アインは思いだしていた・・・自身の過去をあの戦争を。グリプス戦争後期になるとエウーゴ、ティターンズ、アクシズの三つ巴の戦いになりカラバはエウーゴを支援するためいくつかの戦力を宇宙に上げ、その中にガンダムMK-Ⅲのパイロットであったアインもいた。そして宇宙で何度も交戦したがアインが唯一落とせなかった機体ハンブラビそのパイロットが今アインの目の前にいる機体のパイロット【ベアトリクス・ブレーメ】であった。
2人は無言のまま一定の距離をあけ警戒していた。
アインは意をけしてベアトリクスに話し掛けた。
「ベアトリクス・ブレーメ、今回の戦闘で助けてくれたことには礼を言う。ありがとう、だか1つ聞きたいことがある・・・お前は俺の敵か?味方か?・・・」
アインはいつでも撃てるよう、ビームライフルのトリガーに指を掛ける。アインがベアトリクスの答えを待ってるとベアトリクスは口を開いた。
「そうね、確かに私は元ティターンズで貴方と殺し合いをしてたからね、すぐには信じられないでしょ・・・でも私の今の所属は地球連邦軍だからね、味方・・・だと思ってくれていいわ。」
ベアトリクスの答えにアインは考え、そして決断した。
「わかった、ベアトリクス俺はお前を信じてやるよ、だが俺以外に危害を加えたら俺がすぐにお前の首を刎ねると思っておけ。」
アインはビームライフルをベアトリクスに向け言うとベアトリクスは「分かったわ、まあ当然の判断ね」と言ってアインに返事を返すとアインはライフルを下ろした。
「ベアトリクス、お前とはあとで話がしたい。」とアインが聞くとベアトリクスは「ええ」と答えた。
その後アインは合流した千冬達と後処理を行いクラス対抗戦は中止となりベアトリクスには来客用の部屋で待機してもらうようにした。後日アインは今回の襲撃のことでの報告会に出席した、用意された部屋には千冬や鈴、セシリアや山田先生他の数名の教師がいた。
全員が席につくと学園長が号令をかけ会議が始まった。
山田先生がことの経緯を一通り話すと、学園長がアインに質問をしてきた。
「ハルフォーフ君よろしいですかな?」
「何です?学園長」
「今回の襲撃で襲ってきた機体達に君はすぐに適切な対処をしました。君はあの機体達を知っているんですか?知っていれば教えてもらいたい今後の為に・・・」
学園長の問いにアインは口を開いた。
「はい、知ってます。あの機体は自分がドイツで何度も交戦しましたから。」
その答えに会議に出席している殆どの者が絶句した。
「まずアレは何処の誰が作ったのかはわかりません、そして機体達は非常に高い性能であるため現状は私1人しかまともに戦えません、複数機なら1体を集中攻撃すれば倒せますが現実的ではありません。なので今後は俺が対処しますよ。」
アインからの情報を聞き、実際第3世代機のブルーティアーズや甲龍が手も足も出なかったことを知る教師達はそうするしかないと考えアインの提案を受け入れることにした。今後はアインが対処すると決定するとアインがある提案をした。
「学園長、万が一俺がいない時の為俺と同等の実力を持つ操縦者ベアトリクス・ブレーメを警備員として学園に置きたいと思いますがどうでしょうか。」
アインの提案に学園長は悩んだ、確かに万が一の為実力のある人材は欲しいがその人物は所属不明の人物の為どうするか悩んでいると千冬が「学園長、アインの推薦を信じましょう」と言った。千冬の発言に周りの教師も「織斑先生が言うなら」とアインの推薦に賛成し、学園長もアインの推薦を信じることにした。
会議が終わるとアインは千冬に礼を述べるとモップの処遇を聞いた。箒の処遇は千冬に一任されてるため千冬は「あいつは謹慎と1学期奉仕作業をする」と答えた。アインは少々軽いと思ったが今さら 無理だろうと諦めた。
千冬と別れるとアインはベアトリクスの居る部屋に行った。ノックをして部屋に入りベアトリクスと話をすることにした。
