしょうか?次からはオリジナルの展開になります、お楽しみに。
いつも23時59分に更新していますが次回は出来しだい投稿するので予告としては明日の午後3時までに投稿できたらなと思っています。
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