宣告を告げる亡霊狩り   作:アイン・クロニクル

31 / 31
久しぶりのメイン作品の投稿です、寄り道しまくってすいません


宇宙へ向けて

「ついに…この日が来たか」

 

アインは目の前にある戦艦ラー・カイラムを見上げてそう呟いた。

 

亡国企業の地球に住む全ての人間をマインドコントロールするプロジェクト・セイレーネを阻止する為準備を進め国連軍として宇宙に向かうことになりついに出発の日を迎えた。巡洋艦であるクラップ級の4隻は既にアメリカやイギリスなどから宇宙に出発しあとは日本の種子島から出発するラー・カイラムのみとなった。

 

「総隊長…いよいよですね」

 

「そうだなラウラ。俺達はなんとしても宇宙に上り月にいる亡国企業を倒し奴らの計画を阻止しなければならない…辛く厳しい戦いになるが、頼んだぞラウラ」

 

「はい!私や隊員達も厳しい訓練をして来ました、必ずや阻止してしてみせます」

 

アインとラウラが話しているとある一団がやってきた、アインがその一団に気づくとリーダーと思われる女性が前に出て口を開いた。

 

「お話し中申し訳ありません、この度国連軍として宇宙に派遣される陸上自衛隊富士教導団IS部隊ヴァルキリーズ隊長伊隅みちる大尉と申します、噂に聞くシュバルツェスマーケンの総隊長アイン・ハルフォーフ中佐とお会い出来て光栄です」

 

「そうか…君たちが陸上自衛隊のIS部隊か、こちらこそ今回の作戦に協力していただき感謝する、伊隅大尉…」

 

アインは伊隅に協力への感謝し握手を交わした。

 

「ジム・Ⅲパワードの調子はどうだろうか?」

 

「はい、ジム・Ⅲパワードはとても素晴らしい機体です、我々が使っていた打鉄とは大違いです」

 

「そうか、それはよかった」

 

「貴女方の活躍期待していますよ…」

 

「はい。我々ヴァルキリーズの力、亡国企業に見せつけてやりますよ」

 

 

 

シュバルツェスマーケンの隊員達が使う機体はこの作戦の為量産が可能になったジェガンに変更した為余ったジム・Ⅲパワードは全機日本など各国に提供されていた。

 

 

出発まで残り3時間となり物資の搬入は終わりあとは打ち上げるだけとなりアインは管制塔でクラリッサと会っていた。

 

「すまないな、アイン…本来なら君の副官として私も一緒に戦えればよかったんだが…」

 

アインは悔しそうに俯くクラリッサを抱きしめ呟いた。

 

「仕方ないことだ、カサネを生んでまだ体力が十分に戻っていないクラリッサを戦場に出すわけには行かない」

 

アインはさらに強くクラリッサを抱きしめる

 

「だからクラリッサは俺が戻るまでカサネを守ってくれ…俺は死なない、必ず戻る…そしたら家族3人で祝杯をあげようぜ」

 

「アイン…」

 

「だーああ」

 

2人が見つめ合うなか2人に挟まれたカサネはアインの顔に必死に手を伸ばしていた。

 

「まったく、相変わらずアツアツだなえお前達は見てるこっちまで恥ずかしくなるぞ」

 

「姉貴!」

 

「千冬義姉さん!」

 

現れたのは2人の姉(義姉)である千冬でありその後ろにはセシリアや鈴音などIS学園を去ってから会っていないもの達もいた。

 

「アイン、私達が宇宙に行っている間亡国企業がクラリッサ達を狙うかも知れないからな2人を守る為コイツらが護衛を買って出てくれたぞ」

 

「お前ら…」

 

「アイン!クラリッサさんとカサネちゃんは私達が守っとくからあんたは私達の分も亡国企業の奴らをぶっ飛ばして来なさい!!!」

 

代表として鈴音がアインに宣言し、アインは自分の弱点であるクラリッサ達の護衛を買って出た彼女達に「了解だ、じゃあ任せたぞ」と言った直後だった。

 