「それじゃ話してもらうがまず、何でティターンズだったお前が地球連邦軍にいるんだ?」
その質問にベアトリクスは自身が地球連邦軍に再び所属した経緯を話し始めた。
「まず私はグリプス2攻防戦で貴方と戦い、決着がつかないまま私は母艦に帰還した。私はブリッジに呼ばれると艦長のハイムの野郎が私に銃を向けて私を反逆者と言ってきたわ。理由を聞くと私と同じくハンブラビのパイロット、ヤザンという奴がバスク大佐を殺したらしく私もヤザンの仲間だと思われて反逆者にされた。私はそんな理由で殺されてたまるかと思ってね、ハイム等を撃ち殺し格納庫のマラサイを強奪しハンブラビの武器を回収して船から脱出したの、そしたらコロニーレーザーが艦隊を飲み込んだ・・・私は当たらなかったけど衝撃でスラスターが爆発して私は意識を失ったわ。」
「気がつくと私は病院のベッドの上に居たわ、医師に何故私がここに居るのか聞いたら宇宙を彷徨っていた私は偶然近くを通った民間船に救助されここに運ばれたと教えられたわ。その後私は暫く療養しているとかつて士官候補生時代、私と首席を争ったアイリスディーナが私を訪ねてきた。理由を聞いたら今連邦軍はアクシズ改めネオ・ジオン軍と戦争中で優秀なパイロットが欲しいということで私のとこに来たと、その誘いに私は乗り連邦軍に再び所属し戦争で功績をあげた。」
「戦争集結後は高い指揮力と功績が評価されナイトシーカーを扱う特殊部隊、後で私が命名した部隊【ヴェアヴォルフ】に私が隊長として就任した。」
話を聞いたアインは理解した。
「再び連邦軍所属になった経緯は分かった、もう1つお前はどうやってこの世界に来たんだ。」
アインの質問にベアトリクスは話し出した。
「UC97年、私達はアクシズの調査に向かった「アクシズ!?アクシズは地球に落ちなかったってことか?」ええ、そうよ地球は助かったわ。話を戻すわ、調査を進めていると私の前にシャアが乗っていたサザビーがあった。私がサザビーに触れると不思議な光が私を包み気がついたらこの世界にいて貴方の反応がありここに来たってことよ。」
ベアトリクスの経緯を聞き終わるとアインはひと息つくとベアトリクスにここで警備の仕事をしないかと持ちかけ最初は拒否していたベアトリクスもいつ向こうの世界に戻れるかわからない為、警備の仕事を承諾した。
クラス対抗戦以降襲撃はなく5月に入り長い休みになった為アインはドイツに戻ることにした。荷物を纏め土産を買うと飛行機に乗りドイツに向かった。
ドイツにつき、空港のゲートをくぐるとアインの目の前にシュヴバルツェスマーケンの隊員が並びアインを出迎え先頭には愛する妻クラリッサがいた。アインは両手を広げるとクラリッサはアインに近づきアインに顔を赤くしながら抱きつき衆人が見てるなかアインとキスをした。
アインの唇から己の唇を離すと一言微笑みながら「お帰り、アイン」と言い、アインも「ああ、ただいまクラリッサ」と言い返した。
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【ベアトリクス・ブレーメ】(階級少佐)
【所属】地球連邦軍特殊強襲部隊【ヴェアヴォルフ】
【ジムナイトシーカー(V)】Vはブレーメ専用機の意味
【武装】
M60バルカン、ビームライフル、ビームサーベル、シールド、ビームダガー、フェーダーインライフル、ウミヘビ
前から見て左肩にヴェアヴォルフのマーク、右肩に連邦軍のマーク、シールドにはヴェアヴォルフのマーク。
いかがでしょうか?次回はアインとクラリッサの休日をやる予定です。感想や出して欲しい機体などあったらお書きください。(できる範囲でやります)
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