宣告を告げる亡霊狩り   作:アイン・クロニクル

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今回は予告していた人物が出ます。


亡霊の襲来

アインとセシリアの決闘から数日、アインもやっと学園での生活に慣れた頃、アインが教室に入ると何人かの生徒が集まり話をしていた。アインが何の話か訊ねると鷹月という少女が教えてくれた。

 

「実はねハルフォーフ君、なんと今日隣の2組に転校生がやって来るの。」

 

「転校生?珍しいなこんな時期に。」

 

「うん、何でもその転校生は中国の代表候補生で専用機を持っていて無理をいって来たみたい。」

 

中国の代表候補生と聞いてアインは古い友人の少女を思い出していた。

 

「(まさか、あいつか?)」

 

アインが考えていると鷹月が違う話も教えてくれた。

 

「あとね、今度クラス対抗戦があって各クラスの代表が戦うの。それで優勝したクラスに豪華な景品があるの。」

 

「(成る程それでこんな盛り上がっているのか・・・やはりこういう話で盛り上がるのはいつの時代でも同じだな。」

 

その後も話を続けているとドアが強く開かれ猫を思わせるような少女が入ってきた。

 

「この中国の代表候補生で専用機持ちの凰 鈴音が来たからには優勝は私達のものよ!」

 

いきなりの登場と宣言にクラスの人々が固まっているなか回復したアインが鈴に迫った。

 

「(あーやっぱコイツだったか・・・)お前さん、なんか用?」とアインが聞くと鈴は「え・・・一夏?」と言い迫ってきたのでアインは「そんなことより後ろ後ろ」と言って離れると鈴は「ま、待ちなさいまだ「凰邪魔だ」な、なによ千冬・・・さん」千冬を見て固まった。

 

「もう朝礼の時間だ、転入初日早々問題をおこす気か?」

 

千冬のドスの聞いた声に鈴は「は、はい。アンタあとで待ってなさい」と言い消えていった。

 

 

昼時になりアインが食堂に行くと鈴がラーメンを持ち待っていてアインに「遅い」と言ったがアインは気にせず自分の昼食を受け取ると席ついた。食べ始めると鈴が「相席いい?」と言ったので許可を出した。

 

食べていると鈴が「ねぇアンタホントに一夏?」と質問してきたのでアインは「放課後屋上で話す」と言って食事を続けた。

 

 

放課後鈴が屋上に行くとアインが煙草を吸っていた。

 

「ヘぇーアンタ煙草吸うんだ。」

 

「ああ、ここの空気は前よりはマシだが、吸わねぇと気分がな。」

 

アインが煙を吐き出すと鈴は話を始めた。

 

「昼間も聞いたけどアンタは織斑一夏なのよね・・・」

 

鈴が聞くとアインは「ああ」と答え鈴は涙を流した。

 

「心配したんだからね!いきなり行方不明になったってニュースで聞いて、それで見つかったと思ったら髪の色や名前や雰囲気まで変わってておまけに結婚までしてて。」

 

泣き自身の胸に秘めていたことをいう鈴にアインは「心配かけたな、すまない」と鈴に謝罪した。数分後鈴は泣き終わりアインに喋りかけた。

 

「まぁ、いいわアンタが無事だったなら・・・アイン今だから言えることなんだけど、私はねアンタが好きだったわ異性として、でもアンタにはもう大切な人がいるんでしょ、だからこれからはまた友人としていたいんだけど、いい?」

 

鈴の質問にアインは「ああ、これから改めてよろしくな」と言い鈴と握手をした。その後は鈴に自分の過去の出来事などを話し、鈴もまたアインが居なくなってからのことを話し2人で笑った。昔のように。

 

 

鈴が学園に転入して数日がたち、生徒達が待ちに待ったクラス対抗戦の日がきた。アリーナには生徒達や来賓が集まり試合をまだかまだか期待としていた。

 

アインの居る1組と鈴の2組との試合が始まる前アインはセシリアと鈴に声援を送ると千冬に呼ばれアインは千冬達と試合を見ることにした。

 

「アイン、オルコットと凰はどちらが勝つと思う?」

 