【!!!】

 

種子島宇宙センター中に警報が鳴り響いた。

 

『宇宙センターに向かってくる所属不明機を多数確認、打ち上げは予定通り行われるIS操縦者達は所属不明機の迎撃に当たれ!繰り返す…』

 

「やっぱ来やがったか…そうだよな、簡単には宇宙に行かせるわけには行かねえもんな」

 

「アイン…」

 

「クラリッサ、行ってくる…カサネを頼んだぞ」

 

「行くぞ!!!アイン!!!」

 

「ああ!」

 

クラリッサと分かれたアインは千冬と共に建物外に出るとそれぞれの機体ムーンガンダムとリ・ガズィを纏い飛翔し同じように防衛の為出撃したラウラ達と迫り来る亡国企業のIS部隊と戦闘を開始した。

 

「行かせてもらうぞ、宇宙にな!」

 

 

 

種子島の上空と地上で発生した戦闘は開始から30分が過ぎたが止む気配はなかった。

 

【北側】

 

 

「邪魔をするな!」

 

千冬は接近してくるハイザックのビームサーベルをシールドで防ぎ、腰のミサイルを発射し両腕を破壊しそのままビームサーベルでハイザックを上半身と下半身に分断させた。

 

【西側】

 

 

「私のジェガンを舐めるな」

 

ラウラは3機のバーザム改を相手にし連携して攻撃してくる敵機にラウラはビームライフルで1機のバーザム改のグレネードランチャーを破壊し爆煙で視界が切れたとこにラウラは一気に迫りビームサーベルで1機を撃破し残りの2機をAICで止め2機にシールドミサイルを喰らわし撃破した。

 

【南側】

 

 

「我々ヴァルキリーズは日本を守る楯であり、その敵を排除する剣だ…傲慢なテロリストどもこれ以上好き勝手させるな!行くぞ!」

 

「「「「「了解!」」」」」

 

 

伊隅みちる大尉の掛け声と共に自衛隊のIS部隊ヴァルキリーズは白と青に塗装されたジムⅢパワードのスラスター出力を上げ亡国企業のISに突撃する。

 

そして2つの戦闘集団はそのまま乱戦に突入した。

 

ハイザックのマシンガンをシールドで防ぎながら相手の背後に回りこもうとする、当然ハイザックはジムⅢパワードにマシンガンを連射するがヴァルキリーズの高い操縦技術に翻弄され命中せず背後を着かれビームを撃たれた、だが亡国企業も実戦を生き残ってきた者ばかりであるためビームをかろうじて防いだ。

 

「そう簡単には殺らせてもらえないよね…」

 

「柏木!敵の操縦者だってプロだ、油断すんじゃないよ」

 

「わかってますよ速瀬中尉」

 

柏木少尉と速瀬中尉がそう言うなかヴァルキリーズは再度集結し陣形を整えると隊長である伊隅みちる大尉を先頭に再び突撃する。

 

「動きまわって撹乱し1機1機確実に仕留めろ!」

 

「「「「「了解!」」」」」

 

 

【東側】

 

 

「邪魔をするな、とっとくたばれ…亡霊共!」

 

 

アインは向かってくるマラサイ、ガルバルディβ、ハイザックにビームライフルを撃ち回避のために散開したところに背部のサイコプレートを2枚ずつ発射した、マラサイ達は向かってくるサイコプレートを迎撃しようとするがアインの脳波でコントロールされたサイコプレートは生き物のようにビームを躱し瞬く間に数機のISを撃破し撃墜された機体は海へと落ちていった。

 

 

「これで何機目だ?今ここでラー・カイラムを破壊されるわけにはいかないんだ」

 

アインが倒しても次々とやって来るIS達に苦言を言いながらも次の敵に向かおうした時だった。

 

「!?」

 

アインのニュータイプとしての感覚が先程とは比べ物にならない殺気を感じ即座にオーバーブーストでスラスター出力を最大にし横に逃げるとその直後、高出力のビームがアインが先程までいた場所を通過した。