千冬の質問にアインは「そうですね、接近戦なら鈴、射撃戦ならセシリア、どちらも特化された機体ですからね・・・でも俺はあえて鈴を推しますよ。アイツ俺に成長した自分の力を見せてやるって張り切っていましたからね」と答え千冬は「成る程、だがオルコットもお前との試合のあと鍛練していたからな」と言ってオルコットを推した。

 

 

2人が見てるなかついにセシリアと鈴の試合になった。イギリスと中国の最新型同士の試合、会場が盛り上がるなか「!!!」試合開始のアナウンスが告げられた。

 

 

戦闘が始まって10分・・・セシリアと鈴は互いに一進一退の攻防を繰り広げアリーナは活気に満ちていた。

 

「なかなかやりますねあの2人」

 

「ああ、互いにまだ第3世代兵装は残っているからな、それをどう使うかが勝敗を分けるだろう。」

 

千冬の考察にアインは「ああ、」と頷き2人の次の動きに目をやると「!!!」かつてあの世界でそして幾度かこの世界でも感じた気配を察知した。

 

「まさか・・・」

 

 

鈴とセシリアは互いに一定の距離を保ち攻撃の機会を見極め鈴から攻めようとした時「!!!」突如アリーナ全体を覆っているシールドが壊れ無数のビームや実弾が2人を襲った。

 

「きゃっ」

 

「なに!?」

 

鈴が上空を見るとそこには10機のモノアイの機体がこちらに銃を構えていた。2人が状況を理解しないでいるとその機体達は再び攻撃を開始した。

 

「キャー」

 

「うゎあー」

 

謎の機体達の攻撃で逃げだす生徒や来賓達、謎の機体達は逃げる人達にターゲットを切り替え攻撃しようとした。

 

「この!」

 

観客達を攻撃させまいと鈴は謎の機体の一機に斬りかかった。その攻撃は確かに直撃した、だが謎の機体はまるで何もなかったかのように鈴を攻撃した。

 

「な、何よこの固さ異常でしょ。」

 

鈴が自身の攻撃が効かないことに驚きながらも攻撃を回避し、セシリアの方を見るとセシリアも謎の機体との戦いが始まっており苦戦していた。

 

マシンガンから斧刃の武器に切り替え攻撃してくる機体を避け背後から零距離で中国の第3世代兵装【衝撃砲】を撃ち込むがそれすらも効かず鈴が一旦距離を取ると「!」別の赤い機体がビームサーベルで鈴を切りつけた。

 

「がっ!」

 

鈴は切られ地上に落ちて行った。鈴が立ち上がるとセシリアもやられ鈴の近くに落下し気を失った。鈴がなんとかセシリアだけでも移動させようしたが 目の前にバズーカを持った緑の機体が降り鈴を踏みつけた。

 

「ぐっ動けない・・・」

 

抵抗できない鈴にその機体はバズーカを向け引き金を引こうとした、その時「!!!」1発のビームがバズーカを撃ち抜き暴発した、謎の機体は鈴から離れ体勢を整えようとするが「!!!」次の瞬間には真っ二つにされ爆散した。

 

鈴が顔をあげるとそこには全身漆黒のカラーリング、右手に持ったビームサーベル、左腕に持ったシールドとその表面に刻まれた【角の生えた髑髏】と【666】のマーク、【シュヴァルツェスマーケン】総隊長アイン・ハルフォーフの姿だった。

 

 

「無事か?鈴」

 

アインの問いに鈴は「ええ、なんとか・・・」と答えるとアインは気絶したセシリアを回収して離脱しろと行ってきた、鈴は自分も戦うと言ったがアインにもうエネルギーが殆どないことを見透かされ鈴はセシリアを持ち離脱した。

 

「さーて、機体は・・・ハイザックが残り4にマラサイ、ガルバルディβが2機ずつ、あとハイザックカスタムか。」

 

アインは敵の戦力を把握するとビームサーベルを握り締め敵陣に切り込んだ。ハイザック等は弾幕を張りアインを迎え撃つ。アインはシールドを構えビームは弾き、バズーカは回避し弾丸はシールドで防ぎ尚も切り込む。

 

敵の間近まで接近すると腰のスラスターを吹かし上昇すると腰部グレネードを発射し敵を分断するとビームサーベルでガルバルディβを切りつけた爆発した。

 

「まずは1機・・・あと8機」

 

瞬く間に自分達を苦しめた機体を倒したアインの実力に鈴は驚愕した。無駄のない素早い攻撃、適切に相手の攻撃を防ぐ判断力、アインと自分との実力の差に唖然とするなかアインは1機また1機と謎の機体を倒していった。

 

「残り5機」

 

アインが一旦距離を取りビームライフルに変えるとガルバルディβがビームサーベルを持ちシールドのミサイルを撃ちながら接近してきた。アインはビームライフルでガルバルディβを撃つがシールドで防がれ、アインの近くまで来ると突きをしてきた。アインはそれを回避しビームを撃とうとしたがガルバルディβの背後に付いてきたハイザックがビームサーベルで斬りかかってきた、アインはバルカンを撃つが止まらず斬りかかって来るハイザックに「くそが!」シールドの先端でハイザックを殴り足蹴りでハイザックをガルバルディβに激突させるとワンオフアビリティ【オーバーブースト】でビームライフルの出力を上げ発射した。

 

通常の3倍に強化されたビームはハイザックとガルバルディβをシールドごと貫き撃破した。

 

「あと3機か、なんとかなるな」

 

アインがライフルを構え撃とうとした時「一夏!!!」という怒鳴り声がアリーナに広がった。

 

アインが声の発生源とおもしき場所を見るとそこにはモップがマイクを握っていた。

 

「あのモップ野郎こんな時に・・・なぁ!?」

 

アインが箒のいる場所をハイパーセンサーで確認するとそこには箒以外の人の反応を探知した。

 

「何で!?」

 

アインが驚愕するなか箒は尚も「男ならそれくらい」などといった怒号をあげているとハイザックカスタムは箒のいる放送室にビームランチャーを向けた。

 

「まずい!」

 

アインはスラスターを吹かし急ぐがビームランチャーからビームは発射され放送室に向かっていく。

 

「間に合え!」

 

アインは【オーバーブースト】でスラスター出力を限界まで上げ放送室とビームの間に入りシールドを構えた。」

 

ビームはシールドを破壊しアインに直撃した「がはっ!」

アインは落下し壁に激突した。

 

「が!・・・」

 

アインはなんとか立ち上がろうとするがビームのダメージと過度な【オーバーブースト】の出力向上で体が自由に動かなかった。そんなアインにハイザックカスタム達はビームを撃とうとした。

 

「アイン!」

 

「アイン!」

 

アインが撃墜されへたりこんだ箒を回収した千冬と鈴がアインの名を叫び、ビームが発射されようとした瞬間。

 

「!!!」

 

1発のビームがハイザックカスタムを貫き爆発した。

 

「なん・・だ?」

 

アインが顔を上げると目の先に長いライフルを持った機体が見えた。

 

「あの・・・機体は」

 

謎の機体はビームサーベルを持つとマラサイの首を切り落とし、もう1機のマラサイに斬りかかった。マラサイはビームライフルを撃つが躱されビームサーベルに切り替え謎の機体に斬りかかる。両機体のビームサーベルがつばぜり合うと謎の機体はビームサーベルを手放しバランスを崩したマラサイに膝蹴りを喰らわすと両腰からビームダガーを取り出しマラサイをバラバラにし機体は爆散した。

 

 

アインは反動から回復し立ち上がると目の前に謎の機体が降りてきた。アインはその機体を見て連邦軍の機体に似てると思い見ていると肩のマークを見て、この機体のパイロットがわかり距離を取った。

 

「まさかな、生きていたとは・・・お前なんだろ!ティターンズ所属ベアトリクス・ブレーメ!」

 

アインが謎の機体のパイロットの名を呼ぶとそのパイロットは「ええ、そうよ。」と返した。

 

「貴方こそ第2次ネオ・ジオン戦争で死んだと思っていたわ、まさかこんなとこで生きていたとは。元カラバ所属ガンダムMK-Ⅲのパイロットで残党討伐部隊【ファントムスイープ】隊長アイン。」

 

 

 

 

グリプス戦争で殺しあった2人のパイロットは別世界にて再び出会ったのであった。

 

 

 

 

 

 




マブラブのゲストキャラはシュヴバルツェスマーケンのラスボス、ベアトリクス・ブレーメでした。敵か味方か?

次回からの予定ですが、金土日で作品を投稿していきます。

ヴァルキリーズの登場は?

  • 嬉しい
  • 予想してたよ
  • 他のキャラも出して
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