 

「な!?」

 

ビームはそのまま海に向かって着弾し大きな水柱を発生させた。

 

「(このレベルのビームを扱う機体なんて数えるくらいしかいないぞ)」

 

アインはビームが放たれた方角を向くと既にビームを撃った本人が迫ってきており、本人はアインと対面するように止まりアインはその機体を目の当たりにした。

 

「ドーベン・ウルフ…ネオ・ジオン軍の機体か。バルギルがあるんならもしやと思ったがやはりあったか案外勘って当たるもんだな。それでお前何者だよ?あんな殺気久しぶりに感じたがハンブラビの奴じゃないな」

 

「ああ、そうだよ…私だ」

 

「!?その声…Mか」

 

「ご名答だよ、それにしても久しぶりだなアインはないか…いや兄さん」

 

「兄さん…だと!?」

 

アインはMの口から放たれた言葉を理解出来なかった、自分には妹などおらず千冬からもそんなこと聞いたことがなかったからだ。

 

「(嘘を言って俺を動揺させる狙いか?いやコイツはそんな姑息なことはしないだろう、聞いてみるか)どうゆうことだ?兄さんっていうのは…俺に妹なんていないはずだ」

 

アインがMに説明を求めるとMは笑いながら顔の装甲を解除し素顔をアインに見せた。

 

「!?」

 

「ハハッ、この顔を見たらわかるだろ?私は正真正銘お前と千冬姉さんの妹だ、私の名前は織斑マドカだ」

 

「織斑マドカ…確かにその顔は姉貴と瓜二つだ、だが…本当にお前のことは………そうか!?お前…クローンだろ?姉貴のな」

 

アインはマドカを見て考え自分の経験をもとにマドカが千冬のクローンではないかとマドカ本人に問うとマドカは

 

「だーいせーかい」

 

と言いながら不適な笑みを浮かべアインに拍手した。

 

「・・・」

 

「兄さん、そうだよ私は千冬姉さんのクローンだよ」

 

「俺を狙ったのは俺達姉弟への復讐か?クローンはオリジナルに負の感情を抱くというのはホントだったんだな、それでどうする?俺を殺すか?復讐として…」

 

アインがそう言うとマドカは口を押さえて体が小刻みに動きそして

 

「はははははははは!」

 

大笑いしたのだ

 

「・・・」

 

「いや、すまない…兄さん私は別に兄さん達を恨んだりはしていない…だって姉さんがいなければ私は生まれなかったし兄さんがいなければ強くはなれなかったからな」

 

「なら何故お前は俺達と戦うんだ」

 

「忘れたのか?前にも言っただろ…楽しいからだよ、人と人が己の命をかけて戦い殺し合う…最高の娯楽じゃないか!生き物とは生きる為に日々殺し合う自然界では当然のことだ、人だって例外じゃない………そもそも私は戦う為に生み出された存在だ、戦い殺し合うことが私の本懐というものだ、だから兄さん戦おうよ…そして殺し合うよ、どちらが死ねまで…」

 

「(コイツはヤバい)」

 

 

「さあ行くよ兄さん」

 

マドカはそう言うと装甲を展開しこちらにビームランチャーを撃ってきた。

 

アインはは放たれたビームをサイコプレートを展開し防御した

 

「織斑マドカ…お前は危険だ、だから今ここで…お前を殺す…」

 

アインはビームトマホークを握りしめサイコプレートを展開しマドカに迫る、そしてマドカも背部からミサイルを一斉発射しビームランチャーを構えアインに迫る。

 

「マドカ!!!」

 

「兄さん!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか?マドカは狂人ぽく書けたか少し不安です、感想やマドカをもっとこうしたらどうか?など書いてくれたら嬉しいです

ゴールデンウィークを満喫してください

ヴァルキリーズの登場は?

  • 嬉しい
  • 予想してたよ
  • 他のキャラも出して
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。